ANA国内線【PR】
トップ
アフリカ教育関連情報
afriqclass.exblog.jp
【AA研セミナー】ジェンダーの視点から歴史を見る:北部モザンビーク母系制社会におけるムスリム女性と権力
アフリカのイベントが続いています。
同じ日に毎日新聞で南部アフリカフォーラムがあり、そっちにゼミ生
20名をまず連れて行き、残りの5名とこちらの研究会に…。東京の
東西を行ったり来たり。がんばろう!
 皆さんも是非どうぞ。
 奇しくも私の調査地と非常に近いところで研究されている方で、
かつ私が著書で十分に扱えなかったテーマでわくわく!!!
**************************************************
東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所 基幹研究「アフリカ文化研究に基づく多元的世界像の探求」
2012年度第2回公開セミナー: Gendering History: Muslim Women and Power in a Matrilineal Northern Mozambique(ジェンダーの視点から歴史を見る:北部モザンビーク母系制社会におけるムスリム女性と権力)
講師:Dr. Liazzat J. K. Bonate (ソウル大学人文学部)
日時:2012年5月29日(火) 18:00~20:00
会場:東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所3階セミナー室(301) 
使用言語:英語
参加費:無料
事前申込:不要(どなたでも参加できます) お問い合わせ:aaafrica@aa.tufs.ac.jp
共催:AA研共同利用・共同研究課題「アフリカ史叙述の方法にかんする研究」(代表:永原陽子)
**************************************************
# by africa_class | 2012-05-23 09:31 | 【紹介】アフリカ・イベント
【案内】国際環境NGOの活動を知る、働いてみる!講演&インターン/ボラ説明会(31日17時40分~@外大)
去年の企画「連続講座:3・11後の人材育成」の後継企画です。
新学年度も始まり、だいぶ生活リズムが掴めてきたかと思います。
せっかくの大学生活。大学だけ、アルバイトだけではもったいない!
もっと、大人、社会、世界と、主体的に関わりましょう!
学生組織では学べない一段上の大人のスキル、社会との葛藤、
他組織や世界とのネットワーキングを是非学んでみてください。

他団体の学生さん、卒業生も参加可能です(予約不要)。
誘いあわせの上、是非どうぞ~。

(拡散希望)
====================================
【連続講演会】3・11後の人材育成
~大学生活をもっと豊かに編~ 
国際環境NGOの活動を知る、働いてみる!
講演&インターン/ボランティア3団体説明会

5月31日(木)6限 17時40分~19時00分
東京外国語大学府中キャンパス研究講義棟100号教室
http://www.tufs.ac.jp
(予約不要)
======================================
 去年の3・11来、私たちは、世界との関係が大いに変化しつつあったことに気づかされました。今まで「支援する側」だと思っていた私たち。「支援される側」になったとき、見えてきたものは何でしょう?
 また、日本の課題の中に世界の課題があり、世界の課題に日本の課題もある…そんな双方向性の関係も見えてきたのではないでしょうか?以上を考える好材料が環境問題です。
 「せっかく外国語大学に入って、外国語を勉強して、国際的な課題に関わりたいと思ったけど機会がない!」
 そんな皆さんに朗報です。外大に居ながらにして各団体の活動内容やインターン/ボランティア/ユース企画の説明が聴けます。ぜひどうぞ!

【講演】

「国際協力と環境を考える!~アフリカにおける緑のサヘルの活動」
(国際環境・協力NGO緑のサヘル 菅川拓也氏)

【活動&インターンシップ/ボランティアプログラム紹介】

緑のサヘル、国際環境NGO・FoEジャパン、
国際環境保護NGOグリーンピースジャパン
*各団体の学生インターン/ボランティア経験者も参加!
【相談会】

同上3団体の担当者が、詳細や条件など相談に応じてくれます!
*インターンやボランティアの条件は相談可能。

(森林伐採を避けるため女性たちに改良かまど作りの講習会
を行っている様子)
■3団体&講師紹介
【緑のサヘル】
「緑を残していくこと、それは未来を守ること」
緑のサヘルは、地球環境の劣化により、穀物収穫量の減少・生活用水の不足・調理用燃料の入手困難など、生活が基盤から脅かされているアフリカ・サヘル地域の住民を支援する活動を続けています。これまでの活動地域:チャド、ブルキナファソ、タンザニア。
*本学講師の坂井真紀子先生も元スタッフ!
*本学学生のインターン経験あり
http://sahelgreen.org/
【FoE Japan】
「地球環境と人々の暮らしを守る国際環境NGO」
FoE Japanは、地球規模での環境問題に取り組む国際環境NGOです。世界77か国に200万人のサポーターを有するFriends of the Earth Internationalのメンバー団体として、日本では1980年から活動を続けてきました。
*本学卒業生のインターン経験あり!
http://www.foejapan.org/ 
【グリーンピース ジャパン】
「世界40か国にネットワークを持つ国際環境保護団体」
グリーンピースは、世界的な規模で起こる環境問題に取り組むNGOです。日本では誤解を受けがちですが(!)、非暴力運動を常とし、国連の登録NGOで、最も高いステータスの総合協議資格を有し、国連総会をはじめほとんどすべての会議にオブザーバーとして参加が可能です。Greenpeace exists because this fragile earth deserves a voice. It needs solutions. It needs change. It needs action!
*現事務局長のKumi Naidooは、南アフリカ出身。反アパルトヘイト、反貧困活動、世界中の市民社会を繋げる運動(CIVICUS)などの世界的なリーダー。
http://www.greenpeace.org/japan/ja/ 
【講師プロフィール】
菅川拓也氏 
1956年、岩手県生まれ。明治大学文学部卒業後、郷里にて印刷会社に勤務。その後、エチオピアを襲った大飢饉をきっかけに国際協力に関心を持ち、1988年より「青年海外協力隊」に参加、モロッコ王国にて2年半、印刷技術の指導に従事する。帰国後、「八ヶ岳中央農業実践大学校」を経て、1992年より「緑のサヘル」に参加。以降、プロジェクト調整員、現地代表等を経て、現在は東京事務局長を務める。
# by africa_class | 2012-05-22 09:43 | 【募集】インターン・ボラ
国際開発学会(6月2日土@横浜国立大学)で発表します。アフリカ関係の報告も沢山あるので是非どうぞ。
今まで入ることを心理的に避けてきた国際開発学会・・・に去年入り
ました。なぜ避けてきたかというと、市民活動として、日本のアフリカ
政策のアドボカシー活動を行っており、この学会には援助関係者が
山ほどおり、知り合えば知り合うほど、なあなあになったり、市民活
動をやりづらくなると感じていたためです。まあ、時間がなかったし。
 一部思い込みのところもあり、他方これでよかったと思いつつ、ア
フリカのことを学び、学生の前で話す以上、皆が関心事の開発政
策の議論がされる学会に、きちんと参加したほうがいいな・・・と思う
ようになりました。が、すでに3つの学会に入っている以上、どうな
んだろう・・・と思っていたら、今回の震災と事故が起こりました。
 私は、以前から、日本と南の国々とは共通点があると思っていま
した。まだ未整理なんで、思いつき段階ですが。
①日本の社会構造(中央=周辺*国内的南北格差!)
②この間の国家政策の在り方、
③民主主義の定着の課題、
④経済成長中心主義の考え方、
⑤住民・人びとの主体性、主権が中心にないこと、
⑥専門家等の「エリート」と人びとの間の乖離
⑦人間の安全保障よりも国家(政権・構造)の安全保証を優先
 そして、震災後の課題が、アフリカ等の和平後や災害後、ある
いは援助の際の課題に類似した側面を有すると思い至りました。
①現場のニーズに遅れる(人びとから遠い)国家機構
②「当事者」と外部者の想いや手法の乖離や断絶
③新しいものが生まれる好機である一方、旧い構造が強めら
 れる傾向
④女性・ジェンダーの視点の欠落・軽視
⑤中長期的展望の欠如
 さらには、原発事故に伴う現在の状況、福島乳幼児妊産婦ニ
ーズ対応プロジェクトFnnnPの活動による考察を深めるにつけ、
日本が欧州よりもそれ以外と類似する社会なのではないか・・・
という印象を持つようになりました。
 がしかし、学術的にはまだまとまっていません。今の私にはこ
の考えをもっともらしい学術用語で語ることは当面不可能でし
ょう。思考は止むなく続けているものの、早合点してはいけない
とも思っています。
 でも、仲間にめぐまれ、活動とその活動で考えたことを研究者
の皆さんの前で紹介する機会を与えていただきました。
 以下もしよろしければ国際開発学会での報告にお越しくださ
い。あるいは、我々の報告に留まらず、アフリカやその他沢山
面白い報告があると思うので、是非どうぞ。

■国際開発学会
http://www.jasid.org/wp/conference.html
1 開催日:2012年6月2日(土)
2 場所:〒240-8501 横浜市保土ヶ谷区常盤台79-3
横浜国立大学 経済学部 講義棟1号館・2号館、
経営学部講義棟1号館
(http://www.ynu.ac.jp/access/index.html)

■当日プログラムや要旨
http://jasid.org/wp/wp-content/uploads/2010/08/program_jasid_20120517.pdf

■セッション 15: 震災・災害 会場 F 106 教室
(14時45分~16時45分)
福島原発事故後にみられる開発の課題
-福島県内外の未就学児家族の現状から考える-
重田康博(宇都宮大学)
阪本公美子(宇都宮大学)
舩田クラーセンさやか(東京外国語大学)

■シンポジウム
6 月 1 日(金) Friday, 1 June 2012
プレイベント「ポスト MDGs(ミレニアム開発目標)はどうあるべきか」
Special Event (Symposium) “Designing Post-MDGs (Millennium Development Goals)”(In Japanese)
主催:国際開発学会社会連携委員会
日時:2012 年 6 月 1 日(金) 18:30~21:00
会場:横浜開港記念会館講堂 Venue: Port Opening Memorial Hall

6 月 3 日(日) Sunday, 3 June 2012
ポストイベント「西アフリカ内陸半乾燥地での砂漠化対処と生計向上支援のあり方を探る」
Post-event (Symposium) “Discussions on combating desertification and developing livelihood in inland semi-arid area of West Africa.” (In
Japanese)
共主催 総合地球環境学研究所、国際開発学会、緑のサヘル、環境省、JICA、地球・人間環境フォーラム
日時 2012 年 6 月 3 日(日)14:00~16:00
場所 JICA 横浜会議室1(定員54 名)(横浜市中区新港 2-3-1)Venue: JICA Yokohama
参加者予定者:
アフリカの貧困問題や砂漠化対処に関与してきた NGO/NPO、関連組織、省庁、研究者、企業等
# by africa_class | 2012-05-18 19:17 | 【記録】講演会・研究会・原稿
【ご案内】マリールイズさんのトークイベント「ルワンダと福島を生きる」(5月 27日(日)17時@原宿)
もちろん随分前から一方的に知っていたルワンダ出身のマリールイズ
さん。去年の「アフリカx日本x世界:暴力を平和に変える空間」の最終
ワークショップでお会いできました。彼女のお話が沢山の人の心を動
かしたのを昨日のことのように思い出します。
 去年のワークショップのテーマをあえて、アフリカと東日本大震災と
しました。来られた人たちは来るまで意味が分からなかったとおっしゃ
います。しかし、ルワンダ出身で福島に暮らすマリールイズさんの話か
ら、参加者一同、本当に色々な重要で根本的なことを考える機会を得
ることができました。
 もう一度会いたくなる・・・そんな素敵な女性でもあります。
 この機会をお逃しなく!

