ブログトップ

Lifestyle&平和&アフリカ&教育&Others

afriqclass.exblog.jp

<   2013年 02月 ( 17 )   > この月の画像一覧

PPTofプロサバンナ事業に関する分析・報告一挙掲載

 2013年4月現在、日本政府のプロサバンナ事業お関係者は「歴史修正主義」を推し進め中。(御苦労さまです・・・)
 この間、関係者らは、下記PPTや私のペーパーをよく勉強してくださり、それに反論するために(特に、同事業が日伯連携から出発している点)、一生懸命頑張ってこられたようですね。
 プロサバンナ事業が「ブラジル・セラードを訪れたモザンビーク大統領がブラジル大統領に頼み、それを日本がサポートしたもの」と、ブラジルとモザンビークの政府に言わせるためご尽力だったようですね。4月2日セミナーで、わざわざブラジルABC長官とモザンビーク大使の発言、是非ご確認を。

 都合が悪くなってくると、歴史的経緯を後付的な「公式発表」によって修正し、それを「歴史」とする。・・・どの世界でもやられてきたことですが、日本は特にこれがお得意。露骨な外交工作に本当に驚きます。

 ぜひ、皆さんには、JICA関係者による「日伯連携がスタートラインだった」ことを自ら書いている一次史料をあわせて読んでいただければ~。
→http://afriqclass.exblog.jp/17433829/
(以上は4月12日に加筆)

 さらに、2009年の動きを日本の国内要因から分析を加えたのが以下の発表要旨。あわせて読むと全容がかなり解けます。

■プロサバンナ事業形成の背景(国内要因)の加筆(国際開発学会企画セッション発表要旨)
http://afriqclass.exblog.jp/17978852/
(以上は6月21日に加筆)

**
今日松山であった「ODA勉強会」にスカイプ参加。
それを期に、去年作ったパワーポイントを改訂したのでここに貼り付けておこうと思います。モザンビークの農民組織なども来日するので、今まで書いてきたことを一つのものに整理できれば・・・と思ったので。というのも、同じ話を何度もするのに・・・疲れたこともあり~。
 そもそもは、学術論文を既に書いていて4月に出版されるのでそちらを見ると、根拠となる資料や注などや説明が丁寧に出てくるので一番良いのですが、著作権上それを貼り付けるわけにもいかないので・・・。
 しかし、出版社には本当に申し訳ないのですが、私は「知」はなるべく手軽に身近にアクセスできる方が良いと思っており・・・このような形を取ります。
 私が時間と労力を使って調べたことを、一人でも多くの皆さんにお使いいただきたい・・・それこそ、研究者であり市民である私の想いなので、そこは宜しくお願いします。
 しかし、こういうの公開すると、またしても学会とかで発表できないんだよね・・・。せっかく書いた英語論文も、既に公開済みということで、入れてくださるはずだった学術書に入れてもらえなくなったし(代わりにもう一本書く羽目に・・・)。そういう世界なんです。学術界って。そうやて「業績」を大切に宝箱に入れて、なるべく世間の目に触れないようにする!な~んてね。
 PPTまで公開する私はきっとバカでしょうが、自分の業績のためではなく、社会のために研究している者のサガですね。それにしても、税金でやはり援助事業をさせてもらっているJICAや外務省が議事録を公開するのを拒み続けているのは問題外ですねえ・・。公共という意味では、あちらの方が公開義務はあると思いますが。

 なお、PPTなので言葉足らず、説明不足であることはどうぞご容赦を~。とはいえ、60枚を超えるので・・・ちょっとずつ貼ってみます。

 そして、関係者の皆さまは是非こちらを先にお読み下さいませ。「単なる批判のための批判」だという前提では、改善は不可能です。是非~。
■批判的思考と対立:自分と組織を改善・刷新していく方法~TranscendやLearning Organizationより
http://afriqclass.exblog.jp/17323964

(そして、勿論写真はあくまでも一部を示しているに過ぎず、例えば「森林サバンナ」が何かイメージできるように貼っているもので、20年かけて北部4州を毎年2000キロは走ってるので色々掲載したいのですが、ちょとそこまでは出来ないので、あくまでも論旨に沿って数万枚から選んでいるということを予めお伝えしておきます。書くまでもないと思ったのですが・・・世の中には色々な人がいるもんなので・・・多様性は好きですが。)

a0133563_22323425.jpg

a0133563_22324679.jpg

a0133563_22325679.jpg

a0133563_2233713.jpg

a0133563_22334268.jpg

a0133563_22335438.jpg

a0133563_2234218.jpg

a0133563_2234132.jpg

a0133563_2234359.jpg

a0133563_22344874.jpg

a0133563_2364612.jpg

a0133563_2391326.jpg

a0133563_2235207.jpg

a0133563_22353276.jpg

a0133563_22354457.jpg

a0133563_22355373.jpg

a0133563_2236428.jpg

a0133563_22361819.jpg

a0133563_22451585.jpg

a0133563_2245328.jpg

a0133563_22455837.jpg

a0133563_22461137.jpg

a0133563_22462957.jpg

a0133563_22465230.jpg

a0133563_2247796.jpg

a0133563_22472218.jpg

a0133563_2247483.jpg

a0133563_22481542.jpg

a0133563_22483237.jpg

a0133563_22484678.jpg

a0133563_22485924.jpg

a0133563_22491361.jpg

a0133563_22492538.jpg

a0133563_22494247.jpg

a0133563_22495448.jpg

a0133563_2250715.jpg

a0133563_22501999.jpg

a0133563_22503497.jpg

a0133563_22541075.jpg

a0133563_22542420.jpg

a0133563_22543719.jpg

a0133563_2255109.jpg

a0133563_22552591.jpg

a0133563_22555396.jpg

a0133563_2256728.jpg

a0133563_22562166.jpg

a0133563_22563288.jpg

a0133563_22564691.jpg

a0133563_22565910.jpg

a0133563_22571288.jpg

a0133563_22572877.jpg

a0133563_22574069.jpg

a0133563_22575334.jpg

a0133563_2258529.jpg

a0133563_22581618.jpg

a0133563_22582740.jpg

a0133563_22583847.jpg

a0133563_2364843.jpg

a0133563_22595520.jpg

a0133563_230443.jpg

a0133563_2301522.jpg

a0133563_2305751.jpg

a0133563_23171.jpg

a0133563_2311750.jpg

a0133563_2312989.jpg


文字が切れていたので最後のスライドだけ。

「過去の失敗から学ばず、人びとのニーズから立ち上げずに、机や頭の中で勝手に練られた、このような援助事業。

日本でまさに繰り返され続けた。

3・11で私たちは学ばなかったのか?
「成功」「驕り」がこのようなことを生み出す。
「産業化」してしまった援助事業の。

もはや21世紀。
軍事政権時代のブラジル、80年代ではない。

アフリカも、また、変貌している。
声なき人達が声を上げ始めた。

もしかして、変わらないのは、
日本の我々自身なのかもしれない。

世界から取り残されるとしたら、争奪の闘いに参戦しなかったからではない。
私たち自身が、教訓から学ばず、驕り、自分の社会を、民衆のために変えようとしなかったから。」

最後の写真は気に入ったのでGRAINに頂きました。
そして道は続く・・・。
そこに暮らす人々中心の、下からの変革を諦めない。
そういう想いです。
[PR]
by africa_class | 2013-02-23 22:40 | 土地争奪・プロサバンナ問題

世銀トップの「ブッフェ・ランチ対話」withモザンビーク市民社会への抗議声明から考えるプロサバンナ問題

すごい声明がモザンビークの市民社会から届けられました。ADECRU(Academic Action for the Development of Rural Communities)という、農村出身の若者や学生・研究者によるアソシエーションだそうで、金曜日にあった世銀総裁らとの「市民社会との対話のためのブッフェ・ランチ@高級ホテル」に対しての声明です。
 本当に市民社会の声が聞きたいのであれば、何故「ホテルでブッフェランチ」なのか?世銀がモザンビーク社会にもたらした汚職、格差、コミュニティの破壊、権利の剥奪について話し合いたいと望む市民社会に、そのようなアプローチを取ることそのものが、彼らの姿勢を示しており、これを糾弾する…との指摘です。
 モザンビーク農民の権利を守りもせず、むしろ土地収用などを進める一助を行う世銀が、南アからの遺伝子組み換え食料を大量に並べたビュッフェで、市民社会と「話す」あるいは「対話した」アリバイを作るのを支える気はない・・・と述べている点は興味深いです。
 大多数の国民の生活は苦しいままなのに、天然ガスも炭鉱も、農業投資も、植林も、国民に恩恵をもたらしていないこと、より国のエリートの権力を強めていること・・・も指摘されています。これは、「資源の呪い」の指摘ですね。この「資源」には、単に石油などだけでなく、「土地・水・森林」が含まれたと考えた方がよいと思われます。

 モザンビーク市民社会がこういう強い言葉遣いをするのを見るのは本当に珍しく、次の点から、20年関わって来て、良くも悪くも「新しい時代」が到来している・・・ことが感じられます。
(1)社会内部の格差の広がりがここまで強く懸念されていて、その懸念が社会に広く共有されていること、
(2)権威主義化が進む同国で、あえてここまでの声明を出す危険をおかす覚悟の団体が出てきていること。

日本が、そのモザンビークで、ブラジルのアグリビジネスの参加と広大な土地収用を前提とした援助事業「プロサバンナ」を行っているのは、本当に問題外なんですが・・・。
■プロサバンナ事業の問題について初めての方は2月2日出た私の朝日新聞記事を
→http://afriqclass.exblog.jp/17253760/
■ブラジル日系議員によるプロサバンナ事業はブラジル人の広い土地収用の為だったの解説番組→http://afriqclass.exblog.jp/17331007

