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<   2011年 08月 ( 16 )   > この月の画像一覧

木村真三さんの辞表から、研究者のエリート主義についてアフリカで考える

で、終わりのはずだったのですが、空港行きの車を待ってる間に、
木村氏について読んでしまったら、共有したくなってしまいました。
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/10712
 「人のためになる仕事をしたいと思って研究者になったのに、これじゃあ何のための研究なのか分からない」
このセリフを私も胸にしっかり抱きたいと思います。そして、これは、
昨日ここペンバのUniLurioのレクで、先生たちに問いかけたことで
もあります。アフリカでは現在エリート主義が凄く、大学の先生で
農村に通う人はもはやほとんどいなくなってしまいました。そして、
「仕事(収入確保)」と割り切って大学の教員をしている人も多いで
す。日本だってそうでしょう。
 だから、先生たちにVisionとMissionを聞きました。そう、学生に
やる「あれ」です。Visionは立派でした。で、Missionは?ときいた
らあまり出てこず。そして、Missionは自分の毎日や仕事とどう
関わっていますか?と聞いたら、教室が静かになりました。私は、
自分自身のVisionとMissionを話し、広島原爆の日に生まれた
者として取り組んできたことが、結果的に今回の福島原発事故を
止めることになんにも役に立たなかったという後悔を説明しました。
 そして、アフリカでも原子力利用が叫ばれつつある現在、先生
たちの協力が非常に重要であることを説明しました。先生たちと
は、本当によいコミュニケーションが出来て最後はこんな写真を
撮りました。
a0133563_2144211.jpg

 本題。木村さんの行動に、一研究者のはしくれとして、心を動
かされました。研究者の皆が彼のように行動していれば、きっと
こんなことにはならなかった・・・・・・と思うと悔しいですが、まだ
遅くないと思いたいです。

■辞表をたたきつけた■
 3月12日、福島第一原発1号機で水素爆発が起きた。当時、木村氏は厚生労働省が管轄する独立行政法人・労働安全衛生総合研究所の研究員だった。
 放射線衛生学の研究者である木村氏はすぐに現地調査に向かおうとしていた。しかし、研究所から所員に一斉にメールが届く。勝手な調査行動を慎むよう指示する通達だった。
 すぐに辞表を書いた。一刻も早く現場に入るべきだという信念を貫くためだ。「こんな時こそ現場に入らないと放射線の研究者としての存在意義がなくなってしまう」、そんな思いを抑えられなかった。
 実は、木村氏は過去にも似たような経験をしている。1999年9月、東海村JCO臨界事故の時のことだ。当時、木村氏は放射線医学総合研究所に入所したての任期付き研究員だった。
 放射線事故は初動が大切だ。時間が経てば経つほど、半減期の短い放射性核種が計測できなくなってしまい、事故の実態がつかめなくなってしまう。だが当時、放医研を管轄していた科学技術庁は、現場入りしようとする研究者たちにストップをかけた。
 木村氏ら有志の研究者は独自に現地調査に乗り出したが、このドタバタで現場入りは1週間ほど遅れてしまった。同じ轍を踏まないために、福島第一原発の事故直後に、労働安全衛生総合研究所を辞めてしまったのだ。
「東海村の事故を調査してから、日本でも大規模な放射線事故が起こりうると考えていました。そのときのために、チェルノブイリ事故から学ぶべきだと考え、何度も現地に足を運びました。2000年から現地で健康調査を始め、昨年は7月と9月に、今年も1月と、この6月にも現地に行きましたが、事故から25年経った今でも、健康被害は住民に表れているんです」
 実際、日本でも事故は起きた。だが職場は現場調査を止めようとした。
「人のためになる仕事をしたいと思って研究者になったのに、これじゃあ何のための研究なのか分からない」
 こうして木村氏は職をあっさりと捨ててしまった。(前後の記事も是非お読みください)
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by africa_class | 2011-08-24 21:07 | 【徒然】毎日がアフリカ

