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カテゴリ:【記録】講演・研究会・原稿( 63 )

レクチャー&交流会3/5@大阪「いまモザンビークで何が起きているのか?〜」

1年ぶりのレクチャーを行います。
【レクチャー&交流会(3/5 in 大阪)】
「いまアフリカ・モザンビークで何が起きているのか?
~『日本のための資源・利益』が奪う小農の未来とオルタナティブの可能性」

今回は、3/5に大阪で開催されるイベントのお知らせです。
ぜひ、ふるってご参加下さい。

(転載・転送歓迎)
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レクチャー&交流会(3/5 in 大阪)
「いまアフリカ・モザンビークで何が起きているのか?
~『日本のための資源・利益』が奪う小農の未来とオルタナティブの可能性」
http://mozambiquekaihatsu.blog.fc2.com/blog-entry-233.html
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【日時】:2917年3月5日(日曜日)17時~20時
*レクチャー:17時~18時半、交流会:18時半~20時
【場所】:Cafe TIPO8 http://www.cafetipo8.jp/
【住所】: 大阪市北区中津5ー2ー9
【アクセス】: 大阪駅から徒歩10分、阪急中津駅から徒歩10分。
(*梅田スカイビルのお向かいです)
【講師】:舩田クラーセンさやか
(明治学院大学国際平和研究所研究員/元東京外国語大学准教授)
【参加費】:2500円 (モザンビークの幻のコーヒー[ビコ]、ハーブ茶、軽食付き)
*レクチャーのみ:1500円(ハーブ茶つき)
*交流会のみ:2000円(ビコ・軽食つき)
(*「一苗サポーター」の方はレクチャー&交流会あわせて2000円です)
【定員】:30名 (ぜひ交流会と共にご参加下さい)
【申込み】:以下URLにお名前・ご連絡先(メール)をご登録下さい。
https://ssl.form-mailer.jp/fms/166a9da5492496
【主催】:カフェモサンビコ・プロジェクト
http://cafemozambico.blog.fc2.com/
【協力】:モザンビーク開発を考える市民の会
http://mozambiquekaihatsu.blog.fc2.com/
【お問い合わせ】:カフェモサンビコ・プロジェクト 事務局
cafemozambico<@>gmail.com
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私たちが大好きだったモザンビーク。
だから応援してきた。
でも、たった5年ほどでモザンビークは劇的に変わってしまいました。
そのことに日本も無関係ではありません。
私たちは、これからモザンビークとどうつき合っていいのか、戸惑いのただ中にいます。

このレクチャー&交流会では、参加者の皆さんと次のようなことを一緒に考えたいと思います。

・今モザンビークで何が起きているのか?
・それに日本はどう関わっているのか?
・現地の人口の大半を占める小規模農民たちはどう感じているのか?
・どのようなオルタナティブが可能なのか?
・私たちはどのような未来をどのような形で創っていきたいのか?
・モザンビークの人びとと一緒に何ができるのか?

ぜひ、沢山の方にご参加頂ければと思います。
レクチャーの後に交流会を行います。
「コーヒー非生産地」とされてきたモザンビークですが、在来種のコーヒー「ビコ」をご試飲頂けます。
ふるってご参加下さい。

【講師からの概要】
私たちは、食料・エネルギー源・原材料の多くを海外に依存しています。
でも、これらの資源を提供してくれる国の社会・人びと・環境にどのような影響を及ぼしているのかについて、あまり考える機会はないかもしれません。そして、これまでアジアを重点的に資源開発してきた日本が、アフリカに進出して、何をしているのかについても、あまり耳にすることはないでしょう。

アフリカには54カ国あります。
その中でも、南東部アフリカにあるモザンビークが、日本の経済開発の「最重点国」となっていることはご存知だったでしょうか?

日本は、2009年にモザンビーク北部のナカラ回廊沿い地域で、鉱山(石炭・天然ガス)・農業(プロサバンナ事業)・インフラ(鉄道・道路・港湾)開発に大々的に取り組むことを決定しました。2014年1月には安倍首相が19企業・機関を引き連れてモザンビークに行き、「ナカラ回廊開発に5年間で700億円を供与」を約束しています。

あれから3年。
日本政府は、2015年に292億円の円借款を行った他、数十億円規模の無償援助を続けています。日本企業各社は、内陸部で石炭を掘り、海上で天然ガスを採掘し、鉄道や港湾設備の新設・改修に関わっています。

しかし、モザンビークでは、2013年から武力衝突が再燃する一方、数々の暗殺・脅迫事件、ガバナンスの悪化、土地の大規模な収奪が頻発しています。日本企業が進出する炭鉱地区から1万人を超える難民がマラウイに流出している他、去年は石炭貨物列車が攻撃されています。

その最中に、モザンビーク前大統領と国防省(現大統領が当時の大臣)が関与した「隠れた&消えた巨額融資」問題が発覚し、IMFや西側各国は融資や援助を緊急停止して、政府のガバナンス改善のために力を合わせているところです。しかし、日本はどこ吹く風で大規模投資と援助を繰り返しています。

先日来日した農民組織のリーダーたちは、一連の日本が関わる「ナカラ回廊開発」に「NO!」を表明しています。なぜなら、石炭やアグリビジネス、植林・鉄道開発によって多くの土地を奪われている他、農業援助プロサバンナ事業で人権侵害や市民社会への分断介入が続いているからです。

国際開発学会での農民たちの発言に対して、日本の開発研究者が「開発に犠牲は付きものではないのか?」と問いました。それに対して、ある農民リーダーはこう問いかけました。
「日本の皆さんが決めることですが、皆さんは幸せですか?皆さんは苦しみの開発にYESなのですか?」
「私たちは、苦しみ/哀しみの開発にNO。幸せのための開発/発展のプロセスにYES」と。

この農民リーダーは、東京だけでなく原発事故に苦しむ福島と限界集落化しつつある兵庫県中山間部を訪問しています。そして、地元の農家の皆さんと語らう中で考えた結果、以上のように答えたと言います。

2011年3月11日に起きた東日本大震災は、日本の私たちに「犠牲を伴う開発」について、多くの問いを投げかけました。モザンビークで私たちの援助や投資がもたらしている現実は、他人事ではありません。と同時に、「日本の食料・エネルギー・利益をどうするのか」という疑問もあるでしょう。

それを乗り越えていくためのヒントを、モザンビーク農民の声を紹介しながら一緒に考えていきたいと思います。

【講師プロフィール】
舩田クラーセンさやか
(明治学院大学国際平和研究所 研究員)
元東京外国語大学大学院准教授。「紛争/暴力と平和」の専門家として、アフリカー特にモザンビークの歴史・政治社会・経済を研究してきた。2012年、モザンビーク農民組織の要請を受けて、日本とブラジルが同国北部(ナカラ回廊)で実施するProSAVANA(プロサバンナ)事業、ナカラ経済回廊開発、そして土地収奪の問題に取り組むようになる。現在は、グローバルな食と農・暴力をめぐる諸問題の研究に従事する一方、国際的な学術グループや市民・当事者間のネットワークづくりをサポートしている。また、エネルギーと食料の自給の実践、ハーブや薬草の研究を積み重ねつつ、「里森生活」を合い言葉に、森の薪と枝だけで調理中。主著書に、『モザンビーク解放闘争史』(御茶の水書房、日本アフリカ学会奨励賞)。共著に『The Japanese in Latin America』(Illinois UP、全米The Choice50選)、編著に『アフリカ学入門』(明石書店)など。