去年のワークショップでのマリールイズさん
http://spacepeace.exblog.jp/

=====================================
トークイベント開催のご案内
「ル ワンダと福島を生きる」
http://www.akaaka.com/blog/bl-120511-rwanda.html
======================================
【日時】 2012年 5月 27日(日)17時より
【会場】VACANT (渋谷区神宮前3-20-13※最寄り駅・原宿駅)
【出演】カンベンガ・マリールイズ
(NPO法人ルワンダの教育を考える会理事長)
    竹内万里子(京都造形芸術大学准教授)
 現在は福島市に暮らすカンベンガ・マリールイズさんはルワンダのジェノサイドの際、3人の子どもを連れ、身ひとつで隣国の難民キャンプに逃れました。そこからさらに日本の福島へ来るまでの道のりは、言いようのない苦難と偶然に満ちています。そして福島では「3.11」に見舞われ、今もそこにとどまるマリールイズさんのお話を通して、「生かされた」という役割について考える場にしたいと思います。
 100日間でおよそ80万人の方々の命が奪われたルワンダのジェノサイドを遠いどこかの出来事として葬り去らないためにも、福島をめぐる現実を「フクシマ」という記号に安易に貶めてしまわないためにも、彼女の朗らかで力強い声を、一人でも多くの方に聞いて頂ければと思います。
 聞き手として、『ルワンダ ジェノサイドから生まれて』の日本語版を企画し、翻訳した竹内万里子さん にお越しいただきます。

■写真集『ルワンダ ジェノサイドから生まれて』とは
カメラに向けられた力強い眼差し。沈黙の果てに語られる言葉。ジェノサイドの際に性的暴力を受けた女性とその子どもたちの肖像。
 1994年にルワンダで起きたジェノサイド(大量虐殺)のとき多くの女性が残虐な性的暴力の被害に遭い、その結果として約2万人の子供たちが生まれました。母親たちの多くはいまだに深刻なトラウマを抱えながら、社会的に孤立したまま子供たちを育てています。そしてその半数以上はHIV/エイズにかかっていると言われます。今なおこの事実は十分に知られているとは言えません。
 写真家ジョナサン・トーゴヴニクはルワンダの取材中にその事実を知り、それを広く国際社会に伝えることを自らの使命として、活動を始めました。本書は母子30組のポートレートと、母となった女性たちのインタビューによって構成されています。女性たちは二次被害への恐れや周囲からの偏見という重圧の中で、それでも自分たちが声をあげなければ事態は変わらないという思いと覚悟をもってカメラの前に立ち、自らの経験を語りました。
写真集『ルワンダ ジェノサイドから生まれて』
発行:赤々舎(あかあかしゃ)
著者:ジョナサン・トーゴヴニク
日本語版企画・翻訳:竹内万里子
定価:3,300円+税
■カンベンガ・マリールイズ略歴
NPO法人ルワンダの教育を考える会理事長。ルワンダ人である父親の赴任先であるコンゴ民主共和国(旧ザイール)に生まれる。青年海外協力隊カウンターパートナー(現地協力員)として、福島文化学園にて洋裁の研修を受ける。1994年内戦勃発、必死の逃亡を経て隣国コンゴ民主共和国へ。難民キャンプで偶然出会った日本人医師の通訳になる。1994年、再来日。桜の聖母短期大学家政科に聴講生として学ぶ。2000年10月「ルワンダの教育を考える会」を立ち上げ、キガリ市に学校を建設中。現在は命の尊さ、教育の大切さを訴える講演活動で全国を駆け回る。
NPO法人ルワンダの教育を考える会ホームページ:http://www.rwanda-npo.org/
■竹内万里子略歴
写真批評家。東京国立近代美術館客員研究員などを経て09年より京都造形芸術大学准教授。また、国立国際美術館客員研究員ならびにニコンサロン選考委員。専門は写真史、写真批評。08年パリフォトに本特集ゲストキュレーター。主な共著に『日本の写真家101』(新書館、08年)、訳書にジョナサン・トーゴヴニク『ルワンダ ジェノサイドから生まれて』(赤々舎、10年)など。
# by africa_class | 2012-05-18 00:19 | 【紹介】アフリカ・イベント
双葉町長「私共は棄民」に改めて思う:「権力は人びとを容易に裏切る」、だから私たちはどうすべきかを。
20年以上前、スラムの住民のエンパワーメントを学ぶためにブラジル
に留学した私でしたが、色々な出会いや出来事があり、結局、第二次
世界大戦期のブラジルの日本人・日系移民の研究をし、それを卒論
に書き、アメリカの大学の先生と本にまとめました。
The Japanese in Latin America(Illinois University Press)
(しかし、本当に未熟な部分が多々で・・・)

 広島原爆投下の日に生まれた私は、幼い頃から戦争と政府、一般の
人びとの関係を考えて生きてきました。予期せぬことで、当時はあまり
興味がなかった日系移民の歴史を学ぶことになったわけですが、ブラ
ジルでの人びとへのインタビュー、国会図書館での史料と向き合う日
々の中で、国家・政府というものが、人びとの命(安全・安心)を、「全
体のため」「政策のため」といって踏みにじることがいかに容易であり、
しかしその失敗や犠牲を引き受けるのは人びとである・・・ことに、そう
は思っていたものの、改めて強い憤りを覚えたものでした。
 おそらく、「権力(特に国家権力)は人びとを裏切る」という命題を、そ
の時に強く感じて、現在に至ったのだと思います。それでも、民主主義
的制度が確立(?)されているという戦後の日本で暮らし、ある程度、
「平和ボケ」状況の中にいると、その切迫感は、むしろアフリカにこそあ
ると思い、ブラジルを後にしてから以来はアフリカにずっと関わってき
ました。アフリカの場合、国家権力だけでなく、国家を超えた権力もま
た、人びとを裏切り続けてきたわけですから(貧困や飢餓、戦争の真
因を考えると)。もちろん、日本も米国との関係についていうならば、日
本国家・政府だけで観ていてはまずいわけですが。
 しかし、21世紀に入り、政権交代も実現し、日本も民主主義らしい
国になりつつあるのかな・・・などと早合点した矢先がこの震災・原発
事故でした。
 皆さんは、私のようなアフリカ研究者がこの問題にこれほどコミット
するのを不思議に思われているかもしれません。しかし、20歳でブ
ラジルに行って以来、私の中に芽生えた「権力は人びとを踏みにじ
る」、「だから人びとはどうすべきか?」という問い、そしてそれに対応
するための三つの実践(研究と教育、市民活動)を踏まえて考えるに、
(1)2011年3月11日までに我々の知らなかったこと、
(2)同日以来起こっていること、
は、第二次世界大戦時に国家権力者とその周辺が日本と世界の人
びとに対してやっていたこと・・・と構造・メカニズムの点で、そして何
より人びとの権利を守らないどころか踏みにじり続けている点で非常
に似ていると感じるのです。
 先日、90才の瀬戸内寂聴さんがハンスト参加され次のようにおっ
しゃています。戦中世代のこの言葉は胸に沁みました。
■怒りあらわ「何を考えているのか」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120502-00000095-spnannex-ent 
「90年生きてきて今ほど悪い日本はありません。このままの日本を若者に渡せない」

 福島乳幼児妊産婦ニーズ対応プロジェクトFnnnPという団体を
去年4月に立ち上げて、新潟・栃木・群馬・茨城・首都圏に拠点を置
き、福島・千葉・山形に協力者を置いて、福島内外の300世帯近くの
ニーズ対応を行ってきました。
http://fukushimaneeds.blog50.fc2.com/
 これは、国家が自分たちに都合の悪いこれらの人びとの権利を
認めるのではなく、むしろ「安全」を繰り返すことで逆に踏みにじり
子どもたちを危険に晒し続けている中、国家を批判するだけでは
子どもの命は救えない、手弁当でもやれることをやろうという決意
でやってきたことです。緊急事態は継続しているものの、私達だけ
でなく、多くの市民が立ち上がり、当事者(福島や周辺地域のご家
族)も立ち上がりつつあるので、国家・政府に権利を認めるように
活動をシフトさせていっているところです。
 この活動の中で、そして日々の分析から、「国家によって人びと
が裏切られる」ということを実感し、再確認するようになりました。安
全神話が崩れ、あれほどまでの犠牲を出してなお、誰も責任を取
らず、以前の構造を変えることなく、元の通りの道を行こうとしてい
る・・つまり、以前よりもっとたちが悪いのです。そんな状態のまま
放置すると、私たちはもっとずっと悪い国、社会の中で生きること
になり、それを転換することはより難しい事態に追い込まれるで
しょう。
 東電・福島第一原発の立地自治体でもあった双葉郡双葉町の
井戸川町長の「棄民」という言葉は、20年前に私が移民の皆さん
をインタビューした際に繰り返し耳にした言葉でした。そして、日本
が戦争に向かっていくプロセスの中で、世界に散らばる移民をど
うしよう・・・という点について、彼らは国策で送り出されたにもかか
わらず、まったく考慮がなかったことを分析結果として手にしたあ
の失望感と怒りを、思い出したのでした。
 人間は、私も含め、愚かです。私たちが唯一やれるのは、過去
から、特に失敗から学ぶことです。でも、今回はっきりしたのは、
それすらできない人たちに、それを否定する人たちに、この国・
社会は牛耳られているということです。
 今、脱原発を口にする人たちは、「自分たちの責任」を口にしま
す。原発立地自治体が作る「全国原子力発電所所在地市町村協
議会(全元協)の総会で、東海村長(同協議会副会長)が、辞任を
表明し、次のように語っています。
 「全元協が福島第一事故を防げなかったことに責任を感じる」と。
 多くのデモに参加する人たちが、スピーチで、これまでこの問題
を考えてこなかった責任、行動してこなかった責任、故に事故を防
げなかった責任、子ばくを被曝させてしまった責任を口にしていま
す。しかし、この事故を起こしてしまった政策・構造・利権者らは、
その責任を口にしない、しても取らない状態のまま1年が経過して
います。それが、恐ろしいのです。目の前で被害が生じていて、な
お反省がないということですから。
 私は、社会で起きていること、その背景にある構造の矛盾が集
積し、それがはっきりする場が、人びとの側にあると考えてきまし
た。つまり、権力や従来社会が語ってきた「大きなストーリー」の
問題は、「人びとの声」に現れてくると考え、その両方を検証対象
として研究を行ってきました。だから、うるさくなるのを承知で、皆
さんに「人びとの声」を連続でツイートしています。
 勿論、「人びとの声」は多様です。その多様性を重視しつつも、
「今権力にやられている人」、「その声が権力に聴こえない、聴こ
えてても無視される人」、「声自体を発せない人」の声にこそ力点
を置いています。つまり、福島や周辺地域の皆さん、お母さんた
ち、子どもたちです。
 私たちは、今岐路に立っています。
 私たちの社会、国、世界、未来を、どのようなものにしたいのか、
(「どのようなものにしたくないのか」を含みつつ)、その問いこそ、
重要なことだと思います。
 以下、双葉町井戸川町長の声を掲載します。テレ朝のノーカット
スピーチを元に速記して、ツイッターに掲載したものです。一部、
ツイッターの文字制限のためはしょっている部分がありますので
是非、各自でテレ朝HPにいって生の声を聴いてください。
==========================
前半:http://www.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/html/220511044.html
後半:http://www.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/html/220511045.html
原発がある全国の市町村長と担当大臣が顔を合わせる年に一度の総会で、枝野経産大臣や細野原発担当大臣は冒頭のあいさつだけで早々に退席してしまいました。これに反発した福島県双葉町の井戸川町長は、大臣席側に背を向けて窮状を訴えました。抗議のスピーチ、ノーカットです。
==========================

■以下、私の速記。大臣席に背を向けられて以降のスピーチです。
井戸川克隆・双葉町町長
 もう大臣は帰ってしまった。事故発生から今まで、「有難い。責任とってくれた」と感じたことは一度もない。我々は損した分の賠償を求めているが、これすら遅々として進まない。東電や政府は責任を取っていない。我々は「棄民」。野田総理は大事な国民といったが、そう思えない。
 未だ「災害救助法」の枠の中で避難生活を強いられている。除染作業は住民の責任でやれと文言は替えられた。出てきた汚染物質の責任者はいないことにされている。しかも除染の効果は出ておらず、また校庭の放射線量が高まっている。子どもたちがそんな中毎日被曝しながら通っている。
 法律には管理区域内で飲食をしてはいけない。十時間以上滞在してはいけない。1ミリシーベルトは限界。なのに多くの県民はその中で暮らしている。多くの子どもたちは納得する術も、避難する術もない。避難する権利は憲法の基本的人権からいってもあるはずが、これも無視されたまま。
 国に要求をしても口で何といっても実際は何の対応もない。その挙句私共の所に中間貯蔵施設を設けろといっている。新たな迷惑施設を置けと。放射能が濃くて住めない、完璧に元に戻してほしい。こんな中で原子力政策なんてあっていいのか。
 絶対安全だと表だけを見せられてきた。しかし私達は裏を見た。その対応は惨憺たるもの。(原発立地自治体に)ご理解いただきたい。本当に安全・安心を求めること、廃炉、燃料の行方(これも大きな問題)。今皆さん(原発立地自治体)を代表して我々が最悪の状態で生きていることを。
 私共が苦しい想いをして毎日を暮せばそれでいいのか?私たちに(立地の)責任があるから?今福島県内で双葉はあれほど良い想いをしたんだから、放射能持って帰れといわれる。原発立地(自治体)だけがいい想いしたからといわれるんです。皆さん、一日も早く元に戻れるよう、なにとぞご協力ください。
# by africa_class | 2012-05-13 11:19 | 【3・11】原発事故
来週1週間、外大で「アフリカンウィーク2012」!ゼミ有志団体Famme Caféによるワークショップ&試飲会
ゼミ生たちが頑張っています。
ファムカフェの団体発足メンバー全員が卒業してしまい、色々苦労もあるようですが、2012年度のイベントがスタート。新しいメンバーたちも入ってくれたようで、アフリカin外大を盛り上げてくれる予定です!

=======学生から===============
こんにちはファムカフェです。さてこの度私たちが主催するイベント「アフリカンウィーク2012「アフリカと笑う」」がいよいよ来週5月14日より東京外国語大学で開催されます!!!
 期間中はルワンダコーヒーの試飲会やモザンビークからの留学生講演会など盛りだくさんな内容になっています。どのイベントも外大生、一般のお客様問わず参加できる内容となっておりますのでぜひご参加ください!!!

