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【全イベント】モザンビーク農民組織セミナー&記者会見@北大26日、議員会館27日、東大28日(資料付)

学年度末のこの時期、国立大学教員は本当に死にそうに忙しい…。
そんな最中ではありますが、昨日モザンビークからお越しの市民社会代表3名が無事ビザ申請を行い、後は朗報を待つのみ。

そして嬉しいことに、北海道でも彼らを招いたイベントを地元の農民グループの皆さんが準備してくださいました。TPPの問題と今回のモザンビークでの農業開発援助問題は、根底の部分でリンクしているというのが彼らの問題意識です。都市住民に偏った意見交換ではなく、日本の農民の皆さんとの意見交換…すごく意味があると思います。北海道の皆さん、ありがとうございます!

そこで、このブログでは一挙かれらのイベントを整理しておきます。
(東京のイベントは申込み制で、未だ空きはあるのでお早目に)

また、今回来日される農民組織UNACの代表アウグストさんは「50歳代の農民」!
2200の農民協会・組合と8万を超える個人会員から選出された方です。一緒に来日したかった副代表は女性の方なのですが、今回ご都合があわずでした。次回お楽しみに!

「当事者の声を聴く」
こんな重要なことはないと思います。

誰でも参加可能。政府関係者の皆さんも是非参加して耳を傾けてほしいです。特に、オープンセミナーは対象地域のモザンビーク北部地域に関するもの。是非、政府関係者や援助関係者に来ていただき、聴いてほしいです。

外務省あるいはJICAのオープンセミナー@東大でのご登壇は、NGO・外務省定期協議会の枠で依頼がなされましたが、残念ながらパネリストとしてのご登壇はお断りになりました。でも、登壇はしないとしても、モザンビーク農民の声に耳を傾け、農村で何が起きているか知り、また彼らがどうしてこういう主張をしているのか学びぶことは、非常に重要です。唯個人として聴いているだけでもいいので、是非ご参加いただければと思います。勿論、あてたりしませんので(!)。

(拡散歓迎)
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緊急来日! アフリカ・モザンビークから
最大農民組織UNAC代表2名と環境NGO1名 
■【北海道:セミナー】2月26日(火)10時~12時
@北海道大学農学部3階S 31教室
■【東京:議員会館学習会&記者会見】2月27日(水)
 11時~12時半@参議院議員会館B104
■【東京:オープン・セミナー】2月28日(木)18時~20時
@東京大学(駒場)18号館ホール

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今年6月横浜市で「第5回アフリカ開発会議(TICAD V)」が開かれます。同会議は、1993年の第一回開催以来、日本の対アフリカ関係の大方針を決める上で重要な役割を果たしてきました。一方、昨今は中国、韓国、インドなど、アジアの新興ドナーも「アフリカ・サミット」を開催するようになり、TICADは新たな存在意義の模索を迫られています。

近年、アフリカ開発において最も大きな注目を集める課題の一つに、「農業投資」と「土地争奪」の問題があります。2007-08年の世界的な食料価格高騰をきっかけに再び課題に転じたアフリカの食料問題。この対応策として、アフリカ農業への国際的な投資・支援の必要性が叫ばれていますが、対アフリカ「農業投資」の中には、外国への食料調達を目的に、現地農民から土地を収用するものが含まれており、生計手段を奪われた農民による大きな抗議行動が各地で発生、政情不安の引き金になっています。

日本政府も、ブラジルとの協力のもと、2009年より政府開発援助(ODA)でモザンビークに対する大規模な農業開発支援(プロサバンナ事業*注1)を進めていますが、現地の農民組織やNGOが、当事者への十分な説明がないまま計画が進められていることに強い懸念を表明しています(*注2・注3)。

急激なグローバル化と大規模ODAプロジェクトに直面するアフリカ小規模農民の組織の代表をモザンビークからお招きし、今アフリカで何が起きているのか、小農はどのように暮らし何を求めているのか、日本の我々はどのように関わるべきなのかについて、皆さんと一緒に考えたいと思います。

