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日本人を危険にするための原発・オスプレイ・領土問題・集団自衛権と【米国問題】

でこちらは、国際政治学の端っこにおり、冷戦期の現代史研究者としての分析です。こちらも、文章を練り直す時間がないので、ツイットのまま貼り付けておきます。前からまとめて書きたい論点だったのですが、なかなか時間が見つけられず。
 なお、下記はこれまでの研究に基づく私見ですが、欧州の新聞、アフリカや中東の知識人等でも、そんなに異なったことは言われてませんが、リツイートの多さをみると、日本国内では「珍しい意見」??日本では、「アメリカさん有難う」「アメリカは強いから守ってもらう」・・・という誤解が、まだまかり通っているのですね。
 すごく重要な点は次の点です。
<<アメリカという国の本当の強さは、その軍事力以上に、日本の上層部、メディアや世界を知らない民衆にそう思わせられる力、です>>その点を、いつも頭の隅っこに置いて下さい。
 (余談ですが、日本メディアの総本山は国内では政治部、国外ではワシントンDCです。政治部が牛耳り、DCを経ないとリスペクトされません。そのことが彼らの世界と社会認識を非常に歪めるのですが、本人たちはあまり気づいておらず・・・これもまた別の機会に)

 そして、もう一点重要なのは、何か「係争ネタ」が目の前に現れたら、必ずそれそのものを注視するのではなく、一旦視線を引いて、あえて別のポジション、もっともっと引いた後景、あるいはネタに隠されているもの・・・などを見る癖を付けることです。「係争」が持ち上がる時、必ず背後でそれを操っている人たちがいます。それを忘れずに。

■民主党の議員の皆さんはよく考えて下さい。なぜ米政府が、わざわざこの時期にこのような反発が予想される中、オスプレイ設置を急ぐのか?答えは簡単。民衆に皆さんをトコトン嫌わせ、二度と復帰できないほど、トドメを刺すためです。原発・オスプレイ全て汚いことをやらせて退場させ、自民党復権です。

■政権交代前も後も、米政府が皆さん(民主党)を信用したことなどなかったのです。官僚だってそうです。手を組んでいると見せて、失態を重ねさせるため、ことごとく下手にやってきたのを、まだ気づいていないのでしょうか。橋下政権が誕生する前に自民復帰を急ぐ米政府。それも分からず喜んで汚い仕事を続ける野田政権。ナイーブすぎるか「トロイの木馬(自陣に敵を招き入れる)」なのか、歴史が証明するでしょう。

■憲法改正で集団自衛権入れて米軍支援だなんて、世界を知らないから言えることですね。現代の世界や戦争を研究してきた者としては、あまりに真逆の話でビックリです。今の世界で最も国籍として危険なものはアメリカ人であること。世界中で戦争を仕掛けたから、その報復の機会を待っているアクターは沢山いる。世界のアメリカンスクールが看板出せないでいるのをご存知でしょうか?日本国内のアメリカンスクールも同様です。在アフリカの米人ですら「万が一」に常に備え、脱出経路を大使館から指示され、シュミレーションしている。そんな米国に、集団自衛権で連帯?

■さらに、いまさら米軍が守ってくれるなんて平和ボケもいいところ。冷戦期の方がずっと危険だった。今日中関係悪いのは、米国にとって大歓迎。米国にデメリットなく、経済・外交的にメリットが大きい。米国車が売れ、米国が第三者のフリでき、東アジアに米軍基地必要とに「ミエル」。民主政権もいよいよ、回復できないぐらい倒せる。米国に好意的な議員は残せばいい。

■米政府にとって、平和で助け合う日中韓関係は極めて都合が悪い。米にとっての悪夢は、かつて占領/支配した欧州がEUを作って米国に対抗したこと。東アジア共同体がそれに倣って、米国に対抗するのは一番避けたいシナリオ。幸い日本はポチとして忠実に周辺諸国に嫌われ続け、平和を自ら遠ざけています。

言われてみれば・・・
これ以上の外交戦略の失敗はないのです。

では、何故こうなっているか?それは、米軍による占領、1946年ー47年の冷戦勃発&「逆コース」を説明しなければならず、今夜はこれにて失礼。
by africa_class | 2012-10-01 01:46 | 【考】人間の安全保障
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