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<   2010年 02月 ( 11 )   > この月の画像一覧

西アフリカセキュリティー部門研修

はい、さらにご無沙汰しており、さらにご心配をおかけしています。
西アフリカのセキュリティー部門の皆さんとやり合ったわけではなく、
楽しい一日を過ごしました。
コンゴ民主共和国、ブルンジ、コートジボワール、ギニアビサウ、
ジブチの5カ国からの9人の警察・法務局等の幹部のおじさんたち
と「平和」「紛争」が何かを考え、「トランセンド」をやってみました。
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グループワークをして、まずは取り上げる「紛争」を一つ決めます。
一グループは、「相続の問題」を取り上げミクロレベルの紛争を
議論しました。もう一つのグループは、コンゴ・ブルンジの人たちが
いたこともあり、「大湖地域の紛争(コンゴ東部紛争)」を取り上げま
した。紛争アクターをまず全部あげて、その中から重要なアクター
を選び、それぞれがアクターになりきってロールプレイします。
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この方は「紛争犠牲者」となりました。対する「各国大統領」と「多種
多様の反政府勢力」そして「国際社会」に、トランセンドポイントとし
て何を目指すべきか(単なる紛争終結ではなく)を訴えています。
段々熱が入ってきたところで、トランセンドポイントに到達するため
のアクションプランを描いていきます。
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最後は各グループの発表。朝9時半から5時半まで実に8時間、
ほとんど休憩なし(おひるごはん以外)のセミナーとなりましたが、
最後の最期には皆かなり満足してくれました。
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特に嬉しかったのは、コンゴ民主共和国の方が、南アフリカの真実
和解委員会のプロセスの意味が、このワークショップを通してトラ
ンセンドを学んだことでようやくストーンと理解できた、とおっしゃって
くださったことです。
 皆、「紛争解決」や「和平」をどうしても「どちらか一方の妥協」か
「両方の歩み寄り」による「調停」に留めて考えがちなのですが、
トランセンド(Transcend)」の特徴は、その名のとおり、「それを
越える」ところにあります。ミクロレベルの紛争からメゾ、マクロ、
メガレベルまで使えるメソッドです。
 よく知られている事例は、20世紀後半から3度にわたったペルーと
エクアドルの国境紛争の事例です。両国が管理する平和自然公園を
設置して発展させることで、単なる紛争終結や、win-win(両方が美
味しい)的解決を越えた、創造的で未来志向型の協働が生み出され
たそうです。
 今年の「アフリカ紛争論」でも少し取り上げましたが、来年度はこれ
をもっと発展させたワークショップをしてみたいと思います。そして、
実生活の中でも、どんどん活用できるよう自分でも努力できればいい
な、と思っています。(簡単ではないけど、続けることに意義があると
信じて)

トランセンド研究会
http://www.transcendjapan.org/
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by africa_class | 2010-02-24 12:59 | 【徒然】毎日がアフリカ

明日はアフリカのSecurity Sectorの研修

はい、帰ってきています。何人かの方々から心配してメールをいただき、
忝いです。確かに帰国日に雪が降って、空港が一時閉鎖されて、飛行機
も変更したりしたのですが、実は予定していた日と同じ日に帰ってきてま
す。そうなんです。国立大学は今の時期、とっても忙しいのです。
 学年度末で、期末試験、レポート、語学の統一テスト、それらの採点、
下っ端の私は他の先生の期末試験の監督、成績付け、進級判定、レポ
ートの個別返却(こんなことしてるから忙しいのだろうけど)、大学院・学
部入試監督、審査、採点、そのための会議、同時に修士論文審査、終わ
らない大学院の授業(!休講にした私が悪いのですが!)、各種委員会
会議・・・そして予算執行〆切・・・そして、ついにウェブシラバス登録が間
に合わず・・・となりました。ごめん。また掲示板に張り出してもらうことに
なります。
 というのに、つい「その他」の用事が重なり、ますます綱渡り状態に。
明日(というか今日)は、西アフリカ8カ国から来ているセキュリティ部門
の政府役人&警察の研修をJICAで行ってきます。ペアを組むのはトラ
ンセンドを日本で推進している奥本京子先生。JICA側の担当は2名の
フランス語話者のアフリカエキスパート&女性。ということで、4人の日本
人アラフォー女性たちが、アフリカの治安部門の8名の男性に平和構築
ワークショップをするという、まことに不思議な光景となりそうです。
 写真をお楽しみに。
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by africa_class | 2010-02-18 00:07 | 【徒然】毎日がアフリカ