もちろん、そもそも「日伯連携によるアフリカ熱帯サバンナ農業開発」というネーミングで構想されてきた「プロサバンナ」であり、2009年の世銀の「ギニアアフリカ熱帯サバンナへの農業投資促進」という政策と、これは連動しているプロジェクトなので、以上・以下の文脈に連なるものとして日本の援助「プロサバンナ事業」は現地市民社会に解釈されているのです。

「小農支援も盛り込んでいるからいい」というJICAさんの牧歌的な話は、そのように立ち上げられた事業であればよかったのですが、次の点から論外でしたね。
●設立経緯からも(日伯連携)
●枠組みからも(セラードの成功をアフリカへ&ブラジル人に土地をあげよう)
●グローバル文脈からも(アグリビジネスのアフリカ土地争奪とそれを支える世銀のスキーム)
●それへの各地での住民抗議・暴動からも、
●モザンビークの現在の急速な格差拡大への不満増大の面からも、
残念ながら安易だったというしかないですねーーー。だからやる前に反対したのに・・・。そうすれば、こんな大量の税金を反論工作のために投じる必要はなかったのですが。

我々のなけなしの税金が、こんな風にずさんで傲慢な事業立案によって、世界やアフリカ、現地で起こっている対立に参入するものになっていることに、20年にわたって同国・同地域に通ってきた一人の納税者としても市民としても悲しい思いでいっぱいです。特に、311後は。

JICAにききたいのは、こういう事業を、彼らが長年かかわってきたタンザニアの農村部でこんな風な手法で立案できたのか?ということです。

これまで一つも事業をしたことがなく、何の知識も理解もないモザンビークの北部に、いきなり140万ヘクタール、30万人の農民に「裨益する」と主張する事業を起こすもんなんでしょうか・・・。しかも、「ブラジル・セラードと似てるからセラードの経験をもってくる」。。。。といってブラジル・アグリビジネスをつれてくる。日本の納税者の支払う援助のスキーム内で。これを、すべて皆さんがよくご存知で関わっている「タンザニア」とか、あるいは「日本のどこかの地域」にあてはめた時、こんな乱暴な話はない・・・と思うのは私だけなんでしょうかねえ・・・。

■プロサバンナ事業について書いた引き出し
http://afriqclass.exblog.jp/i38

■明日来日するモザンビーク市民社会の声を聴いてみましょう(26日、27日、28日のイベント)
http://afriqclass.exblog.jp/17323412

なお、ここでも書かれていますが、「ビュフェランチを喜んで参加する市民社会組織」と「真面目に世銀批判を含め対話したい市民社会組織」の分断と操作を、世銀がこのようなやり方でやっていることへの異議申し立ては、プロサバンナ事業においてみられる「現地のクレジット(融資)を餌にした農民同士の分断」に相通じるものがあります。

外部者の我々がすべきことはそういうことでしょうか?
同国社会の不正や汚職、民主化のために闘っている権力なき人びとを、「事業の成功=自組織の評判の防衛」のために分断させることに、本当に税金を使いたいのでしょうか?
■この点については
→http://afriqclass.exblog.jp/17210917/

色々なことを考えさせられた声明文でした。
みなさんも、「もう始めちゃったのだから、少しぐらい役に立てばいいや」ではなく、その「少しぐらい」がいかに現地社会で大事なのか、一緒に考えましょう。ドナー諸国がもっている「パワー」に、あまりに無自覚にい過ぎると、私は思います。「善意」のつもりでも、権力関係がある以上、簡単に「暴力」に転じることを、いい加減学んだ方が良いと思います。JICAだけでなく、日本の市民も。

==================
Position of ADECRU on the Invitation of Meeting of Executive Directors of World Bank
==================
A group of nine Executive Directors of the World Bank-WB starts today, February 21, 2013, a working visit to Mozambique that extend until next day 24 this month. According to the invitation that the ADECRU received from this entity representation in Maputo, "During the visit the Executive Directors, which are part of the Board of Directors of World Bank also hold meetings at the highest level of Government and the Mozambican State, in the context of cooperation between Mozambican State and the World Bank Group".

In parallel, the World Bank invites civil society organizations to participate in a “buffet Lunch” meeting taking place tomorrow day 22 at hotel Indy Village with the Executive Directors of the World Bank. "This meeting" refers to the invitation of this body, “was expressly requested by the Executive Directors .... and your main aim is to listen to their own organizations their struggles, hopes, expectations in the context of the current development of the country". Interestingly, the visit of the Executive Directors of WB to Mozambique coincides with the launch and broad dissemination of alleged support for civil society organizations in the context of the new programme called Global Partnership for Social Accountability (GPSA). The program, managed by the World Bank, aims "to finance civic initiatives that promote the political participation of the citizens, to strengthen the policy and make Governments more attentive to the concerns of its citizens”.

Academic Action for the Development of Rural Communities-ADECRU, a prominent Mozambican Association of students and young people, mostly from the countryside, is recognized for his work in the struggle for democratic engagement and productive insertion of various community stakeholders on prioritizing, definition, implementation and evaluation of agenda of socio-political, economic and cultural of rural communities.

The ADECRU has been to monitor closely and with great concern the new front of attack on the sovereignty of Mozambique and attempted manipulation and use of Mozambican civil society organizations by World Bank, in favor of a hidden agenda that relies primarily on amendment of the legal framework-inherent management and legal access to land, mineral and energy resources. In another speech that advertises itself as always so disastrous and arrogant, the World Bank wants to use the participation of civil society in order to legitimize and support the imperialist overt agenda of some Western Governments, through multinational corporations, for ownership of wealth, depletion of natural resources, rights and dismantling the Mozambican people. It is proposed to have a dialogue without superfluous never discuss issues central structuring of development policy advocated by the Bank.

Thus, the ADECRU considers the invitation of World Bank for a "Lunch-buffet" of meeting with the Executive Directors of the World Bank, an insult to the intelligence not only civil society organizations but above all of the approximately 23 million Mozambique and Mozambicans. Condition and be bound by civil society organizations to present their problems, desires, dreams, challenges a lunch, is, at least, unacceptable and contravenes all forms of democratic expression and participation. Demonstrates the how the WB disrespects uncompromisingly agenda and the struggles of civil society organizations and people.

During the past two decades, the WB successive technical assistance loans granted to change the legal and regulatory frameworks in the fields of economy, agriculture, forestry, minerals, energy resources and natural, which made Mozambique one of the poorest Countries, unequal, asymmetric and corrupt in the world. 20 years later, the World Bank has been one of the main agents that enables the continuous capture of the Mozambican State and looting, political-economic elites-national military and by the big transnational companies of our important mineral wealth and hydrocarbons such as coal gas of Tete and Cabo Delgado.

Despite the public domain of such a dangerous agenda of rot, the distinguished Executive Directors of World Bank still insist on calling us to discuss the resettlement of thousands of Mozambicans by the mining, agribusiness projects, dams and not only, subject to inhumane conditions and intimidation, taking a red wine; Ask us what we speak of corruption entrenched at all levels of Government and of the commissions received by the ruling elite by virtue of concessions of vast reserves of miners, delighting a dish full of goodies and colorful vegetables, when thousands of Mozambicans live on cassava and water; Ask us that we speak of the expropriation of land from peasants by forestry projects, agribusiness and minerals in Niassa, Tete and Cabo Delgado, by multinationals, financed by himself, producers of commodities to foreign markets in detriment of food production relegating thousands of peasants to hunger and misery, in a round table full of food and transgenic fruit (genetically modified organisms) from the neighboring South Africa.

The ADECRU believes that only the strength of a single thought and the imperialist mentality and slave that are carriers and messengers dear distinguished Executive Directors of World Bank, which "expresses itself in violent and inhuman neoliberal ideology" by some powers that for several centuries they control the world, subjugating billions of people, you can move and making you act continuously along these lines.

Since then, illustrious Lords know WB Executive Directors and notify your representative, that ADECRU refuses, radically and on behalf of the dignity and sovereignty of the people, to benefit from financing of the WB and participate in supposed "Lunch-buffet" of the meeting. Reiterates also its commitment and dedication in defense and fight for the rights and interests of rural communities, in favor of building a fairer society and sovereign, strongly denouncing imperialist and colonialist agendas with institutions such as the WB.

Another yes, the ADECRU considers that the institution WB and other agents and global imperialistic instances such as: International Finance Corporation partner of Moatize mine Valley-Tete, International Monetary Fund, the World Trade Organization should therefore be broad and radically denounced and repudiated by all persons and organizations, by represent a serious threat to the genuine efforts of our young democracy and usurping the sovereignty of the people. We demand that the distinguished members of the World Bank's Executive Directors to leave aside the arrogance and haughtiness which is characteristic, and submit at least one ballot and will of the people of Mozambique and the world in the classroom of a school, University or even in an open field, with an agenda of civil society organizations, rural communities, of oppressed peoples and impoverished by your outdated and obsolete policies rather than a pseudo "Lunch-buffet".

We require that we speak of total lack of accountability and transparency of investment projects/programmes of the World Bank; speak of your role and influence and responsibility in failed policies for the agricultural sector, particularly in the cashew industry for you bankrupt with impunity; the pressure on the Government to change the law and other legal instruments of protection of the rights of rural communities.

But we do want and we demand that there be a real and genuine Global partnership, including social movements and civil society organizations and all peoples of the world by an exemplary Social and criminal Accountability of the World Bank and all their cronies.