アフリカンウィーク2012「アフリカと笑う」 
主催:Femme Caf〓−外大にアフリカの風が吹く一週間−

http://ameblo.jp/femme-cafe/

5月14日(月) 「アフリカを飲む」(昼休み @講義棟前 特設ブース)
ルワンダコーヒー試飲会:生協で販売中のルワンダコーヒーを無料でお楽しみいただけます。

5月15日(火) 「アフリカと混じる」(昼休み @円形広場)
部活コラボ:JAZZ研究会とストリートダンス部のコラボレーションによるアフリカ音楽、舞踏の実演。

5月16日(水) 「アフリカと話す」 (5限(16:00〜) @106教室)
ダニエルさん講演会:モザンビークからの留学生ダニエルさんによる講演会。アフリカでの暮らしについてお話しいただきます。

5月17日(木) 「アフリカを学ぶ」 (放課後(17:30〜) @100教室)
坂井真紀子講師 講演会:本学の教諭でもある坂井真紀子講師に援助の現場で今起こっていることを学問と実際の現場経験からお話しいただきます。

5月18日(金) 「アフリカを語る」 (放課後(18:00〜) @アゴラ カフェスペース)
ルワンダでのインターン経験者との懇親会:ルワンダのコーヒー農園で一年間のインターンを経験した本学学生との懇親会。ルワンダコーヒーを飲みながら> 学生の視点で見たアフリカを語っていただきます。

# by africa_class | 2012-05-11 09:52 | 【紹介】アフリカ・イベント
アフリカデーシンポジウム(5月25日)&日本アフリカ学会(5月26日ー27日)
二つのアフリカ関連イベントのお知らせです。
(1)アフリカデーシンポジウム(5月25日金@国連大学)
(2)日本アフリカ学会(5月26日ー27日@国立民族学博物館)

(1)アフリカデーシンポジウム(5月25日金@国連大学)
モザンビーク大使館から以下の案内が。
5月25日に国連大学(渋谷)でアフリカ外交団主催の「アフリカデ―・
シンポジウム」が開催されます。2000年から毎年この時期に開催さ
れてきたシンポジウムです。過去のシンポについては以下。
http://archive.unu.edu/africa/africaday/
 が、去年は震災を受けてキャンセルされ、その開催費用が、アフリカ
外交団より日本赤十字に寄付されています。
http://i.unu.edu/media/unu.edu/event/000/022/760/africa-day-2011-announcementletter.pdf
 今年は5月25日に下記の通り開催されます。事前申し込みが必要
です。また同時通訳はあります。詳細は近日中にアップされるという
ことなので、各自でチェックください。
http://unu.edu/events/2012/2012-africa-day-symposium.html
=======================================
2012 Africa Day symposium
DATE:2012.05.25 10:00 - 13:00
LOCATION:Tokyo
ORGANIZER:UNU & African Diplomatic Corps in Tokyo
The Africa Day Symposium is an annual international event jointly organized by the African Diplomatic Corps in Tokyo and the United Nations University.
========================================
The 2012 Africa Day Symposium, at UNU Headquarters in Tokyo, will be centered on the nexus of hard infrastructure, regional integration, development and the important role of Japan. More specifically, it will focus on the emergence of the Programme for Infrastructure Development in Africa (PIDA), a fully-integrated infrastructure development blueprint for the continent, led by the African Union Commission, the African Development Bank and the New Partnership for Africa’s Development (NEPAD) Planning and Coordination Agency. The PIDA initiative places the greatest priority on key infrastructure projects supporting regional integration and the physical interconnection between and among African countries.

(2)日本アフリカ学会(5月26日ー27日@国立民族学博物館)
http://www.jaas49.com/
前回お伝えしたとおり、モザンビークの「銃を鍬にプロジェクト」が紹介
されます。お楽しみに~!
http://www.jaas49.com/symposium.pdf
まだ発表をまったく準備していない・・・・のですが、私も報告します。
# by africa_class | 2012-05-10 22:13 | 【紹介】アフリカ・イベント
今こそチャップリンの映画を観よう!「人を一人二人殺すと重罪になってしまう。だが戦争では・・・」
本当は書きたかったのは、むしろこちら。
論文が順調なので(珍しく)、つい調子に乗ってしまいました
が・・・そろそろまた論文に戻るので、詳細はまた明日。
ですので、これはドラフト投稿です~。

====
チャップリンを知っていますか?皆さんの中ではトーキー、
喜劇王のチャップリンでしょうか?
 十代の頃の私にとって、チャップリンは、すごく大きな存在
でした。
 社会が大きく変化していく中で、その本質をつかみ取りな
がら、それを誰が観ても理解できるように凝縮・簡易化し、
さらにエンタテイメントとして多くの人が観たくなるようなもの
として仕上げ、宣伝した・・・・からです。特に、どこまでもシリ
アスな事柄(ホロコースト、殺人、人間疎外)を喜劇にして。
 特に、世界が戦争に向かっていき、そして戦争から出た直
後の、以下の3作には、すごく影響された気がします。
『モダンタイムス』、『独裁者』、『殺人狂時代』です。
 嫌いだったチャップリンに開眼したのは、先ほど紹介した
中学校時代の英語の先生のお蔭。先生は、中二の私たちに、
なんと『独裁者』のスピーチの暗証を宿題として命じ、一人一
人にテープをくれたのです。そのスピーチに感激して、観た
この映画でチャップリンの真の姿を知ったのでした。つまり、
社会の不条理と不正義を暴き出そうとしている姿です。

● 『モダンタイムス』は、1937年の作品で、機械化が進んだアメリカの工場の中で、人が労働者という「コマ」になって人間の尊厳を失っていくプロセスを、すごい舞台道具とともに示してくれました。最後は人が人間になる、つまり機械から逃れる(解放される)ところで終わっています。
●『独裁者』は一番思い入れがあるのでまた今度。
●『殺人狂時代』は、第二次世界大戦直後・1947年の映画。

「人間が一人二人殺すと重罪になってしまう。だが戦争では何百人も殺すと英雄だ。どっちが重大な犯罪なのか」

と問いかけています。
(正子ちゃんが観たかった映画、持って帰ってきました)

 世界の戦場で苦しむ人が何百人、何千人いても、日本では一人の殺人事件の方が大きく報道されます。有名人が関わっていれば、その話ばかり。3・11直後、死者・行方不明者が3万人近いのに、地域の火事の話題がラジオからトップニュースとして流れてくる現実。何十万の子どもたちが原発事故で危険にさらされながら、新型インフルエンザの法案はあっという間に通す。
 人間の視角の狭さ、視力の弱さを、皮肉をもってついている『殺人狂時代』を思いながら、今日は寝ることにします。
 ちなみに、先日来、物事の言い方・書き方で、色々な仲間
割れが起きているようですが、音楽や映画や詩といった文化
芸術を、「文字通り(表面的に)」受け止めるのは未熟な証拠
です。チャップリンが言いたかったことも、「だから百人以上
戦争で殺せばいい」ということでないことぐらいは、分かりま
すよね・・・あるいは「一人二人殺していい」という話でないこ
とも!←念のため!
# by africa_class | 2012-05-10 01:02 | 【3・11】原発事故
パバロッティを聴きながら、「教科書通りに教えない」授業の愛と勇気を考える。
ドイツの息子から電話があり、授業で色々な曲を歌うので原曲が
聴きたいから自分のお金でiPod買っていいかな?という質問が。
実は、日本にいた時、彼の音楽の成績は芳しいものではなく、歌
もいまいち・・・なんで(失礼!)、音楽あんまり好きじゃないのかな
、と思っていただけに朗報です。
 シュタイナー学校では、先生たちはみな音楽を奏でながら授業を
進めます。世界の民謡から現代のポップまでとにかく何でもあり!
ピアノはいまいち関心なしだったのが、リコーダーは面白いらしく、
クリスマスは毎日二人で吹きまくりでした。

 私が初めて音楽のためにお小遣いを放出したのは一体いつだっ
たのか・・・考えて想い出したのは、オペラのCDを聴くためにCD
プレーヤーを買った高校1年生の頃のことでした。
 それまではアナログのレコードプレーヤーでガマンしていたもの
の、高校の音楽の先生がオペラとスピーカーにハマってた方で、
先生のお勧めする「世界最高のオペラ」をこれまた自称「世界最
高のスピーカー(自作!)」で聴かせてくれていたのでした。
 小学校の時からピアノと声楽をやっていたものの、オペラは苦
手だった私がオペラに開眼したのは間違いなくこの先生のお蔭。
 時代は、パバロッティ、ドミンゴ、カレーラスの「三大テノール」
黄金期。まさか・・・知りません?時代が違うかも・・・。念のため↓
http://www.youtube.com/watch?v=gjKDtdUxKOM
 ひねた子どもであった私は、一番地味なホセ・カレーラスに
ハマった。中でも、彼のカルメンは秀逸。声の質が、ドン・ホセ
役と看板曲"La fleur que tu m'avais jetée"にぴったり。
野球も、セリーグの阪神や巨人ではなく、パリーグの阪急ブレ
ーブスの大ファンだったのですが、そういえばよく考えれば、
プラシド・ドミンゴは巨人、ルチアーノ・パバロッティは阪神、カ
レーラスは阪急・・・ですね(密かに当たってる気が)!
 今日たまたまラジオでパバロッティを久しぶりで聴いて、若い
時はあまり良いと思っていなかったパバロッティに凄く感激して
しまいました。歳を取ったお蔭で、斜に構える必要もなく、素直
に楽しめるようになったからでしょうね。今まで損してたかも・・
という気がしますが、「若さ」は仕方ないですね。彼のノビノビ
とした歌い方。声に羽がついてどこまでも延びていくようで、気
持ちいいですね。ただし、彼が日本で有名になってからのCD
やコンサートはいまいちです。残念ながら。(そして、実の所、
私は若い頃のマリア・カラスが一番好き。)
 大幅に話は逸れていますが、この連想がどこに結びつくかと
いうと、今日の午後考えさせられた「先生論」・・・に。多分。
 小学校から大学院まで、私の学生暦は長い!です。軽く20
年はいってるのでは・・・。あまり沢山は覚えていない学校の先
生たちの中で唯一今でも思い出すのが、①小学校の時の体罰
先生、②中学校の時の英語の先生、③高校のときの音楽の先
生です。
 いずれの先生も、教科書そっちのけで(?!)、自分が本当
に面白いと思うもの、子どもたちに伝えたいことを一生懸命伝
えようとしてくれたことに、今日パバロッティを聴きながら想い
出したのでした。(①の先生についてはもっと複雑なんで、そ
の話はまたいつの日か・・)
 その時は、「変わった先生だな」ぐらいしか思わなかったもの
の、今自分が「先生」と呼ばれるようになって、そのことが決し
て「趣味を生徒に押し付けている」というレベルのものでなか
ったことが分かります。それは「愛」であり、「勇気」であり、つ
まり「ビジョン&ミッション」に基づくものであった、と。一方的
な・・・という形容詞を付けるべきかもしれないけれど。
 今日、ある先生とご飯を食べている際に、「教科書(彼
自身ではなくその道の権威が書いた本)通りにやらないとま
ずいですから」という一言を聞いて、ひっかかった理由が腑に
落ちた瞬間でした。(パバロッティを聴きながら。③の先生が
いつも聴かせてくれてたので。彼のお気に入りはドミンゴでし
たが)
 でも、私は思うのです。「教科書通り」に講義するのであれ
ば誰にでもできる。あるいは、授業すらしなくていい。だって、
教科書を各人が読めばいいのですから。あるいは、知識を
教えることなら誰でもできる。文字を板書し、学生に写させれ
ばいいから。でも、難しいのは、何故この授業をするのか、
この授業の最後に学生たちに何を掴んでいてほしいのか、
その時はわからなくても、何年か後に何かの拍子に蘇る何
か・・・を、授業という場(空間)と時間を通じて、どうやって一
緒に創り出すのか・・・ということ。
 私もまた答えのないままに、試行錯誤を繰り返す毎日。
田舎の公立校で、教科書通りに教えないことはそれなりに
プレッシャーだったと思いますが、本来大学はもっともっと
自由な授業スタイルがあって然るべき。パバロッティを聴
いて、もっと、もっと冒険がしたくなった午後でした。(これ
以上はやめて~という声が聴こえた気もしますが・・・)
 本当は書きたかった、②の先生(中学校の英語の先生)
については次の投稿の際に~。
 あっ、高校の音楽の先生で一言。「世界最高」を目指せ
といつも言ってくれていました。「日本最高」とか「学校一番
とか小さい!」、と。兵庫の山奥の公立高校の音楽の先生
のセリフとは思えないですよね?でも、その言葉、いつも胸
に抱いて生きてきました。もちろん、「独りよがりの世界一」
なんですが!
 だからみんなにも。もちろん、世界一目指してるよね?!
# by africa_class | 2012-05-09 23:48 | 【徒然】深大寺日記
5月14日アフリカ報道第一人者&「プロメテウスの罠」アドバイザーの松本仁一さんが外大で講演。
大雨・ヒョウが降る中、3000人の皆さんと無事デモを終えました。
「緑の鯉のぼり」の写真は明日に~。