ETV特集28日(日)夜10時~ネットワークで作る放射能汚染マップ 3

連投すみません。これから飛行機で、ナンプーラに移動します。
調査のまとめと、発表。それから、ナンプーラのルリオ大学で
開催される世界的に有名なモザンビーク作家Mia Coutoの講
演会に出席します。
 以下の番組が放映されるそうです。NHKとしては異例の番組で、
第一話から非常に評価の高い番組です。番組ウェブサイトで、
この方々の測定結果の詳細も見ることができます。是非一度、
番組サイトをご覧ください。
 「子どもたちをまず守ろう!」そう考え、行動に移している人た
ちを番組をみることによって応援しましょう。そして、何ができる
か考えてみてください。
■あわせてご覧ください。
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/10712
=========================
2011年8月28日(日) 夜10時
ネットワークで作る放射能汚染マップ 3
子どもたちを被ばくから守るために
http://www.nhk.or.jp/etv21c/file/2011/0828.html
==========================
事故直後から現地に入り、独自調査によって福島第1原発事故の放射能汚染の実態を解明した「ETV特集 ネットワークで作る放射能汚染マップ」(5月15日放送)。元放射線医学総合研究所の木村真三さんと、元理化学研究所の岡野眞治さんは、その後も汚染マップ作りを続けている。今最も力を入れているのが避難区域に指定されていない地域での詳細なマップ作り。土地の汚染から人体そのものへの汚染について調査を深めている。
福島第1原発から33~70キロメートルの範囲にある二本松市では、毎時1マイクロシーベルトを超える放射線量が広い範囲で計測されている。市が独自に500メートルのメッシュを区切って市の全域で調査を行ったところ、一部の地域で毎時2~3マイクロシーベルトを記録するいわゆる“ホットスポット”が見つかった。そこでは子供から大人まで大勢の人々が毎日放射線を浴びながら暮らしている。木村さんは最も高い線量を記録した家の庭の土壌を採取し長崎大学の高辻俊宏准教授に分析を依頼、そこに住む家族全員の個人被ばく線量も調べた。内部被ばくに関しては、岡野眞治さんが開発した簡易型のホールボディカウンターを二本松市に持ち込み、体内の放射線スペクトルを測定。結果はすべて家族に伝えられ、どう対処すればいいのか話し合いが行われた。家族には生まれたばかりの赤ちゃんがいた。彼らはどういう決断をするのか。(後略)
出演:木村真三(獨協医科大学准教授)、岡野眞治(元理化学研究所)
キャスター:柳澤 秀夫解説委員
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by africa_class | 2011-08-24 20:32 | 【311】子ども・福島乳幼児妊産

南アのエイズと共に生きる人びと&日本の震災被災者のためのチャリティコンサート

アフリカイベント続きですが、以下、福島のお母さんたちの支援でも
ご協力いただいている小山えり子さんからのお知らせです。
====================================
-南アフリカのエイズと共に生きる人々のために、
                日本の震災被災者の方々のために-
【チャリティコンサート ~君は愛されるために生まれた~ 】
====================================
カトリック赤堤教会では9月18日(日)、今年で2回目となる南アフリカチャリティコンサートが開催されます。第1部では「現地報告」と講演、第2部では、実力派ゴスペルシンガー、ナンシー・ラッカーさんのステージを予定しています。コンサートの収益金は南アフリカ・ヨハネスバーグ近郊の「フランシスケアセンター」(エイズ・ホスピス)とエイズの影響を受けている人々を支援するために寄付されます 。また東日本大震災の被災者への寄付にもあてられます。たくさんの方のご参加、ご協力をお待ちしております。

日時:9月18日(日) 午後4時30分開場、午後5時00分開演
会場:カトリック赤堤教会(〒156-0044 東京都世田谷区赤堤3-20-1)  
料金:前売チケット\1500(高校生以下\750)
   当日チケット\2,000(高校生以下\1,000)
主催:南ア・チャリティーコンサート実行委員会
共催:ニバルレキレ・アフリカ日本協議会・フィアメーラ(南アフリカ・エイズホスピスを 支援する会)
協賛:カトリック赤堤教会 信徒会
後援:カトリック中央協議会 HIV/AIDSデスク、カリタスジャパン

お問い合わせ・お申込みはお気軽にどうぞ!(お名前・参加人数をお知らせ下さい)
連絡先:southafrica.charitygmail.com
FAX 03-3328-4636
詳細は下のホームページでご覧いただけます。
http://www7a.biglobe.ne.jp/~akatsutsumi_catholic/showcase/charity/charity2011.htm
■ニバルレキレ事務局 代表 小山えり子
http://www.ngibalulekile.org/
http://ameblo.jp/ngibalulekile
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by africa_class | 2011-08-24 15:02 | 【紹介】アフリカ・イベント

