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経産省エネルギー庁、言論統制のために税金を無駄遣いする予定(戦時中と同じ構造)

今日もクーラーなしで一日終了。扇風機すらつけなかったのですが、
昨日と比べると涼しかったです~(といっても32度でしたが)。
 さて、活動や本業に忙しく、原発事故や放射能の話を書く余裕がな
いままに、恐ろしいニュースがどんどん舞い込んできています。しか
し、牛肉からセシウムが検出されることになるのは予見できたこと。
(原発から30キロ圏内の動物を見殺しにする以外は何も対策を取っ
ていなかったのですから・・・本当に腹立たしい・・・)。
次は、牛乳から出るでしょう。しかも、もはや全国に汚染食品の流通
は広がっています。トレーサビリティー制度が導入されて久しいです
が、一番役に立つべき現在に役に立ってないことが露呈。そもそも、
何かが起こってからの制度ですし・・・なぜ「予防」が出来ないのか・・。
 そして、「基準値(内部被ばくにしきい値などないというのに!)以下」
の汚泥なら「肥料!!!!」にしていいと通達があったのご存じです
か?東日本の各地で検出され続けている放射能汚染の汚泥を、肥料
に加工してしまったら、それこそどこにどう使われているかは不明に。
牛肉のように、全国に汚染食品が拡がる(しかし、トレースできない)
ことにつながります。どうしてこれほどまでに、人体汚染をさせたいの
でしょうか・・・?
 と、怒っているところに、もっと恐ろしい情報が届きました。もはや、
日本は「戦時体制」に突入しているのではないかという通達です。
経産省エネルギー庁では、なんと次のような業務を行う下請け会社
を募集しているのです!
 「不正確情報」を一番出してきたのは、東電に政府ではなかったの
でしょうか?自分たちをまずは取り締まってほしいところです。3月の
時点で例えば私がこのブログで書いていたことは当時政府が出して
いた情報とは間逆だったため、その観点からいうと「不正確情報」で
す。が、4カ月して分かったことは、あの時の政府の発表こそが不正
確情報であって、このブログで書いたことの大半は正確だったという
のに。
 あの時、政府や東電の情報だけにアクセスした人や信じた人たち
の子どもたちの身に何が起こったでしょうか?放射能が降り注ぐ中
外遊び、水遊び・・・そして、尿からセシウム検出です。私たちがい
っていたように、遠くに逃げる、あるいはせめて家の中にることを選
択していたら、内部被ばくはある程度避けられたはずです。
 あの時東電は、「爆発したが微量しか出ていない」、政府は「ただ
ちに健康に被害はなし」と繰り返しました。専門家たちは「大丈夫」
と言い続けました。そして、子どもたちの小さな身体の中に、放射能
物質が入ってしまいました。そして、じわじわと体内の組織を被ばく
させているのです。この瞬間にも・・・。
 このようなことすべてが、政府、専門家、メディアというauthority
を持った機関の「正確な」情報によっておこされたわけです。最もそ
れに加担したのは、間違いなく経産省です。一体、この国はどうなっ
ているのでしょうか?こんな公募案件が出せる神経が分からないで
す。国民が問題にしないからでしょうか。
 「誰にとっての正確さ」か、「何に基づいての正確さ」なのか・・・「何
のための正確さ」なのか・・・基本に戻ればはっきりします。一番影響
の大きな子どもたちの健康と命を守るために必要な正確な情報こそ、
今切実に求められているのではないでしょうか?その際の正確な情
報とは、一人ひとりの被ばく量であり、線量の計測です。でも国が現
在考えているのは、いずれの計測も「調査」であり、「予防」の観点に
基づいていません。
 人類史上、世界史上類を見ない出来ごとが進行している中で、子ど
もたちの安全を守るために取られるべきことは、それこそ膨大にある
はずです。なのに、このような小手先の自分たち(経産省)や利権を
守るためだけの措置をして、国民に自分たちの考えを押しつけて、被
ばくしようが関係ない・・・という態度。信じられない思いです。
 子どもたちの集団疎開、その場でわかる線量計の配布など予算を
つけるべきものはいくらでもあるのに、自分たちの都合のよい情報ば
かりを流すための「検閲」に国民の予算を使おうなんて、本当にあり
得ません。まさに、「いつかきた道」・・・戦時中とまったく同じ。「国を
守る」といって、多くの子どもや若者の命を犠牲にしたことを、忘れた
のでしょうか。
 経産省大臣は、安保闘争のときに権力と闘ったんではなかったん
でしょうか?「なでしこジャパン」のあの不屈の精神を見習うことすら
できない、自分たちのことしか考えられない大人たちに、本当に嫌気
を感じた情報でした。(しかも、読んでもらえれば分かりますが、どれ
を不正確とするかは経産省と打ち合わせろ・・・ですって!!!)
 皆で、こんなことに税金を使われることに反対しましょう。そして、
徹底的に自分の言論空間を守りましょう。ただし、責任をもった言論
もまた徹底しましょう。
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http://www.enecho.meti.go.jp/info/tender/tenddata/1106/110624b/3.pdf
仕様書
1.件名
平成23年度原子力安全規制情報広聴・広報事業(不正確情報対応)
2.事業目的
ツイッター、ブログなどインターネット上に掲載される原子力等に関す
る不正確な情報又は不適切な情報を常時モニタリングし、それに対
して速やかに正確な情報を提供し、又は正確な情報へ導くことで、
原子力発電所の事故等に対する風評被害を防止する。
3.事業内容
① ツイッター、ブログなどインターネット上の原子力や放射線等に関
する情報を常時モニタリングし、風評被害を招くおそれのある正確で
はない情報又は不適切な情報を調査・分析すること。モニタリングの
対象とする情報媒体及びモニタリングの方法については、具体的な
提案をすること。
② 上記①のモニタリングの結果、風評被害を招くおそれのある正確
ではない情報又は不適切な情報及び当庁から指示する情報に対し
て、速やかに正確な情報を伝えるためにQ&A集作成し、資源エネ
ルギー庁ホームページやツイッター等に掲載し、当庁に報告する。
③ Q&A集の作成に際して、必要に応じて、原子力関係の専門家
や技術者等の専門的知見を有する者(有識者)からアドバイス等を
受けること。また、原子力関係の専門家や有識者からアドバイス等
を受ける場合には、それらの者について具体的な提案をすること。
④ 事業開始から1ヶ月程度で30問以上、事業終了時までには10
0問以上のQ&A集を作成すること。
【提案事項】
① モニタリングの対象とする情報媒体(ツイッターは必須)
② モニタリングの具体的な方法と体制
③ Q&A集を作成後、速やかに周知するための具体的な方法
④ 想定される専門家や有識者
⑤ これらを活用した新規提案
【留意事項】
・受託者は、不正確な情報又は不適切と思われる情報媒体や抽出
するキーワードについては、資源エネルギー庁担当者と十分に調
整すること。
・Q&A集の作成にあたっては、十分な調査・分析を行い、その結果
を反映すること。また、Q&A集の最終的な問数については、実態に
合わせて資源エネルギー庁担当官と調整すること。
・原則として、正確な情報提供は即座に行うとともに、その結果につ
いては、翌営業日以内に資源エネルギー庁担当者に報告すること。
・常時モニタリングするために十分な人員を確保すること。
4.事業期間
委託契約締結日から平成24年3月30日まで
by africa_class | 2011-07-19 00:10 | 【311】原発事故と問題
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