 さて、来週月曜日の授業に、松本仁一さんがお越しになり、講演
をしてくださいます。松本さんは、知る人ぞ知る「アフリカ報道の第
一人者」。長年にわたり、アフリカ報道に関わってきたばかりでなく、
退職後は日本の若者のアフリカでの起業を、このブログでも何度
も紹介している佐藤芳之さんと共に行ってらっしゃいます。
 松本さんには、TICAD IVに向けたアフリカプロモーションのため
の「アフリカ2008キャンペーン」にご協力いただきました。
 現在、松本さんは、現在朝日新聞で連載中の「プロメテウスの
罠」にアドバイザーとして関わり、原発事故・放射線の問題に鋭く
切り込んでいます。今となっては私が唯一読む朝日の記事です。
 今回は、アフリカについてのお話が中心ですが、最後の方に、
「プロメテウスの罠」の秘話も披露していただきます。お楽しみに!
========================
公開講座「国際関係とアフリカ地域」
「アフリカの食と『異文化』」
========================
■日時:5月14日(月)4限 2:20~3:50
■場所:東京外国語大学府中キャンパス
■研究講義棟1階115教室
(受講生以外も参加可能です。予約不要)

●「アフリカの人びとの暮らしとは?」
そんな学生の問いに、朝日新聞の記者として長年にわたりアフリカ報道に携わり、『アフリカで食べる・寝る』や『アフリカ・レポート』の著者・松本仁一さんが答えます。松本さんが「食べること」「寝ること」を通じて感じたアフリカとは一体?
●アフリカ報道の第一人者が語る、アフリカの現在
更に講演会では、アフリカの現在、中国のアフリカ進出など多様な話題を取り上げます。アフリカに興味がある人、ジャーナリズムに興味がある人、松本さんの著書を読んだことがある人はもちろん、アフリカについてあまり知らない人でも楽しめる内容になっています。
この講演会をきっかけに、アフリカに興味を持ってみてはいかがでしょうか?
【番外編】若者のアフリカ起業支援、福島原発事故に関する調査報道
現在、松本さんが取り組んでらっしゃるこれらの点についても、講師とのトークの中で触れてもらいます。
■松本 仁一 (まつもと じんいち)
ジャーナリスト、元朝日新聞編集委員。
朝日新聞社入社後、ナイロビ支局長、中東アフリカ総局長、編集委員を経て、退社後はフリージャーナリストとして活動。現在、朝日新聞連載「プロメテウスの罠」アドバイザーとして活躍中。同連載は書籍化されたちまちベストセラーに。
■著書
『アフリカ・レポート』『カラシニコフⅠ・Ⅱ』『アフリカを食べる』『アフリカで寝る』『アパルトヘイトの白人たち』『テロリストの軌跡』など多数。
# by africa_class | 2012-05-07 23:49 | 【大学】国際関係とアフリカ
5月5日原発ゼロの瞬間に、福島の子どもたちに詫び、原発で働く皆さんに感謝し、子どもたちに約束する
たった今、北電の泊原発3号機が止まって、日本の全ての原発が停止
し、原発ゼロが実現しました。月が綺麗な夜です。
 この瞬間が来たら、必ずしようと思っていたことがありました。前から
何度も書いているし、言ってきたことではありますが、祝う前に、もっと
大切なことがあると思ったからです。
 それは、
福島、そしてその周辺で、被ばくしてしまった子どもたちへのお詫び
 です。そして、
原発で働く皆さんへのお礼とお詫びです。

■福島、そしてその周辺の子どもたちへ
「この日が、もっと早くに訪れていたら、私たちがもっと早くに、この危
険に気づいている人たちの声に耳を傾けていたら、この国が人の命
よりも自分の都合を優先する人たちに牛耳られていると気づいてい
たら、もっと一生懸命努力していたら、あなたたちに無用な被ばくを
強い、あなたたちから住まいや家族や地域を奪い、あなたたちに未
来への不安を与えることが避けられたはずでした。
 原発が稼働した年に生まれ、その恩恵をただ享受してきた一人の
大人として、あなたたちに心からお詫びいたします。謝ってすむこと
でも、許されることではないから、一生かけてあなたたちを守れるよ
うに、これ以上の犠牲を生み出さないため、日々努力します。」

■原発で働く皆さんへ
「私たちは、何の疑問も持たず、ただ当たり前に電気を消費してきま
した。皆さんの危険、不安、苦悩を知ろうともせず。これまで多くの
皆さんが命を縮めていたのに、私たちは関心を持つことなく現在に
至りました。
 皆さんの頑張りがなければ、東電福島第一原発はもっと酷い状態
になったでしょう。政府が収束を宣言しようとも、今でも毎日の際どい
闘いが続き、廃炉までの長い危険な道のりが待ち受けているのを肌
身で感じているのも皆さんかと思います。
 皆さんのこれまでの奮闘に敬意を表し、また感謝させてください。
そして、これまでの無関心の非礼をわびたいと思います。
 活断層が多く、災害の国日本で原発の仕事に関わるのは、本当に
危険なことです。廃炉には30年近くの年月を要します。54基の廃炉
ともなれば、大変な作業です。皆さんの雇用は廃炉で確保しつつ、皆
さんのお子さんたちが、もっと安全・安心な職場を地域でもてるよう、
皆で努力していきましょう。」

■日本と世界の子どもたちへ
「今日は、こどもの健やかな成長を祝う『こどもの日』です。3月11日
を経験して、私たちは、そのことがどれほど大切なことなのか、また、
そのことがどれほどあっけなく踏みにじられるのかを身をもって知り
ました。
 私たちは愚かでした。
 安全や安心が空気のように当たり前だと思っていたからです。
 それらは、努力して勝ち取り続けなければならないものだと、気づ
いていなかったからです。
 私たちの非力を嘆いていても始まりません。
 私たちは、あなたたちの前で恥ずかしくない大人にならなくてはな
りません。あなたたちが育つこの社会・世界で、あなたたちが安心し
て生きられるよう、私たちは頑張りつづけます。私たちがさぼってい
ると思ったら、私たちをどうぞ叱ってください。一緒に、あなたたちの
未来を、守っていきたいと思っています。」

■北海道の子どもたちの声
http://shuttomari.blogspot.jp/2012/05/blog-post_05.html
福島から北海道に避難している渡邊刀麻君(13歳)の声です。
「今日、5月5日で泊原発3号機が停止し、国内で稼働している原発は1つもなくなります。
これは素直に嬉しい事だし、1つの課題をクリアしたと言ってもいいでしょう。
でも、手放しで喜ぶことができる人は多くないと思います。
課題をクリアしたと言っても、1年以上かけてようやく1つしかクリアしていないし、再稼働させる気満々な原発もあるし、他にもまだまだやる課題は山程あるからです。
僕は、原発全停止のあとは再稼働を阻止することを課題にしようと思っています。
 福島原発の事故が想定外だったのなら、今は津波で原発がやられる事ぐらい想定内なはずです。日本は地震大国だし、最近も地震が多い。そんな中再稼働なんてとてもさせられません。そもそももう想定内である津波に対しても特に何の対策もしていないように見えます。
 電力が足りないから原発を再稼働させたいなら、テレビの再放送とか、そこまで必要とされていない電力を省いていったら電力は足りると思うし、何故そこまでして原発を動かしたいのか分かりません。
 原発から遠い所で電力を貰っている人にとって原発は、効率よく発電できる「おいしいもの」でしかないですが、原発近隣で原発の電力を貰っている人は電気と自分の命を同じ天秤にかけているのです。このシステムが人の考え方や絆を引き裂いていると僕は考えています。
 福島市の僕が住んでいた地域がいい例です。
 事故当時、僕の家族はだんだん広がって行く避難区域に驚き、「危険かもしれないからとりあえず車でどこかへ避難しよう」と言って、避難しようとした際、他にも沢山の避難しようとしているであろう車を見ました。多分この時点では福島県内、近くの県では危険かもしれないという考え方の人が多かったのではないかと思います。
 でも原発から遠い地区、例えば東京では、国が「ただちに人体に影響はない」と言って、子供の被爆の上限を年間20ミリシーベルトに引き上げ、対応も曖昧なものしかしませんでした。
 結局他人事な訳です。国ならなんとかしてくれるだろうと信じていた分、対応に唖然とし、絶望しました。多分、福島原発が東京にあったとしたら、こんな結果ではなかったと思います。しかも、このことにツッコミを入れる人はあまりいませんでした。
 このことから、原発から遠い地域の人たちは国が安全と言ってるから安全だと思うような人や、無関心な人が多かったのではないかと思います。
 もうこの時点で、安全だと思う、危険かもしれない、無関心、その他にもいろいろな考え方に分かれています。
 2011年の漢字に「絆」というのがありますが、まさに絆がズタズタに引き裂かれた年だと心底思いました。
 再稼働の阻止以外の課題では、本当の意味での福島原発事故の収束です。
 僕は今のままでは事故が収束したとはとても言えないと思います。汚染水は絶えず太平洋に流し続け、福島県でもまだ線量の高いところが山程あります。普通はこのまま住み続けて大丈夫な訳はないんです。
 とりあえず子供だけでも避難させたい、住めるような環境にしたい、まだそんなことを思っています。
 事故当時、福島では毎時24マイクロシーベルトぐらいまで線量が高くなりました。即立ち入り禁止になる筈の線量のだと思います。そんな中、近くで配っている水を貰いに行ったり、外で遊んでいた子供も少なからずいたと思います。そんな子供達はもうとんでもない被爆量なんです。
 なのにまだ子供達を被爆させ続けているんです。しかも今は普通に外で体育をやっているそうです。
 命を守らず何が収束か。
 だから、本当の意味で収束させたいと思っています。
 まだまだ課題は沢山あり、僕が生きている間に終わるかどうか分かりませんが、近い将来、なるべく子供が笑顔でいれるように頑張りたいと思います。」


2012年5月5日(土)23時39分
日本に稼働する原発がゼロになった子どもの日に。
# by africa_class | 2012-05-05 23:40 | 【3・11】福島子どもたち
【その2】ドイツの子どもたちが描いた「緑の鯉のぼり」(著作権フリー&複製OK)
子どもがさらに沢山の「緑の鯉のぼり」の絵を持って帰ってきました!
その数40以上!
■以下、4年生と6年生の「緑の鯉のぼり」の絵です。
「鯉のぼり」の由来が、「龍になりたかった魚の仲間で唯一滝を上って
龍の門を通過できたのが鯉だった=立身出世のシンボル」にあると紹
介したため、龍の絵を描いてくれた子どもも!
そして、さすがシュタイナー学校。平和のシンボルカラーである虹色に
塗ってくれた子どもが沢山いました。
■シュタイナー教育について(ドイツではヴァルドルフ教育/学校)
色々なサイトがありますが、京田辺スクールのものがまとまってい
るので是非ご一読を。
http://ktsg.jp/index.php?action=pages_view_main&page_id=27

お好きにお使いください~。






# by africa_class | 2012-05-04 00:57 | 【3・11】未来のために
ドイツの子どもたちが描いた「緑の鯉のぼり」(著作権フリー&複製OK)
5月5日に向けて是非ご自由にお使いください。スキャンするには
大きすぎてカメラで撮ったので少しくらいのが残念ですが・・・。
皆本当に真剣に描いてくれました。
 子どもたちのため、安全で安心な社会の創造のため、ドイツの
ように、日本も脱原発の一歩を踏み出すといいね・・という先生
の呼びかけにみんな頷いていました。
 クラスメートたちは、息子が何故ドイツにいるのか・・・よく知らな
かったそうで、そのことについても今日のプレゼンで深く学び、皆
納得がいったようです。授業の後も息子のまわりに輪を作って話
しかけてくれていました。彼の辛い気持ち、少し分かってくれたよ
うです。普段はドイツ人のふりをしている息子でしたが、今日つい
に、自分のオリジンを皆の前で認め、それを堂々と出すことがで
きました。(私のプレゼンの際に手を挙げてくれた)
 子どもの優しさと、真剣さ、そして創造性、力強さに、逆に励まさ
れた朝となりました。そんな子どもたちの想いを是非、受け取って
あげてください。
 プリントアウトを部屋に飾ってもよし、デモに持参してもよし。
ぜひ、その様子を写真に撮ってメールorTwittくださいね。










# by africa_class | 2012-05-02 21:52 | 【3・11】未来のために
「緑の鯉のぼり」をドイツの子どもたちと描きました(描いている様子)
子どもが通うシュタイナー学校6年生の全17名が「緑の鯉のぼり」
を描いてくれました。

「緑の鯉のぼり」は、加藤登紀子さんのアイディアで、国内の全原発
(54基)が止まる5月5日の子どもの日を祝って、家庭や職場、町中
などに緑(エコのシンボルカラー)の鯉のぼりを掲げましょうというア
クションです。
http://greenactive.org/koimidori.html
上記のサイト等にあるものをプリントアウトして掲げるのもいいです
が、せかくなので子どもたちとこの問題を考えながら絵を描くアクシ
ョンを勝手に展開中。皆さんも是非、自分や近所の子どもたちとや
ってみてください!