【参考サイト】
*「モザンビーク開発を考える市民の会」のブログ
http://mozambiquekaihatsu.blog.fc2.com/
*「アフリカ日本協議会(AJF)」の関連サイト
http://www.ajf.gr.jp/lang_ja/ProSAVANA/
*「日本国際ボランティアセンター(JVC)」の関連サイト
http://www.ngo-jvc.net/jp/projects/advocacy/prosavana-jbm.html
*市民による「モザンビーク小農応援団」のフェースブック
(上記の来日農民の皆さんの声などが満載です)
https://www.facebook.com/%E3%83%A2%E3%82%B6%E3%83%B3%E3%83%93%E3%83%BC%E3%82%AF%E5%B0%8F%E8%BE%B2%E5%BF%9C%E6%8F%B4%E5%9B%A3-1060343997409346/?hc_ref=PAGES_TIMELINE

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国際開発学会@広島大学で発表するモザンビーク市民社会の代表の様子。
私の故郷ニアサ州の農家の息子さんです。
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by africa_class | 2017-02-16 03:12 | 【記録】講演・研究会・原稿

NHK青山教室で講義(4/11夜):「アフリカにおける資源の呪いと日本」

NHKのラジオ番組で講義を聞いていましたが、受講生を募集しているようなので、記録のためにも掲載しておきます。いまいちよくわからなかったのですが、そうそうたるメンバーではないですか…。ご関心があれば是非。

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NHK文化センター 青山教室
https://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_1102830.html

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CR日曜カルチャー
国際社会の中の日本PartⅡ


講師:
米川正子、塩尻宏
舩田クラーセンさやか、酒井啓子

会員 3,456円 一般(入会不要) 4,320円


1回受講可能です。学校帰り、お勤め帰りにもどうぞ。

地球温暖化、難民、金融危機、宗教宗派対立など国家の枠をこえた問題が噴出している中、日本人も世界各地のNGOや国連機関を舞台にさまざまな現実と向き合っています。その活動を見ると、それぞれの国の歴史的な背景や今日の社会がかかえる諸問題が浮き彫りにされて見えてきます。現場で活動する人たちが直面している各国の事情、設立したNGO、NPOが抱える問題などの報告も交え、世界の中で、日本という国や、日本人自身が今何をなすべきかをともに考えることで、これからの日本のグローバル社会におけるあり方を考えていきます。3年前に催した講座の第2弾です。



3月21日(月・祝)18:00~19:30
「アフリカの難民~なぜ犠牲になっているのか」
 立教大学特任准教授 米川正子(元UNHCRコンゴ駐在)
3月28日(月)18:00~19:30
「アラブの春・その後 ~リビアの場合」
 元外交官・駐リビア大使 塩尻 宏
4月11日(月)18:00~19:30
「アフリカにおける資源の呪いと日本~モザンビークの場合」
 元東京外国語大学准教授 舩田クラーセンさやか
4月18日(月)18:00~19:30
「イラク・シリアはどうなるのか~ISと国際社会」
 千葉大学法政経学部教授・学部長酒井啓子


備考

この講座は原則402B教室で開きます。講座内容は、NHKラジオ第2の「カルチャーラジオ」の収録をします。番組制作にご協力くださいますようお願いします。1回受講できます。


放送予定:4月の毎日曜日20:00~21:00ラジオ第2放送「カルチャーラジオ」(全4回)



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by africa_class | 2016-03-19 22:31 | 【記録】講演・研究会・原稿

【追加】最終講義などのテーマ・内容・形式

一般枠は定員オーバーのため締め切られたそうです。
招待枠も定員をかなりオーバーしたため、実行委員会からSTOPかかりました…すみませんが、IWJの中継でご覧下さいませ。(3/22)

<配信日時> 2016年4月16日(土)18:00~21:00頃まで
<配信チャンネル>IWJチャンネル6
http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=6

「最終講義in関西」のご希望が複数あり、仲間達が以下の企画を準備してくれました。
決定しました!(3/16)
私たちのCuras(暮らし&治癒)・食・農・エネルギーから考える
日本・ アフリカ・世界の今そして未来
〜元東京外国語大学舩田クラーセンさやか准教授の最終講義in Osaka〜
3/26日16時半〜18時@大阪グランフロント前
カフェtipo8
(http://www.cafetipo8.jp/)
詳細→http://afriqclass.exblog.jp/22590021/

以下は、東京での一連のイベントの詳細。
「最終講義」の狙いや背景に関する、詳細は以下をご覧下さい。
http://afriqclass.exblog.jp/22545316/

素敵なポスターが届きました。(3・17)
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この投稿では、その後に学生(元)たちとのやり取りで決まったコンセプト等について紹介しておきます。なお、事前準備に35名ほどが奔走してくれていますが、学部・院ゼミ生だけでなく、余所のゼミ生多数…感謝感激です(未だ全員分ではありません)。実行委員会の皆さん修正点があればお願いします。

全体運営:井上・大田・山・小川
広報:小林(マ)・平野
ロジ:鈴木(ケ)・吉村
受付:串田・大久保・栢野
舩田分身:アブ・高橋(ミ)

0. ちびっこ対応
担当:元FnnP(福島乳幼児妊産婦ニーズ対応PJ)チーム:柴田・中村+2名
*保険には入っていませんので、その点よろしくお願いします。
*本チームは最終講義等でぐずられたお子さんに対応する他、懇親会時に同じ部屋の中で一緒に遊びます。

1. 拡大ゼミのこと(13時〜15時)
「このモヤモヤは何だ!?〜私たちと日本・世界を考える+α」
ファシリテーター:舩田・山岡・金井

「このままでいいのかな…」そんなモヤモヤを持ちつつも、日々に追われて立ち止まる余裕もなく走り続ける日本の私たち。「私たち、日本、世界はどこに向かっているのか…」そんな不安と懸念について少し口にするものの、あんまり周りの反応はない。あるいは、反応があっても、互いにそれ以上は深められない。その先が続かない。

「本当に何もしなくていいのかな…」と思っても、次が踏み出せない。そもそも「次」は何なのか。そんなモヤモヤが続く。でも、自分なりのアクションをしていないわけではない。あるいは、それもできないのがモヤモヤの一因である。あるいは、積極的に色々なところでやっているけど、もっと仲間を増やしたい。特に、自分の普段出会うサークル以外の人たちと話してみたい。そもそもなんでこんな日本なんだ、世界なんだ、私たちなんだ…を考えたい・深めたい。みんなどう思ってるの?