日本EUシンポジウム終了

ブリュッセルの公園。
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未来の日本・EU関係についてのシンポジウム終わりました。
うーーん、国際社会で一時的に輝かしい地位を占めたこの両国・地域の
今後の協力が、同じく経済的停滞&危機によって地盤沈下しているという
共通点によって深まるのでは?という、ことを考えた一日でした。つまり、
世界の「斜陽地域&国」としての共通性です。喜んでる場合じゃないかも
しれませんが、なかなか面白い発見です。
 それはさておき、そんな状態であっても日本とEUが世界経済や政治に
占める重要な位置というものを無視するわけにはいきません。で、色々な
点で話し合いがなされたわけですが、事前に発言しろと司会から指名され
ていたため、以下のような発言をしました。(でなきゃ、東京でビデオ会議
に参加すれば良かったということで。)
 発言メモを送るようにいわれているので、ここにも貼り付けておきます。
==============================
気候変動は重要なグローバル課題である。しかし、この新しい約束につい
て語る前に、他の古い約束がどうなっているのか、それについてどうする
つもりなのかの議論がまず必要ではないか。その点では、2000年にEU
も日本も参加して行われた国連ミレニアムサミットで合意されたMDGs(ミ
レニアム開発目標)について、今後どのように取り組むのかという問題を無
視したままでよいのか危惧を感じざるを得ない。2015年までに世界の貧
困者の数を半減させるという共通の目標は、アフリカの停滞により達成不
可能となっている。この点について、世界最大のドナーの一つである日本
とEUが、何をどのように共同で取り組むのか問いたい。約束を果たすため
に一緒に努力するのか、否か。
 さきほど日本とEUの共通の価値という話が出た。両者に共通する特徴と
して「約束を守る」という点があげられる。両者が国際社会で信頼を得てき
たのは、まさにこの点においてである。この会議が終わるころには、新しい
約束だけでなく、古い約束を守るために互いに努力することがコンセンサス
として生まれていることを望む。
<*現在のアクションプランには、この課題が十分取り入れられていない。
次のアクションプランにこそ、この課題が取り入れられることを望みたい。>
 では、どのような協力を、という点については、アフリカ、そしてODAに焦
点を当てる。アフリカに焦点を当てる理由は、先に述べたとおり(MDGs達
成における最重点地域)であるが、他にも理由がある。一昨年、EUはアフ
リカとの間でサミットを開催し、新しいEU・アフリカ間パートナーシップを開
始していること。日本では、2008年にTICAD IV(第4回アフリカ開発会議
)が開催され、日本とアフリカとの関係が強まっていること、があげられる。
EUと日本が協働できるであろう具体的ポイント6点を次のように提案する。

<*まずは貧困削減へのより継続的なコミットメントをそれぞれが行うとい
う前提で、協力できそうなポイントのみをあげる。>
(1)互いのODAのやり方を相互に認識し、実証調査研究を行い、効果を向
上させる。
(2)ODAの減少に対して、パブリックサポートを獲得するための方策につい
て協力する。
(3)市民社会との協力の強化(日・欧だけでなく、現地も含む)
(4)中国との対話の促進
(5)BOPとしてではなく、Pro-Poor Businessの視点を奨励する
(6)気候変動の適応の実践における協力
以上の各項目の中身については、別の機会に。

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by africa_class | 2010-02-15 18:28 | 【徒然】毎日がアフリカ