これらの絵は、5月6日「祝!原発ゼロパレード」で披露します。
思いがけずすごく集まりそうなので(先生は他のクラスにも協力を
依頼)、一緒に持って歩いてくれる人ご連絡ください~。
http://uzomuzo.com/info/1588/
■5月6日(日)集合場所:蚕糸の森公園(http://g.co/maps/ptaua)
集合時刻:14時 集会開始:14時半 デモ出発:15時
■「祝!原発ゼロパレード」コース
決定ルート:蚕糸の森公園~青梅街道を西へ~環七を横断~梅里二丁目左折~松ノ木三丁目左折~五日市街道を北東へ~青梅街道横断~高円寺北口~高円寺中央公園(約3.2km)


描き始めの様子。この学校は、オランダ国境のそばにあり、高齢
化が進んで廃校になった学校をシュタイナー学校として復活させた
ものです。学校自体は旧い建物なんですが、木やコルク、カラフル
なペンキを使って気持ちのいい空間にしています。

30分経過・・・大分真剣に!

皆の先生です!絵もギターも上手くて素敵!私の英語のプレゼン
を完璧なドイツ語にしてくれました。

うん、いいね~。

それぞれ個性が光ります。

さすが、息子と一緒に魚釣りに通っているフェリックス!すごい!

生き、生きとした元気な緑の鯉のぼりです!

鯉のぼりファミリーを描いてくれました!

棒につけて泳がせるというコンセプトをよく理解してくれました!

私が話せる言語で歌を・・ということで、皆でスペイン語と英語の
歌を歌ってくれました。この学校では、1年生から英語とフランス語
を勉強します。戦争の経験から、異なる文化や言語との相互理解
を重視した教育を行っており、歴史の授業も6年生ですが、まずは
ペルシャ文明から学んでいます。先週はナイル文明。

先生の趣味が教室のあちこちに。
# by africa_class | 2012-05-02 21:24 | 【3・11】未来のために
ロンドン劇評家年間最優秀戯曲の南アフリカ劇『シズウェは死んだ!?』がやってくる(5月10日~31日)
日本の南アフリカ関係者から続々と推薦の声が届いている南アフリカ
の劇を紹介します。『シズウェは死んだ!?』です。
もうすぐ始まります~。ぜひ、お誘いあわせの上観に行ってください!
*チケット購入方法と場所の情報追加しました。

■南アフリカ政治の研究者・牧野久美子さんからの推薦メッセージ。
「私は数年前に、このお芝居をジョハネスバーグで観ました。
アパルトヘイト時代のパス法がお芝居の重要な背景。人種差別の
不条理を描きながらも、そのもとで生きるアフリカ人のたくましさ、人間
性を、暗くなりすぎず、というかむしろ笑いにあふれる形で、描いている
秀作です」

制作者の渡辺絵美さんから以下、メッセージをいただいています。
■「1974年、ロンドン劇評家の年間最優秀戯曲!」
「アパルトヘイト体制という厳しい状況下でも、人が人として尊厳を持って生きる、名前などに固執するのでなく、女房・子供のために他人に成りかわり生きていくその力強い精神と他者を思いやる気持ち。
 人間の確実に忘れてはならない優しさ・思いやりなど、人としてのあり方の原点が詰まった芝居を小さな空間でお客様に提供したいと思います(制作者:渡辺絵美)。」

■第一回公演『シズウェは死んだ!?』
南アフリカ共和国、ポートエリザベスにあるスタイルズという男の
写真館。そこにはいろいろな人生を背負った貧しい人々が、なけな
しのお金を握ってたった一枚の写真を撮りに来る。そのエピソード
をおもしろおかしく喋っている男のもとに、「女房に送る写真を撮って
ほしい」と大きな男が入ってくる。かなり意味ありげだ。
 シャッターが押された瞬間、大きな男のいじらしい程の過去が舞台
に広がる――。
【タイトル】 『シズウェは死んだ!?』
【作】アソル・フガード/ジョン・カニ/ウィンストン・ヌッショナ
【訳】木村光一
【演出】鵜山仁
【出演】川野太郎・嵐芳三郎
【上演期間】2012年5月10日(木)~5月31日(木) (26ステージ)
【劇場】 赤坂レッドシアター(赤坂見附徒歩2分)
港区赤坂3-10-9赤坂グランベルホテルB2F
http://www.red-theater.net/category/1310121.html
【制作】 地人会新社
【チケット】5000円(全席指定)
■ぷれいす 03-5468-8113 (平日11時-18時)
http://www.place-net.co.jp/sizwe.html
■e+(イープラス) http://eplus.jp/sys/T1U14P0010163P0108P002073266P0050001P006001P0030001
■チケットぴあ0570-02-9999(Pコード 417-337)
http://ticket.pia.jp/pia/event.do?eventCd=1152666
【後援】南アフリカ大使館
# by africa_class | 2012-04-29 19:31 | 【紹介】アフリカ・イベント
2012年度アフリカゼミ始動~元ゼミ生によるセネガルJOCV報告+1年生との顔合わせ
出発前にアップできなかったのでまとめてアップします。

■セネガルに協力隊で行っていたマティさんことチエちゃんの報告会様子

マティさんは、地元の女性たちの手芸クラブ(仕立て屋さんからもらう端
切れでコースターやポシェットなどを造って売る団体)の発足に尽力。
http://picasaweb.google.com/110373582228606064691/qQmUl?authkey=Gv1sRgCOu1tPGK_-C6Ww&gsessionid=pLOpVCABlUUzAILYIdzXqA#
「人間の安全保障」を学部時代からテーマとして研究してきたマティさ
んも、現場に根差した活動を経て、色々考えるところが多いようです。

「とにかく現場に行ってみて」・・の一言にゼミ生皆うなずいてました。
「百聞は一見にしかず」・・・ぜひ皆さんも!

■そのあと、本学初のアフリカコースに入学してきた16名の1年生と
アフリカ・ゼミ3-4年生の顔合わせの様子

語学漬けでかなり参っていて、新しい学生生活に不安が多い1年生の
相談にマンツーマンで乗ってくれました。ありがとう~。

1年次のGW後に消える学生が多いので、なんとかサポートできれば
と思っています。一番いいのはサークルに入ることだけどね。
# by africa_class | 2012-04-29 19:11 | 【大学】アフリカゼミ(3・4年)
海くんの描いた5月5日の原発ゼロを祝う「緑のこいのぼり」
ドイツに着いて2日目の朝。サマータイムのため朝は少し暗く始まり
ますが、夜が長くてうっかりすると8時ぐらいまで外で遊んでしまう
ほど明るいです。日本でサマータイムを導入しないのは、本当にも
ったいない。春先からずっと続く、一日の長さを皆さんにも経験して
ほしい。一度経験すると、病みつきになること間違いなし。そして、
電力需要もぐっと下がるのに。。。去年はあった議論、今年まったく
サマータイムの話題が出ないのは「原発再稼働」を急ぎたいから
でしょうか。

■さて、緑のこいのぼりキャンペーンをご存知ですか?
歌手の加藤登紀子さんが提案したものです。沢山の市民団体が
参加していますが、グリーンアクティブでは次のように紹介してい
ます。http://greenactive.org/koimidori.html
「5月5日は、こどもの日。
鯉のぼりを空に掲げて、
こどものすこやかな成長を願い、祝う日です。
と同時に今年の5月5日は、
日本列島で稼働している原子力発電所が
ゼロになる日でもあります。
日本における原発ゼロのシンボルとして、
緑の鯉のぼりを作りました。」
■東京新聞の紹介記事
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2012042002000075.html
■この間、デモも沢山計画されていますが、参加する際、あるい
は参加できなくても是非お家や職場に緑の鯉のぼりを掲げて、
5日5日を祝いましょう!
■ご家庭でプリントする
http://greenactive.org/img/koi/midorikoi_A4_A.pdf
http://greenactive.org/img/koi/midorikoi_A3_A.pdf
■セブンイレブンでプリントする
プリンタ/コピー機のメニューから、「ネットプリント」を選択し、
プリントした鯉のぼりの8桁の番号(例:"みどりのこいのぼりA"
のA4版の場合は61766701)を入力して印刷。

でも、想い想いの緑の鯉のぼりを掲げるのが一番!!絵がうま
いひとも、下手なひとも、緑のこいのぼりを描きながら、子供た
ちに手渡す未来に想いを馳せていましょう。子どもたちはどんな
未来がほしいか考えてみましょう。
 昨夜、海くんが描いた緑のこいのぼり。あまり時間がなかった
ため、急ぎ足のものになりましたが、今日もっと描いてくれます!
著作権フリー(!)これをプリントアウトして、ぜひデモやパレード
へ!!海くんの想いを是非日本の空に(写真送ってくださいね)。
# by africa_class | 2012-04-27 15:45 | 【3・11】未来のために
ルワンダの企業(OSR)でインターン中のセトちゃんから届いた写真
『アフリカ学入門』(明石書店、2010)でも紹介させていただいた
佐藤芳之さん(ケニアナッツカンパニー、オーガニック・ソリューシ
ョンズ創業者で東京外国語大学出身者)の会社で、去年9月から
修行中のゼミ3年生のセトちゃんから近況と写真が届きました。
■佐藤芳之さん
http://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/list/list20110519.html
カンブリア宮殿
http://globe.asahi.com/breakthrough/100222/01_01.html
朝日新聞Globe紹介記事
 それにしても、セトちゃん、元気そうで何よりです!
 佐藤さん、会社の皆さん(特に西村さん)、ルワンダの皆さん、
アフリカの皆さん、学生たちを大きく、大きく育ててくださり、本当
にありがとうございます。事前にアドミン体制を構築に飛んでくれ
たヤマ男、ありがとう。君の指導がなければ3年生のセトちゃんに
はもっと厳しいインターンシップだったでしょう。
 さて、以下、トイレが写りまくっていますが、微生物を使って
ボットン便所の環境改善の事業の紹介だからです。通称●●
事業というのですが、ここでは伏字にさせてください・・・。
===セトちゃんから=====
考えてみたら早いもので、ルワンダに来てから7カ月が経ちました。毎日元気にやっています。停電・断水はいつものことですが、いい加減、慣れました。
 インターンの方は順調です。やっていることは様々で、大抵はキガリにいて会計の仕事やドキュメントの整理、お遣いやトラブルシューティングに追われていますが、郡が催す集会に出席して数百人規模のルワンディーズを前にOSSを紹介する、みたいなのだとか、ムズングの私がルワンダ人学生にスラムのトイレを案内する、みたいなちょっとおもしろいこともたくさん経験しました。最近はOSSの営業、販売で地方に行く機会も多々あり、都市部とは違う田舎の雰囲気を楽しんでいます。
 正直、何が何やら分からないまま始めたインターンでしたが、半年を過ぎたくらいからやっと、私はOSRに何ができるかというのが見えてきた気がします。今はそれを実践すべく奮闘中ですが時々すごく無力感を感じます。こちらで過ごすことができる一日一日を大切に、残りの数カ月も駆け抜けます。


1.悔しかったのでOSSとのツーショットを撮ってみました。

2.OSSを使っている学校の子どもたちと・・・

3.トイレ。

4.スラムエリアの・・・

5.トイレ。

6.OSSイントロダクションと・・・

7.8.その時のオーディエンス。この時のは郡が催す保健衛生関係の大規模な集会で、メディア関係者もちらほら。

トイレじゃなくてきれいめなのも送らせてください!

9.ルワンダの伝統的なかごアガセチェ。友人の子どものお祝いに行った時のもの。

10.コーヒー農園の女性たち。あっこさんについて産地に行った時のもの。
# by africa_class | 2012-04-25 11:51 | 【新設】ゼミ生inアフリカ
【速報】国会福島原発事故調査委員会にみる当事者の声、委員の応答、日本の未来の可能性について
昨日から国会の事故調が福島県内で開催されています。
第10回委員会+タウンミーティング+記者会見を視聴しながら、この
委員会が、福島原発後をどうするのか、再稼働や原発政策をどうして
いくのかという論点に留まらず、以下の点で非常に画期となるものを
含んでいると感じています。ちょっとレベルがそろっていないのですが、
4点書いておきます。(今助成申請や論文で忙しいのでまた改めて
書き直すので、これはメモだと思ってください)
 なお、私がこの問題に深くコミットしているのは、前にブログで投稿
したように、この問題が暴力と平和の問題につながっていると考えて
いるからです。と同時に、アフリカや世界の暴力紛争後の社会がど
うやってその亀裂を乗り越えていくか・・・という問いが、私の研究の
最大の問いだからです。
 そのために、紛争原因(真相究明)が非常に重要かつ自分の仕事
と考えてきました。と同時に、では原因を把握した上で、どう未来を
構想するのか(再び同じ過ちを繰り返さない)という問いもまた、今と
りくんでいるテーマでもあります。私の中で、「アフリカ」と「日本」とい
う垣根はありません。人が暮らす社会では、暴力と平和は永遠のテ
ーマであり、過ちを犯し続けている人類ではありますが、だからとい
って諦めるわけもいかないと思っています。お互いから学び、お互い
を支え合いたい・・・そう願っています。
 いつか、アフリカの研究者にも、この原発事故とその後のバッドガ
バナンス、人びとの権利の剥奪と抑圧、政官財の癒着構造につい
て研究する人が現れてくるでしょう。私たち、単に東電や日本の政
府ばかりでなく、私たち日本の市民もまた、その一挙一動が世界に
注視されているのです。