この「拡大ゼミ」では、そんな皆さんと一緒に、「私たちと日本と世界の今とこれから」をワイワイ話しつつ、「次」を共に考えてみる機会としたいと思います。既に20名弱の一般参加者の「自称若者」の皆さんが登録されています。未だ空きは十分あるので、是非ご参加下さい。「人前で話すの苦手」「自分の考えを表現するの苦手」「参加型は…」…という方も大丈夫。外大生がそうでした(笑)。見知らぬ同士4人1チームに分けてこの「拡大ゼミ」の大半は行われます。

*「自称若者」なんで、誰でも参加できます。他ファシリテーターからは、「あえてテーマ設定から若者を取りました!」との伝言です。
*開始15分前(12時45分)にお越しになることが可能であれば、是非お願いします。時間が2時間と限られているのと、最初に一人ずつでしてほしいワークがあるので、早めに来られる方は先にこのワークを各自始めておいてもらいます。
*午前10時から「最終ゼミ」をしています(担当:崎山・山成・小林(奈))。元ゼミ生で未だ連絡ない人は以上サイトに連絡を(参加できない人には何か「特別対応」があるそうです。)

2. 食事のこと (19時〜21時)
「食べて見つめ直す、いのちのこと、自分のこと、世界のこと。」
舩田先生直伝レシピで、旬の食材をあますところなく、自然のちからを最大限に使った、手作り料理をご堪能ください。
食事:土屋・斎藤+新村+2名の女子と2名の男子

「いのちの繋がりを感じさせる旬の食材を使った料理」というキーワードをいったら、まず旬の食べ物を調べてくれました。そこから発想した料理の数々です。
普段捨てているかもしれない野菜や果物の一部も「丸ごと」使ったレシピです(一物全体)。栄養価の高い皮の積極的な活用は、オーガニックや自家採取の野菜&果物&山菜だからこそできること。以下の出所の食材を活用します。

*舩田クラーセン家ガーデンからくるハーブ&野草
*ドイツ・ヨーロッパのオーガニック食材
*東京近郊のオーガニックな旬の食材
*島根県石見銀山で採取する食材(直前まで滞在予定)
http://www.gungendo.co.jp/
http://www.takyo-abeke.jp/
*モザンビークの在来コーヒー「ビコ」
http://cafemozambico.blog.fc2.com/
*その他、縁の方・場所から

これを機に、ハーブ・乾燥・発酵・出汁のちからを借りたお料理を、若い人たちに覚えてもらえればと思っています。今から、元ゼミ生たちは「おうち初ぬか漬け」を開始。スープストックやマヨネーズも手作り手法を伝授しました。スローですが、忙しい皆さん(私)に応用可能なように手間をかなり省いています。後日、レシピを公開します。ベースは舩田が資格を持っているマクロビオティックスですが、厳密なフォロアーではないのでご心配なく。

3. 懇親会のこと 19時〜21時
乾杯の音頭:吉田昌夫先生
音楽(10分):三浦 フラメンコギター
アフリカンダンス(10分):中屋・澤田(妻夫)・風間+ゼミ全員

舩田が最も尊敬する吉田昌夫先生に乾杯の音頭をして頂けることになりました。吉田先生の励ましとご支援なしには、ここまでくることはできませんでした(涙)。
懇親会の基本は、お食事&お飲物(!)を楽しみながら、参加者同士、元ゼミ生たちや私たちと歓談して頂ければ〜なのですが、後半に音楽とダンスを少しずつ披露してくれるようです。日本全国、北海道から鹿児島まで散らばった元ゼミ生たちが、海外からも駆けつけ披露してくれるそうです。お楽しみに。

4. 展示と販売 
販売担当:鈴木(ヤ)・小林・平野+森川・鈴木(レ)・井上(サ)
壁面担当:今村・小出
作家:海(来日が決まりました。)&まりお

【販売】
次のものを会場で販売します。15時半からの最終講義前の14時半ぐらいから販売が可能か聞いてみます。拡大ゼミ中ですが大丈夫でしょう…。
1)海の作品:木工&キャンドル
2)石巻のお母さんたちの手作りの品々
外大東北復興支援隊が通っていたコミュニティの皆さんの手作り品
3)舩田の本:『アフリカ学入門』などを著者割価格80%
4)ドイツから持参のハーブの応用バージョン:
・アフリカン布に入ったハーブ・ポプリ
・樹木の葉っぱを活用したエコ食器ソープ(手作りセット)
・キッチン周り&窓をすっきり奇麗にハーブビネガー
・ハーブティー(ブレンド済み)、野草ティー(ブレンド済み)
5)作家「まりお」の作品
*1)の収益の一部は象の保護に。4)の全収益は、2つのNGOに寄付となります。
【展示】
・午前の「最終ゼミ」、午後の「拡大ゼミ」の結果を展示します。
 今の「若者」たちが考えていることを是非見て頂ければ。
・食材やレシピ、飲み物の紹介を展示します。

5. 飲み物 休憩時間&懇親会時間
担当:塩谷・斎藤(マ)・安達・佐野
こちらの基本コンセプトも食事と同様。

【休憩時間】
舩田がドイツと島根県大森と兵庫県で自家採取して持参するハーブや野草を、5種類のブレンドでお試し頂きます。以下の用途にあわせて作ります。
・「やる気が起きない」、「緊張してしまう」、「疲れが取れない」、「女性ならではのお悩み(2種類)」、「デドックス(健康茶)」。担当者らが自分で試しながら挑みます!
【食事の時間】
・オーガニックな日本酒
・縁の地のどぶろく
・手作り梅酒
・オーガニック・ルイボス茶
・カフェ・ビコ(詳細は上記)
*お酒類の積極的な差し入れ、お待ちしています!…とのことです。勿論可能な範囲で〜。
*お子さん限定でフレッシュなジュースが可能か調整します。
*マイカップ(あればタンブラー)是非持参下さい。

6. ゴミゼロを目指して「Eco & Clean」班…
担当:木下+陸上部チーム2名

こちら是非ご理解とご協力をお願いします。
食器等はリサイクル可能なところから取り寄せます。
コップがややハードルが高いので持参できる方は是非。
展示販売用の袋等はすべて再利用品となりますが、ご容赦下さい。

7. 最終講義 15時半〜18時半

音源・映像・画像:加藤・田村・鈴木(ケ)

肝心の「最終講義」なんですが…。前半は音源と映像と画像をふんだんに使うプレゼンを作成したものの、自分では技術力がないのでこちらもヘルプを頼みました。後半は、一方的に話します(ごめんなさい…)。双方向をご希望の方は「拡大ゼミ」へ!「自称若者」なんでどなたでも参加可能です。質問やコメントは紙で対応したいと思います。

「小さな物語/歴史と大きな物語/歴史が交差する場に立ち続けて〜アフリカの小農と日本の私たちの『主権と解放』に関する歴史的考察」を6部構成で…。

1部: 少女
2部:大きな歴史と小さな歴史、事実と虚構の交わる場
3部: 社会と世界、そして自分
<休憩>
4部:日本と学術・大学、「日々アフリカ」を生きてみた
5部:すべて捨てたら見えてきたもの
6部:グローバル化の世界・社会における命・尊厳/主権・解放:アフリカの小農と日本の私たちの今とこれから

今アタマにあるものを書き出したら…3時間で終わるのか…なので、当日質問受付られません…ごめんなさい。後1ヶ月あるので、ここから削いでいく感じで。。。背景になる文献・音源・映像源は後日ブログで紹介します。