【北海道】北海道大学でのセミナー
「北海道の農民と共に考えるグローバル農業投資、土地争奪と日本の援助~モザンビーク最大の農民組織は何故抗議声明を出したのか?」

http://mozambiquekaihatsu.blog.fc2.com/blog-entry-5.html
○日時:2月26日(火)10時~12時(*質問 11時半~12時)
○場所:北海道大学農学部3階S 31教室 (札幌市北区北9条西9丁目)
http://www.agr.hokudai.ac.jp/info/access.html
○モデレーター:高橋一(酪農学園大学 教授)
報告者:
・アウグスト・マフィゴ(モザンビーク全国農民組織UNAC 代表)
・ヴィセンテ・アドリアーノ(同上UNAC アドボカシーオフィサー)
○主催:TPPを考える市民の会 
http://jikyuunet.m38.coreserver.jp/wordpress/?p=70
○協力:モザンビーク開発を考える市民の会 
○参加:申込み予約不要・直接お越しください。
○使用言語:英語&日本語での逐次通訳あり
○お問い合わせ:モザンビーク開発を考える市民の会
http://mozambiquekaihatsu.blog.fc2.com/
mozambiquekaihatsu<@>gmail.com
  

【東京】議員会館学習会&記者会見
「アフリカの課題に応えるTICAD V(アフリカ開発会議)の実現に向けて~食料安全保障問題と『農業投資』が引き起こす土地紛争」

http://www.ajf.gr.jp/lang_ja/activities/ps20130227.html
○日時:2月27日(水)11時~12時 (*記者会見12時~12時半)
○場所:参議院議員会館B104 
○主催:(特活)アフリカ日本協議会(AJF)、日本国際ボランティアセンター(JVC)、(特活)オックスファム・ジャパン  
○協力:モザンビーク開発を考える市民の会
○参加申し込み:(特活)アフリカ日本協議会 
電話 03-3834-6902/e-mail info<@>ajf.gr.jp 
右記について、2月25日正午までにお知らせください。
1)お名前、2)ご連絡先、3)ご所属
○式次第:
・司会&趣旨説明「TICA Vに向けて」
 津山直子(アフリカ日本協議会理事/「動く動かす」代表)
・報告1「世界的な農業投資と国際規範」
 森下麻衣子(オックスファムジャパン アドボカシーオフィサー)
・報告2「農業投資と日本の援助~プロサバンナ事業」
 吉田昌夫(元アフリカ日本協議会代表/元中部大学教授)
・報告3「なぜモザンビーク最大の農民連盟はプロサバンナ事業に声明を出したのか?」
 アウグスト・マフィゴ(UNAC代表)
 ヴィセンテ・アドリアーノ(UNACアドボカシー&連携オフィサー)
・質疑&まとめ
○記者会見補足:モザンビーク環境NGO・JAのレネ・マショコが森林伐採問題に絡めてプロサバンナ問題を話します。


【東京】オープン・セミナー【日本アフリカ学会関東支部例会】【HSPセミナー】
「モザンビーク北部における農業と食料安全保障~モザンビーク農民組織代表をお招きして」

http://www.ajf.gr.jp/lang_ja/activities/ps20130228.html
○日時:2月28日(木)18時~20時@東京大学(駒場)
○場所:東京大学(駒場キャンパス)18号館一階ホール
http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam02_01_17_j.html
京王井の頭線駒場東大前下車徒歩4分
○共催:日本アフリカ学会関東支部(例会)、東京大学「人間の安全保障」プログラム、(特活)アフリカ日本協議会(AJF)、(特活)日本国際ボランティアセンター(JVC)、(特活)オックスファム・ジャパン、No to Land Grab, Japan!
○協力:モザンビーク開発を考える市民の会
○定員:100名(事前申し込み必要・先着順) 
以下の申し込みフォームに必要事項を記入してください。
https://docs.google.com/spreadsheet/viewform?fromEmail=true&formkey=dDZOUHNKNk9ScXZKbWVZQjVGdGlDakE6MQ
○使用言語:日本語(ゲストは英語、会場用に日本語で逐次通訳)
○お問い合わせ先:(特活)アフリカ日本協議会
○式次第
(1)趣旨説明 座長:西川芳昭さん(コミュニティコミュニケーション・サポートセンター テクニカルアドバイザー/名古屋大学教授)
(2)報告1「モザンビーク北部における農業と食料安全保障~小農の視点から」
・アウグスト・マフィゴ(代表/全国農民連盟(UNAC)
・ヴィセンテ・アドリアーノ(アドボカシー&連携担当/UNAC)
(3)報告2「モザンビーク北部農村における森林伐採と土地、食料~環境の視点から」
・レネ・マシェコ(森林問題担当 /環境団体・Justica Ambiental)
(4)コメント(各10分):
・吉田昌夫さん((特活)アフリカ日本協議会食料安全保障研究会/元中部大学・日本福祉大学教授/日本アフリカ学会会員)
(5)質疑応答&オープンディスカッション&ラップアップ(45分)