(1)憲法に書かれた「主権在民」の原則を、日々、そしてどのような
  イシューにおいてもどう実現していくのか?
(2)「日本型民主主義」の限界、例えば国民の命・声を優先しない
  政権、官僚、国会と国民の間の乖離をどう乗り越えていくのか
(3)プロセス、情報開示における透明性の確保
(4)人びとの側の声ではなく、政府発表や公的発表ばかりをピック
  アップして垂れ流す既存のメディアの問題
(5)被害の当事者を意思決定のプロセス・機関に含めている
(6)世界を視野に入れて議論している

■国会 東京電力福島原子力発電所事故調査委員会とは?
http://www.naiic.jp/

委員会メンバー(国会議員ではありません。独立した民間の
委員から構成されています)
http://www.naiic.jp/wp-content/uploads/2012/01/iinkaimeibo.pdf

■政府の事故調査委員会や民間の委員会と何が違うか?
この点は重要で、かつ委員長のウェブ上の挨拶文、あるいは
昨日の冒頭の委員長あいさつに非常に分かりやすく提示されて
います。
①委員長あいさつ
http://www.naiic.jp/about/
「私は、本委員会のキーワードは、3つであると考えています。それは、
「国民」「未来」「世界」です。すなわち、本委員会の使命は、第1に、
「国民による事故調査」、第2に、「未来に向けた提言」、そして、第3に、
「世界の中の日本という視点(日本の世界への責任)」であると考えて
います。(中略) そして、国民の代表の国会による設置であることを
原点に、「国民自身による調査」、「国民目線での事故調査」、「国民と
共にある事故調査」という基本的な姿勢を忘れずに、真摯に調査を行
っております。
 第2に、本委員会は、「未来に向けた提言」をしていくことを、その使
命と考えております。
 今回の原発事故は、いかなる対応をとろうとも、今後数十年にわた
って、日本そして世界に影響を与えていくでしょう。そのような現実を
踏まえた上で、未来に向け、今後、2度とこのような原発事故が起こ
らないように、責任の所在を明らかにしつつ、真相究明を行うことが
重要です。」
②第10回事故調in二本松での委員長あいさつ
*後日正式な議事録が出るのでそれをご参照を。以下はメモです。
「初めに、政府の事故調査委員会と何が違うか。この委員会は、民
間の独立した委員会。国会内に、民間の委員会が設置されるのは
日本の憲政史上初めての事。本委員会は昨年の11月に発足。
真相究明と事故の再発防止、未来に向けた提案を行うのが目的。
調査活動を進めている。
 私たちが最も大事にしなければならないのは、今回の原発
事故によって被災された方々の側に立つということ。

 第一回は、福島市で開催。タウンミーティングも避難者のいる埼玉
で行った。今回、明日は、福島県内で開催。」

■第10回委員会後のタウンミーティングでのやり取り
これは本当に心を動かされたやり取りでした。事故調査委員会
そのもの以上に重要なやり取りでした。でも、住民の声を中心に
報じたのは、河北新報だけでした。東京から来た記者さんたちの
頭の中には「政策」ばかりがあって、住民の声に真摯に耳を傾け
る姿勢がないということでしょうか。マスコミが危険を報道しなか
ったから被曝したということの自覚がないのでしょうか・・・。
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/04/20120422t61003.htm
以下、私のメモです。議事録が出るのでそちらをご参照いただき、
またリアルなやり取りを是非ご視聴ください。
http://www.ustream.tv/recorded/22004751
①最初の浪江町出身の男性 
持って来たいわき市、南相馬市の土を出してガイガーカウンター
を近づけるとピーピー鳴り続ける。二本松、ここまでくるまでの
間アラームなり続けた。
「法律はo.6/1時間以上、18才以下お断り。法律はそういっ
ています。ここは管理区域ですよ。こういうところに子供たちを
住ませて安全なんですか?崎山先生はチェルノブイリの報告
書で、子供は3-7倍影響があるといっている。それは山下教
授と出した報告書。その件を今でも国は隠すのか。SPEEDI
を隠しただけでなく」
←崎山委員「もちろん放射線被ばくしない方がいいので、でき
るのであれば低い所に行った方がいいのが原則」
②浪江町出身の女性
「今確実性はない。大人に取って一番大事、宝物は何かという
と子供です。福島県知事が18歳未満は無料という申し立てを
していますが、国は認めなかった。県知事が18歳未満という
区切りを作ったこと自体問題。外部被ばく・内部被ばくは今現
在わかっていない。私たち大人は子供たちがこれから生きて
いくうえで、医療が自由にアクセスできることをやるのが義務。
県や国が18才で区切るのは問題。
 私たちは子供たちがいるからこそ生きていけるわけであって、
子供たちが一番重要。子どもたちが今後もしガンが発症した
ときに、被曝したから発症したのか、生まれもったものか、どこ
を境に区別するのか。今、大人たちがしなければならないのは、
被曝をしている人にはそれだけの医療が無償で確保されるこ
と。町を先頭に、国や県にこの言葉を届けなければならない」
←崎山委員「ガンにならないうちに、予防的に線量を下げてい
く、将来の健康を守る意味で大切。それが出来ない場合は、
生活の記録をきちっとつける。将来そういうことになった場合、
因果関係を証明していく。国や県が健康管理手帳を作って、
ずっと責任をもって健康を見守っていくという制度を創って
いくのがいいと個人的に思っている」
③浪江町の男性
「40年も貢献したのに避難道路すらつくってもらえなかっ
た。このような事故は最後でない。必ず繰り返すだろう。
(中略)サリン事件で詐欺罪で問われるのに、国・県・官僚
・東電、誰も責任取っていない。オカシクナイのか?私たち
の犠牲は私たちで済ませてほしい。他の地域の人をこれ
以上犠牲してほしたくない。
 原発で働いている労働者がいっていたこと。放射能が高く
て作業が出来ないときは、海側のシャッター開けて、山側の
シャッターを開けてきたそうだ。名目で住民を守っているとい
われているが、私たちは国の発展の人柱にされてきた。
 皆さんは承知なのか?責任のある方にはお願いしたい。
これから子どもたちのためにこのような事故が起きてはなら
ない、決して起こしてはならない。決して、この地球を汚して
はならない。責任は誰にあるのかとことん追求すべき。負の
財産を残すような原発でいいのか。電気は私たちは使うが、
子供たちはこの危険なものを管理していかなければならな
い。そのお金は誰が持ってくるのか。そういう自分勝手なこ
とばかりでいいのか。原発に関しては、責任のある行政が
不可欠。
 ここにいる避難民をどう救うか。避難民を食い物にしてい
る社会構造状況。大手ゼネコンが除染で儲けたり。私たち
のことを最初にちゃんと知ってからしてください」
→野村委員:原子力行政に携わってきた人たちに色々な
疑問点をぶつけてきた。私たちも無責任だと思うことをいく
つか発見している。しっかり報告書に反映させたい。こうい
う形でここに来させて頂いて、被災者の皆さんの力強いご
発言、今まさに被災された方々の本当の心の中から出
てきている疑問や怒りをここで感じさせてもらって、単に頭
の中で考えるのではなく、皆さまのお気持ちを踏まえて、
調査を続けて、最終報告書に反映させたい。
④浪江町の男性
「事後調査委員会ご苦労さま。調査するのは分かるが、
国の命令で避難している。未来を創る委員会を作ってほし
い。過去はすべて失った。専業農家しているが、浪江でも
のは作れない。ものを作れない場所で暮らせない。双葉郡
で国会をしてほしい。仮設から通ってほしい。
 あなたたちが国会を双葉郡でやって安全だというのであ
れば、私たちも帰る。あなたたちは安全な所で考えている
だけ。私たちがどれほど精神的に参っているかわかって
ほしい。私たちの未来を、国会で考えてください」
→蜂須賀委員:大熊町の避難民です。私も仮設に入って
います。つらいです。気持ち分かります。私たち国会議員
ではありません。私はどうしてこの場にいるのかと思って
きたが、おっしゃる通り皆さんの気持ちわかる。未来を考
えてほしいというご意見、その通りだと思います。どっかに
入れてほしいと考えている。先生たちに毎日伝えている。
気持ち十分にわかっている」
⑤浪江町80才の女性
「孫も一緒に。線量の高い所に避難した。これから生まれ
てくる子供、育つ子供。本当に心配。これから医療関係
などしっかりやってほしい」
⑥浪江町男性
「規制側と推進側が一体になって原発推進してきた。
今でもそれは変わらない。
 国民の命とか生命とかまったく考えていなかった。事故
調査委員会の報告に盛り込んでほしい。未来の提言とい
う点で、土地を追われ、歴史を奪われ、民族芸能文化す
べて奪われた。その喪失感、空しさ・・・生活しててもはり
あいがない。そういう精神的な苦痛をしっかりと見据えて、
防ぐために今後どうしたらいいのか、国民の生命や生活
を守るための報告書にしてほしい。
 また原発を再開するという政府の方針が出ているよう
ですが、国民の命を無視した行動。この事故調査委員会
の結論すら待てない。中途半端な政策をして大丈夫と
いっている。こんな政府世界のどこを探してもないはず。
委員会として報告書としてしっかり書いてほしい」
←黒川委員長「ホームページでも書きましたが、国民目
線。この委員会は政府の事故調と違う。国会の定めた
委員会で、議事録はすべて観れるようになっており、ホ
ームページで日本語英語ですべて読めるようになって
いる。皆さんのご意見も出てくる。後でもいつでも見れる」
←大島委員「市民目線にたって、批判を恐れずやって
いく」
⑦浪江町の男性
「緊急避難区域は一時立ち入りの際に防護服。計画的
避難区域は以前は通行書が必要だったのに、今自由に
入れる。しかし、線量は緊急避難区域より高いところも
多い。自宅に何泊もした人も。明らかに高線量地域。国
は知っていながら何も伝えず。帰ってくる車の中でアラ
ームが鳴りっぱなし。靴についてるから。
 国民が行政を信頼できない国なんてありえない。国民
の信頼に足る政府であってほしいという一言を入れてほ
しい」
→桜井委員:国民と国家の信頼はその通り。この委員会
はそのことを目指す。

■記者会見
http://www.ustream.tv/recorded/22006556
黒川委員長と被災当事者である蜂須賀委員が並んで会
見。この二人がやるということにこの委員会の姿勢がみ
えるでしょう。
①黒川委員長「(前略)ご意見として、避難の指示、実態
については、指示・方向など、最初の大事な時に、国ある
いは東電から何も情報がないまま避難せねばならなかっ
た。(以下、住民の声の委員長まとめ)
 被爆者への医療、被曝した子供たちのために国が責
任をもって管理すべき。原子力災害、放射線被ばくや免
疫低下だけでなく、精神ストレスなども大きい。将来につ
いて、地震・津波によって避難した人を対象としたものだ
けでなく、原子力災害によって被災した人を対象とした
法制度が不可欠。国民の生命を蔑している。原子力立地
の皆さんに同じような経験をさせたくない。
 事故が起こった時の防災・避難など住民の安全確保の
視点がなければ、原子力の安全はないということを我々
に突き付けている。
 1年間の政府の対応について、国民がどう思っているか
伝わってきた。現在の規制当局の在り方をめぐる議論に
は、国民の生命を守る、同じ体験を繰り返してほしくない
という被災者の願いがすっかり、すっぽり抜かれている。
あれほどの事故をおこし、1年経っても、何も変わらない
ことを示している。

 また、国民が信頼に足る国家でほしいという強いご意見
を直接窺い、改めて官邸・霞が関と国民との距離がまだ
まだ遠いことを確認した。我々はこの距離をなんとか縮め
たいと感じ、それをミッションとしたい」
*下線は筆者による

■暫定的な感想
 驚くべきことに、「自分の権利の主張」ではなく、「子供
たちの」「他の原発立地の人たちの」将来の権利を主張
した人がほとんどだったという点です。
 このように崇高で、的を得た発言の数々に、正面から
受け止め、返事ができる人は、今どれぐらい現在の政権
関係者、官僚、電力会社、国会の中にいるでしょうか?
 これだけの被害を起こしてなお、自分の利己的な利益
ばかり追求し続けている人たちに、怒りと絶望を感じます。

「普通の人びとの良識」に打ちのめされた視聴でした。
是非皆さんの目で、耳で、心で、身体で、接してください。
http://www.ustream.tv/channel/jikocho
# by africa_class | 2012-04-22 12:44 | 【3・11】原発事故
『ニジェール暮らし」上映とトーク回@JICA地球ひろば(4月26日)
このブログでも紹介した映画『アブバとヤーバ』の映画監督大宮
直明さんから、以下のイベントのご連絡いただきました。
http://abubayaaba.blog42.fc2.com/
 大宮さんからのメッセージです。
「映画の上映会とトークのご案内です。協力隊員の映画というと、
美談仕立てになっていたり、PRっぽいのですが、これは違いま
す。「協力」ということへの悩みやニジェールで教えられたものや、
多くの隊員たち、援助関係者が直面してきたことが、素直に記録
されています」
===================================
□ 「ニジェール暮らし」上映とトーク会のお知らせ □
===================================
彼女たちが見つけた、生きる力
青年海外協力隊員として7ヶ月間ニジェールに滞在した守舞子
監督が、同僚隊員たちの活動や気持ち、帰国後の生き方を丁
寧に綴ったドキュメンタリー映画の上映会を開催します。
 美談ではなく、隊員目線で現実を切り取ったこの作品は、「途
上国」を訪れた日本人の多くが感じる思い―「豊かさとは何か」
「自分の居場所はどこか」といった問いを思い出させてくれます。