Maputo, February 21, 2013

ADECRU
[PR]
by africa_class | 2013-02-23 10:48 | 土地争奪・プロサバンナ問題

3月5日17時~@外務省「第二回 #プロサバンナに関する外務省との意見交換会」案内・申込み詳細

皆さま、以下参加呼びかけがきました。
3月3日(日)中に締切が延長されています。急ぎお申込みを。
大学生でも参加可能です。

=============================
NGO外務省定期協議会
ODA政策協議会NGO側事務局
ODA改革ネットワーク

第2回ProSAVANA事業に関する外務省との意見交換会
NGO側当日参加者募集
==============================

さて、3月5日(火)にProSAVANA事業(日伯モ・三角協力によるモザンビーク熱帯サバンナ農業開発)に関する外務省との第2回目の意見交換会を開催いたしますので、当日参加者を募集いたします。

これは、2012年度第2回ODA政策協議会(12月14日開催)で、同事業について関心を寄せるNGOが多 かったこと、論点が多岐にわたる大きな事業にも関わらず議論する時間が限られていたこと、公開されている情報が不足していたため議論を十分に深めることができなかったことなどを受けて、引き続き継続的に外務省と議論されているものです。

引き続き皆様の積極的なご参加をお待ちしております。
ご参加ご希望の方は、下記参加希望フォーマットに従いお申し込み下さ

 ●第2回ProSAVANA事業に関する意見交換会●
 日時:3月5日(火) 17:00~18:30
 集合時間:16時45分 外務省東口玄関待合室(時間厳守)
 会場:外務本省内会議室
 http://www.mofa.go.jp/mofaj/annai/address/index.html

*注1:http://www.jica.go.jp/project/mozambique/001/activities/index.html

・メールタイトル「ProSAVANA事業に関する意見交換会の申込」
・申込締切り:【3月3日(日)まで】≪厳守≫ 
・申込先:NGO側事務局  oda.advocacy<@>gmail.com
 *円滑な事前準備にご協力お願いします。
  締切後は参加者リストにお名前・団体名を掲載できません。
[PR]
by africa_class | 2013-02-22 11:26 | 土地争奪・プロサバンナ問題

ニシモリ議員が「伯国失業若者の土地のためにプロサバンナはある」とTV番組で発言(必見)

週末が始まろうという金曜日の夜、プロサバンナ事業の英語の公式資料を探していて迷子になり、プロサバンナ関連の英語資料が一気にみれるサイトを発見!と思ったら私の論文もここだった…。お恥ずかしや~。

■プロサバンナ関連の英語等の資料があるサイト
http://farmlandgrab.org/cat/show/13
■日本語が欲しい人、私のブログでの引き出しはここ
http://afriqclass.exblog.jp/i38

そして、ざっと見てて・・・・な~んだ。
モザンビーク政府情報局AIMが去年末に報道し、あちこちに流れた「パシェコ農業大臣はプロサバンナでモザンビーク農民の土地を奪わないと宣言」という記事に写ってるのは・・・・我らが「JICAの本郷さん」ではないですか!つまり、JICAさんと本郷さんが「そのように話す機会を創出」したのですね~。なるほど。外務省との定期協議会後現地に飛ばれて、やられてたのコレだったのですね~。
■http://farmlandgrab.org/post/view/21464
なんというのか・・・まあ、それが仕事なんでしょうが。お疲れ様です。

この記事「農業大臣、農民から土地奪わず」の記事にあわせて考察を書いたのですが、JICAとの面談による話となれば微妙に無駄な考察だったかも。まあご笑覧下さい。
http://afriqclass.exblog.jp/17075929/

でも、考察に書いたように、モザンビーク大臣が、
モザンビークの農業生産の9割を小農が生産している
プロサバンナはセラードの「レプリカ」である
と述べているのはJICAや外務省の主張とまるで違うので重要なポイントかと。

なぜなら、外務省とJICAは、これまでこう繰り返しているからです。
モザンビーク北部で農民は飢えて貧困で伝統的で粗放農業しか知らず生産性が低く土地を余らせてる(*その内②と同様にこの言説も否定し始めるのでしょうが・・・現実とあまりに違うので)、
②セラードとモザンビーク北部とは違い、移植するわけでない(*2010年以前は繰り返し「セラードとモザンビーク北部は同じ」と宣伝されていたのですが、ようやく違いの大きさに気づき修正中。でもその変更を未だ認めない。資料には書かれており、証拠が残っているのにねえ…ため息。)

ちょっと驚いて目が覚めてしまった私の、さらに目を覚ましたのはこのブラジルのテレビ番組でした。何気なく観て、あまりにJICAや外務省の言っていることと真逆の(いや、あえて言わないようにしてる?)ため、本当に目が覚めてしまった。

特に、これまでの定期協議会等でのやり取りを目撃した人は、腰を抜かすんじゃないかな・・・。私が以下の英語論文で書いたとおり、プロサバンナに関わるブラジル側の意図は「土地」でした。論文の結論が間違っていないことを自分の目で確認できて、いささか安堵。
■"Analysis of the discourse and background of the ProSAVANA programme in Mozambique – focusing on Japan’s role"
→http://farmlandgrab.org/post/view/21574

では、ご視聴あれ~。と書いて、実はポルトガルなので、日本語に訳してもらいました。すごく早くて完璧な訳。感謝!でも、テキストにするとかなりさらに凄い内容です。

ポイントは、調印から3年も経過しての2012年6月時点の放送、かつモザンビーク北部を訪問(ブラジルアグリビジネス関係者20名と共に)した後の番組なのに、
(1)プロサバンナはモザンビーク北部の小農支援のため等とは一言も言ってない。(外務省・JICAの主張と異なる)
(2)セラードで行った大規模な近代農業、プランテーション経営をモデルに、 アグリビジネス中心の「サバンナの開拓」と明言。(外務省・JICAは沈黙するポイント)
(3)ブラジルでは土地が不足し広い土地での営農ができず失業しているという若者が広大な農地で近代農業をするための就農対策と明言(これも外務省・JICAは「land grabbing(土地収奪)」ではないと主張)


これ・・・あまりに、現在のJICAや外務省の説明と異なることばかりなんですが・・・。
といっても、そもそも2009年からのJICAや報道資料を丹念に追えば、以上のニシモリ議員のプロサバンナ事業の目的の整理は、「異様」ではなく「妥当」に聞こえます。

つまり、当初大体こういう路線(セラードとよく似たモザンビーク北部にブラジル式大規模開拓&機械を入れた近代農業にブラジル大農<アグリビジネス>が参与)でJICAや日本政府の資料は書かれています。これらの資料に基づいて私の論文も書かれているのです(推測ではなく、歴史資料研究から)。しかし、land grabbingへの高まる批判に対応するため、急速に日本サイドの言説や主張は変わっていきました。しかし、ブラジルサイドは抑えることができなかった・・・のでしょうね。

でも、きっとこう書いたら、近々JICAの誰かがブラジルに飛んで、「ブラジルはプロサバンナで小農の土地は奪わない!」という番組や報道が作られることになるんでしょう。

しかし、そもそもこういうこと全てに(単に口裏合わせだけでなく、ブラジル若者の営農者の失業対策も含め)、日本の税金が使われるのってどうなんでしょう。311後の日本においてそんな余裕はないはずでは?東北で寒さに凍える仮設住宅の皆さんのことを思って、金曜日は情けなくなって眠れなくなりました。ほんとうに。こういう感覚って、私だけなんでしょうか。

では素晴らしい全訳ご一読ください。
一か所も修正要らずの正確な訳。
ボランティアでやってくれたのにプロフェッショナル。
こうありたいですね。
(あ、ポルトガル語の学生は番組を観ながらこの訳で確かめるとヒアリングの練習に?)

=====================
■TV番組:プロサバンナ推進日系ブラジル人議員のモザンビーク北部訪問報告
http://farmlandgrab.org/post/view/21652

TV CAMARA Palavraberta 2012年6月27日放送
聞き手:Amneres Santiago
ゲスト:ルイス・ニシモリ(Luiz Nishimori)下院議員・社会民主党 (Partido da Social Democracia Brasileira: PSDB-PR, Paraná)パラナ州選出

聞き手:みなさん、こんにちは。みなさんはアフリカにおける農業開発の促進するためのプロジェクト、ブラジル・日本・モザンビークによる共同事業プロサバンナをご存知でしょうか。これは下院の農業委員会に支持され、2010年に調印されたものです。本日はこの話題についてお話しいただくため、社会民主党パラナ州選出のルイス・ニシモリ下院議員をお招きしました。ニシモリ議員は下院における多様な国際的な議題に精通しています。(ニシモリ氏に向かって)ようこそおいでくださいました。このお仕事について、このプロジェクトがどのように具体化されてきたのか、簡単にご説明いただけますか。

ニシモリ議員:数年前になりますが2010年にブラジル・日本・モザンビーク3カ国によって社会経済な課題、特にモザンビークにおけるアグリビジネスの発展のために国際的な合意がなされました。なぜモザンビークなのか。まずなによりモザンビークの公用語はポルトガル語です。つまりブラジル人にとっての(言語的な)障壁はありません。そして我々ブラジル人は卓越したノウ・ハウを持っています。ブラジルのセラード開発の経験と技術をアフリカのサバンナに移植することができるのです。

聞き手:セラードとサバンナの植生には類似点がありますか?カアチンガ(Caatinga) もこの地域に入りますか?

ニシモリ議員:まさにそのとおりです。セラードの土壌はアフリカのサバンナと似ています。気候も含めて似ています。あちらでは6か月間の雨季があり、同じく6ヶ月間の乾季があり、ここのセラードと同様です。ブラジリアでもそれ(雨季と乾季のサイクル)がありますね。これは大豆、綿花、トウモロコシといった穀物のプランテーション栽培を容易にします。ですから、この合意はなによりもブラジルのセラードの経験をアフリカのサバンナに移植するために形成されたのです。私はこの4月に20人ブラジル人農場経営者、アグリビジネス企業家からなる視察団を率いて、プロジェクトがどのように進行しているのか、そしてアフリカのサバンナの状態を確認するために、(モザンビークに)行ってきました。そして実際にこのプロジェクトが世界の食料を生産する大きな潜在的可能性があることを、世界の食料増産の可能性を確信いたしました。アフリカ大陸も食料が不足しています。

聞き手:なるほど。目下のところ、このプロジェクトはモザンビークで展開しています。モザンビークの中西部から北部かけて回廊(開発)がありますが、この回廊(開発)に関して、あなた方が進めているのは、農業生産、世界の食料生産のためのある種の試験場のようなものを提供するということなのでしょうか?特に日本はこのストーリーにどうかかわっているのでしょうか?さらにブラジルはこの経験から何を得るのでしょうか?