アフリカへの草の根支援~『国際協力草の根トーク』(@龍谷大学)

長年一緒にNGO活動をしてきた龍谷大学の大林さんからの
イベント紹介です。関西方面で、NGO関係者(しかもアフリカ
の方の!)の報告を聴く機会はかなり少ないと思うので是非参
加してみてください。
**
9月17日に京都駅前で、アフリカ農村で、草の根レベルで息長く
支援を続けているカラ=西アフリカ農村自立協会と緑のサヘルお
よびセネガル人タレントのマンスール・ジャーニュ氏の参加を得て、
くつろいだトークを開くことになりました。学生の国際協力サークル
ドゴドゴファンドも参加します。
===================================
~アフリカへの草の根支援~『国際協力草の根トーク』
===================================
■人々の役に立つ支援とは?
東日本大震災を通じて、困難な状況に置かれた人たちへの支援の
難しさが広く理解されるようになりました。貧しい人々の役に立つ支
援とは何か、草の根の支援、当事者中心の支援はどうしたら実現
できるのか、また、現地の方々は、海外からの支援をどのように捉
え、どのような動機で参加しているのか。
 今回のトークでは、アフリカで草の根レベルでの取り組みを長年
続けて評判の高い2つの団体に、アフリカ人、若い学生が加わっ
て語り合い、あるべき支援とはなにかを考えます。
■開催日時
2011年9月17日13時30分より 入場無料
■開催場所
龍谷大学 アバンティ響都ホール9階
京都市南区東九条西山王町31 アバンティ9階
http://www.ryukoku.ac.jp/ryudaihall/access/
JR京都駅八条口前
〔話す人〕
●マンスール ジャーニュ
西アフリカのセネガルで生まれ育ち、中東ヨルダンの大学で農業を
学ぶ。1992年に来日し、芸能活動を続けながら、全国各地で国際
問題や世界のマナー、エネルギー等をテーマにした講演・講義を行
うなど、「アフリカ」を広める文化活動に力を入れています。
http://www.inagawamotoko.com/tareboxnew/taretopbox/mansourdiagne.html
● 緑のサヘル:菅川 拓也
 「緑のサヘル」事務局長。1988年、青年海外協力隊員としてモ
ロッコ王国に赴任、1992年、「緑のサヘル」による「チャド共和国砂
漠化防止プロジェクト」に参加。以後、プロジェクト調整員や現地代
表、事務局長として、チャド、ブルキナファソの活動に関わる。
http://sahelgreen.org/
● 特定非営利活動法人 カラ=西アフリカ農村自立協会: 
村上一枝 NPO法人「カラ=西アフリカ農村自立協力会」代表。19
89年よりマリ共和国において活動、長年にわたって住民の栄養・衛
生の改善、生活の向上、教育の充実等に努める。これまでに「女性
ボランティア賞」等、数々の賞を受賞しており、その活動は各方面よ
り高い評価を受けています。
http://ongcara.org/
■コーディネーター:大林稔
龍谷大学経済学部教授。同大学アフリカ研究センター研究員。
国際協力とアフリカの政治経済を研究、同時にアフリカと日本の連
帯のために活動しています。
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by africa_class | 2011-08-24 14:55 | 【紹介】アフリカ・イベント

