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「まさか会津産まで」 ホウレンソウが基準値超え、キャベツは解除

会津のキャベツやブロッコリーなどについては今日、出荷制限が解除され
たそうです。葉物のホウレンソウはまだのようです。また検出されたのは
セシウムで、ヨウ素と異なり、半減期が大きく違うので注意が必要です。http://www.excite.co.jp/News/society_g/20110427/Mainichi_20110428k0000m04010
***
福島に行って以来、福島内の二つの新聞「福島民友」と「福島民報」を
読んでいます。外からの情報だけでなく、福島の中からの情報・視点を
やはり知るべきだと思ってのことです。
■http://www.minyu-net.com/index.html
■http://www.minpo.jp/
 しかし、毎日の新聞に、詳しい放射線量の一覧が載っている状態に、
そしてその数値が原発事故前の何十倍から百倍なことに・・・しかし、普
通の生活がそこで繰り広げられている(注意している人が多いわけでは
ない)ことに、危機感を覚えます。あまりに怖がってストレスに感じるのは
問題ですが、最低限の防備は必要かと。
 福島県も中にいらっしゃる人も、福島県から子どもを含め住民が流出
することに非常に抵抗感があるようです。福島で色々な人と話しましたが、
特に、年配の男性に多い視点のように思います。流出は勿論、問題です。
しかし、原発周辺地域からせっかく避難している郡山や会津地域でも、高
い放射線量が測定されています。前者については、学校の校庭の土壌
で、後者については農作物の一部から、「基準値」を超える濃度の放射能
物質が検出されています。
 考えてみれば、原発の状態は改善しておらず、放射性物質は垂れ流し
状態なので、時間の経過とともに、それが拡散し、土壌に浸透していくこ
とは予想できる事態ですが、それへの対応(警告や予防)が政府から何も
取られていません。郡山でも、多くの若者や子供が、マスクもせず、傘も
ささず、雨にぬれながら歩いたり、自転車に乗っている状態です。なぜか
中高年の女性が一番、完全防備状態で街を歩いてらっしゃいます。一番
守られなければならない人たちが守られていない。本当に、やるせない
想いです。
 「風評被害」という言葉が使われがちですが、本当にそれが「風評」なの
か、もっと詳細なる検証が不可欠です。福島県内の放射線量の測定も、
開始されたのは事故後すぐではありません。必ずしも正確な数字(累積
線量)が出されているわけではなく、本来は最悪を想定した見積もりでな
くてはならないのですが・・。
 なお、ここまで来ても、相変わらず子どもや妊産婦に特別な対応がされ
ているわけではありません・・・。 福島県内の避難所を回ったとき、お子
さんをお持ちの皆さんがしていた心配(30キロ圏内以外でも、いつか避
難しなければならなくなる事態)が、杞憂に終わるといいと思っていました
が、現実問題、原発事故の収束が見えない状態では、なんともいえない
状態です。
■「まさか会津産まで」 ホウレンソウが基準値超え
http://www.minyu-net.com/news/news/0415/news10.html
 厚生労働省と県が実施した野菜のモニタリング調査で、会津若松市と下郷町、会津坂下町のホウレンソウから基準値を超えるセシウム(基準値500ベクレル)が初めて検出され、会津地方の農家に衝撃が走った。これまで会津産野菜は原発事故の影響が少ないとみられていただけにショックは大きく、農家は今後の生産活動への不安を口にした。(2011年4月15日 福島民友ニュース)
■郡山市 校庭・園庭の表土除去へ 放射線量高い15小中・13保育所 
http://www.minpo.jp/view.php?pageId=4107&blockId=9834149&newsMode=article
by africa_class | 2011-04-28 01:02 | 【311】原発事故と問題
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