ニシモリ議員:なぜ日本政府なのかという点ですが、日本政府はブラジルのセラード開発に最も多くの投資を行った国です。その日本がアフリカのサバンナの開拓に今一度、援助を行うというものです。日本政府の関心という点では、もちろん日本企業も参入するでしょう。 

聞き手:それは技術面においてということですか?

ニシモリ議員:そのとおりです。そこから食料を購入することもあるでしょうし、また、そこから直接購入をしなくとも、日本は食料輸入国です。彼らは食料の購入を必要とします。世界的に食料の増産がなされれば、その価格は下落し、それは日本にとって利益になります。そこで日本政府は穀物生産の拠点となるナカラ回廊の650kmの道路の舗装工事とナカラ港湾のリハビリを請け負っています。ブラジル政府はナカラ港湾の近隣にナカラ国際空港を建設することで支援しています。この地域では(ブラジルの総合資源開発企業)ヴァーレ・ド・リオ・ドーセ(Vale do Rio Doce)なども石炭や鉄鋼といった鉱物資源の採掘を行っています。そこに今度は我々のブラジル人農業労働者を連れていくわけです。ブラジルにおいて農業を行いたくとも土地が不足している若い人たちです

聞き手:つまり若いブラジル人農業労働者たちのために、そこへ行って働くという機会を提供するということですか?

ニシモリ議員:そうです。熱意がある若い人々が技術的で、大規模な、そして近代的な農業を行うことを切望しています。おそらくそれはモザンビークを変革することができる、アフリカのサバンナを開拓できるわけです。これは前向きな挑戦です。(ブラジルでは)多くの農業専門家が育成されていますが、無職の状態にあります。そういった人々が挑戦できるでしょう。特にブラジル南部の土地の不足した地域で4ヘクタール、5ヘクタールといった規模で農業を営みながらも、近代的で大規模な農業を行いたいと思っている若い営農家にとっては多くの機会を提供することになるでしょう

聞き手:ニシモリ議員はこれまでにもこうした国際的な議題について積極的に取り組んでいらっしゃいました。ニシモリ議員が(ブラジルの国会にあたる)国民会議に入られてから現在に至るまでの活動を少しお話いただけますか。

ニシモリ議員:この公的な(政治)人生を歩み始めて以来、私は我々の経済環境を日本や中国といったアジアの国々との関係において認識し、大きな成果を出してきました。その経験は10年以上におよび、今年、我々は日本に経済使節団を送って39周年になります。なぜ39周年なのか。来年は40周年となります。多くの人々の記憶にあるでしょう、連邦議会の重鎮であった今は亡きアントニオ・ウエノ議員、彼がこの経済使節団を始めました。そしてアントニオ議員の生前、我々は協力して経済使節団を結成し、そしてブラジル人起業家を日本市場に引き合わせてきました。私は常にブラジル人の良きパートナーは日本人であると言い続けてきました。そしてブラジル人は日本人にとっても良きパートナーであると。なぜならば、我々の側、ブラジルには豊富な天然資源、一次産品がある。そして日本は高度な技術があることは言うまでもなく、日本には海外に投資を行う意志のある中小企業が多く存在します。そこで私は(日本の)中小企業・産業のある都市部で座談会を開き、それらの産業がこの成長著しい国ブラジルに投資する 機会を提供しているわけです。特に開発・技術の分野への投資という点でブラジルは多くの利点を提供できるでしょう。私はこの経済使節団が非常に有意義な事例であると自負しております。

聞き手:本日はご出演いただきましてありがとうございました。
=====================

最後まで読んだみなさんは、不思議ーな気持ちでいらっしゃることでしょう。
これと真逆のことを述べた12月のNGO外務省定期協議会の議事録は、まだ公開されていません。理由は、議事録だというのに、私の発言箇所に、外務省が何故か赤字で全部否定・修正を入れていたからです。勿論、私の問題ではないので、私は対応しておらず(公的な会議の公的な議事録の他者の発言に勝手に赤を入れるとは、レベルが低すぎる・・・ので。)、より上のレベルでやり取りがされていますが、一体全体この国のガバナンスと民主主義はどうなっているんでしょうか・・・暗い気持ちになります。

何度も書きますが、批判に感謝してカイゼンに役立ててこそ、発展や前進があるのではないかなあ?批判を封じ込めたり、なかったことにしたり、抑圧や弾圧をすることは、組織や社会を腐らせるとともに、退行を進めるだけです。そのことによって、腐った社会に苦しむのは、結局のところ私たち一人一人なのです。・・・が、エリートたちは、社会に生きてないので、痛くもかゆくもないのかもしれませんね。それはそれで可哀想。

すでに世界から見放されつつある日本ですが、世界の最前線で頑張る機関こそ、他者の批判をバネにしてカイゼンできる機関であってほしいものです。組織としては無理でも、中にいる問題意識のある皆さん、特に若者の皆さん、苦しいことも沢山あると思いますが、共にがんばりましょう!

批判的思考と対立の意義について以下にまとめました。

■批判的思考と対立:自分と組織を改善・刷新していく方法~TranscendやLearning Organizationより
http://afriqclass.exblog.jp/17323964

なお、このような南南・三角協力にみられる問題については、あわせてご一読を。
■三角協力/南南協力の罠1
http://afriqclass.exblog.jp/17265850
■三角/南南協力の罠2~世界の議論(没政治性問題について)
http://afriqclass.exblog.jp/17274194/
■三角/南南協力の罠3モザンビーク住民に暴動されるブラジル企業進出と日本援助(ナカラ回廊PJ)の関わり
http://afriqclass.exblog.jp/17274648
[PR]
by africa_class | 2013-02-17 22:51 | 土地争奪・プロサバンナ問題

批判的思考と対立:自分と組織を改善・刷新していく方法~TranscendやLearning Organizationより

アフリカ平和・紛争論のレポートを返すために学生を呼んだ。
2年生の学生が受け取り、こういった。
「すごく面白く、興味深い授業でした。」
そしてためらいがちにこう述べた。
「母に話したんです。授業のこと。そしたら感動して泣いてました。」
へ?泣いた?
「トランセンドのこと知って。対立を超えるという視点について。悩んでいることを乗り越えるヒントになった、と。」

ありがとう。
感動したのは私の方かもしれない。
想いが届いたことに。

実のところ、トランセンドやルカサを一番やりたいのは40代以上の日本の人たちなんだ。この硬直した、閉塞感のある社会の中で、人間関係や組織との関係に日々疲れ、悩んでいる人達。それは、家族かもしれない。地域社会かもしれない。PTAかもしれないし、会社かもしれない。あるいは・・・・・自分自身かもしれない。

学生たちをみていると、その先にいるお母さんとお父さんのことが身近に感じられる。自分自身が近い年であることもあるが、学生たちに如実に表れている、不安と戸惑いと自己肯定感の弱さと諦め・・・。なんというか、夢が抱きづらい世代、社会が象徴されているのである。

私自身がずっと考え、試行し、失敗し、もがき、時に乗り越えてきた。
人生が一度だけだとしたら、ただ現状追認でいいのか?また、「自分だけよければ」それでいいのか?あるいは、「今の自分」のまま一生を過ごしていいのか?「今の自分」は絶対か?

先日別の学生が私にいった。
「先生は、どうしていつも、新しくあり続けられるんですか?」
新しいモノ好きってこと?
歳を取ってるのに若づくり?
いやいや。違うらしい。常に新しい、という。
その時はちゃんと説明できなかった。
そこで、今日説明してみようと思う。

私は、ある時「進化し続ける自分」を目指そうと思った。
そのことによって、「進化し続ける組織」を応援できないか、と思った。
そのことが、最終的に、「進化し続ける社会」につながらないか、と。

しかし、問題は人というものも、組織も、社会も、失敗や対立や負の遺産からは目を逸らしたい。
目を逸らすことの方が楽だ。
人間とは楽なものが好きだ。
誰だって好き好んでしんどいことをしたくない。
それに、時間の経過とともに惰性という麻薬が身についてくる。
自分の言い訳をいっぱい砂の城のように積み上げ始める。
利害が一致する似たお仲間同士で、せっせと。
負を指摘するものは、「非国民」だ。「敵」なのだ。
私たちは心地良いのに。かき乱すなんて・・・。

何か思い当たる?
今日本を構造的にも内面的にもむしばんでいるのはこのような精神である。
イジメもしかり。バッシングしかり。

どうやってこのカラを打ち破っていくのか?
どうやってもっと良い自分、もっとよい人間関係、もっとよい組織、もっとよい社会を創造していけるのか?自分は、そこで何ができるのか?できないのか?そのためには何をすべきなのか?

