アフリカから帰ってくると炭水化物太りをした下腹をどうする
かが毎回の課題となる。アフリカ農村の食事は基本、主食
(メイズ、ソルガム、ミレット、イモ、キャッサバ、米)と汁物
一品で構成され、どうしても主食の炭水化物でお腹を満た
すことになる。慣れていない身体はすぐに、ぶよ~ぶよ~
としてくる。
一日30品目をとることが日本では奨励されているが、
これがいかに身体にとって大事か、しみじみ感じる。我が家
では一日50品目を目指しているが、50皿ではないので・・
あしからず。
といって、アフリカ農村の食事が美味しくないわけではない。
肉を食べないのでバラエティーは減るが、シンプルな味付け
ながら、一番嬉しいのは「葉もの」のお汁。日本で「葉もの」と
いうと、キャベツとか、レタスとか。最近では、ルッコラが人気
となってきた(我が家のモンシロチョウの蛹はなぜかレタスよ
りルッコラが好物)。アフリカ農村でいう「葉もの」は、あくまで
も他の野菜や穀物の「葉っぱ」のこと。例えば、
●かぼちゃの葉
●キャッサバの葉
●サツマイモの葉
のことである。
ザンビア西部では、畑や道の端っこに群生する所謂「雑草」
も大人気で、名前を聞いただけでも4種類はあった。いずれも
ちょっと苦いところが、私にピッタリ。
モザンビークには、カカナというとても苦い「雑草」があり、南
部では人気のお汁に、北部では薬として食べられている。この
カカナ・・・中毒の私は、モザンビークに行くと必ず2-3日に1
度は食べるのだが、日本に帰ると禁断症状が。似た味となると
ゴーヤ(にがうり)となるが、カカナは実ではなく、あくまでも葉。
葉っぱを食べるとどうなるんだろう・・・と好奇心がふつふつ。し
かし、当時我が家にはゴーヤがなく、葉を食べたくても食べら
れなかった。その話を、家を設計してくれた伊礼さんにしたとこ
ろ・・・・・。食べたそうな。
http://irei.exblog.jp/759440
「ゴーヤーの葉っぱを食べる」・・・に挑戦。
ごめん、伊礼さん。ちゃんと話してなかったけれど、「ゴーヤ
に似た味なので、葉っぱを使ってみれば似た味になるだろう」
という話だったのです。私・・・試したことなかったのに、伊礼
さん、さっそく挑戦してくれていたのですね。
エグかったそうです。そりゃそうだ。お浸しにしたそうなので。
知ったのは、あれから5年が経過した今日でした。
もうゴーヤの葉っぱ諦めてますよね。今年はなぜかゴーヤが
ならず、かぼちゃが群生してしまったので、カボチャの葉っぱ
で料理をご紹介。カボチャも基本、ゴーヤの葉っぱと同じく、
お浸しにすると「エグイ」味だと思いますので、間違っても、
お醤油味にしないように!
なんといっても、まずはカボチャの葉っぱ。最近は見たことが
ない人もいるので。
みじん切りに。ここで味見したい衝動に駆られたあなた・・・絶
対やめてください!エグイどころではないので。
重要なのは、この二つ。アーモンドやピーナツ。ココナツミルク
なしには、とても食べられません。(私でも)
後は、干しエビか、鶏肉を準備。
アーモンドやピーナツは粉々に砕いておきましょう。
ガーリックと玉ねぎ、トマト、ピリピリ(赤唐辛子)、塩は好きな
分量。なんでも大雑把なんで。
以上を順番に炒め、足し、かき混ぜていくだけです。
あんまりみてくれは良くないけど(しかも玄米をあわせてるの
で)、翌日かなり美味しくなってました。初日はまだかぼちゃの
葉っぱのアクが強すぎて、慣れてない人にはちょっと難しいか
も。翌日まで待つのをお勧めします(カレーのようなもの)。
では、皆さんがんばって。