■補足
(注1)プロサバンナ事業
JICAが2009年より実施する「日本・ブラジル・モザンビーク三角協力による熱帯サバンナ農業開発プログラム」の通称。http://www.jica.go.jp/project/mozambique/001/activities/index.html
(注2)UNAC(全国農民連盟)モザンビーク最大の農民組織による声明
1987年に設立された小農を代表し、その権利を守るための農民組織(http://www.unac.org.mz/)。86,000名以上の個人会員、2,200の協会および共同組合、83つの郡レベルの連盟、州レベルでは7つの連盟と4つの支部を擁す。2012年10月11日に、上記プロサバンナ事業に対する声明を発表。 
【日本語】http://farmlandgrab.org/post/view/21204
(下記全文ご紹介)
(注3)モザンビーク環境団体 Justica Ambiental(JA)による声明
モザンビーク人自身による主体的な環境保護団体として、同国内の様々な環境問題に取り組み、世界的に高く評価されてきた。特に、「ダム問題」「違法伐採問題」では、身の危険を顧みず重要な役割を果たす。違法伐採問題については、日本のテレビ番組にも協力。JICAの招聘で2007年に来日し、TICAD IVに向けた提言を行う。同団体によるプロサバンナ事業に関する声明。(Moreに全文掲載)
http://landgrab-japan.blogspot.jp/2013/01/justica-ambientalfoe.html

■参考資料
1.朝日新聞:2013年2月2日朝刊
「私の視点」「モザンビーク開発 住民軽視の進め方、見直せ」

http://www.asahi.com/shimen/articles/TKY201302010544.html
2.ブラジル大手雑誌de Fato誌2012年11月29日記事
「ブラジルのアグリビジネスがアフリカを侵略」

【原文・ポルトガル語】http://www.brasildefato.com.br/node/11330
【日本語訳】http://landgrab-japan.blogspot.jp/2012/12/blog-post.html
3. モザンビーク情報誌MOZAMBIQUE News reports & clippings 
209/210 December 2012
【英語】
http://www.open.ac.uk/technology/mozambique/pics/d137382.pdf
http://www.open.ac.uk/technology/mozambique/pics/d137380.pdf
【日本語解説】 http://afriqclass.exblog.jp/17017188/

■プロサバンナ事業に関するモザンビーク市民社会の声明2つ
1. União Nacional de Camponeses (UNAC)
「プロサバンナ事業に関する声明」
我々、モザンビークの全国農民連盟(UNAC)に加盟するナンプーラ州農民支部、ザンベジア州農民支部、ニアサ州農民連盟、カーボデルガード州農民連盟の農民は、2012年10月11日にナンプーラ市に集まり、プロサバンナ・プロジェクトに関する議論と分析を行った。
(続きはMoreで)



プロサバンナは、モザンビーク共和国、ブラジル連邦共和国、日本の三角事業であり、ニアサ、ナンプーラ、ザンベジア州の14郡に影響を与える約1400万ヘクタールに及ぶナカラ回廊開発のための巨大農業開発事業である。
当該プロジェクトは、ブラジルのセラードにおいてブラジルと日本の両政府によって実施された農業開発事業に触発されたものである。セラード開発は、環境破壊や同地に暮らしていた先住民コミュニティの壊滅をもたらし、今日セラードでは、単一栽培(主に大豆)の大規模な商業農業が行われている。ナカラ回廊地域は、ブラジルのセラードと類似するという気候上のサバンナ性や農業生態学的な特徴、国際市場への物流の容易さにより(当該プロジェクト地として)選ばれた。
プロサバンナ・プロジェクトについて耳にするようになって以来、本事業関係者(モザンビーク、ブラジル、日本の各国政府)からの情報と透明性の不足は顕著になっており、そのために今回の会議を持つことになった。
我々農民は、透明性が低く、プロセスのすべてにおいて市民社会組織、特に農民組織を排除することに特徴づけられるモザンビークでのプロサバンナの立案と実施の手法を非難する。
プロサバンナに関する包括的な分析に基づき、我々農民は以下の結論に至った。