日時:4月26日(木)19時から21時ごろまで
場所:JICA地球ひろば(東京都港区広尾)セミナールーム301
   http://www.jica.go.jp/hiroba/about/map.html
プログラム:
・18時45分:開場
・19時  :上映開始
・20時すぎ:監督を交えてのトーク
・21時:終了
・司会:小田賢治(青年海外協力隊ヨルダンOB)
 コメンテイター・河合憲太(青年海外協力隊インドネシアOB)
参加費:1000円
申込:下記主催者宛てにメールでご連絡ください。
守舞子監督プロフィール:
1974年生れ。アフリカ・欧米・南米・アジア30ケ国を旅行し、
3度目の西アフリカで、初めて持っていったビデオカメラの伝達
力に感動。映画美学校ドキュメンタリー科へ入学。学校の課題
で「ブラジルを聴くin Tokyo」を初監督。 映像編集の仕事や
NHK「BSきょうの世界」にて制作ディレクター経験後、JICA青
年海外協力隊 短期隊員として7ケ月間、西アフリカのニジェー
ル国営放送局にて活動。帰国後、ドキュメンタリー「ニジェール
暮らし」を制作。
主催・連絡先:
CVP(Creators for Vulnerable People)
メール:abubayaaba<@>yahoo.co.jp
チラシ:http://cvp1.web.fc2.com/document/nigerflyer.pdf
*当日のトークの模様は、ネット番組「MIlai」にて中継する予
定です。http://ustre.am/yxH0
# by africa_class | 2012-04-21 21:31 | 【紹介】アフリカ・イベント
今週末のアースディ東京2012はすごい!脱原発もアフリカも満載!是非どうぞ!
明日は代表を務める福島乳幼児妊産婦ニーズ対応プロジェクト
FnnnPの首都圏イベント「東京わくわく遠足」@国連大学横の
子供の城+ウィマンズプラザです。
http://fukushimaneeds.blog50.fc2.com/blog-entry-250.html
今回は福島から首都圏に避難中の10家族対象に、健康につい
てのレク、賠償についてのフォローアップ。キッズたちは、子供の
城で大学生らと大いに遊んでもらいます。スタッフ、ボラ、協力団
体の皆さん、ありがとうございます!
 しかも、国連大学前はファーマーズマーケットが開催!!
http://www.farmersmarkets.jp/
素晴らしい野菜・果物・調味料・お昼がわんさか!
 
そして、今土日はアースディ東京2012@代々木、原宿、表参道へ。
http://www.earthday-tokyo.org/
今年はすごい。例の「緑の鯉のぼり」企画も始動。
土曜日のイベントの帰り寄るのですが、パレード(デモ)が日曜日な
のが残念・・・。あっ、行く予定の人声かけて。(もう遅いか・・)

■子供が遊べる67プログラム
http://www.earthday-tokyo.org/2012/event/place/yoyogi/kidsweekend.html
■エネルギーシフトパレード(緑の鯉のぼり!!!!)
4月22日(日)13時集合、14時出発
http://www.earthday-tokyo.org/2012/event/genre/othergenre/post-53.html
*代々木公園ケヤキ並木・渋谷側入り口 
*出来れば「緑の鯉のぼり」ダウンロードしてね。
http://www.enepare.org/505
■アースディコンサート
http://www.earthday-tokyo.org/2012/event/place/timetable-mainstage.html
*ケニアで修業を積んだアニャンゴさんは12時45分登場
■アースディNGOビレッジ
http://www.earthday-tokyo.org/2012/event/place/yoyogi/npo.html
*JVCや世界の医療団などアフリカで活動するNGOも出店
# by africa_class | 2012-04-20 22:31 | 【紹介】アフリカ・イベント
日本アフリカ学会学術大会&モザンビークの回収武器アート展示(民博)5月26日-27日
やっと新学年度が始まり1週間が終わりました。波乱万丈の幕開けでし
たが、新学部の国際社会学部にアフリカ・コースが立ち上がり、1年生
が16名入学。私のゼミには、旧カリキュラムの3年生が13名入り、なん
ともさわやかな風が吹いています。(でも、皆先輩たちのようにいつの間
にか野生動物と化していくのでしょうが・・・)
 さて、5月26日(土)と27日(日)は、日本アフリカ学会学術大会です。
モザンビークの回収武器を使ったアート作品の展示とパネルシンポも
開催されますので、是非お越しください。場所は、千里万博にある国立
民族学博物館。展示も刷新して、アフリカ展示の充実が図られたそう
です。100近くのポスター展示に口頭発表も行われます。そのテーマ
も、ぶんか・言語・類人猿・政治・経済・開発・援助・社会・歴史まで本当
に多岐にわたります。
■詳細は→http://www.jaas49.com/
■プログラムは→http://www.jaas49.com/program.html
(私は土曜日のシンポ直前です・・・準備が・・・・)
■以上シンポジウムは「アートと博物館は社会の再生に貢献しうるか?」
→http://www.jaas49.com/symposium.pdf
 なお、モザンビークの武器回収プログラムですが、日本の市民団体
の提案であったこと、そして日本の市民団体の継続的サポートがあっ
てはじめて実現しているプログラムであることが、まったく言及されて
いません(知らないのかな・・・)。これはとっても残念なこと。まだ時間
があるので、民博の皆さんに働きかけを行いますね(皆さん、これ観
ていたら、是非ご連絡を)。
■http://www.egn.or.jp/mozambique/mozambique.htm
えひめグローバルネットワーク

# by africa_class | 2012-04-20 12:17 | 【紹介】アフリカ・イベント
アフリカ研究入門「伝統衣装」「グローバリゼーション」~ケニアの牧畜民サンプルの「戦士」とビーズ装飾
学内にあるアジア・アフリカ言語文化研究所の企画です。
部屋が狭いので、念のため事前に申し込んでおいてください。
(私のブログをみてと伝えてください)
*なお、遅れて入る・途中退席は辞めてくださいね。
*携帯を鳴らす、いじる、居眠りをする・・ももってのほかです!

題目:「伝統衣装」をまとってあゆむ「グローバリゼーション」の道すじ
~ケニアの牧畜民サンブルの「戦士」とビーズ装飾
講演者:中村香子(京都大学アフリカ地域研究資料センター研究員)
日時:2012年4月24日(火)18時半~20時半
場所:東京外大アジアアフリカ言語文化研究所 
    3階マルチメディア会議室304
参加料:無料
aafrica<@>aa.tufs.ac.jp
*<>を取ってお送りください。

# by africa_class | 2012-04-17 14:11 | 【紹介】アフリカ・イベント
レソト王国留学中のジュンペーからの写真+アフリカ留学は就職に損か?
マダガスカルの次は、南アの隣(というかほどんど中?)にあるレソト
王国に留学中のジュンペーから写真が届きました。「僕は走ることだ
けに興味があったので・・・」といって入ゼミし、本人も周りも心配した
ジュンペー。1年経ってだいぶ逞しくなったものの、その英語力(英語
専攻なんですが・・・)や準備のなさに出発前は本当に大丈夫か心配
していましたが杞憂だったようですね。持前のマイペースで楽しんで
いる様子。高山トレーニングはがんばってるのかな・・・。
 しかし、「アフリカ=暑い」と思ってレソトに行った彼ですが、雪が降
る国だという自覚がなかったようで・・・誰か彼に冬服持って行ってあ
げて!
 去年、一橋大学との合同ゼミの後の懇親会で、学生たちが就活を
するのに留学は不利だから、行くのを断念した・・・という話を聞いて
外大生は驚き、一方留学するなら欧米ではなくアフリカだよねという
話を聞いて一橋大学の学生は驚き、カルチャーショックが生じたの
ですが、今年の就職活動。アフリカ遊学・留学・インターン・就労組
は、すでに内定を一つ以上もらっており、ようやく世間も「アフリカ帰
り」の価値に気づき始めてくれたようです!
 別に、就職がうまくいったからといってそれがどうした・・・ということ
はありますし、企業に学生の価値が本当に分かるのか?という議論
も可能ですが、「アフリカ=どうせ途上国でしょ?=学ぶことなし」と
いう偏見は、グローバル化を急ぐ企業にはすでになく、むしろこういう
学生を歓迎してくれる時代がきたというのは、それはそれで喜ばしい
ことかと。。。残念ながら、親御さんや大学の方が遅れている。
 これらの国の大学への留学は、大学を通してではなく、すべて日本
の在アフリカ大使館+南部アフリカ共同体(SADC)との連携によって
実現しています。2000年から培った個人的な信頼関係でここまで
来たのですが、パイオニアの彼らが上手くいけば、是非大学にも協定
を結んでもらいたいと願っています。
 なので、現在アフリカにいる皆さん。
 パイオニアとしての君たちに期待してるよ~。

 でも、ジュンペー・・・どこにいるか分からず・・・。


 もうすっかり同化してますね。帰ってくるのかな・・・。
==========================
ほとんど、というか未だに1人も日本人と会わない状況ですが、
レソトにいる5,6人の日本人の方と
日本人名簿作成のやり取りなどをメールで行い、
もしかしたら今月末に会う機会があるかもしれないので楽しみです。
 写真いくつか送ります。気付いたら大学のあるロマの写真が1枚
もないので、いずれ撮ります!笑 byじゅんぺー
===========================
# by africa_class | 2012-04-16 22:17 | 【新設】ゼミ生inアフリカ
マダガスカル留学中のヤワラちゃんから写真が届きました
先週の各種の授業、皆さん専門教育を堪能したでしょうか?
来年はあるかどうかわからない授業なので是非真剣に履修してくだ
さいね。
 さて、今日はマダガスカルのカトリック大学政治学部に留学中の
ヤワラちゃんから写真が届いたのでその紹介です。気のせいか本
人発見できないのですが、メールではとっても元気そうで、明日か
ら本格的に授業が始まるそうです。
 外大東北復興支援隊副代表のヤワラちゃん。出発直前まで、石巻
で活動に勤しんでいたので準備不足ゆえ、ちょっと心配でしたが、元
気そうで本当に安堵しました。マダガスカル留学は初めてなので、こ
ちらもドキドキですが、皆に良くしてもらっているようで何より!!
 現在、レソト王国にジュンペー、モザンビーク北部にイズミが留学中。
いずれも初めての大学ばかりですが、それぞれ頑張っているようです。
順次写真を紹介しますね。
 がんばれ、ヤワラ、ジュンペー、イズミ!!!もうすぐエッチャンが
マラウイに。
============================

イースター休暇の時に、下宿先の大家さんのお姉さん一家に
首都アンタナナリヴから車で2時間ほど行ったところにある
田舎街アンブヒマンガに連れて行っていただいたときの写真を添付
します。あと学校と駅から見た街中の写真も添付します。
 世界遺産のお城を案内してもらったのですが、お城の崖から見る
街は本当に絶景でした。
============================
# by africa_class | 2012-04-15 22:00 | 【新設】ゼミ生inアフリカ
2012年度、東京外大で7つの経済・社会・政治・国際協力・文化の専門(ドリーム)授業が履修可能に
本年4月、東京外大でアフリカコースが立ち上がったのに伴い、
旧カリキュラムの学生にもアフリカの授業を準備しました。
いずれも、アフリカ研究の第一人者ばかりです。
ドリーム授業をお楽しみください。
 そして、この先生たちの凄いところは「アフリカ地域研究者」
に留まらない点。世界を見るためアフリカを見てる。アフリカを
見るから見えてくる世界、日本・・・を研究のターゲットにしてい
ます。そして人びとの側に徹底的に立とうと試みて、研究され
てこられました。皆さん、語り口が非常に穏やかでかつ専門的
なので、学部生にはその凄さがなかなか分からないかも。
 でも、分からなくても分かる時がきます。どうぞ、深く刺激さ
れてください。
 ちなみに・・・小倉充夫先生は私の指導教官だった先生で、
本当のほんと~に小倉先生が学外でこういう講義をされるの
は珍しいことなのです。珍しいだけでなく、今年度で津田を退
官されるので、おそらく外大が最後の機会になるかもしれま
せん。話は多分、難しい・・・と思いますが、噛みしめるように
聞くと本当に有難いお話ばかりなんで・・・。(私と見かけも、
話ぶりも、教え方も、すべて正反対なので戸惑うかも。でも
魂は同じだと私は勝手に思っています。先生に内緒ね。)
 なお、いずれの先生も学問的には非常に厳しい先生方なの
で、一生懸命勉強するとともに、居眠り・携帯など本当に注意
してください。忙しい時間を皆さんのために無理して割いてくだ
さっていることをどうぞ忘れずに。