【1部】
・午前8時15分、鐘が鳴る
・少女は三輪車に乗って
・小高い丘のガジュマルの下で
・越境「向こう側」

【2部は秘密】

【3部】
・命が果てる…ことの意味
・命の輝きを知る
・「知る」を超えて感じる、触れる、理解する
・取り憑かれてみる
・地球/人類/世界/生き物の歴史&システム/構造の末端として
・根っこをもって生きるということ
・歯車化を拒絶する

【4部】
・空気は読めてもあえて読まず/楽な道は通れてもあえて茨の道を
・火中の栗はあえて拾うべくしてそこにある
・中立ではなく、独立・公正である意味
・紛争・衝突を否定しない、回避しない
・歴史を生きる人びとと共に歩む
・植民地解放戦争を再考する:解放の意味
・援助でも協力でもなく
・人びとの主権意識から自分の主権を問い直す
・科学・実証主義・Vigorous Factsを愛す
・あえて立場を取る
・バイアスを可視化する
・proとconの螺旋的思考展開を応援する=対話

【5部】
・未熟さを抱きしめる
・魂の抜け殻になる
・すべてを捨ててみる
・「偉い人」にならず、構造・制度の囚人にならぬよう
・生物である自分を受け止める
・屍となるために生きる
・ご先祖様候補として世界を眺める
・捨て「すぎる」
・やり残したことを発見する

【6部】
・生きること:頼り・頼られるということ
・世界各地から届く叫び
・再び「開発」における主権と解放の意味を問う
・平和・抵抗・暴力を再訪する
・世界の「ご先祖様」からの命と権利のバトンを握りしめる
・無力感と孤立感を超えていく出会い・喜び
・日々、食・農・エネルギーのオルタナティブを生きる
・「消費」からの撤退が鍛える想像力/創造力
・全ての命に愛と尊敬と誓いを

どうなることやら…。
立派な話はしません。
失敗だらけの、傷だらけの、おかしな話ばかりです。
そこから見えてきたことを、そのままお伝えします。
正解ではなく、思考のあるがままに。
そして、特に前半は「話」ではありません。
お楽しみに…。

では、今日のところは以上です。

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by africa_class | 2016-03-09 20:46 | 【記録】講演・研究会・原稿

4月9日(土)に「最終講義」を行います。

第一弾広報が届いたので共有します。

卒業生たちの提案力・行動力・結束力の凄さを思い知る今日この頃です。一応日時・場所・プログラムぐらいはお伝えしておいた方が良いだろうということで、共有しておきます。ゼミ生同士のネタ出しの結果がとても楽しかったです。あくまでもゼミは彼ら主体なんで、私はお手伝いに徹っします。「東京鬼ごっこ」というアイディアもあったようで、実際はこれが一番やりたいかもですが、次回企画で…。

「拡大ゼミ」では、悩める若者同士の素晴らしい出会いになるといいですね。社会と自分・他者との関わりについて考えるワークになるようですよ〜。(元ゼミ生らで案を練ってます)

私は講演の方を主担当。
そこは、音楽・映像・写真を使いつつ、世界史的展開の中におけるちっぽけな自己の奮闘を数々の過ちを含め、赤裸々に語ろうかと思っています。世界と日本にこういう「アホ」がいたと思ってもらえるだけでも、皆の日々とこれからの奮闘に何か寄与できることがあれば…。なので、学術=活動=日常=空想が螺旋状にぐるぐる渦巻く話になっていくこと間違いないので、学術トークを期待される方はまた別の機会に。

(第一弾広報)
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元東京外国語大学 舩田クラーセンさやか先生 最終講義

1.主催
東京外国語大学アフリカゼミナール&院生(2004年〜2014年)有志一同

2.日時 
2016年4月9日(土)
・一般向け最終講義:15時30分〜18時30分
・懇親会(どなたでも参加可能):19時〜21時

3.場所 Goblin. 代官山
東京都渋谷区恵比寿西1-33-18 コート代官山 B1F
(代官山駅から徒歩3分、中目黒駅から徒歩5分、恵比寿駅から徒歩7分)
URL http://goblinspace.jp/goblin-daikanyama/

4. タイムテーブル
13:00 拡大ゼミナール
     (若者向けの内容となります ※自分が若者と思う方はご参加いただけます)
15:00 一般向け講演会受付開始
15:30 一般向け講演会開始
18:30 一般向け講演会終了
19:00~ 懇親会

5.参加費
講演会・拡大ゼミ参加費 :2000円(学生:1000円)
懇親会参加費 :4000円(学生:2000円)
講演会+懇親会:5500円(学生:3000円)
※差し入れ・お酒持ち込み歓迎

6.参加申し込み
下記フォームよりお申し込みください
(4月8日まで受け付けておりますがお早めにお申し込みください)
https://ssl.form-mailer.jp/fms/fe25f1fa418312

7.ご質問
下記アドレスまでご連絡お願いします
Mail: africa_seminar2016@yahoo.co.jp
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(以下は更新なし)
2013年度の終わり、病気が悪化し、ゼミを途中で放り投さざるを得なくなってもうすぐ2年が経過しようとしています。病気休職したものの、ちっとも病状が良くならない苦しい1年間を経て、思い切って大学を辞めたのが2014年度の終わり。ゼミ第9期生、10期生、11期生には、本当に迷惑をかけ、最後まで論文指導のできなかった大学院生達には本当に申し訳ない思いで一杯でした。

でも、京大からお越しになった島田先生、坂井先生の素晴らしいご指導のもと、皆立派に成長し、巣立っていくこととなりました。一番しんどい時に、休むこと&辞めることを快く認めてくださった先生たち(これにはアフリカだけでなく、ポルトガル語教員の仲間達も含まれますが)、学生の皆さんに、心から感謝申し上げます。

そして、長い冬にもようやく春のような兆しが訪れ、日によってばらつきがあるものの、後一歩というところまできました。ふりかえってみると、とにかく全てが止まった・停滞の2年でしたが、家族と友人、仲間達に支えられ、なんとか苦境を乗り越えることができそうなところまできました。みんな、本当にありがとう。

2年前にも、1年前にも、とてもやろうと思わなかった「最終講義」。
でも、これから先、当面日本で教えることもないだろうと思った時に、やはりケジメをつけたいなあと思うようになりました。現在、2016年4月9日に開催の方向で、元ゼミ生たちが準備してくれています。

元ゼミ生たちが私のあれやこれやの我が侭に協力してくれているのですが、私の中では途中で立ち去らなくてはならなかったゼミ生たちと「最後のゼミ」を、先輩たちの助けを借りながらやりたいと思っています。そして、ゼミ生以外の若い人たちと語らい合う空間も、お願いしました。ただそれは、「私=>若者」ということではなく、「アフリカゼミファミリーpresents」という形でできないかな、とお願いしています。

ファミリーといえば、私が大学に着任した時4才だった息子は今年16才。すでに、185センチを超える、足のサイズ29センチの大男(おっさん)となりました。初期ゼミ生たちにはあまりに衝撃でしょう。小さな頃から息子と遊び戯れてくれていたゼミ生たちは、結婚も出産もとにかく早く、続々と「孫」が産まれています。先日も、三期生から産んだ翌日に喜びの声を届けてもらい、若い人と関わる仕事というのはなんと幸せな仕事だったのだろう、と実感しているところです。そして、今日は家族同然の四期生(が出たのは何期じゃ・・・)彼から、結婚のお報せが。