•プロサバンナは、ナカラ回廊の農民自身のニーズ、展望、基本的な懸念を考慮しないトップ・ダウン式の政策の結果である。
•我々は、モノカルチャー(大豆、サトウキビ、綿など)の大規模農業プロジェクトのためにコミュニティの移転や農民の土地を収用しようとするイニシアチブを強く非難する。
•我々は、アグリビジネスを目的とし、モザンビーク人農民を被雇用者や農業労働者に変えるブラジル人農家の入植を非難する。
•我々は特にプロサバンナがナカラ回廊地域の広大な土地を必要としていることを懸念している。地域の実態として、そのような広大な使用可能な土地はなく、土地は地元農民が移動耕作を実践して現在使われているのである。

プロサバンナの立案と実施プロセスにおいて顕著になったやり方を考慮し、我々農民は、次のような影響が予想されることに警鐘を鳴らす。

•土地の収用と移転の結果、モザンビークで土地なしコミュニティが現れること。
•ナカラ回廊周辺およびそれ以外の地域における頻繁な社会的動乱の発生。
•農村コミュニティの貧困化と生存のための多様性のある選択の減少。
•利権争いと汚職の増加。
•化学肥料や農薬の過剰使用の結果としての土壌の疲弊と水資源の汚染。
•アグリビジネス事業のための森林伐採の結果としての生態系の不均衡。

モザンビークあるいはナカラ回廊地域に投資するのであれば、地元農民の農業や経済が発展するよう適切に行われるべきであり、それを要求する。我々、UNAC並びにVia Campesinaのメンバーは、それこそが、尊厳ある安定した生活を生み出すことができる唯一の農業であり、農村人口流出を防ぎ、モザンビークの全国民のために十分な量の高い質の食料を生産し、食料主権の達成の道に貢献すると認識している。
我々は、モザンビークにおける農業分野の開発のオルタナティブとして、食料主権に基づく小農主体でアグロエコロジー的生産モデルへの強いコミットメントを継続する。このモデルは、すべての側面で持続可能性を考慮し、実践において自然に寄り添ったものである。
小農による農業は、地域経済の主柱であり、農村における雇用の維持と増加に貢献し、都市や村落の存続を可能にする。協働が、自身の文化やアイデンティティを強めることを可能とする。このオルタナティブなモデルにおいて、開発政策は、社会的にも環境的にも持続可能であり、民衆の現実のニーズや課題に基づいて組み立てられなければならない。
農民は生命や自然、地球の守護者である。小農運動としてのUNACは、農民の基礎(土壌の尊重と保全、適切で適正な技術の使用、参加型で相互関係に基づく農村開発)に基づいた生産モデルを提案する。
現在、国連はFAOを通じて、世界の8人に1人が飢え、特に開発途上国で飢餓に苦しんでいると報告しており、モザンビークもこれに含まれる。したがって、モザンビーク政府の優先順位は、国内消費のための家族経営主体の小農部門の食料生産であるべきであり、社会の多様な分野を包摂し、内発的な潜在性を発展させることを試みるべきである。

UNAC 25年に及ぶ食料主権のための農民の闘い!
よりよい正義、豊かさ、連帯のある社会の形成のための農民を主人公とするための闘い
2012年10月11日ナンプーラ


2.プロサバナ計画に関する Justiça AmbientalおよびFOE モザンビークの立場

プロサバナは、プロデセール(PRODECER)、すなわち1970年代以降にブラジルのセラードにおいて行われた日本ブラジル農業開発計画に着想を得たものである。ブラジル、日本、モザンビークの各国政府によって成功例として引き合いに出されるプロデセールは、外国人(訳者注:ヨーロッパ系や日系移民とその子孫)に対する土地の分配と所有を促進し、その結果、ブラジルは海外において不当な手段で土地を奪う行為の熱心な促進者となった。

6500万人のブラジル人が食料危機に直面し、数百万人の人々が生存手段を保証する食料生産のために土地へのアクセスを求めるブラジルにおいて失敗した農業開発モデルを、ブラジルはプロサバナを通じてモザンビークに輸出しようとしている。この経験は、農民の生活森林、そして同国の生態系に及ぼしたインパクトと比較するとき、ブラジルのモデルにおける利益が無意味であることを示している。

