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プロサバンナに関する英語論文への世界からの反響

昨日は福島の子どもたちの問題。前日はカフェモサンビコ、そしてプロサバンナ・・・目まぐるしい皆さん、申し訳ないです。根っこはすべて同じ問題。そこに暮らす人びとの「主権」「尊厳」の問題です。
 さて、英語論文がウェブサイトに掲載されてから、世界中から反響が凄くて驚いています。
(3つ追加しました。2月13日現在 *どんどん増えてるのですがたす暇がなく・・・)

■英語論文掲載場所
"Analysis of the discourse and background of the ProSAVANA programme in Mozambique – focusing on Japan’s role"
→http://farmlandgrab.org/post/view/21574

 以前から知っている研究者やNGOの方々の反応はよく知っていたのですが、知らない人たちからのメッセージには驚いています。みんなわざわざペーパーの著者に連絡取って来るものなんですね。

■掲載後すぐに寄せられたのは、ブラジルの農業・食料問題の専門家からのメッセージでした。
"Today, I received your article and I found it extremely interesting. I was wondering, would you be interested in a free translation of your article into Portuguese? Many other people could profit from this knowledge in Mozambique and Brazil if a Portuguese version is available. I would be glad to contribute to it, although it may take a bit of time."
 ということで、翌日に直ちに半休を取って下さり、さっそく39ページ中10ページまでをポルトガル語に訳して下さいました。なんという献身・・・。
<=そして2週間で完全訳!凄い・・・涙涙。

■そして、昨夜はスペインの国際協力の専門家よりメッセージが届きました。
"I have just read your paper and did not want to wait more time for congratulating you. It is a fantastic contribution. ...It is helping a lot for understanding the current situation and as you pointed out, I hope, it will contribute to make the right and urgent needed changes for not repeating past errors done by the Japanese Assistance in Mozambique in the agricultural sector."
 あんな長いペーパー最後まで読んでくれたことに感謝。
 彼女が書いてくれているように、最後は関係者への希望のメッセージです。日本の関係者も、嫌がらず最後まで読んでくれるといいのですが・・・。

■そして、このブログでも、論文内でも紹介したブラジルの地理学者で最初にセラード開発の問題について調査し発表したVera Lucia Salazar Pessoa教授からご連絡を頂きました。なんという光栄!その後先生は、大学での教育拡充に奔走され、このテーマになかなか戻ることができなかったそうですが、教え子の多くがセラード開発問題について調査研究を行って、作品を発表しているということでいくつかの論文を送って下さいました。また手が空いたらご紹介いたします。

「あなたの論文とても気に入りました。論文を読んで、あなたがモザンビークで長年にわたって調査研究をしてきたのだということが良く分かりました。そして、何より、私の博士論文があなたの理解を深め、論文に役立ったことにとても満足しています。」

そして、先生がセラード開発に関する博論を書かれていた時のことを教えて下さいました。軍事独裁から民主化に移行していった当時(1985-88年)は問題が表出し始めていたけれど、事業としても盛上りがあり、かつ誰も学術的に取り組んだこともなく、とても勇気が必要だったこと。しかし、あえて挑戦し、この論文を仕上げたということ。でも、調査の結果セラード開発に批判的にならざるを得なかったものの、当時の時代状況として、それを書くことは限りなく難しく、止められたけれど書いたそうです。やっぱり、そうだったのですね。文章の端々に決意のようなものが見え隠れしていたのでした。

時は巡り巡って2013年2月。あれから20年以上が経過して、先生もまたセラード開発を再考する仕事をしようと決意され、以下の論文をもうすぐ発表されます。セラード地域における大豆とコーヒーとサトウキビの導入に関するものです。近々送ってくださるとのことで楽しみです。

"O Cerrado, antes dos "inhambus, das juritis, das siriemas", agora do agronegócio: as transformações no pós 1970"

先生からまたメールが。ブラジルはカーニバル突入だそうです。そして彼女と一緒に本を書いている人が、もう私の論文を読んでくれていて、先生の博論引用されていると伝えるため連絡されたそうな。世界は狭い!そのスピードが凄すぎですね。

■さらにドイツ人のコミュニティ開発(開発援助と自然資源管理)の研究者で大学の先生からメールが。
I am very impressed by the paper and I very much appreciate your critical analysis. It is rare to read a paper from a Japanese scholar that is so critical...
はい。我々日本人は批判的精神をおおっぴらにすることはタブーですから。研究界ですらそんなこと多々。でも、これまでをなぞるだけであれば何故研究する必要があるのか?人生の時間がもったいない・・・というのが私の持論であり、唯批判のために批判をするのもまた時間と労力の無駄。

要は見えないものを見ようとするのが研究の役割で、それは丹念な一次資料との格闘がなければならない・・・というのが私の持論です。で、この先生も援助と土地の問題について取り組まれているそうなので(対象はアジアらしいですが)、何かコラボすることになりました。

■そうこうしてると、ウガンダの元同僚から連絡が。南東部アフリカの農民組織の連合の事務局長を長らくやっていた彼です。以心伝心。論文でウガンダのこと引用したので、フォローアップしようと思っていたところ連絡が。彼が新しく始めたやはり地域資源を大切にしながら試みるコミュニティ開発の組織にインターンを送ってほしいという話でした。で、論文について。
「 Land gabbing is a huge challenge in my own country at the moment and it is fueled by both internal and external factors but is worsened by a corrupt public service management system that is insensitive to the rights of poor often illiterate citizens. Many poor people who have lived on their land for many years suddenly find themselves landless when their land is sold to reach corporations or even rich externally funded land dealers. companies. A few kilo meters form the village where my old parents live, a Russian company just got concession to mine iron ore and another rock that no one can tell which! In all cases many poor people who have hither to sur vived on this land. A whole region in our small country has been found to have viable oil deposits. the dynamics around land have suddenly turned to grossly disfavor poor people especially women who are the major dependents on land! 」

土地争奪があの狭いウガンダでも頻発していて、彼のご両親の村の近くでロシア企業が現れているという話でした。ウガンダの農業投資と土地争奪問題は、FOEIのレポートを。また、彼のメールにある通り、石油や鉱山などが見つかったことによる土地奪取の問題は、まさにその通り。人びとが騙されてしまう、知らされていない・・・本当にモザンビークと同じですね。

■そして、日本企業等による土地争奪問題に取り組んでいる教授からもメッセージが。
I am very excited to see it. I have found very little written in English on Japan's role in the "land grab", so it is fantastic that your research is available in English now. ...it looks terrific.
 
それにしても、英語の世界で発信することの意味をシミジミ感じてます。英語発信してこなかった自分の怠慢を感じる毎日です。
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by africa_class | 2013-02-04 23:42 | 土地争奪・プロサバンナ問題
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