そんなファミリーにも同窓会として是非活用してほしいものです。
ただ、後半は一般向けの講演会を予定しています。

というのは、私あえて授業で一方的にしゃべるというスタイルを排除してきたもので、本当は伝えたいこと沢山あったのだけれど、まったく伝えないできたからです。このことは既に何度か書いたので、繰り返しませんが、「問い」を投げかけて、共に考える方式をとっていたので、「先生さぼってるー」感が否めませんでした。なんか、授業構成も内容もすでに押しつけである以上、中身の進行まで押し付けるのはなんか「アカン」という重しがありまして、1年に一度だけゼミ生対象に講義しただけで11年を終えてしまったのです。

なので、これまた我が侭なんですが、「一方的に話す機会」を勝手に設けてほしいとお願いして、一般公開部分は一方的に講義します!といっても、多分無理なんで、後ろの方はざっくばらんなオープンなやり取りができたら、あるいは懇親会を設けてもらえれば、とこれまた注文をつけてしまったところ。

まあ、学生時代から「企画もの」については、びしばし指導していたので、大丈夫だよね?
とこれまた勝手に押し付けてごめん。
でも、参加した皆が後悔しないような、なんか未だかつてない楽しいものにしたいと思っています。

詳細は、会場とりが難航しているらしいので、それが決まったらまた告知します。とりあえず、4月9日の午後から夕方は是非私たちと共にお過ごしくだされば嬉しいです。若者で関心がある人は、「拡大ゼミ」を午後の早い段階でやると思うので、楽しみに。(ゼミ生でなくとも、外大生でなくとも、もはや学生でなくても、「若者」と思えば大丈夫)。





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by africa_class | 2016-01-27 22:20 | 【記録】講演・研究会・原稿

【案内】グローバル化における社会正義と研究者/グローバルな農地収奪と規制レジーム

グローバル・レジューム転換の第一線で大活躍のジュン・ボラス先生が、2月21日開催の京都国際シンポジウム(二つ目の案内をご覧下さい)のために、日本にいらっしゃいます。この機会に、以下のようなイベントが東京大学でも開催されます。こんな貴重な機会は滅多に(二度と?)ないかもしれないので、いずれのイベントもぜひお見逃しなく!

私も、先生に同行して帰国します。


(転載・転送歓迎)
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【サトゥルニーノ・ジュン・ボラスISS[社会科学国際研究所]教授講演会】
グローバル化における社会正義と研究者-南と南、南と北、運動と研究を繋ぎ続けて-

http://mozambiquekaihatsu.blog.fc2.com/blog-entry-185.html
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【日時】2016年2月20日(土)13時〜15時
【場所】東京大学駒場キャンパス18号館4階コラボレーションルーム1
http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam02_01_17_j.html
【使用言語】英語
【参加人数】60名
【参加方法】2月18日(木)正午迄に、下記のサイトでお申込み下さい。
https://ssl.form-mailer.jp/fms/b05ea46d411961
お名前、 ご所属、ご連絡先(メールアドレス)、ご要望等をご記入下さい。
【参 加 費】500円(資料代 *学生無料)
【主催】
・「有機農業とコミュニティの進化」(科研代表:中西徹、科学研究費補助金・基盤研究(B))
・ 「グロー バル土地収奪下における持続可能な地域発展のためのアフリカ小農主体の国際共同調査研究」プロジェクト(代表者:大林稔、助成:トヨタ財団研 究助成プログラム)
【共 催】
モザンビーク開発を考える市民の会、国際開発学会社会連携委員会
【式次第】
(1) 趣旨説明  受田宏之(東京大学教授)
(2) 講演 サトゥルニーノ・ジュン・ボラス(ISS教授)
“Land politics, agrarian movements, and scholar-activist work, then and now: limits, possibilities & challenges”
「土地政治、農民運動、学者=活動家と してのこれまでの活動:限界と可能性、 そして挑 戦」
(3) ディスカッサント 
清水奈名子(宇都宮大学准教授 / 日本平和学会理事/ 福島原発震災に関する研究フォーラム・メンバー)
舩田ク ラーセンさやか(明治学院大学国際平和研究所研究員/ 元東京外国語大学准教授)
(4) オープンディスカッション
(5) 閉会挨拶  佐藤寛(国際開発学会前会長)

【研究会趣旨】
今回来日されるサトゥルニーノ・ジュン・ボラス(Borras)教授は、食と農をめぐる議論・運動の世界的第一人者であり、「フードレジーム論」「食料主権」「土地収奪(ラ ンドグラブ)を含む土地問題」「小農運動の抵抗」といった国際理論の最前線で、多様な役割を果たしてきました。アジア・アフリカでの実証調査をもとにその成果を理論化しつつ社会に還元する一方、世界大で 運動と研究、教育、実務を繋ぐ数々のシンポジウム・集会や出版活動を企画するなど、その検証力、構想力、フットワークとネットワークには目を見張るものがあります。

ボラス教授は、自他ともに認める「Scholar=Activist(学 者= 活動家)」であり、「Activist-Scholarship(活動家—学者 的営み)」という言葉を掲げ、世界の貧困者・小農の側に立場を置いて活動を繋いでこられました。現在オランダ・ハーグの社会科学国際研究所(ISS)で 農 地・農民研究を教える一方、数多くの国際学術ジャーナルや出版企画に携わっています。この原点は、1980年代から関わり続けるフィリピンや世界の農村での社会運動への深い関与 があ り、1900年代には国際小農運動であるビア・カンペシーナ(La Via Campesina)の設立に尽力しています。

今回、ボラス教授をお迎えして講演会とラウンドテーブル(円卓会議)を開催する理由は、原発事故後の日本においてこそ、先生 の提唱する「活動家—学者的営み/学者=活動家」という生き方について知り、学ぶ機会があればと考えたためでした。

2011年3月11日の東日本大震災とそれに引き続いて起きた原発事故は、日本に暮らす多 くの人びとにこれまでの「常識」を問い直す契機となりました。

「客 観性」「中立」「第三者」といったポジショニングを重視する日本学術界に対し、あえて「活動家としての主観的自分」にポジションを置 きながら、「実証性」「厳密さ」「公正さ」「批判性」「主権/当事 者 性」をもとに研究・教育・社会活動を行うボラス教授から、原発事故後の日本の研究者が学べる点は多いと考えます。また、日本の市民や運動 の担い手も、先生の越境的活動を通じて、どのように研究者や世界との結びつきを創造し、共によりよい未来を紡いでいけるのか、ヒントが得られることと思います。

鋭い批判的精神を持ちながら、常に笑顔と優しさ、ウィットを絶やさない先生のお人柄に、一人でも多くの方に触れて頂く機会となれば幸いです。

主催者一同

* なお、ボラス教授は、翌2月21日に 「京 都国際シンポジウム:グ ローバルな農地収奪と規制レジーム~日本と極東の視点から~」にて、「土地収奪」 に関する研究発表を行われます。是非、あわせてご参加下さい。詳細→http://mozambiquekaihatsu.blog.fc2.com/blog-entry-186.html