アフリカで豊田左吉について考え、話す。

今朝は、7時半から、ここモザンビーク北部ペンバ市にあるカトリック
大学でMTG。来年からやろうと考えている歴史プロジェクトの打ち合わ
せです。そのあとは、地元中学校でも調整。たくさんのティーンエイジャ
ーに囲まれながら、それにしても若者は世界中同じような恰好と動き
をしているなあ・・・とつくづく感じた朝でした。
 そして、午後からは、国立大学Universidade de Lurio
(UniLurio)で、教員対象のワークショップでレク。日本の戦後の経済
成長と現在の失敗について、トヨタと福島原発を事例に話しました。
といっても、企業としてのトヨタや車についてではなく、その創業者に
ついての話。
 最近、アフリカ各国でも日本でも、大学の教員も学生も、「ないこと
(足りないこと)」についてよく不満を漏らします。「だから出来ないのだ」
ということをよく耳にします。(さすがに、アフリカ・ゼミの学生たちはそん
なことは言わないですが!・・・むしろないことを楽しんでいる部分も)
 一去年から、モザンビークのいくつかの大学で講義をするようになっ
て、学生や先生たちと話をする機会が増えて、特にそう感じます。学生
たちは、「英語が出来ないから留学したい」というのですが、「行くには
英語が出来ないといけないよね?」と聞くと、「この大学にはちゃんとし
たコースがないから英語が出来ない」とすぐ言い訳が始まります。大
学には、図書館もインターネットもあるのですが、それらを使って勉強
しようという考えはないようで。。。大学の先生たちは、インターンシップ
をアレンジしなければならないが、北部地域には企業数が少なくてまっ
たく無理といいます。「どういう企業と話をしましたか?」と聞くと、まだ動
いていないものの、数が不十分だからどうせ無理・・・という答え。
 皆さんだったらどうしますか?私の提案は次のようなものでした。
例えば、情報通信を教えている学科があるので、大学内に小さなユニッ
トを設置して、そこで首都の色々な企業の依頼に安価で、しかし、プロ
フェッショナルに応えて、学生をそこのインターンとして雇用して、経験
を積んだ学生には是非起業してもらって、将来のインターン先・雇用先
に成長するよう応援すればいいじゃない?・・・というものでした。
 学科長は口をあんぐり開けていましたが、翌日すぐに連絡が来て、
実際やってみるということで、担当の先生も紹介してくれました(が、
私に紹介しても仕方ないのですが・・・・)
 なので、トヨタの話になったわけです。といっても、話をしたのは、トヨタ
に繋がる豊田紡績の創業者、豊田左吉(1867年)についてです。誰か
知らない・・という人は、大問題!!!ぜひ、調べてみてください。特に、
彼や彼の息子たちの語録を読んでみてください。
 今日紹介したものを、ここでも少しだけ紹介。貧しい大工の息子が、
どうやって起業家になったのか、なぜこの厳しい時代に大人になる皆
に彼らから学んでほしいのか、分かるかと思います。

・「仕事は人がさがしてくれるものではなく、自分で見付けるべきものだ。職は人が作ってくれるものではなく、自分自身で拵えるべきものだ。それがその人にとっての、本当の仕事となり、職業となる。とにかくその心掛けさえあれば、仕事とか職業とかは無限にあるといってもいい。
・「人間のやったことは、人間がまだやれることの100分の1にすぎない。

現状に対する不満をただ語り、嘆くのではなく、あるいは既にすべての
ことがやられた後だと思いこむのではなく、自分の既成概念をとっぱ
らって、残りの99に思いをはせてみましょう。自分の可能性を信じれば、
そして努力を怠らなければ、道は開けるというメッセージが詰まっていま
す。今日のレクのタイトルは、「危機は機会なり」です。

日本は、どこを見てももうダメなんじゃないか・・・というネガティブ要素で
一杯です。でも、だから、次の言葉を大切にしたいと思います。

「今日の失敗は、工夫を続けてさえいれば、必ず明日の成功に結びつく」

アメリカでの訴訟への対応に見られるように現在のトヨタはもはや創業
者の精神を忘れた部分がありますが、「失敗に感謝する=失敗に気づく
ことこそが、改善につながるから」という精神こそ、今私たちが切実に必
要としているものでしょう。
 失敗は構造的にも単発的にも起こっています。起こってしまったこと
については、そこから学ぶしかないわけですが、今日本でそのような姿
勢はあるのでしょうか。
 昨日から、車のラジオから繰り返しトリポリ(リビア)についての情報が
流れてきます。慌てて日本の新聞をサーベイして驚き・・・ました。なん
と、トップ記事の大半は「伸介の芸能界引退会見」。。。だったので。。。
しかも、日本の新しい首相を決めることになる代表選選挙間近というの
に、これらの候補がどのような政策を掲げているのか、原発はどうする
のか、まったく分かりません。相変わらず、「小沢問題」や「数工作」や
「大連立」の話ばかり。日本の新聞は、いったいいつになったら、「小さ
なカップの中」の話を止めてくれるのでしょう。新聞やテレビ離れが進ん
ている理由を、若者の退化のせいにしないでほしい・・・と心から思いま
す。
 河野太郎さんが、まっとうなことを書いてらっしゃいます。
 http://www.taro.org/2011/08/post-1073.php
もはや、「旧い既存構造と概念」から逃れられない政治家、官僚、企業、
マスコミ、専門家は、退場するのでなければ、事態をより悪化させるだ
け・・・という気がしてきました。
 何事も、長くやっていると硬直するものです。いつの間にか、胡坐をか
くようになるもんで。自戒を込めて言うならば、私の研究も、モザンビーク
というレアな研究ネタに関わっているうちに、どこか停滞し始めていたよ
うに想います。ルワンダに行くようになって、気持ちを新たにすることがで
きました。大学での仕事もそうかもしれません。
 常に、新しい気持ちで取り組むべし。首を垂れるべし・・・がんばります。
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by africa_class | 2011-08-24 03:52 | 【徒然】毎日がアフリカ