自分のちっぽけな目の前の利益だけを追求する道が、結局大きな破綻に結びつく時代に私たちは生きている。人間はそこまで肥大化し、極大化しているのに、一人一人は「自分は関係ない」と思い込んでいる。

311後の日本では、これに気づいた人達と気づきたくない人達の相克である。そして後者が量的には圧倒的である。

私は、そんな自分と社会と世界に挑戦したいと思う。そのための人生を送りたいと思う。しかし…。

最近気づいたことがある。
私にとっての「当たり前」は、多くの人の「当たり前」ではないことに。
どっちがいい悪いではなく、もっと説明が必要なことに思い当たった。

トランセンドとLearning Organizationはその意味でとても良いツールだ。だから、今日時間の許す範囲で少し紹介する。

トランセンドでは、「紛争や対立を悪としない。」
紛争の種といわれているものこそ、「変革の糧」になる可能性が秘められているから。
なぜなら、人間社会において、対立がない状態はあり得ないから。
「ない」という時それは全体主義の世界である。

対立はあるのだ。
特に、権力を握っている側と抑圧されている側に対立がないとしたら、それは抑圧が弾圧に近いものだから。つまり、抑圧されている側が沈黙させられ、我慢させられている状態・・・それが「対立のない状態」なのだ。

だとすれば、重要なのは「対立がなかったこと」にすることではなく、「対立を発見すること」。そして、「発見された対立」を皆に可視化し、一緒に考えること。どうにか対立をよりよい社会へのエネルギーに変えていくこと。つまり、「対立紛争を転換する(transformation)」のである。

その際重要なのは、
1.大きなビジョンを持つこと。
2.その共感ベースを確認すること。
3.「現状status quo」を絶対と受け止めないこと。
4.常に、どんな時にも対立がある前提に立つこと。
5.対立を発見したら、その発見に感謝すること。
6.その対立の根っこには権力と抑圧があることを自覚すること。
7.対立の転換は可能だと信じてみること。
8.その対立はビジョンの実現のために転換の糧になると知ること。
9.対立は妥協や一方の勝利ではなく、超越を目指すこと。

そして、一つでも出来たら、次に
10.そのプロセスを人に語り、知ってもらうこと。
11.どんな小さな対立でも、大きな対立でも、これを試みてみること。
12.それに周りにも関わってもらうこと。

例えば、原発事故の問題を取り上げてみる。
どんな対立や問題があったのだろうか?
①都市と地方の格差・差別
②大量消費型の生活と自然環境破壊
③利権と住民の命/健康

もっとあるけれど、今問題のタネとして示されているのは何か?
「安価な電力不足」
この言葉そのもののなかに以上の真の対立や問題を見出すことは難しい。
そして事故が起こるまで、①~③に私すら気づいていなかった。本当の意味では。
事故は起こってしまった。対立は顕在化した。ではどうするか?
そのまま、以上の1.~9.を試みてみよう。

見えてきたのは何?
ここで私が「答え」を用意すべきではない。
トランセンドとルカサをやった皆さんなら、そうでない皆さんも、エクササイズとしてやってみてください。そして、その結果を教えてください。答えは一つではない。無限にある。皆のクリエイティビティを大いに発揮して、トランセンドしてみてください。そこから学ばせてください。

トランセンドは、平和学(特に積極的平和positive peace)の一環として出てきた概念。私は日々の生活の中でこの概念を、KAIZENやマネージメントの文脈で意識して実践するようになった。いつからだったのだろう。もっとも苦しい20代後半から30代前半にかけてのことだったと思う。

なお、トランセンドが理想主義だという人に。
今は書けないのだけれど<私一人の問題ではないので>、トランセンドは実際に私が家族の暴力を乗り越えるために使った手法だった。だから理想で書いているのではない。苦闘の中で手にした手法だからこそ、皆さんに紹介している。だから学生のお母さんが泣いたこと・・・が、心に身に沁みるのだ。お母さん、大丈夫。気づいたのなら、もう10歩も100歩も前に進んでる。

以前紹介したKAIZENの話の中で「失敗」を扱った。
■援助とKAIZEN:プロサバンナで何故セラード開発が問題にされるかの一考察を通して
http://afriqclass.exblog.jp/17211838/
「失敗」に感謝すること=カイゼンの肝。

これは、実は「対立」にも置き換えられると常々思ってきた。
今日は長く書けないが、日本だけでなく世界の開発援助が、「権力」「対立」がない前提で、「貧しい人びとを救うため」の政策や議論を行うことの大問題・・・に直結しているのです。常に、「大きな意味での垂直対立の目」つまり「権力関係」に注目しましょう。ほら、援助について見えてきたものがないですか?

何事にも失敗があるように、どの関係にも対立はある。ないと思ったら、それは可視化されていないだけ、あるいは隠ぺいされているのであって、それは対立の転換を難しくするという意味で、悪い状態。このことを深く心に刻みつけておいた方がいい。

夫婦関係でも、親子関係でも、友人関係でも、職場関係でも。援助関係でも。

また、プロジェクトや政策面だけでなく、今日本の政府・援助関係者が「批判」を、Welcomeするのではなく、ただ「耳を塞ぎたい騒音」として扱おうとしている点について、本当に残念。変革、カイゼンのチャンスを逃しているから。

異なる意見と真なる対話を行って初めて、カイゼンは可能となる。
ちょっと分かりづらいかもしれないので、「学習する組織Learning Organisation」の権威であるPeter M. Sengeの議論を取り上げる。MITの教授にして、サステナブルな社会変革の支援者。

カイゼンKAIZENと並び、世界のマネージメント界で高く評価され、試みられているのがピーター・センゲの『学習する組織論』。一番有名な本はこれ。

原著:Peter M. Senge, The Fifth Discipline - The Art & Practice of the Learning Organization, 1990.
日本語訳:『学習する組織――システム思考で未来を創造する 』ピーター M センゲ (著), Peter M. Senge (著), 枝廣 淳子, 小田 理一郎, 中小路 佳代子

我が家にはセンゲの本が3冊あるが、おそらくこれが決定版かな。なお、以上の本を翻訳された皆さんによるチェンジ・エージェントで詳しい紹介があり。タダだし読んでみて。
http://change-agent.jp/news/category3.html

MITの教授で世界的権威というと、堅物を創造するあなたはきっと期待を裏切られる。
ピーター・センゲへのインタビュー(3)日本の変化の担い手への助言
http://change-agent.jp/news/archives/000466.html

さて、私の理解では、
■「学習する組織」はマッチしないタイトル。
■「進化し続ける自分と組織、社会」に変更した方が広がりが出ると思う。

単なるマネージメント論の話ではない。主体としての自分が変わることが組織をも変えていくことが根っこの部分にあるから。

その「自分」はどうやったら進化し続けられるのか?
以下に凄くポイントが明確にまとめられている。
http://change-agent.jp/news/archives/000435.html

◇内省的な開放性の特徴は真に心を開くことであり、これは人の話をより深く聞くことや真の対話に向けた第一歩である。言うのはたやすいが、実行するのはそう簡単なことではない。内省の環境を構築することは、自分自身の心を開こうとする気持ち、無防備になり「さらけ出そう」という気持ちから始まる。

<=これが私がこのブログやツイッターで赤裸々にあえて自分のことを語っている理由です。

◇共有ビジョンは個人ビジョンから生まれる。だからこそエネルギーを発揮し、コミットメントを育むのだ。ビル・オブライアンが言うように、「あなたをやる気にさせる唯一のビジョンは、あなた自身のビジョンなのだ」。

<=あなたにビジョンがないのに、人にビジョンを押し付けても仕方ない。ビジョンは人から与えられるものでもない。待ってても仕方ない。

◇組織のモチベーションとなる基本的なエネルギー源は二つある。否定的ビジョンの根底にあるのは恐怖の力である。肯定的ビジョンを動かすのは大志の力である。恐怖は短期間に驚くべき変化を生み出すこともあるが、大志は学習と成長の絶えざる源泉として持続する。

<=今の日本の組織の多くがこれに陥っていますね。皆さんは、この否定ビジョンのために一生懸命働き続けるべきなのでしょうか?
<=また学生にビジョンステートメント作ってもらうときに、「~がない社会」と書かないでといっている理由はこれです。

◇聴くことは、往々にして話すことよりも難しい。何が必要かについて確固とした考えを持った意志の強いマネジャーにとっては特にそうだ。聴くという行為には、多種多様な考えを受け入れるだけの並み外れた開放性と意志が必要である。

<=授業で私が一方的に講義をしなくなった理由はこれです。まずは皆の想いや状態を知る。その上で、やるべきことをやる。その中に「私が話す」が入っていればやりますが、そうでなければやりません。皆さん自身が、考え、書き、話し、調べる。

◇対立がないのが優れたチームではない。絶えず学習しているチームの何よりも信頼できる指標の一つは、考えの対立が目に見えることだ。優れたチームでは対立が生産的になる。

<-これは今回繰り返し書いていることですね。「優れたチームでは対立が生産的になる」まさにそう。YESマンばかりをはべらせた「裸の王様の組織」は、持続性がありません。内部に反論を述べる人を置く事の意義は、すばらしく大きいです。それが、一番日本の多くの人に欠けているポイントで、その理由が「解放性の自分」「ビジョンを持つ」「反論や対立をウェルカムする」ことが出来ないという点に直結していると思います。

◇真の教師になるためには、まず学習者にならなくてはならない。教師自身の学習に対する情熱は、その専門家としての知識と同じくらい生徒たちに刺激を与える。だからこそ組織学習のツールや理念に真剣に取り組むマネジャーもまた、単なる「提唱者」や伝道者ではなく、実践者でなくてはならない。

<=最後に。何で大学の先生がこんなに色々なことをやってるの?研究して論文書いて教えてればいいじゃん、というご意見にはコレ。実践者でなければ、研究していることの中身も、書いていることの意味も、教えることも、どうやって意味のあるものにできるのか?これは逆に私の皆さんへの問いかけです。

以上ーー。
[PR]
by africa_class | 2013-02-16 15:24 | 【促進】社会的起業/企業

【全イベント】モザンビーク農民組織セミナー&記者会見@北大26日、議員会館27日、東大28日(資料付)

学年度末のこの時期、国立大学教員は本当に死にそうに忙しい…。
そんな最中ではありますが、昨日モザンビークからお越しの市民社会代表3名が無事ビザ申請を行い、後は朗報を待つのみ。

そして嬉しいことに、北海道でも彼らを招いたイベントを地元の農民グループの皆さんが準備してくださいました。TPPの問題と今回のモザンビークでの農業開発援助問題は、根底の部分でリンクしているというのが彼らの問題意識です。都市住民に偏った意見交換ではなく、日本の農民の皆さんとの意見交換…すごく意味があると思います。北海道の皆さん、ありがとうございます!