【略歴】Saturnino Jun Borras(サトゥルニーノ・ジュン・ボラス)教授
フィ リピ ン出身。オランダ・ハーグの社会科学国際研究所(International Institute of Social Studies:ISS、エラスムス大学ロッテルダム校)教 授。中国農業大学(北京)兼任教授。Journal of Peasant Studiesの創刊者であり編集長としても活躍。

国際的な土地問題政策に関するネットワークLand Deal Politics Initiatives (LDPI)の共 同 コーディネイターを務めるとともに、次の国際学術ジャーナルや出版企画の編集に携わる。Journal of Peasants Studies、Canadian Journal of Development Studies、Journal of Agrarian Change、Alternatives Sud、Routledge-ISS Book Series on Rural Livelihoods、Routledge Critical Agrarian Studies Book Serie、ICAS (Fernwoood) Book Series: Agrarian Change and Peasant Studies。

ジャー ナル論文:
・Borras, S.M., Franco, J.C., Isakson, R., Levidow, L. & Vervest, P. (2015). The rise of flex crops and commodities: implications for research. Journal of Peasant Studies.
・Edelman, M., Baviskar, A., Borras, S.M., Kandiyoti, D., Holt-Gimenez, E., Weis, T. & Wolford, W. (2015). Introduction: critical perspectives on food sovereignty. Journal of Peasant Studies, 41 (3).
・Borras, S.M., Franco, J.C. & Monsalve, S. (2015). Land and food sovereignty. Third World Quarterly, 36 (4).
本:
・Edelman, M. & Borras, S.M. (2015). Political Dynamics of Transnational Agrarian Movements (book for release in late 2015). Halifax: Fernwood.
・Borras, S.M. (2008). Competing Views and Strategies on Agrarian Reform ¿ volume 1: International Perspective. Honolulu, Manila: University of Hawaii Press, Ateneo de Manila University Press. Winner, National Book Award (Social Sciences), Philippines, 2009.
・Borras, S.M. (2007). Pro-Poor Land Reform: A Critique. Ottawa, Canada: University of Ottawa Press.



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by africa_class | 2016-01-16 07:16 | 【記録】講演・研究会・原稿

緊急勉強会:モザンビークで今起こっていること~私たちの投資と援助(12月6日)

あっという間にもう今週!
現地事情は毎日変わっているので追うのが大変ですが、「私たちとモザンビーク」あるいは「私たちとアフリカ、世界」との関係を考えるとても重要なことなので頑張ります。30席しか一般向けに用意していないようなので、急ぎお申込みを。なお、同時中継もあります。

(転載歓迎)
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アフリカ・モザンビーク情勢の緊急勉強会
安倍総理が訪問するモザンビークで今起きていること
和平合意破棄後の援助、投資のこれからを考える

2013年12月6日(金)13時~15時 
参議院議員会館 1階 102号室
http://www.ajf.gr.jp/lang_ja/activities/moz20131206.html
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1977年から16 年間にわたったモザンビークの戦争は、百万人の死者を出し、史上最悪の戦争の一つとして歴史に記され、1992年に終結しました。しかし、本年10月21日、モザンビーク政府軍が、最大野党RENAMOの拠点を急襲し、国会議員1名が死亡、党首は山中に逃れたままとなり、翌22日にRENAMOは92年の和平合意破棄を宣言しました。中部・北部の十か所以上で軍事衝突が起こり、死傷者がでています。

すでに、国連、EU連合、米国など20カ国の援助国政府、カトリック教会は、声明や談話を発表し、両者に対し武力を使わず政治的緊張を対話で解決するよう求めています。主要援助国で声明・談話を出していないのは日本政府だけです。影響は経済にも及び始め、リオ・ティント社等は、外国人スタッフの家族を国外に避難させています。

こうしたモザンビーク情勢急転の中、11月4日、安倍首相は来年1月9日~15日にモザンビー ク・ 南アフリカ・コートジボワールを訪問すると発表しました。

今年6月のTICAD V(第5回 アフリカ開発会議)の際、日本は同国と二国間投資協定を結び、日本企業が炭田開発、世界最大規模の天然ガス開発に着手する一方、北部ナカラ回廊ではODA「プロサバンナ」事業による大規模農業開発やインフラ整備が進められています。

しかし、現地では資源開発や大規模援助事業が住民合意のないまま進められることに批判が高まっており、さらに政治軍事衝突の最中に首相訪問が発表されたことに疑問の声が上がっています。平和を求める市民、数千から数万人が参加する平和マーチが5主要都市で行われ、独裁化する現政権には与党内からも退陣を
求める声が高まっています。11月20日に全国都市選挙が実施され、来年10月には大統領選挙の予定です。
 もはや日本から「遠い国」とは呼べないモザンビーク。

今何が起き、今後どうなっていくのかを共に考えます。どうぞご参加下さい。

◆報告
1. モザンビークでの石炭開発及びエチオピアでの援助によるHRWの人権影響調査の実例報告
土井香苗:国際NGO「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」日本代表、弁護士
2. モザンビークにおける政治暴力の現在と投資・援助
舩田クラーセンさやか:東京外国語大学教員、モザンビーク開発を考える市民の会代表

◆日時:2013年12月6日(金)13時~15時 
  ※ 12時45分より議員会館 ロ ビーで入館票を配布
◆会場:参議院議員会館 1F 102号室

◆報告者プロフィール
土井香苗:
国際NGO「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」日本代表。弁護士。
1998年東京大学法学部卒業。学生時、アフリカ・エリトリアで法制定ボランティア。2000年弁護士登録。国際法修士。2008年9月から現職。世界 中の人権侵害を止め、日本を人権大国にするため活動。著書に『"ようこそ"と言える日本へー弁護士として外国人とともに歩む』(岩波書店)、『巻き込む力』(小学館)

舩田クラーセンさやか:
東京外国語大学大学院教員、モザンビーク開発を考える市民の会代表。
1994年PKO国連モザン ビーク活動(ONUMOZ)後、アフリカの平和構築・政治経済・開発援助に関する研究・教育・市民活動に従事。国際関係学博士。主著に『モザンビーク解放闘争史』(御茶の水書房)、"Origins of the War in Mozambique"(African Minds)、「モザンビークにおける民主化の後退と平和構築の課題」
『国際政治』。編著に『アフリカ学入門』(明石書店)。

◆共催:
(特活)アフリカ日本協議会、(特活)オックスファ ム・ジャパン
(特活)日本国際ボランティアセンター、Attac Japan、No! to land Grab
(特活)ピースビルダーズ、モザンビーク開発を考える市民の会

◆連絡先・申し込み:
(特活)アフリカ日本協議会 担当・斉藤
 メール:info<@>ajf.gr.jp  電話:03-3834-6902 FAX:03-3834-6903

 ※ 以下を12月4日(水)正午までに知らせてください
  1)名前 2)当日の緊急連絡先 3) 所 属 4)質問(あれば)

会場の関係で一般の皆さんは先着30名となっております。
ご希望の方は早めにお申し込み下さい。
また、当日はIWJで同時中継が行われます。あわせてご覧ください。
http://iwj.co.jp/
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by africa_class | 2013-12-02 10:09 | 【記録】講演・研究会・原稿

