今年も、仏語圏アフリカの警察や法関係者への平和構築研修
に参加させていただいた。参加者の出身国は、ジブチ、コンゴ
民主共和国、コートジボワール、ブルンジなど、なるほど~な
国々。
この面々に、「暴力・紛争・平和(violence, conflict, peace)」、
「紛争の変容と超越(conflict transformation, transcend)」
を1日かけて教えるというのだから、なんともチャレンジング。
最初は硬かった皆さんも、最後には大盛り上がり。
国・・・というより、政権を背負って、頑なになっている様子の
参加者も、時間が経つほどに、柔軟に。Lukasaワークショッ
プをやる段階にもなると、かなりの盛り上がりに。
最初は、ロールプレイ(異なる民族の紛争当事者間)も真剣には
行われていなかったものの、紛争要因(不公正な開発)に火種
(マジョリティの人口増加がマイノリティの土地や生活を荒らす)
という段階になってからが凄かった。皆、自分の権利を守ろうと
やっきに。
口ばかりに頼りがちなアフリカ政府役人にとって、手を動かすこ
との意味や楽しさを実感してもらえたのは、良かったかな?皆さ
ん、すごい技を見せてくださいました。この豚はすごい!
やっと民族同士の和解に達したところで、マイノリティの地域に
ダイヤモンドが発見!!!立場が逆転したところから、議論は
デッドヒート。
しかし、授業で学んだ「紛争の変容から超越へ」、つまり、紛争
を単にネガティブなものとしてだけでなく、「機会」だと捉える手法
を取り入れてもらって、最終的にはそれぞれクリエイティブな
変容を見出しました。
最後に、研修の冒頭で書いてもらったビジョンの確認。多くの人
が、ビジョンはより具体的で包括的なものになったと喜んでくだ
さり、ほっーーー。
Lukasaについては、こちらのブログをどうぞ。
http://spacepeace.exblog.jp/