そこで、このブログでは一挙かれらのイベントを整理しておきます。
(東京のイベントは申込み制で、未だ空きはあるのでお早目に)

また、今回来日される農民組織UNACの代表アウグストさんは「50歳代の農民」!
2200の農民協会・組合と8万を超える個人会員から選出された方です。一緒に来日したかった副代表は女性の方なのですが、今回ご都合があわずでした。次回お楽しみに!

「当事者の声を聴く」
こんな重要なことはないと思います。

誰でも参加可能。政府関係者の皆さんも是非参加して耳を傾けてほしいです。特に、オープンセミナーは対象地域のモザンビーク北部地域に関するもの。是非、政府関係者や援助関係者に来ていただき、聴いてほしいです。

外務省あるいはJICAのオープンセミナー@東大でのご登壇は、NGO・外務省定期協議会の枠で依頼がなされましたが、残念ながらパネリストとしてのご登壇はお断りになりました。でも、登壇はしないとしても、モザンビーク農民の声に耳を傾け、農村で何が起きているか知り、また彼らがどうしてこういう主張をしているのか学びぶことは、非常に重要です。唯個人として聴いているだけでもいいので、是非ご参加いただければと思います。勿論、あてたりしませんので(!)。

(拡散歓迎)
===================================
緊急来日! アフリカ・モザンビークから
最大農民組織UNAC代表2名と環境NGO1名 
■【北海道:セミナー】2月26日(火)10時~12時
@北海道大学農学部3階S 31教室
■【東京:議員会館学習会&記者会見】2月27日(水)
 11時~12時半@参議院議員会館B104
■【東京:オープン・セミナー】2月28日(木)18時~20時
@東京大学(駒場)18号館ホール

===================================
今年6月横浜市で「第5回アフリカ開発会議(TICAD V)」が開かれます。同会議は、1993年の第一回開催以来、日本の対アフリカ関係の大方針を決める上で重要な役割を果たしてきました。一方、昨今は中国、韓国、インドなど、アジアの新興ドナーも「アフリカ・サミット」を開催するようになり、TICADは新たな存在意義の模索を迫られています。

近年、アフリカ開発において最も大きな注目を集める課題の一つに、「農業投資」と「土地争奪」の問題があります。2007-08年の世界的な食料価格高騰をきっかけに再び課題に転じたアフリカの食料問題。この対応策として、アフリカ農業への国際的な投資・支援の必要性が叫ばれていますが、対アフリカ「農業投資」の中には、外国への食料調達を目的に、現地農民から土地を収用するものが含まれており、生計手段を奪われた農民による大きな抗議行動が各地で発生、政情不安の引き金になっています。

日本政府も、ブラジルとの協力のもと、2009年より政府開発援助(ODA)でモザンビークに対する大規模な農業開発支援(プロサバンナ事業*注1)を進めていますが、現地の農民組織やNGOが、当事者への十分な説明がないまま計画が進められていることに強い懸念を表明しています(*注2・注3)。

急激なグローバル化と大規模ODAプロジェクトに直面するアフリカ小規模農民の組織の代表をモザンビークからお招きし、今アフリカで何が起きているのか、小農はどのように暮らし何を求めているのか、日本の我々はどのように関わるべきなのかについて、皆さんと一緒に考えたいと思います。

【北海道】北海道大学でのセミナー
「北海道の農民と共に考えるグローバル農業投資、土地争奪と日本の援助~モザンビーク最大の農民組織は何故抗議声明を出したのか?」

http://mozambiquekaihatsu.blog.fc2.com/blog-entry-5.html
○日時:2月26日(火)10時~12時(*質問 11時半~12時)
○場所:北海道大学農学部3階S 31教室 (札幌市北区北9条西9丁目)
http://www.agr.hokudai.ac.jp/info/access.html
○モデレーター:高橋一(酪農学園大学 教授)
報告者:
・アウグスト・マフィゴ(モザンビーク全国農民組織UNAC 代表)
・ヴィセンテ・アドリアーノ(同上UNAC アドボカシーオフィサー)
○主催:TPPを考える市民の会 
http://jikyuunet.m38.coreserver.jp/wordpress/?p=70
○協力:モザンビーク開発を考える市民の会 
○参加:申込み予約不要・直接お越しください。
○使用言語:英語&日本語での逐次通訳あり
○お問い合わせ:モザンビーク開発を考える市民の会
http://mozambiquekaihatsu.blog.fc2.com/
mozambiquekaihatsu<@>gmail.com
  

【東京】議員会館学習会&記者会見
「アフリカの課題に応えるTICAD V(アフリカ開発会議)の実現に向けて~食料安全保障問題と『農業投資』が引き起こす土地紛争」

http://www.ajf.gr.jp/lang_ja/activities/ps20130227.html
○日時:2月27日(水)11時~12時 (*記者会見12時~12時半)
○場所:参議院議員会館B104 
○主催:(特活)アフリカ日本協議会(AJF)、日本国際ボランティアセンター(JVC)、(特活)オックスファム・ジャパン  
○協力:モザンビーク開発を考える市民の会
○参加申し込み:(特活)アフリカ日本協議会 
電話 03-3834-6902/e-mail info<@>ajf.gr.jp 
右記について、2月25日正午までにお知らせください。
1)お名前、2)ご連絡先、3)ご所属
○式次第:
・司会&趣旨説明「TICA Vに向けて」
 津山直子(アフリカ日本協議会理事/「動く動かす」代表)
・報告1「世界的な農業投資と国際規範」
 森下麻衣子(オックスファムジャパン アドボカシーオフィサー)
・報告2「農業投資と日本の援助~プロサバンナ事業」
 吉田昌夫(元アフリカ日本協議会代表/元中部大学教授)
・報告3「なぜモザンビーク最大の農民連盟はプロサバンナ事業に声明を出したのか?」
 アウグスト・マフィゴ(UNAC代表)
 ヴィセンテ・アドリアーノ(UNACアドボカシー&連携オフィサー)
・質疑&まとめ
○記者会見補足:モザンビーク環境NGO・JAのレネ・マショコが森林伐採問題に絡めてプロサバンナ問題を話します。


【東京】オープン・セミナー【日本アフリカ学会関東支部例会】【HSPセミナー】
「モザンビーク北部における農業と食料安全保障~モザンビーク農民組織代表をお招きして」

http://www.ajf.gr.jp/lang_ja/activities/ps20130228.html
○日時:2月28日(木)18時~20時@東京大学(駒場)
○場所:東京大学(駒場キャンパス)18号館一階ホール
http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam02_01_17_j.html
京王井の頭線駒場東大前下車徒歩4分
○共催:日本アフリカ学会関東支部(例会)、東京大学「人間の安全保障」プログラム、(特活)アフリカ日本協議会(AJF)、(特活)日本国際ボランティアセンター(JVC)、(特活)オックスファム・ジャパン、No to Land Grab, Japan!
○協力:モザンビーク開発を考える市民の会
○定員:100名(事前申し込み必要・先着順) 
以下の申し込みフォームに必要事項を記入してください。
https://docs.google.com/spreadsheet/viewform?fromEmail=true&formkey=dDZOUHNKNk9ScXZKbWVZQjVGdGlDakE6MQ
○使用言語:日本語(ゲストは英語、会場用に日本語で逐次通訳)
○お問い合わせ先:(特活)アフリカ日本協議会
○式次第
(1)趣旨説明 座長:西川芳昭さん(コミュニティコミュニケーション・サポートセンター テクニカルアドバイザー/名古屋大学教授)
(2)報告1「モザンビーク北部における農業と食料安全保障~小農の視点から」
・アウグスト・マフィゴ(代表/全国農民連盟(UNAC)
・ヴィセンテ・アドリアーノ(アドボカシー&連携担当/UNAC)
(3)報告2「モザンビーク北部農村における森林伐採と土地、食料~環境の視点から」
・レネ・マシェコ(森林問題担当 /環境団体・Justica Ambiental)
(4)コメント(各10分):
・吉田昌夫さん((特活)アフリカ日本協議会食料安全保障研究会/元中部大学・日本福祉大学教授/日本アフリカ学会会員)
(5)質疑応答&オープンディスカッション&ラップアップ(45分)

■補足
(注1)プロサバンナ事業
JICAが2009年より実施する「日本・ブラジル・モザンビーク三角協力による熱帯サバンナ農業開発プログラム」の通称。http://www.jica.go.jp/project/mozambique/001/activities/index.html
(注2)UNAC(全国農民連盟)モザンビーク最大の農民組織による声明
1987年に設立された小農を代表し、その権利を守るための農民組織(http://www.unac.org.mz/)。86,000名以上の個人会員、2,200の協会および共同組合、83つの郡レベルの連盟、州レベルでは7つの連盟と4つの支部を擁す。2012年10月11日に、上記プロサバンナ事業に対する声明を発表。 
【日本語】http://farmlandgrab.org/post/view/21204
(下記全文ご紹介)
(注3)モザンビーク環境団体 Justica Ambiental(JA)による声明
モザンビーク人自身による主体的な環境保護団体として、同国内の様々な環境問題に取り組み、世界的に高く評価されてきた。特に、「ダム問題」「違法伐採問題」では、身の危険を顧みず重要な役割を果たす。違法伐採問題については、日本のテレビ番組にも協力。JICAの招聘で2007年に来日し、TICAD IVに向けた提言を行う。同団体によるプロサバンナ事業に関する声明。(Moreに全文掲載)
http://landgrab-japan.blogspot.jp/2013/01/justica-ambientalfoe.html

■参考資料
1.朝日新聞:2013年2月2日朝刊
「私の視点」「モザンビーク開発 住民軽視の進め方、見直せ」

http://www.asahi.com/shimen/articles/TKY201302010544.html
2.ブラジル大手雑誌de Fato誌2012年11月29日記事
「ブラジルのアグリビジネスがアフリカを侵略」