国際赤十字委員会TICADサイドイベント「人道危機への挑戦 ~紛争と災害に翻弄されるアフリカ」出ます

以下、パネリストとして出ます。よければお申込み下さい。

TICAD V公式サイドイベント
人道危機への挑戦
~紛争と災害に翻弄されるアフリカの取り組みを助ける~

http://www.jrc.or.jp/ICRC/japan/event/515.html

6月1日(土) -3日(月)、第5回アフリカ開発会議(TICAD V)が開催されます。同会議の公式サイドイベントとして、ICRCはパネリストを招き、「人道危機への挑戦~紛争と災害に翻弄されるアフリカの取り組みを助ける~」をテーマに、以下の通りシンポジウムを実施します。現在アフリカが直面している紛争及び災害による人道危機に焦点を当てつつ、「平和と安定」に寄与した事例や、アフリカにおける平和の定着が持続可能な開発に付与すること、また、アフリカ諸国が自らのイニシアティブにより紛争や災害に対応していこうとする取り組みを紹介します。国際社会及び人道支援機関は、アフリカの自立をどう支援できるのか。有識者やメディア関係者とともに考えます。みなさまのご来場をお待ちしております。

TICAD V 公式サイドイベント:
「人道危機への挑戦~紛争と災害に翻弄されるアフリカの取り組みを助ける~」

日時: 6月2日(日) 15:00-16:30
会場: パシフィコ横浜・アネックスホール B会場(F201)
言語: 英語/日本語(同時通訳あり)

登壇者:
・オラビシ・ダレ アフリカ連合委員会(AUC)人道問題担当課長
・舩田クラーセンさやか 東京外国語大学准教授
・オリヴィエ・ヴォド ICRC副総裁 兼 昭憲皇太后基金合同管理委員会委員長
・ヴィンセント・ニコ ICRC駐日代表
ファシリテーター: 脇阪紀行 朝日新聞論説委員


お申込方法: 
参加申込書にご記入の上5月30日(木)まで、以下宛先までご送付ください。
icrc.symposium@gmail.com 
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by africa_class | 2013-05-25 23:39 | 【記録】講演・研究会・原稿

国際コモンズ学会(@富士吉田6月3日~)"Law and Land Grabbing - Mozambique"

これが最後の・・・はずです。
平和学会の報告申し込まなくてよかったです・・・。

それにしても、この分野、ドイツの研究者の注目が凄いです。
ドイツでの研究も、結局この分野での成果発表を求められた結果です。
去年9月にこのテーマで論文を書き始めた時には想像だにしていなかった・・・ことです。
このブログでも何度も研究したい学生さんを呼びかけましたが、誰もいないので自分でやるしかない・・・状態が、良かったのか悪かったのか。しかし、世界的には、こんなにニーズがあったのですね。

でも、2月の福島の報告・討論会で、水俣の先生が、「専門家がいない・・・と嘆かず、自分で専門家になるのだ。出来るから」とおしゃっていたことに背中を押されています。がんばりましょう。

話の内容は国際土地問題学会と同じですが、議論する仲間と場が違うので、かなり議論は深くなると思うので、内容はコモンズ(共有資源)のことに引き付けて検討しなければなりません・・・・が、準備が。。。

なお、この学会世界中から研究者や実務家が結集します。ブラジルの研究者からも既に連絡もらっており、是非フィールドトリップなどもあるのでご参加ください。

しかし、未だに発表の日時が分かりませんが・・・。多分、4日か5日になります。
http://iasc2013.org/en/program.html

==============================
14th global conference of the International Association for the Study of the Commons
http://iasc2013.org/jp/
国際コモンズ学会第14回世界大会(富士吉田)

==============================
 コモンズとは、もともとイギリスの共有地のこと。ただ今日では、広くさまざまな「共有資源」をさすようになっています。国際コモンズ学会は、共有資源の適切な利用・管理のありかたを理論的・実践的に探る学会です。
 共有する資源を適切に管理する方法には、これまで二つの異なる考えがありました。国家権力による解決と市場原理による解決です。誰にとっても大切な資源だから、公的機関が中央集権的に管理すべきという考えと、逆に民営化し、市場で適切な価格をつけることにより、無駄な利用をやめるようにすべきという考えです。
しかしながら、公的な管理と私的な管理はいずれも万能ではありませんでした。資源をめぐる利害の対決や不公平は、自然の荒廃と、人々の間の経済的格差、先行き不確実な社会を生んでしまいました。
 国際コモンズ学会では、国家でも市場でもない第三の解決方法があると考えています。それが、地域の人々による共的な管理です。ある特定の資源に関わる当事者が、自ら自主的にルールを定め、資源を利用してゆく方法です。国際コモンズ学会の初代会長であるエリノア・オストロム教授は、地域の人々が自主的に資源を利用・保全してきた世界中の事例にもとづく研究により、この第三の解決方法の可能性を示し、2009年にノーベル経済学賞を受賞しました。受賞論文では世界のさまざまな事例とともに、日本の北富士地域の入会制度のことが大きく取り上げられています。
 資源を大切に長く利用しようとした先祖から伝わる精神。ともすれば忘れがちなこの精神について、ノーベル賞の端緒となったここ北富士の土地で開かれる大会を通じて、より多くの人々とわかちあいたいと私たちは考えます。

■参加するパネル
"Law and Land Grabbing: Law for Commerce or Commoners?"
(Large-scale land acquisitions, resource grabbing, legal and regulatory frameworks)

●ORGANIZER and Co-CHAIR
Dr. NEEF Andreas (Kyoto University)
Dr. ALDEN WILLY Liz (Consultant, Kenya)

●Presentation
Dr. BRÜNTRUP Michael (German Development Institute:DIE)
Dr. FUNADA CLASSEN Sayaka (Tokyo University of Foreign Studies)

This panel will report from a pre-IASC-conference meeting on “Legal and Development Implications of International Land Acquisitions” to be held from 30-31 May 2013 in Kyoto. The meeting will be jointly organized by the Graduate School of Global Environmental Studies, Kyoto University, and the Law and Development Institute, University of Manchester. We will look at resource grabbing by investors in alliance with national governments and its impact on commoners and the commons from a law and development perspective. It will be argued that whilst large-scale acquisitions for industrial agriculture and extractive purposes impact upon smallholder farming and food supplies, they will over time most dramatically impact upon the lands and resources which poor rural communities around the world hold and use on a communal basis, but usually without the benefit of protective law. The medium and longer-term impacts upon the future of commons and commoner rights will be carefully considered. Another focus of the panel will be upon the reawakening of the stressed relationship between community-derived customary land law and national land legislation as a mirror of long-unresolved contradictions in modes of social transformation and growth. Another will examine the way in which the international donor community becomes entangled in processes of expropriation and resettlement as midway actor in contested growth strategies. Questions around the role of international law and guidelines will be scrutinized. More broadly, the aim of the panel is to locate the current grab as integral to expanding capitalist transformation and unlikely to recede. Focus therefore will be upon practical measures of mitigation. To examine these matters the panel will deliberately bring to bear trends in selected African and Asian countries to demonstrate the commonality of the plight of the commons and commoner rights, and the need for equally global approaches to meet the challenges.
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by africa_class | 2013-04-27 22:19 | 【記録】講演・研究会・原稿

土地問題国際学会@京大(5月30日)"Land Acquisition by Foreign Agribusiness in Mozambique-ProSAVANA"