プロサバナ計画は、「緑」という洗練された言葉によって巧みに装飾され、モザンビーク人および国際社会に「持続可能な農業開発」計画として提示されたが、同時にもたらされるであろう社会的かつ環境的インパクトの可能性は完全に除外された。しかしながら、この規模の開発計画は、共同体の再移転が必要となることが予測されるが、当事者である共同体がその事態について僅かにあるいは何も知らないことが懸念される。本件は、農民や現地の共同体を包摂することなく極めて高い次元で立案・決定されたものである。

日本は、プロサバナを通じて国外における安価な農産品の新たな供給源を確保しようとしている。その最終目的は日本や中国といったアジア市場への輸出である。
ブラジルは、プロサバナを関連生産者および起業の拡大、技術協力、そして格好の投資対象と見なしている。

そしてモザンビークにとっての利益は何であろうか。
本件の推進者たちにとって根本的な問題は、ナカラ回廊のほぼすべての土地が農民によって占有されているということである。同地域は国内でも最も人口が密集する地域である。つまりは肥沃な土地と十分な降雨が数百万人の農民が働き、豊富な食料を生産することを可能にしているのである。ナカラ回廊は同地域の穀倉地帯として知られ、北部諸州の住民らに食料を供給し、数百万世帯の生存を可能にしている。

プロサバナの正当化と意図は、土地の接収を促進し、その土地に依存する数百万の現地の農民を搾取することにある。プロサバナは、市民社会組織、なかでも全国農民連合(União Nacional de Camponeses: UNAC)によって既に議論され、否認された。UNACは1987年に設立された小農部門の農民による運動であり、モザンビーク政府によってパートナーとして認識され、農民にとっては全国レベルで自らの利害を代表する団体として認識されている。この25年間、UNACは土地と自然資源に対する農民の権利や、農業分野における公共政策をめぐる議論において農民組織の強化に必要不可欠な役割を果たしてきた。86,000名以上の個人会員、2,200の協会および共同組合、83つの郡レベルの連盟、州レベルでは7つの連盟と4つの支部を擁している。Justiça Ambientalはプロサバナ計画に対するUNACの反対声明を支持する。

Justiça AmbientalおよびFOEモザンビークは以下の点において、プロサバナ立案と実施の全ての過程を性急に非難する。
1.上意下達(トップダウン)式の政策の移入に基づき、公開されている情報は現在に至るまで不完全であり、不明瞭である。
2.本件は、「持続可能な農業開発」として暗示的に小農や農民組織を主な対象としているように思われるが、共同体の移住と土地の収奪が予測される。
3.ブラジル人農場経営者らの参入は、モザンビーク人農民を安価な労働力になり下がることを余儀なくする。
4.休耕地という土地利用の在り方に基づき、実際には利用可能な状態にない数百万ヘクタールもの土地を必要としている。
5.本件の立案と実施によって農民が受けられる恩恵は不明瞭である。
6.本件は、概して農民と地域社会の土地の接収を加速させる形で構想されている。
7.土地所有を危険に晒す状況を引き起こし、「土地利用に関する権利(Direito de Uso e Aproveitamento de Terra, DUAT)」に示された農民の諸権利を脅かすものである。
8.大規模な利害が絡み、汚職と利害対立を悪化を加速させる。
9.その生活を全面的に農業生産に委ねている多くの現地の共同体の不安定な生活条件を悪化させるものである。これらの共同体は、耕作すべき土地なくしては、生存のための代替手段もなく、その結果、本件は大規模な農村人口の流出を引き起こす可能性がある。
10.本件は、高度な機械化と、化学肥料や殺虫剤といった化学製品の過剰な使用が見込まれ、土壌と水質の汚染が予測される。
11.EmbrapaがMonsantoとの関係が予測されるにもかかわらず、遺伝子組み換え作物の使用の如何については決定的に透明性を欠いている。

我々は、モザンビーク国家が、モザンビーク共和国憲法第11条に明記された合意に基づき、その主権を全うし、国民の利益の擁護のために主導的役割を果たすことを要求する。

さらに、我々は、モザンビーク政府が、モザンビーク国民とりわけプロサバナに最も影響を受け、かつモザンビーク国民の大半を占める農民の希望、憂慮、そして必要性を考慮し、プロサバナの評価を見直すことを求める。既に提案された文脈において、プロサバナは、食料に対する主権、土地や水資源へのアクセス、そして数百万世帯のモザンビーク人の社会構造を危機に曝し、国民の未来を破壊するものである。


2013年1月24日 マプト
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by africa_class | 2013-02-16 12:46 | 【考】土地争奪・プロサバンナ問題
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