Onlineで観れます<ブリュッセル国際会議

明日9時半~16時半までEU本部で開催される「将来の日本・EU
関係に関するシンポジウム」ですが、以下のサイトでオンラインで観
られるようなので、興味のある人は是非どうぞ。
http://scic.ec.europa.eu/str/basic/charduri/
外務省の関連情報は次のページ。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/eu/j_eu_sy1002.html

2009年5月の日本・EUサミットで採択された2001年から2010年
までのアクションプランは次のサイトでダウンロード可能です。(今か
ら読まないと・・・)でもざっと見たところ、アフリカのことはTICADのこ
と以外、ほとんど書かれてないに等しいですね・・・。
http://ec.europa.eu/external_relations/japan/docs/actionplan2001_en.pdf
外務省サイトを見ていたら、幸い日本語訳を見つけました。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/eu/kodo_k.html
しかし、英文と日本語文を読み比べてみると、つくづく漢字の便利さ
を実感します。形を見ただけで次にいける強みは、やはりアルファ
ベットに勝りますね。(速読の場合)

全文を読んでみて分かったのですが、2001年の時点では日本とE
Uの協力において「アフリカ課題」は重要案件ではなかったのですね。
確かにあの時点の日本とアフリカとの関係はもっともっと希薄で、
2003年の第3回TICAD時ですら、そんな感じでした。その意味で、
2008年を経た現在、改めて今後10年間のアクションプランを策定
するにあたって、「アフリカ・ODA」絡みのインプットが重要となってい
るということが分かりました。
 この10年で日本外交におけるアフリカの位置は、随分と変わったの
だなあ、としみじみ感じます。(とはいえ、それほどメジャーになったと
いうわけではなく、もう少し配慮されるようになった・・という意味で)

EUとアフリカ間の協力については以下のサイトへ。
http://www.africa-eu-partnership.org/index_en.php
アフリカ市民社会の開発における役割についてのインタビューがあり
ました。動画で見れます。TICADの際にもお世話になったセネガル
の市民社会連合CONGADの代表が出ています。
http://www.africa-eu-partnership.org/multimedia/videos_en.php?video=30
去年EUの研修に呼んでいただいた際にアフリカとEUの市民社会
協力について調べましたが、詳細は次のサイトにあります。
http://www.africa-eu-partnership.org/partners/civil_society_en.htm
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by africa_class | 2010-02-08 23:34 | 【記録】講演・研究会・原稿

ソマリア・シンポ(国連大学)

UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)から案内をもらいました。
紹介するのが遅くなってしまってごめんなさい。
事前の申し込みが必要ですが、〆切がないので席があればまだ
間に合います。
http://www.unhcr.or.jp/somalia.html

日時:2月10日(水)13時半~16時半
場所:国連大学本部エリザベス・ローズ国際会議場(渋谷・表参道)
主催:外務省・UNHCR
共催:JICA

第一部
13:40~:基調講演 ソマリア共和国外務大臣
14:05~:基調講演 アフリカ連合ソマリア担当特別代表
14:30~:講演 ソマリア危機のもたらす人道上の衝撃
      (UNHCR駐日代表 ヨハン・セルス)
第二部
15:10~:パネル討議(モデレーター:アフリカ二課長)
・遠藤貢(東京大学)
・水野考昭(朝日新聞)
・瀬谷ルミ子(日本紛争予防センター)
・一部のスピーカー
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by africa_class | 2010-02-08 20:19 | 【紹介】アフリカ・イベント

今ブリュッセルにいます

昨夜からブリュッセルに来ています。
 EUと日本のパートナーシップ・フォーラムというのが去年から
はじまり、その関連の国際会議に招待していただいて数日だけ
のブリュッセル滞在となります。しかし、招待を受けた時は、正
直いって「なんで?」という状態だったのですが、どうやらEUと
日本のパートナーシップの具体的実践に、「国際協力」が含ま
れているらしく、「アフリカ」「貧困」「ODA」について忌憚なく意見
してほしいとのことでした。
 しかし、私の「忌憚なさ」はかなり有名で(日本の役所には悪
名が高く)、本当に忌憚なくいって大丈夫なの?と念押ししたの
ですが、そこはさすがに多様性を誇るヨーロッパ。「もちろん!」
との太鼓判をもらいました。
 まあ、あまり張り切らず、ほどほどにしておきますが。