未確認情報ですが、メルトスルーが実際に起ったのではないかという人もいます

未確認情報なので、そのことを念頭においてください。
ここからネットで主要なメディアなどを調べてもしっかり出てこないので、
あくまでも「噂」だという前提で。とはいえ、「知っていたのに伝えなかった」
ということの方が私にとって罪なので、一応書いておきます。

ついに福島でメルトスルーが起きたのではないか、という情報があります。
線量が上がっているという場所もあるそうなので、日本のどこにいても、と
にかく気を付けてください。

もはや廃炉は不可能ではないか、と小出祐章先生(京大)が当初からおっ
しゃっていますが、ますますその可能性が高まります。
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2011/08/post-2228.php?page=1

となるとどうしたらいいのか・・・同じ小出先生は、インタビューで次のように
おしゃっています。
http://gendai.net/articles/view/syakai/132165
福島第1原発から西へ約100キロ地点で、1キロあたり約18万6000ベクレルの放射性セシウムが検出された。(中略)それだけでも恐怖だが、会津若松は、福島県でも原発のある浜通りとは山岳地を隔てて汚染が少ないとされていた地域だけに深刻だ。(中略)
 今回がたまたまなのか。どこまで調査すべきなのか。京大原子炉実験所助教の小出裕章氏がこう言う。
「(会津で高濃度セシウムが検出されたことは)当然だと思います。側溝など汚染が濃縮される場所はどこでも調べるべきです。東京でも今回レベルはあると思います。本来なら日本全国を調べる必要があります」
 汚染もここまで拡大してくると、もはや除染もままならない。小出氏が続ける。
「掃除をしたところで、今はどうしようもない状況です。子どもが触れるところであれば、掃除するべきですが、そうでなければそのままにしておくのもひとつの手です」

 以前、先生が「日本はもはや放射能フリーの国ではなくなった。放射能と
生きていかなければならない覚悟をするしかない。」と書き、原発を止めよ
うとしたものの止められなかった者として、そして影響が子どもより少ない
高齢者として、福島等の野菜を食べるけれど、子どもたちには食べさせな
いようにしなければならないと断言されていました。
 もはや、「汚染があるかないか」を議論するのではなく、「汚染はある」前
提て暮らしていくしかない日本。子どもたちをまずは優先するという原則
を、とにかく徹底しなければなりません。子どもの命や健康より、経済的、
政治的利益が優先される現在の日本・・・このままではいけません!

■小出先生の発言については以下のサイトを
http://hiroakikoide.wordpress.com/
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by africa_class | 2011-08-23 02:33 | 【311】原発事故と問題