【原文・ポルトガル語】http://www.brasildefato.com.br/node/11330
【日本語訳】http://landgrab-japan.blogspot.jp/2012/12/blog-post.html
3. モザンビーク情報誌MOZAMBIQUE News reports & clippings 
209/210 December 2012
【英語】
http://www.open.ac.uk/technology/mozambique/pics/d137382.pdf
http://www.open.ac.uk/technology/mozambique/pics/d137380.pdf
【日本語解説】 http://afriqclass.exblog.jp/17017188/

■プロサバンナ事業に関するモザンビーク市民社会の声明2つ
1. União Nacional de Camponeses (UNAC)
「プロサバンナ事業に関する声明」
我々、モザンビークの全国農民連盟(UNAC)に加盟するナンプーラ州農民支部、ザンベジア州農民支部、ニアサ州農民連盟、カーボデルガード州農民連盟の農民は、2012年10月11日にナンプーラ市に集まり、プロサバンナ・プロジェクトに関する議論と分析を行った。
(続きはMoreで)

More
[PR]
by africa_class | 2013-02-16 12:46 | 土地争奪・プロサバンナ問題

【抵抗の音楽】講義(2013年度PARC自由学校)オリエンテーション内容(6月6日木19時~21時)

最近は不思議な依頼が増えている。PARCから2013年度の【アフリカ】講座の講師を頼まれた際、いつものことなのでOKを出したが、立て続けにコレを頼まれた。誰かNGだったから回ってきたのだろうけれど、何故私?でも、考えてみればこのブログで再三取り上げているし、かつ大学の授業で繰り返し紹介してきたのは「抵抗の音楽」だった。いつかこれをきちんとした形でまとめたいと思っていた。でも、立ち止まることが出来ないスピード感覚の中で、これもまた置き去りにしてきたネタであったことは間違いない。
 不思議なことに、こんな風に「立ち止まれ」と向こうから歩いてきた。
 研究対象としてではなく、自分の身体、魂、心、興味、授業の範囲でやってきたことを、少し深める機会としたい。 なので、このブログでも、講義までの間、いくつか文献や音源などを紹介してくことにします。でも、せっかく受講してくれる人たちのために、当日は座学を超えた魔法を一緒に体感してもらう予定(内容はもちろん秘密)。もはや一方的に講義しない私のことだから、あっと驚く時間を皆さんとともに。驚きすぎてひいちゃうかもしれないけど・・・そこはご愛嬌。
 このシリーズ。まだ言えないけれど、すごい講師陣の皆さま方。私の講義はさておき、これ受講しないと凄く後悔すると思います。(参加定員30名 私の回以外は金曜夜6回)

■運営母体のPARC(アジア太平洋資料センター)
http://www.parc-jp.org/
■PARC自由学校 
http://www.parc-jp.org/freeschool/index.html

パンフレット見ると本当に分かるのですが、社会人にはタマラン講義がどっさり。卒業生がよくいってる「組織の中でのみ生きてる感じで、社会と接点がない・・・」あなたには、本当におススメ。この社会、この世界のカラクリを学び、深く思考し、仲間をみつけ、生活者としての視点を得つつ、何か一歩を踏み出す・・・のに、これほどよい「夜の学校」ないのに・・・といつも思う。

問題は、彼らの宣伝が下手で(失礼)、この素晴らしい学校とコースと仲間たちが十分知られていないこと。真面目に宣伝すればするほど、世間での広がりはなくなる。もっと大胆に、もっと多くの多種多様な人が集う場所で宣伝できないのかな・・・。ということで、皆さん、口コミ重要。誘い合って是非どうぞ。でも、一人で参加しても全然問題ない。むしろ新しい出会いを広げるには丁度いい。私の教えるコースはいつも若い女性が多い。<=これって、アピールじゃない?(居酒屋やボーリング場でないけど、女性がいるところには本来男性も集まるはずなのに。)

という話はさておき。以下詳細。
その他の情報は後日。

■「抵抗の音楽―世界に響く闘いのリズム」
■担当:「オリエンテーション: 暴力、権力、差別、腐敗、不正義に抗う世界の民衆、それを支える音楽」
■日時 6/6(木)19:00~21:00
■生命の中、生活の中、運動の中から生まれ、反響しあい、うねりとなって、また戻っていく「音楽」。民衆の抵抗の魂、リズム、エネルギー、歌に踊り、そして連帯。座学に留まらない「抵抗の音楽」の世界へ皆さまを誘います。
■著書
『アフリカ学入門―ポップカルチャーから政治経済まで―』 明石書店 2010
『モザンビーク解放闘争史―「統一」と「分裂」の起源を求めて』 御茶ノ水書房 2007
■参考資料
公式ブログの関連サイトで紹介していきます→http://afriqclass.exblog.jp/i36
[PR]
by africa_class | 2013-02-10 12:43 | 【知る】抵抗の音楽

ビルマ援助による土地収用とプロサバンナ問題、国際土地学会(5月30―31日@京大)

プロサバンナ事業で直面した日本における土地問題への無関心さ。
■同事業に関してはこの引き出し→http://afriqclass.exblog.jp/i38/
誰か土地問題を研究してほしい…。
そう声をあげてもう半年以上。誰も連絡くれない。

日本の若者にはアピーリングなIssueではないようで。
やっぱりあれ。BoPとかWin-Winとかそういうのが好きなんだよね。
日本の開発研究者らも、何故かあまり興味のない土地問題。
でも、経済成長一辺倒路線の影で何が起きているのか・・・・明るい話題でないことは間違いない。

が、メゲズニ以下、1.事例紹介、2.私のプロサバンナ事業を通しての理解、3.国際研究動向を示しておきます。誰か名乗り出てくることを期待しつつ、待っている余裕もないので、結局私が専門家になるしかないと覚悟を決めて、既に研究を開始しました(まあ暴力と平和を民衆の立場から考えるという意味で、まったく専門外ではないものの)。が、You are always welcomeです。バトンタッチできるのであれば、したいと切に願う私でした。

それしても、世界の研究動向から大きく逸れてる日本の研究事情は、やはり政府系のところから調査や研究費をもらっているからなんでしょうか。いつか誰か教えてほしい。

1.ビルマ/ミャンマーで日本開発援助が住民立ち退き
2.繰り返される日本の援助による土地接取の何故?
3.土地収奪問題に関する国際的な議論

1.ビルマ/ミャンマーで日本開発援助が住民立ち退き
そしてそんな日本の研究業界のお寒い状況が、日本の援助による土地収用や住民立ち退きを招き始めている。今日入ったニュース。

■ミャンマー3千人に立ち退き迫る 日本が開発の経済特区
http://www.47news.jp/CN/201302/CN2013020801001929.html
 【バンコク共同通信2月8日】ミャンマーの最大都市ヤンゴン近郊にあり、日本が官民挙げて開発を進めるティラワ経済特区で、開発に伴い約3千人以上の住民が、同地区を管轄するヤンゴン地域当局に強制立ち退きを迫られていることが8日分かった。住民らは同日付で、テイン・セイン大統領に抗議の書簡を送付した。(中略)
 関係者によると、ヤンゴン地域当局は1月31日付で住民らに対し、14日以内に立ち退くよう通達。従わない場合は、30日間拘束するとしている。(後略)

■メコンウォッチのプレスリリース(2月8日)
ODA支援案件「ビルマ(ミャンマー)・ティラワ経済特別区開発」で強制立ち退き500世帯 強引な立ち退きと人権侵害の防止を訴え、外務省・JICAに要請書を発出

http://www.mekongwatch.org/resource/documents/pr_20130208.html
以上記事掲載以外の情報。「これら住民の多くは2012年12月下旬、口頭で初めて、一方的に、立ち退きについて知らされた。移転にあたっては、代替地も用意されておらず、住民の主な生活の糧に対する補償措置も一切検討されていない。すでに12月下旬、近隣の貯水池からの灌漑用水の供給を当局により止められ、農業ができなくなっている地域も出ている。さらに、住民らが会合や書簡の作成・提出等、さまざまな活動をしようとしているが、ビルマ軍関係者が村内での会合を監視したり、住民リーダーに情報の提出を求めるといった状況である。」

2.繰り返される日本の援助による土地接取の何故?
ああ・・・21世紀になろうとも、日本の公共事業の「輸出」が繰り返されている。日本の開発援助(ODA)、まだこんなやり方やってるんだ。
「政府同士がやるのがODA」「政府との合意が当たり前。」
「住民の説得等は受益国政府がやる。」
「そこにしゃしゃり出るのは主権侵害。」
プロサバンナ事業が最初に問題化した時、政府関係者が繰り返した言葉。
しかし、相手は軍事独裁政権。選挙をしたと言っても議席の大半は軍人が握る。

こういう政府との「合意」を盾に平気で住民の権利侵害を行う日本の政府開発援助(ODA)、いや「国際協力」って、一体何なのだろう。JICAの皆さんも、そういう援助やりたくて機構に入社したのだろうか?自分たちの生活を守るために立ち上がった住民を危険な目に晒すとは・・・。

ん?まてよ。これなんか聞いたことある・・・と思うのは、このブログの読者の皆さまでしょう。
■ブラジル企業へのモザンビーク住民の暴動
http://afriqclass.exblog.jp/17274648/
■ブラジル・セラード開発で起きた土地を巡る農民らによる土地紛争
http://afriqclass.exblog.jp/17211838/
■モザンビークの土地問題
http://afriqclass.exblog.jp/17017188/
■プロサバンナ事業についての私の講演の記録(11月15日)
http://afriqclass.exblog.jp/16942666/
http://afriqclass.exblog.jp/16942699/
以上を読めば、大体分かる。

でも、以上のビルマの件をよく理解するために、一番読んでほしいのは以下の投稿。タイトルが悪くてあまり読まれていなかったので、タイトルを変更。ずばり、「民主化とプロサバンナ問題」です。

■日本の開発援助が民主化促進と逆行する傾向について(プロサバンナを事例に)
http://afriqclass.exblog.jp/17210917/

私が言いたい事。
やっぱり、これは多くの南の国々の、特に権威主義や独裁体制下の貧困層にとって、「土地」という物理的なものを超えて、住民の「主権」と「尊厳」、「生活」と「命」の問題なのです。そして民主主義の問題でもある。これを、日本が開発援助を通して、「政府間」「経済成長を通じた貧困削減」「官民連携win-win」などと言うキャッチを使って、踏みにじり続けている・・・・問題なのです。

<=私の問いは一つだけ。それでいいんですか?そんなために私たちの税金使うんですか?