 ということで、ヨーロッパに来ても「アフリカな毎日」が続きま
す。天気の悪さが、なんともいえないですが・・・すでに日本の
冬の青空が懐かしいです。
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by africa_class | 2010-02-08 19:03 | 【徒然】毎日がアフリカ

感情を引きずるのは自分の責任

さて、今日は朝日新聞土曜日版Bに出ていた勝間和代さんの一言「人生
を変えるコトバ」を紹介します。先日誰かと同じようなことを話していたの
で、偶然に驚きましたが、良い機会なので紹介。
http://www.asahi.com/business/topics/katsuma/TKY201002070115.html

 「感情を引きずるのは自分の責任」

 ちょっと、耳が痛いですよね。私的には、「自分次第」といいたいところで
すが。次の文章が続きます。

 「自分が正しいのか、正しくないのか、あるいは相手が悪いのか、悪くな
いのかは関係ない。ただ、被害に会って悪い感情を抱いてしまった場合、
その感情をどこで断ち切るのかは、自分でコントロールできるし、コントロ
ールすべきである」

 もちろん、そう簡単なことではありません。かくいう私も色々なこと、人に
たいして、「被害者感情」を抱いていたこと・・・については前にブログに書
いたとおりです。だから、偉そうに書くというよりは、そういう経験を乗り越
えた(つつある)者として、この一言を贈りたいと思います。
  「人のせい」「感情を引きずることのマイナス面」の帰結は全部自分に
ふりかかってくるわけで、結局一番損するのは自分です。「人のせい」「な
にかのせい」を止めて、自分に向き合ったとき、もっと楽しい日常が開け
てくる・・・この感動を是非、皆さんにも味わってほしいなあ、と思います。
 もちろん、容易ではありません。私の場合は、いくつかの犯罪に近い事
柄からのサバイブであったこともあるのでしょうが、実際は長い時間・労
力がかかりました。色々な方の助けも借りました。心の持ち方は、劇的に
変わりましたが、今でも全く影響がないわけではありません。そういうこ
とが自分に起こらなかったら良かったのに、と思う日もあります。
 でも、だからこそいいたいのですが、「やればできる」し、自分の力で自
分のネガティブな感情を乗り越えることができたとき、とってもスガスガし
いです。人の、あるいは環境のせいにし続ける限り、自分の進展はありま
せんし、かといって自分のせいにする必要もないと思います。えてして、
まじめな人ほど、自分のせいにして、それはそれでシンドイことになって
しまいますよね。
 だから、ただ淡々と、やれることを誰かの(自分も含め)せいにせず、続
けていくことが一番なのかな、と思います。落ち込んだときは、「自分なん
てダメだ」とか「~が悪いんだ」ではなく、淡々と取り組める何かをやって
みてほしいな、と思います。(ゲームとか、インターネットとか、そういうの
では、なく!)
 では、よい週末を!
 寒いけど、天気がよいので外に出ましょう!
 (試験勉強中?ごめん。せめて窓辺でやろうね。)
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by africa_class | 2010-02-06 11:12 | 【徒然】深大寺日記

世界に散らばるゼミ生たち

今日はユキヤくんの出発日。先週は、モザンビークにみさきちゃんが旅立
ち(すでに大学寮に入っているとのこと)、これで現役ゼミ生は、留学でメキ
シコ、フランス、アメリカ、モザンビーク、ポルトガルに、在外公館派遣員で
ボツワナ、カタール、エチオピアに散らばっています。この後、ケニア留学、
ベトナム留学、オーストラリア派遣が続き、アジア・アフリカ・ヨーロッパ、中
東、オセアニア、アメリカ・・・文字通り「世界中」に離散(ディアスポラ)状態
となりますね。
 特に今年入ゼミした皆さんの離散ぶりがすごい。4月には一人が残るの
みという状態で、10月に何人かの皆さんが帰ってくるのが楽しみです。
 いってらっしゃい!
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by africa_class | 2010-02-06 11:08 | 【大学】アフリカゼミ(3・4年)