モザンビーク北部農村(Balama)から帰ってきました

さすがに疲れた・・・。そして、やっと福島関係のメールの処理が終
わったので、ブログでも。
 往復500キロの旅&調査&テント暮らし・・・リサーチアシスタントの
アブドゥルさんと二人で行ってきました。が、歳のせいか、オフロード
の運転も疲れます。伊達公子さんが、ほぼ宇宙人に思えるほど!!
 一去年までは、連れがやってくれていた運転、子どもがやってくれ
ていたテント張りを、全部一人でするようになって感じるのは、本当に
有難いヘルプだった!!!ということです。
 とはいえ、彼らには本当に悪いのですが、調査はとっても捗り、彼
らが退屈したり、危ないことをする心配がないため、心理的にはとって
も楽でした。よく考えたら、一人+リサーチアシスタントで泊まり込み
調査するのは十数年ぶり。いかに効率の悪いことをしていたか、しみ
じみと感じました。朝5時から午後6時まで、ぶっ通しのインタビューで、
なんとか30名のインタビューを終了。ルワンダと同じ調査票を使って
いるのですが、5頁もあるので、本当に大変!アブドゥルさん、ありが
とう!!!(彼とはもう10年のつきあいになりました。)
 でも、夜空いっぱいの星(上から落ちてきそうな星たち)、山羊たちの
「散歩」、岩山の美しさ、朝起きた時のあの湿った空気、そしてママの
美味しい手料理を手で食べている瞬間、移動中の木陰での休憩、夜
のたき火での話の時には、彼らの不在をとっても感じます。
 調査はまだ先が長く、モザンビーク部分は3分の1が終わったにすぎ
ず・・・ここカーボデルガード州より次のニアサ州の方がかなりカ国な
調査なので、少しゆっくり休んだら気合い入れ直します。あちらは、
マプートに留学中のアサナちゃんも参加するので、ちょっとは楽になる
のか・・・逆になるのか・・・うーむ。
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by africa_class | 2011-08-23 02:20 | 【徒然】毎日がアフリカ

アフリカと原発事故(泊原発、8月21日デモ)

国会議員の自然エネルギーシフトへの署名を集めたエネシフナウ
&サステマ&外大非常勤講師のマエキタミヤコさんのツイットを見
ていたら(Maekitam)、東京新聞(8月18日)に北海道の原発容認
の特集があったようで丁寧に記事の内容の紹介がありました。北電
も世論誘導のために、社員や関連会社の社員・家族に呼び掛けを
行っていたということです。そして、津田塾大学の先輩であり、長年
にわたりアフリカの発展のために国連機関で活躍してきた泉かおり
さんのコメントが紹介されていました。

「今回の泊3号機の再開も高橋知事は結局、住民の意見を聞かずに強行。市民団体「SHUT泊」泉かおり代表は「住民説明会を開くなどして直接道民の意見を聞くべきだ」と強く批判している。8.18東京新聞22面」
■SHUT泊のブログ
http://shuttomari.blogspot.com/
■カンパ先
ゆうちょ銀行  振替口座 02720-5-7991 

さっそく泉さんに連絡を取ったところ、以下のようなお返事をいただき
ました。泉さんも怒っています。そう、私たちには怒りが足りません。

「民意が政治に全く反映されないという点で、日本は限りなくアフリカに近いと感じます。
命がけで一票を入れに行くジンバブエの人から学びたいですね。
福島事故以来、日本の政治、企業、メディア、大学の実態の化けの皮がどんどんはがれてきましたが、もっと可視化されて、皆が怒らない と。
怒りを忘れた日本人、子供を見殺しにする日本。今の福島は、沖縄の集団自決と一緒だと、沖縄の人が言っています。」

アフリカについて学び、アフリカで活動する人間が、なぜこの問題に
敏感か、なかなか言語化することが難しいのですが、長年にわたって
ジンバブエに拠点がある国連機関で働いてきた泉さんのご指摘は、
とてもクリアです。ご本人の許可を得て転載します。

また、泉さんから以下の情報も頂きました。
■動画
http://www.ustream.tv/recorded/16604532/highlight/194403
http://uhb.jp/flview/dist_tmp.php?no=KJ00474236&sk=skin_n&sw=320&sh=280
■脱原発ネットワーク北海道 HP http://nonuke-h.greenwebs.net/
==============
8月21日札幌市でデモ
===============
福島事故以来、世界で初めて原発の営業運転を再開した知事として、今や高橋知事は世界中で有名になりました。UHBが泊3号機再開に関する世論調査を行い、賛成593票、反対1647票だったそうです。
8月21日、皆で、道民は泊3号営業運転再開を認めていないことを伝え、知事の容認撤回を求めて、一緒に歩きましょう。
8月21日、日曜日 13:00 札幌市役所集合 (大通3丁目は別のデモが集合)
いつものルートで道庁を回って、流れ解散。
フリースタイルで、歌、音楽、仮装、太鼓、何でもあれ。
そのあと、札幌駅前南口で、14:30より街宣です。
この日、サマーキャンプにやってきた、私たちの福島のこどもたちとその家族が、1か月の北海道での休暇を終えて、15:00 さっぽろ駅北口から、バスで出発します。
みんなで見送りたいと思います。是非、ご一緒に。「帰りたくない。このサマーキャンプで出会った皆で、北海道に疎開したい」というお母さんたち、また、お待ちしてます。
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by africa_class | 2011-08-19 14:48 | 【311】未来のために