■2012年度開講 東京外国語大学専修専門科目■
<<なお授業案内では*がついていませんが、2年生も全授業
の履修ができます>>

■前期:
小倉充夫「アフリカ研究と国際社会学」(金2限224教室)
島田周平「アフリカ学入門:農業問題」(木2限543教室)
坂井真紀子「アフリカ国際協力論」(金3限209教室)
舩田クラーセン「国際関係とアフリカ」(月4限115教室)
■後期:
北川勝彦「アフリカ社会経済論」(集中)
鈴木裕之「アフリカ文化論Ⅱ」(金2限115教室)
島田周平「アフリカ学入門:民族問題」(木2限543教室)
坂井真紀子「アフリカ国際協力論」(金3限209教室)
舩田クラーセン「現代アフリカ平和・紛争論」(月4限115教室)
# by africa_class | 2012-04-11 19:05 | 【紹介】アフリカ関連情報
日本のど真ん中で脱原発を叫びつつ、日本の中山間部で地域経済を応援することの重要性
東京に帰ってきました。
桜が満開・・・いえ散りかけていて驚いています。
兵庫の中山間部では、今から桜が咲こうとしています。
先日宿泊した篠山市天空農園では、夜はゼロ度・・・極寒でした。
東京のペースに慣れないまま、兵庫の山々がすでに恋しいです。

前回書いた「【原発解剖論1】世界の直接的・構造的暴力に密接
に関わる原発:「原発ゼロの日本」の実現の世界的意味」の続き
なんですが、これを実現するためには当然ながら、永田町や霞が
関で脱原発を叫ぶ・・・必要があるのですが、それだけでも限界が
あります。
 というのも、この不平等構造(構造的暴力)において、原発を押
し付けられてきた「地方」の問題が解消するわけではないからで
す。事実、原発立地村では、原発を許容する傾向が強く、再稼働
の議論の中でも「雇用のため」という主張が繰り返されてきました。
 しかし、原発周辺地域の子供の白血病の発症率が他と比べて
10倍近くにのぼる現実、第二の福島原発にならない保障がない
こと、それでも地方からの若者の流出が止まらないこと・・・を考
えると、原発誘致や継続がその答えというわけでもありません。
 原発廃炉には25年近くかかるといわれており、廃炉は一大産
業でもあり、アメリカやフランスの企業はこれをビジネスチャンス
として大急ぎで廃炉技術の向上とパッケージング、売り込みに余
念がありません。つまり、廃炉だけでも地元経済は急激にダメに
なるわけではなく、雇用は確保できるのです。
 むしろ、廃炉にするのかしないのか不明なまま現在のようにた
だ政策を決定しない方が、地域経済にはダメージを及ぼすので
す。廃炉を決定し、廃炉のために世界の英知を結集しつつ、
54基もあるので、世界一の廃炉技術を蓄積していくことが、日本
の今後の先端技術にとっても、世界にとっても、被爆国として、
福島原発事故を起こした国として、「名誉ある地位」を得られるこ
とになります。
 さて、でも廃炉だけで生きていくのもさみしいものがありますし、
なんといっても25年後を見据える必要があります。何より、右肩
あがりの経済成長戦略が無残な形で終焉してしまった日本にお
いて、どのような未来を描いていくのか・・・特に少子高齢化がは
げしく、集落が崩壊しつつある日本の地方をどうしていくのか・・
はまったなしの課題です。
 官僚も政治家もメディアも不勉強なのか、「原発による地域経済
振興」「工場誘致」をいまだに唱えていますが、すでに日本の各地
では新しい動きがどんどんと出てきています。
 このような動きが抱える大きなハザード(障害)としてあげられる
のが、次の点かと思います。
(1)従来型の開発モデルから脱却できないお役所・制度や政策な
どの在り方
(2)電力会社や農協などの独占
(3)地域の利権構造
(4)新しい住民を受け入れない地元共同体
(5)都会の消費者の消費傾向(大型スーパーや大型ホテルを
好む傾向)
 これらの地方での新しい動きにおいて、まず重要なのは、「邪魔
をしない」というスタンスだと思います。(1)~(3)は実は、ハザード
であって、これらのパワーは地域社会においては相当なもので、
「こうすればもっと上手いくのに」というやり方が、これらの規制のせ
いで妥協や折衷案になってしまし、本来のよさを損ねたり、ビジネス
として成立を難しくさせます。
 例えば、茅葺屋根のままでの建物のキープであるとか、かまどや
囲炉裏、五右衛門風呂を使った宿舎の活用などです。一方で、
景観の保護をきちんとするには規制がゆるゆるなケースもあり、
右肩上がりの経済成長路線で急ごしらえされた法制度がミスマッチ
を起こしていることは明らかです。
 また、小水力発電や休耕田での太陽光発電など、すぐに始められ
ないばかりか、送電線を独占電力企業に頼らざるを得ないため、費
用負担が発生してしまう上におうかがいを立てなければならない・・
という問題があります。
 (4)については、地域社会への入り方は、入ってくる者こそ気を付
けるべきですが、同時に地域社会の方も努力が不可欠です。「これ
までのやり方」ばかりを押し付けては、外からの者だけでなく、中の
若い者(家族の息子や孫)だって流出します。実際、過疎化が進ん
だ理由は、単に少子化や働き口がなかっただけでなく、このような
押しつけが若者に嫌がられた結果でもありました。
 では、都会の者が積極的にできることは何か?
(1)関心を持つこと
(2)法制度を変えるお手伝いをすること
(3)電力会社等の独占を解体すること
(4)訪問して励ますこと
(5)消費し続けること
(6)あれば専門性を提供すること
 と思っています。こんな小さな一歩、二歩を、都会の人たちが地域
で頑張る人たちとともにやっていくことが、最終的には自分、自分の
周り、社会、国、世界を変えていくことにつながっていきます。
 どこから手をつけたら・・・・という皆さんは是非日本のがんばってい
る「田舎」にいってみてください。ちなみに、「がんばっている田舎」は
ロケーションとしてあるわけではなく、そこに「がんばっている人がい
るから」あるのです。
 なので、「田舎でがんばっている人」を探していけば、新しい出会い
は果てしなく広がっていきます。時間があればそういう人たちを紹介
したいと思います。


# by africa_class | 2012-04-11 14:58 | 【3・11】未来のために
【原発解剖論1】世界の直接的・構造的暴力に密接に関わる原発:「原発ゼロの日本」の実現の世界的意味
久しぶりに投稿します。
 今日は、私が何故原発の問題に関わるかについて、環境や経済の論
点からではなく、暴力と平和の観点から考え、紹介したいと思います。
 原発は、非エコなだけでなく、戦争や暴力、不平等の問題に大きく関わ
ったものでもあります。
 例えば、世界構造の中で原発をみてみると、原発を推進している国の
大半は核兵器保有国です。これらの国はまた小型武器の輸出国でもあ
ります。アメリカ、フランス、ロシア(旧ソ連)、中国です。そしてこれらの
国は国連の常任理事国として、世界的な出来事の対処の決定権すら
持っています。新興諸国で原発を持ちたがる国の多くもまた紛争の火種
を抱えている国でもあります。
 一瞬にして生命を絶やしてしまうほどのエネルギーを持った核兵器は
暴力を前提とする国家には限りなく魅力のあるものであり、原発はその
第一段階として不可欠なものとして認識されています。核問題で現在問
題視されている国々にイランや北朝鮮がありますが、いずれの国も核兵
器の第一段階の技術としての原子力発電に多大な資金を投じてきたわ
けです。
 あれほど大規模な原爆の被害を経験した日本が、原発を持ちたがっ
た理由の一つに、「核兵器製造・保有を可能とする技術の確保」があり
ました。これは当時から囁かれていたことですが、最近ようやく日本国
外の公文書が明らかになるにつれ確証が得られるようになった史実
です。(NHKの番組など)
 ですので、「核の平和利用=原発」というキャッチは、世界の現実ある
いは歴史において相応しい認識ではなく、原発は究極的な兵器である
核兵器と一直線で関わっているものだという認識をまずは持たねばなら
ないと思います。
 そして、ウラン鉱山の開発は、世界中で多大な人体・環境汚染を起こ
してきました。例えば、コンゴやジンバブエ、オーストラリアです。それ
らの鉱山の多くが辺境の地にあり、住民の健康被害は長年にわたって
無視されてきました。
 それは、原発の立地場所が、電力を大量に消費する場所(例えば東京
や大阪)ではなく、より遠くの「地方」にされてきた歴史と符合するものが
あります。原発立地場所周辺の子どもの白血病の発病率はそうでない
地域の10倍にのぼることも、ドイツ・日本での疫病調査から明らかにな
りつつあります。
 つまり、原発は、戦争という直接的暴力の観点からも、社会的不平等
という構造的暴力の観点からも、暴力に密接にかかわった技術といえ
ます。
 原発問題を、日本国内のように、単に環境問題、エネルギー問題、国
内政治・利権問題と捉えてしまうと、以上のような世界規模の軍事・利権
・暴力ネットワークを軽視することにつながります。
 このような暴力的な世界において、平和の一歩をどこからか踏み出し
ていくためにも、「原発ゼロの日本の実現」は非常に大きな意味を持っ
ているといえるでしょう。
# by africa_class | 2012-04-09 16:49 | 【3・11】原発事故
冒頭だけ紹介:「『ODA見返り論』からの脱却を」『外交』「国際援助の新戦略:アフリカ」2012年3月12号
暴風雨ですね・・。
少し体調が悪い上に、家に閉じ込めている四匹の子豚たちがうるさ過ぎ
て仕事に専念できないので、この1年の論文・原稿の整理・掲載の最後
をやっておきます。現在、販売中の雑誌『外交』の論文なので、冒頭だけ
紹介しておきます。全文は、『外交』最新号でお読みください~。
http://www.gaiko-web.jp/
=======================================
『外交』「国際援助の新戦略:アフリカ」2012年3月12号
「『ODA見返り論』からの脱却を」 128~133頁
舩田クラーセンさやか(東京外国語大学)
=======================================
戦争終結20年、活気あふれるモザンビーク
今、この原稿をアフリカのモザンビークで書いている。同国で最も僻地とされる北部4州1700キロを駆け抜けたが、道中目にした光景に今でも驚いている。道路は依然大部分が舗装されていないものの、どんな僻地にも携帯電話のアンテナが建ち並び、真新しいガソリンスタンドが完成し、農作物や商品をいっぱいに積んだ自転車を漕ぐ男たちが道路に溢れる。
 一方筆者がゼミ合宿で毎年通う日本の中山間部。訪れる度に、路線バスが廃止され、小学校が廃校になり、畑は放棄され、中心街の商店のシャッターは下りたまま。道行く人は、腰の曲がったおばあさんの姿ばかり。まさに対照的といっていいほどの光景である。しかし、モザンビークがいつもこんな風に活気溢れる国だったわけではない。
 筆者がこの国を初めて訪れたのは1994年。16年に亘った世界でも類を見ないほどの醜い戦争直後のことであった。百万人が死に、人口の実に三分の一が難民・避難民となり、大量の武器と子ども兵を残した戦争の爪痕は深刻で、地雷によって道路網は寸断、学校や病院の大半が破壊され、商店は空っぽ、人びとは痩せこけ、その表情には不安がありありと浮かんでいた。
 あれから18年。あの時筆者が出会ったモザンビークは、もはやここにはない。この国は見違えるほどに復興を果たし、世界に模範として称賛されるまでに変貌を遂げた。特にここ数年、国内各地でボーキサイト、天然ガス、石炭などが確認され、これらの天然資源や広大な農地を狙った外国企業の進出ラッシュが相次いでいる。

依然深刻な社会的課題と経済成長の裏で広がる格差
ただし早合点してもいけない。モザンビークは依然世界最貧国の一つであり、GDP比で182カ国中122位、貧困者(一日一ドル以下で生活する人)は国民の6割を占める。2015年までの達成が国際公約となっている国連ミレニアム開発目標(MDGs)については、幼児や妊産婦の死亡率も依然高く、HIV/エイズの感染率は判明しているだけで15歳~49歳人口の1割を超え、最大10万人近くがエイズで死亡している。人口が2千万人程度のこの国にとって、そのインパクトは非常に大きいものがある。
 安全な飲料水へのアクセスがある人口割合も農村部では29%に留まっており、経済成長の恩恵が人びとの生活向上に還元されていないことが分かる。人口の大多数を占める農村住民の暮らしは依然厳しく、天候や親の健康状態次第で、子どもたちは飢え、女の子たちが身売りをしなければならない現実に変わりはない。表面上の経済成長の一方で、社会課題の解消にはほど遠い状態にあることが分かる。
 経済成長に伴って生じつつある問題も深刻である。海外からの投資ブームの影で、利権を有するごく一部の「持てる者」と大多数の「持たざる者」の格差は急速に拡大している。さらに、投資に絡む腐敗や権力の濫用、選挙不正の結果、社会全体の不満は高まり、独立以来同一政権下で安定を保ってきたこの国でも、2010年には失業中の若者による大規模暴動が首都で発生し、都市機能が麻痺した他、死傷者が多数出ている。
(続きは原文を)
# by africa_class | 2012-04-03 16:14 | 【記録】講演会・研究会・原稿
< 前のページ 次のページ >