南部アフリカ研究会フィナーレ会合

2月25日に次のような勉強会を行います。日本のアフリカ研究の第一
人者という方々ばかりお見えになります。最後の機会となるので是非
参加してみてください。

<<転送歓迎>>
=======================
南部アフリカ研究会 フィナーレ会合
「南部アフリカ地域と私~これまでとこれから」
=======================
南部アフリカ研究会は、南部アフリカ地域をフィールドとして研究を行
う若手研究者や大学院生により1997年に立ちあげられました。以来、
年数回の定例会の開催とメーリングリストを通じた情報交換を軸として
活動し、若手の発表の場の確保や南部アフリカ地域研究の振興に役
割を果たしてきましたが、2007年6月に活動を休止するに至りました。

その後、世話人会メンバーを中心に、研究会の「終わり方」について話
し合い、下記の要領で「フィナーレ会合」を開催することといたしました。
小倉充夫氏の新著を土台として、参加会員全員が議論に参加できる
ようなプログラムとなっています。この「フィナーレ会合」を最後に、今
年度限りで南部アフリカ研究会は正式に解散することになりますの
で、ご多忙な時期とは存じますが、ぜひ多くの方々にご出席いただき
たいと思います。研究会終了後の懇親会もあわせて、是非ふるってご
参加ください。会員以外の方の出席も歓迎いたします。

会としては最後の機会となりますが、会員それぞれの研究の場で、今
後も南部アフリカ研究を深めていただければと思います。

■日時:2010年2月25日(木)17時~19時半
(19時半~同会場にて懇親会を開催します)
■会場:東京外国語大学 本郷サテライト
東京都文京区本郷2-14-10
■アクセス:
大変わかりづらい場所にあるので、事前に必ず以下の
サイトで地図をダウンロードしてからお越しください。
http://www.tufs.ac.jp/info/hongou.html
地下鉄(丸の内・大江戸線)本郷三丁目駅下車徒歩5分
JR中央線・総武線 御茶ノ水駅下車徒歩10分
■参加費:無料(要参加申込 〆切:2月15日(月))
*末尾のフォームをご送信ください。
*ワインやおつまみなどの寄贈歓迎いたします!
*参加できない場合も、是非メッセージなどおよせ
ください。
■式次第:
1. 基調発表(小倉充夫氏 津田塾大学)(40分)
「南部アフリカ地域と私~『南部アフリカ社会の百年』」
2. コメント(島田周平氏 京都大学)(20分)
3. 「南部アフリカ地域と私」についての各会員によるリレー発表(約40分)
4. 議論(30分)
5. お知らせ
(1)会計報告
(2)林晃史氏に寄贈いただいた南部アフリカ文庫の
津田塾大学図書館での公開について
■内容の詳細:
1. まず、小倉氏に、発刊されたばかの『南部アフリカ社会の百年
:植民地支配・冷戦・市場経済』(2009年、東大出版会)をもとに、
お話していただきます。
2. 次に、島田氏に、コメントをいただき、議論の口火を切ってもら
います。
3. そのうえで、各会員に「南部アフリカ地域と私~これまでとこれ
から」について短くお話しいただき、議論を深めることができればと
思います。

=======================
2月15日(月)までに、次のメールアドレスにご送信ください。
お返事はしませんので、直接会場にお越しください。
<africa.seminar(あっと)gmail.com
(舩田クラーセン研究室:今城)>
(1)南部アフリカ研究会フィナーレ会合に
参加する  ・  参加しない
(2)懇談会に
参加する  ・  参加しない
(3)メッセージ
=======================
■お問い合わせ:
南部アフリカ研究会 世話人
舩田クラーセンさやか sayakafc(あっと)tufs.ac.jp
=======================
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by africa_class | 2010-02-04 16:21 | 【記録】講演・研究会・原稿