立ち上がれ、福島の子どもたち。

あまりに怒りすぎて、連投。
そういえば、福島県内にいる仲間から、次のようなメールを、感謝の
言葉とともにいただきました。
「悔しさ・怒りをを表現する。どうも、福島にいると麻痺してしまいます。
どうしても現実・日々の暮らしに流されます。それでなくても、福島の
人たちは、怒りません。」

当事者そっちのけで、怒りまくってごめんなさい。そのメールの意味
をずっと考えて来ました。上手くいうことができないのですが、きちん
と配慮できなかった視点があったことに気づきました。それは、

■「子どもたちの当事者としての声」■です。
私としたことが・・・。
お母さんたちのサポートにアップアップで、忘れていたわけではなか
ったのですが、対応が出来ていませんでした。色々探していたら、
さきほど投稿した甲状腺内部被ばくのニュースに関連して以下の
TBSの番組が出てきました。動画で見れるようなので是非見てくだ
さい。
 ただ、テキストとしても番組としても、子どもたちの当事者性に
十分寄り添った構成にはなっていません。記事のタイトルをみたら
中身といかにマッチしていないか明らかです。なので、彼らの声の
一部を前出ししておきます。すごい、子どもたち!
■「福島の子どもたちがプールにも入れず、マスクをして登下校する状況を安全だと言い張る政府に、私はとても疑問を感じます」(女の子)
■ 「早く(除染)してほしいということ、なんで早くしなかったんですか?」(女の子)
■ 「大人なのに子どもの言葉が伝わらないというのは、子どものころ、ちゃんと勉強してなかったのかと思いました」(男の子)

<<=拍手!!!!子どもたちよ、立ち上がれ!もはや、大人だ
けに任せていたら、皆の未来が奪われてしまうから。海くんと話して
いても、「僕の将来のことだから」といつも口にします。11歳でも、
もうこういう話ができるのです。だから、子どもたちをただ物資や
心のケアでサポートするのではなく、当事者としての権利奪還の
動きについてサポートするということもやっていかねばならないと
思います。

■子ども「甲状腺被ばく」、保護者に説明
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4804166.html
福島第一原発事故の後、県内1000人以上の子どもの甲状腺を調べたところ、45%の子どもから放射線が検出されました。政府は「微量で問題となるレベルでない」としていますが、17日から保護者らに個別の説明会を開いています。
 福島第一原発から北西方向にひろがっていく放射性物質。今回の福島第一原発の事故で、どのように放射性物質が拡散したかを「SPEEDI」でシミュレーションしたものです。
 政府はこうした試算を踏まえて、3月24日から30日にかけて福島県いわき市と川俣町、飯舘村に住んでいた子ども1149人の甲状腺の被ばく検査を実施。その結果について政府は先月、子どもの健康に影響が出るような値は測定されなかったことを明らかにしましたが、より詳しい説明を求める保護者の声に押される形で、17日から個別の説明会を始めました。(中略。データについてはさきほどの朝日記事を参照してください)
 こうした中、17日、福島の子どもたちが東京・千代田区を訪れ今の思いを訴えました。
 「福島の子どもたちがプールにも入れず、マスクをして登下校する状況を安全だと言い張る政府に、私はとても疑問を感じます」(女の子)
 対するのは、政府の原子力災害対策本部などの役人たちです。
 「皆さんは朝から夕方まで学校に通う時間が長いので、まずそこをきれいに(除染)しないといけないと」(政府関係者)
 「どうして早くやらなかったのかって聞いたんですけど」(女の子)
 「除染の取り組みということですか?ではなくて・・・?」(政府関係者)
 かみ合わない子どもたちと政府側のやりとり。
 「早く(除染)してほしいということ、なんで早くしなかったんですか?」(女の子)
 「我々としては最大限早く取り組んできた」(政府関係者)
 政府側は「最大限努力している」と繰り返すばかりでした。
 「大人なのに子どもの言葉が伝わらないというのは、子どものころ、ちゃんと勉強してなかったのかと思いました」(男の子)
 「一番来て欲しかったのは総理大臣。今度はもっと答えられる人に来てほしいです」(女の子)
 最後まで、子どもたちの不安が解消されることはありませんでした。
 福島県いわき市などで、子どもたちに対して行われた甲状腺被ばくの検査。482人の子どもから検出された1時間あたり0.1マイクロシーベルト以下の「被ばく」とは、どの程度健康に影響があるのでしょうか。政府の原子力被災者生活支援チームは、こう強調します。
 「私どもとしては、問題がある数値が出たという認識はない」(原子力被災者生活支援チーム、17日)
 枝野官房長官も・・・。
 「リスクが大変低いとはいっても、ご心配であろうと思いますので、それについてのフォローアップはしっかりとやっていく」(枝野幸男 官房長官)
 被災者の無用な不安を取り除くためにも、政府の迅速な、そして正確な説明が求められています。(18日17:37)
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by africa_class | 2011-08-19 02:37 | 【311】未来のために

