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ごめんね、子どもたち。子どもたちも社会の主人公。そして、子どもたちとの約束。

世界と日本の子どもたちのことをずっと考えてきました。
特に、アフリカの。戦争で兵士にされる、傷つく子どもたちのこと。貧困で食べるものに困る子どもたちのこと。身体を売るしか生き延びる道がない子どもたちのこと。学びたいのに途中で断念せざるをえない子どもたちのこと。今でも、この子どもたちのことを何とかできないものかと日々試行錯誤しています。

でも、3・11が起こってから、特に日本の子どもたちのことを考えることが増えました。アフリカよりも何百倍も何千倍も経済的に豊かなこの国で、起きていることを目の当たりにして。その時、最初に頭に思い浮かべる言葉は、「ごめんなさい」という一言。この国の底知れぬ闇とどうしようもない構造、大人たちの利己主義、不正義に隠ぺいに、嘘、取り繕いに、人のせい…そんなものを目の当たりにする度に、子どもたちに「ごめんなさい」と謝っています。謝ってすむわけじゃないけど。

いじめに遭っている子どもたち、虐待を受けている子どもたち、こんな事故が起きてなお避難する権利を認められない子どもたち、留まっても「安全」が連呼され検査を受けることすら阻まれている子どもたち、避難しても自由に親に会えない子どもたち、官邸前に通い声を振り絞って「原発反対!」を唱える子どもたち、一人ひとりの子どもに、この国の一人の大人として「ごめんなさい」と伝えたい。

この国が、この社会が、ここまでひどくなっていたことに、十分気づかなかったこと、気づいてもまだ変えられていないことに、「ごめんなさい」と伝えたい。次から次へと繰り返される、無責任で、嘘つきな大人たちの言動を、他人ごとではなく私たち自身が許してきたことに。自分たちに「どうせ力がない」、悪いのは「えらい人たちだ」という態度をとってきたことに。色々なことに無関心であったことに。あなたたちにこれほどまでの犠牲を強いてなお、気づこうとしない大人の端くれとして。自分のこととして、私はあなたたちに謝りたい。

あなたたちの真っ直ぐな心、不正義を憎む鋭い直感、キラキラ輝く命、あなたたちの深い絶望と傷、あなたたちの迷いや闇や内に秘めた衝動。そんなあなたたちの全体を、私は大切に想う。「守りたい」という一方的な言葉を越えて、あなたたちと共にこの社会を生き、共に変えたいと願うのです。

残念ながら、この国の汚れきってしまった大人たちには、あなたたちが必要です。あなたたちを「関わらせるな」という声も聞こえます。でも、あなたたちは知っている。見ている。感じている。動いている。あなたたちは、生れ落ちたときから、この社会の一員であり、この社会の光からも闇からも影響を受けている。そして、人知れずもがいている。だから、あなたたちはもう関わらされている。しかも一方的に影響を受けるばかりの「子ども」として。

「子どもだから」という一言で、あなたたちが主人公として関わることを、社会は拒絶している。でも、あなたたちは紛れもない主人公だ。あなたたちのいないところで、こっそり、何かを決める時じゃない。あなたたちが、自分で考え、自分で意見を持ち、自分で自分を守れるよう、私は一生をかけて取り組みたいと思う。これまでは大学生のことをそう考えてきた。でも、3・11が起きて、あなたたちと別の形で接するようになって、何歳であろうとも、あなたたちが自分の人生に、社会の主人公になることを応援すべきだと確信するようになりました。

昨夜、11歳の男の子と7歳の女の子に出会いました。
官邸前抗議と同時に行った経産省別館(保安院やエネルギー庁が入ったビル)前の抗議運動でです。遠い国から駆け付けてくれたあなたたち。眠いだろうに、自分の意志でお母さんとやってきた。あなたたちは、一生懸命「原発要らない」の声をあげていた。そして、終わった後、何かを白い風船に書いていた。その場にいたのに、何を書いているのか知らなかった私たち。単に落書きをしていると思っていたの。ごめんね。大人ってそれぐらい鈍感なんだ。どうしようもないね。

Ich hasse Atomkraft! 原発なんて大嫌い!
Ich bin bose! 僕は怒ってる!
Blode Atomkraft!! 原発のバカ!!
Ich hasse das Wasser von Atomkraft! 原発のお水なんて嫌いだ!
Die Welt were besser ohne Atomkraft.世界は原発がない方が良い。

うん、そうだね。君たちの怒りを、私たち、しっかり受け止めたい。あれやこれやで誤魔化すのはもうやめて、最初から「不可能だ」なんていうのではなく、「可能な道を探って」そちらこそに努力したいと思う。

今、国家権力も利権が絡んだ人たちも、すごい時間とエネルギーとお金と智恵を費やして原発を続けようとしている。この時間とエネルギーとお金と智恵のすべてを「原発のない未来」に費やせば、もうとっくに原発は止められていたし、世界で一番の自然エネルギー国として、君たちが大きくなった時には誇りに思える国になっていたはずだった。

だいじょうぶ。あなたたちをがっかりさせ続けるだけの大人になりたくない。一緒に、この国を、社会を、世界を、変えていこう。あなたたちの正義感、正直さ、柔らかい感性と、前向きのエネルギーを、私たち大人にわけてくださいね。

「何のために生きているのか」…あなたたちのまっすぐな瞳の前で問うてください。
「人間にカエレ!」

あなたたちの書いてくれた一言を胸に、今日も、明日も、明後日も、毎日頑張りたいと思います。
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by africa_class | 2012-07-21 21:03 | 【311】未来のために
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