米川正子さんのハイチ現地レポート

ハイチに入って支援のための調査をしている米川正子さんから
最新情報が寄せられました。出発前に、女性ならではの視点で
現地のニーズをすくい上げたいといっていたとおり、下着や生理
用品の問題を指摘されています。某国際機関でも、なかなか生
理用品や下着の問題は聞きいれてもらえなかったといいます。
また、教育再建の重要性については、阪神淡路大震災後をみて
いても、本当にそう思います。そのためにも、「救援」から「長期
協力」への視点をもつ必要がありますね。
 米川さんは2月6日に帰国されます。何かアクションを一緒に
考えようと思いますが、ひとまず彼女のツィッターを紹介しておき
ます。http://twitter.com/Masako1884
===========================
■被災地での女性のニーズ■
Grand Goaveの被災者キャンプを朝歩き回ると、女性らが服や
下着を手洗いしていた。洗濯用のせっけんは被災者にまだ配布さ
れていないので、自らマーケットで買った人もいるし、経済的余裕
がない人はビニール袋みたいなものを丸めてせっけん代わりに服
のよごれを取っていた。
 洗濯ものの中には下着もあるが、どちらかというと子供のものが
多い。自分の子供用の下着は数枚あるが、自分用のは1枚もない
という40代の女性がいた。彼女の口数は少なかったが、助けて!
と言いたそうで、私の目を見ながら恥ずかしそうに苦笑いをしてい
た。
 また、ある女性は「下着が2枚しかない。だから1枚はいて、もう
1枚は洗わなくては。下着がもう少しあれば、毎日毎日洗わなくて
済むのに」とこぼしていた。今は乾期だからいいが、5月にハリケ
ーンが来るから、なかなか乾かなくて困ってしまう。
 そう、特に生理がある時はもっと頻繁に下着をまめに洗わなくて
はならない。男性は経験したことがないためわからないだろうが、
女性にとって一大事なことである。
 下着の他にも、女性はいろいろとニーズがある。
 「生理用品も欲しい!」
 「髪をとくために、くしが必要!」
 「肌につけるクリームもなきゃ!」
 確かに食糧、医療、公衆衛生(トイレ作り、死体やごみの処理な
ど)は地震後の緊急的課題であるが、地震から2週間以上たった
今、同じ女性として上記の必要性は共感できる。

■学校の再開への道■
地震から2週間以上たっても、食糧や公衆衛生が行き渡っていな
い。今日やっと地方行政に何台かの手押し車が届き、市民が道路
や溝に溜まっていたがれきやごみ集めをしていた。
 当たり前だが震災以降学校が閉鎖し、子供たちは家の手伝いをし
つつ、ぶらぶらしている。早く学校を再開しないと、ストリート・チルド
レンなどの問題へと拡大してしまうという懸念の声があちこちから上
がった。今日Grand Goaveの市長と小・中学校の校長先生や大
学生の代表者ら、アメリカ海兵隊と、学校の再開に関する会議が行
われた。
 再開にあたって、中央政府の文部省から何の連絡がない、学校の
先生もトラウマを受けているので、学校の再開の前にまずカウンセリ
ングが必要などという消極的意見と、こういう時だからこそ国の再建
のために教育が必要だという積極的意見の二つに分かれた。しばら
く議論が長く続いた後に、学校の再開委員会を立ち上げ、再開のた
めのニーズ(校舎が全壊した時はアメリカ軍からの大きなテントが必
要か、また文法具や黒板、椅子、机などなど)を1週間以内に提出し、
人道支援団体などとどう協力できるかを検討することになった。
 がれきの下に、今でもまだ人が埋まっている。死臭がひどい地域も
たくさんある。家族や友人が亡くなって頭が狂いそうになる中、学校
の再開に集中できないのは当たり前だ。だから、教育者の気持ちが
前向きにかわったので、大変うれしかった。
 ハイチ人の自立への道のりは長いが、精神的に強い彼らを長期的
に支援できることを願っている。
=============================
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by africa_class | 2010-02-04 09:45