自分でも理解しておくために・・・掲載しておきます。
が、大丈夫なんでしょうか・・・私。
頼まれたからとはいえ・・・あと一個あります。

国際学会(2013年5月30日ー31日)@京都大学
"Legal and Development Implications of International Land Acquisitions"
http://www.lawanddevelopment2013.org/
京大Graduate School of Global Environmental Studies
http://www.ges.kyoto-u.ac.jp/cyp/index.php?ml_lang=en
マンチェスター大学Law and Development Instituteとの共催です。
http://www.lawanddevelopment.net/

■プログラム
http://www.lawanddevelopment2013.org/index.php/program
アフリカにおける土地争奪問題の専門家が基調講演するほか、世界中の土地争奪問題が議論されます。

■基調講演
"The Law and Land Grabbing - Friend or Foe?"
by Liz Alden Wily, Independent Land Tenure Specialist, Nairobi, Kenya

■全体セッションⅡでプロサバンナを取り上げます。
“Competing Frameworks and Perspectives on Land Property and Land Markets”

1. "Indigenous People in Latin America and the Right to Non-Renewable Natural Resources: The Bolivian Case"
by Lorena Ossio Bustillos, Max-Planck-Institute for Social Law and Social Policy, Germany

2. "Land Acquisition by Foreign Agribusiness in Northern Mozambique through Triangular Cooperation with Japan and Brazil: An Analysis of Shifting Discourses"
by Sayaka Funada-Classen, Tokyo University of Foreign Studies, Japan

3. "Large-Scale Land Acquisition in Sub-Saharan Africa: Evaluating the Policy-Practice Divide"
by Laura German, University of Georgia, USA

■自分の要旨だけ掲載しておきます。
"Land Acquisition by Foreign Agribusiness in Northern Mozambique through Triangular Cooperation with Japan and Brazil: An Analysis of Shifting Discourses"
by Sayaka FUNADA CLASSEN

This presentation will examine the much debated characteristics and background of the “Triangular Cooperation for Agricultural Development of the Tropical Savannah in Mozambique”, the so-called “ProSAVANA” program, signed jointly by the governments of Japan, Brazil, and Mozambique in 2009. This programme has been criticized by local farmers’ and civil society organizations due to its possibility of land-grabbing by foreign investment and for the top-down process of project planning and implementation. This presentation seeks: (1) to analyse the discourse and the arguments observed in public documents and discussions of Japanese planners and promoters of the programme; (2) to examine – based on the voices of the local civil society – the social and cultural characteristics of Northern Mozambique and preceding cases of land grabbing observed in Brazil and other African countries; (3) to highlight the characteristics and the challenges concerning the present predominant discourse of development and assistance.
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by africa_class | 2013-04-27 21:15 | 【記録】講演・研究会・原稿

アフリカ学会@東大(5/26)「グローバル下アフリカにおける農業投資とODA~セラード開発とプロサバンナ」

続けて、日本アフリカ学会での発表要旨を掲載しておきます。
日本アフリカ学会は、2013年5月25日ー26日まで、東京大学駒場キャンパスで開催。
詳細→http://www.jaas50.com/
参加費はかかりますが(学生3000円)、沢山の発表があって本当に面白いです。

私の発表は、26日(日)午後です。
プログラム→http://www.jaas50.com/zantei.pdf

本報告は、近刊の本の一章に基づきますが、最近のブラジル・セラード開発に関する学術論文も追加で参考にします。なお、同章の中身については、英語・ポルトガル語版がダウンロード可能です。
"Analysis of the discourse and background of the ProSAVANA programme in Mozambique – focusing on Japan’s role" (2013 Jan.)
by Dr.Sayaka FUNADA CLASSEN
【英語版】http://farmlandgrab.org/post/view/21574
【ポルトガル語版】http://farmlandgrab.org/post/view/21802

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グローバル下アフリカにおける農業投資と政府開発援助の一考察
~セラード開発とプロサバンナ事業の比較から

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舩田クラーセンさやか(東京外国語大学 准教授)

Analysis of Agricultural Investment and ODA in Africa under Globalization
-focusing on the Cerrado development and ProSAVANA-
Sayaka, FUNADA-CLASSEN (Tokyo University of Foreign Studies)

「長い16世紀」に開始したグローバリゼーションは、冷戦終結から二十数年を経た現在、世界中の人びとの日々の生活レベルにその影響を及している。その影響の濃淡やあり方は、国や地域、集団や人びとによって大きく異なるとはいえ、「影響が及んでいる」という点についてはおおよそ同意が得られるであろう。
植民地支配や資本主義経済の流入後も、その「周縁性」によりある程度は自律的な生活を営むことが可能であったモザンビーク北部農村地域であるが、近年の加速化する外国からの投資(鉱山・農業開発)によってこの地域も大きな影響を受け、地域住民、とりわけ小農らは、様々な課題に直面している。なかでも、外国企業等による土地の争奪(land grabbing)が急速に進行し、各地で地元農民から土地が奪われる事態が発生している。

同様の事態は、世界中とりわけアフリカで急速に進んでおり、各地で農村住民の異議申し立てが観察されている。中でもモザンビークは、世界第二位の土地取引件数と面積が報告されており(LandMatrix2012)、土壌が良く水もある北部がターゲットとなっている。

そんな中、日本政府とブラジル政府は、「熱帯アフリカ農業開発の促進」を掲げ、モザンビーク北部で大規模な農業開発を行う「プロサバンナ事業」を、モザンビーク政府とともに開始した。これに対し、2012年10月11日、モザンビーク最大の農民組織・UNAC(全国農民連盟)は、プロサバンナ事業への抗議声明を発表した。

以上を踏まえ、本報告では、モザンビーク小農の異議申し立ての根底にある現在の「農業投資」がアフリカで引き起こしつつあるいくつかの課題について、同事業がモデルとするブラジルで行われた大規模農業投資事業(セラード開発)との比較によって考察する。本報告は、次の手順で行われる。

1.世界的な農業投資の加速化とアフリカにおける土地収奪問題の概要
2.モザンビークにおけるプロサバンナ事業への農民組織の異議申し立ての概要
3.ブラジル・セラード開発による先住民への影響の考察
4.以上に基づくモザンビーク北部小農へのインプリケーション

本報告がベースにするのは、1.については統計資料や国際機関の報告書、2.農民組織の声明や筆者によるインタビュー結果、3.セラード開発に関するブラジルの先行研究(特に、先住民や小規模あるいは土地なし農民への影響に関するもの)である。

結論は次のようなものである。
現在、「アフリカの食料問題の解決策」と称して大規模な農業投資や農業開発援助が必要と叫ばれている。G8サミットの”New Alliance for Food Security and Nutrition”等がその例である。そこで念頭におかれているのは、ブラジル・セラード開発に象徴される大規模開拓と機械化を前提とする農業投資である。

日本ではその「成功」ばかりが事業推進者らによって主張されてきたが、ブラジルの学術的な先行研究の知見に基づき、同事業が小規模あるいは土地なし農民にもたらした「負の遺産」を十分議論し、その教訓に基づいて現在のアフリカへの「適応」について再考されるべきと考える。
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by africa_class | 2013-04-27 20:52 | 【記録】講演・研究会・原稿