福島の子ども、半数近くが甲状腺被曝 政府調査で判明

モザンビーク北部カーボ・デルガード州での調査の打ち合わせや
準備を終え、滞在中の友人宅に帰宅。日本からの山のようなメー
ルを片付け、長い間フォローが出来ていなかった原発関係の情
報を検索して愕然。一番恐れていたことが、やはり起こってしまい
ました。あれほど、本当にあれほど警告していたのに。
 3月のあの時点で子どもたちだけでも避難させていたら、こんな
ことにはならなかったのに。。。怒りと無力感でいっぱいです。内部
被ばくが確認されてなお、「影響なし」と繰り返しているところに、怒
りで煮えたぎる想いです。そもそも、内部被ばくはあり得ないといっ
ていませんでしたっけ?そして、甲状腺も大丈夫といっていなかっ
たでしょうか?いつの間にか、内部被ばくもOKの空気が今度は
つくられつつあります。そして、時間が経って、実際の症状が現れ
てから、専門家や政府は、「内部被ばくはダメだった」ということは目
に見えています。
 どうして一番守らなければならない子どもたちをこんな目にあわ
せるのでしょうか。自分の子どもであっても、政治家や官僚や専門
家たちは、こんな対応をするのでしょうか?世界でもっと子どもの
権利、人権無視が横行する国の一つに、日本は数えられることに
なるでしょう。そして、そんな国の大人として、ただ恥ずかしがるだけ
でなく、なんとかしなければなりません。
 遠いアフリカにいるのが歯がゆい気持ちです。

■福島の子ども、半数近くが甲状腺被曝 政府調査で判明
8月17日朝日新聞
http://www.asahi.com/special/10005/TKY201108170394.html
東京電力福島第一原子力発電所事故をめぐり、政府の原子力災害対策本部は17日、福島県の子ども約1150人を対象にした甲状腺の内部被曝(ひばく)検査で、45%で被曝が確認されていたことを明らかにした。17日、同県いわき市で開かれた説明会で発表した。すぐに医療措置が必要な値ではないと判断されているが、低い線量の被曝は不明な点も多く、長期的に見守る必要がある。
 検査は3月24~30日、いわき市と川俣町、飯舘村で0~15歳の子どもを対象に実施した。原子力安全委員会が当時、精密検査が必要だと決めた基準は甲状腺被曝線量が毎時0.20マイクロシーベルト以上。1150人のうち、条件が整い測定できた1080人は全員、0.10マイクロシーベルト以下だった。
 この日、説明会には、検査を受けた子どもの保護者ら約50人が参加した。対策本部原子力被災者生活支援チームの福島靖正医療班長は「問題となるレベルではない」と説明した。
 全体の55%の子は検出限界も含み測定値が「0」だった。「0」超では、0.01マイクロシーベルトが26%いた。0.02マイクロシーベルトが11%で、最高は0.10マイクロシーベルトだった。
 3月の検査時に、その場で「健康に影響はない」とする結果が保護者らに伝えられた。ただし数値は通知されず、説明を求める声が上がっていた。(後略)
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by africa_class | 2011-08-19 02:22 | 【311】子ども・福島乳幼児妊産