でももっと根源的に、何故日本が開発援助でこんな立場を繰り返すのか?それは、すばり。日本社会自体が、住民の「主権」「尊厳」「生活」「命」を軽んじてきたからです。その典型が、福島原発事故とその後にみられます。そここそ、私が、アフリカの問題と福島の問題の両方に、深くコミットする一因です。

3.土地収奪問題に関する国際的な議論
さて、世界ではかなり研究・調査が蓄積されつつあります。既にこのブログで紹介した情報を最初に挙げておきます。

■コーネル大学でのグローバル土地争奪問題第二回国際会議
http://afriqclass.exblog.jp/17178906/
■アフリカ土地収奪問題のデータ
http://afriqclass.exblog.jp/16415050/

そして嬉しいことに、土地問題をめぐる国際会議が今年5月30日~31日に京大で開催されます!
■ 2013 Law and Development Conference “Legal and Development Implications of International Land Acquisitions” Kyoto, Japan, 30-31 May 2013
http://www.lawanddevelopment.net/news.php

ちょっと学会のタイトルでは、何のことか分かりづらいのですが、研究発表予定をみると、大体がLand grabbingや土地収用に関わる問題を取り扱っています。開発援助の問題も取り上げられている一方、グローバル企業の関与や法制度の問題なども、幅広く発表される予定です。ケースは、カンボジア、エチオピア、ボリビア…と世界に広がっています。基調講演が、土地問題の中でも特にアフリカの専門家。素晴らしい。マンチェスター大学との共催。

コーネル大学といい、マンチェスター大学といい、英米の老舗の大学。京大がこれをホストするのはとっても良いことですが、日本で知られてなさすぎで、そして研究されてなさすぎで、日本からの発表者が主催者1人のみ・・・後は世界中からくるのに・・・というお寒い状況。開発学の人たち、こういうの本当に興味ないのかな・・・と疑問が深まるばかりな私でした。結局、何故か私が発表する羽目に。

【会議の目的】
アフリカ、南米、東南アジア、東欧でのドラマティックな大規模な土地収用が、グローバル問題として2000年代後半から認識されるようになってきた。多くの議論や分析は、「Land grabbing(土地争奪/収奪)」問題へのフォーカスは、環境や社会への影響についてのものであるが、法的また開発学的な影響についてはまだ十分研究されているとは言い難い。この会議は、国際的な大規模な土地収用を、「法と開発」的観点からフォーカスし国際・国内・ローカルレベルでの多様な法的枠組みを検討することを目的とする。研究者から実務家まで、批判的法的研究、法人類学、開発学、国際比較法、法歴史学、人権研究、資源管理、法的文化研究、政治経済学からの貢献をウェルカムする。

【基調講演者】
我が大学とも協定があるライデン大学の方です。タイトルが刺激的。これ聴き逃すとかなり後悔しそう。
Liz Alden Wily, Independent Land Tenure Specialist, Nairobi
"Law and Land Grabbing: “Communities and Commons are Dead” Or Are They? Re-examining the case through land law"
http://www.law.leiden.edu/organisation/metajuridica/vvi/staff/liz-alden-wily.html

Wily氏は、以下非常に重要な記事を書かれています。
■How African governments allow farmers to be pushed off their land(どのように、アフリカの政府は農民たちを彼らの土地から追い出しているか?)
http://www.guardian.co.uk/global-development/poverty-matters/2012/mar/02/african-governments-land-deals
「サハラ以南アフリカの90%近くの土地が現在所有者がはっきりしない。法的所有者がいない形で、これらの土地は国家のものとなり、これが外国投資家への貸与を容易にしてしまっている。」
とはじまります。凄く重要な指摘が多いので是非ご一読下さい。

土地収奪と土地法の問題については、長らくこの問題に関与してきた国際NGO・GRAINのインタビューに詳しくあるのを紹介しました。英語の勉強にもなるので原語のインタビューも是非どうぞ。
■GRAINのインタビュー全訳
http://afriqclass.exblog.jp/17062266/
[PR]
by africa_class | 2013-02-09 18:11 | 土地争奪・プロサバンナ問題

オープンセミナー@東大2月28日18時~:農民組織をお迎えして~モザンビーク北部における農業と食料安全保障

こちらも詳細決定です。拡散ご協力を。
なお、本セミナーも、市民の皆さまの温かいご寄付によって、モザンビーク農民組織と市民社会代表を日本に招へいすることが実現したことを、心から感謝申し上げます。
詳細→http://mozambiquekaihatsu.blog.fc2.com/
「モザンビーク開発を考える市民の会」

前日27日水11時~12時は「議員会館学習会」です。28日夜がご都合悪い方はそちらにどうぞ(要申込み)。
「モザンビーク農民組織・市民社会代表を迎えて~アフリカの課題に応えるTICAD Vの実現に向けて~
食料安全保障問題と『農業投資』が引き起こす土地紛争」
http://afriqclass.exblog.jp/17283800/

私はいずれのイベントも通訳で参加します。

【転送歓迎】
==================================
2月28日18時~ オープン・セミナーin東京大学
【日本アフリカ学会関東支部例会】【HSPセミナー】
モザンビーク北部における農業と食料安全保障
~モザンビーク農民組織代表をお招きして

==================================
■最近日本でも、モザンビーク北部が注目される機会が増えてきました。同地域は、気候・水・土地に恵まれ、モザンビークにおける農業の中心地であり、同国の食料・輸出産品の生産地として重要な役割を果たし、戦後復興にも大きく貢献してきました。そして現在、外国企業による投資だけでなく、ドナーによる援助対象地としても急速に脚光を浴びています。
 しかし、モザンビーク北部の農業の担い手の圧倒的多数は、長年にわたり地域に暮らす小規模農民です。これらの小農の多くは、家族のため多種多様な日々の食料を生産しながら、余剰を市場に売り出すなどして生計を立てています。最近は、気候変動による小雨や洪水、グローバル化に伴う農業投資の流入など、様々な課題に直面しつつあります。
 このように注目を集めるモザンビーク北部ですが、これまで日本には、同地域での農業・農村開発支援の実績はほとんどなく、かつ研究蓄積も不十分でした。そのため、今回モザンビーク最大かつ老舗の農民組織であり、全国2,200の農民協会・組合の連合組織・UNAC(全国農民組織)の代表者らをお迎えし、モザンビー
ク北部を取り巻く環境の変化とこれら小農の農的営みについてお話しして頂きます。
 また、同国で多様な環境問題に取り組み、国内外でその活動が高く評価されるJA(Justica Ambiental)から、環境と女性/ジェンダーの視点に基づく報告も行われます。
 コメンテイターは、長年アフリカ農村地域での調査や研究に携わってきた吉田昌夫さんです。
 本オープン・セミナーは、モザンビークやアフリカ、農民主権、食料問題などに関心を寄せる研究者やNGO、実際に事業等に取り組む政府関係者や実務者、そして一般市民や学生を対象としています。お誘いあわせの上ご参加ください。
 なお、申込みが必要となっております。下記の通り25日までにお申し込みの上、ご来場ください。

■日時:2013年2月28日(木)18時~20時
■場所:東京大学駒場キャンパス 18号館一階ホール
http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam02_01_17_j.html
京王井の頭線 駒場東大前下車徒歩3分
■共催:日本アフリカ学会関東支部(例会)、東京大学「人間の安全保障」プログラム、(特活)アフリカ日本協議会(AJF)、(特活)日本国際ボランティアセンター(JVC)、(特活)オックスファム・ジャパン、No to Land Grab, Japan!
■協力:モザンビーク開発を考える市民の会
■定員:100名(事前申し込み必要)
 以下の申し込みフォームに必要事項を記入してください。
 定員に達した段階で申し込みを締め切ります。
https://docs.google.com/spreadsheet/viewform?fromEmail=true&formkey=dDZOUHNKNk9ScXZKbWVZQjVGdGlDakE6MQ
■使用言語:日本語(ゲストは英語でスピーチし、会場用に日本語で逐次通訳)
■式次第
(1)趣旨説明(5分)(座長:西川芳昭さん(コミュニティコミュニケーション・サポートセンター テクニカルアドバイザー/名古屋大学教授)
(2)報告1(30分):「モザンビーク北部における農業と食料安全保障~小農の視点から」
・アウグスト・マフィゴ(代表/全国農民連盟(UNAC)
・ヴィセンテ・アドリアーノ(アドボカシー&連携担当/全国農民連盟UNAC)
(3)報告2(20分):「モザンビーク北部農村における食料安全保障~女性/ジェンダー、環境の視点から」
・シルヴィア・ドロレス(Justica Ambiental)
(4)コメント(各10分):
・吉田昌夫さん((特活)アフリカ日本協議会食料安全保障研究会/元中部大学・日本福祉大学教授/日本アフリカ学会会員)
・日本政府関係者(調整中)
(5)質疑応答&オープンディスカッション&ラップアップ(45分)
■本件へのお問い合わせ:(特活)アフリカ日本協議会
電話 03-3834-6902/e-mail info@ajf.gr.jp

■UNAC(全国農民連盟) http://www.unac.org.mz/
1987年に設立された小農を代表し、その権利を守るためにできた農民組織です。86,000名以上の個人会員、2,200の協会および共同組合、83つの郡レベルの連盟、州レベルでは7つの連盟と4つの支部を擁しています。UNACは、2012年10月11日には、モザンビーク北部地域を対象とした「日本・ブラジル・モザンビーク三
角協力による熱帯サバンナ農業開発プログラム(略称プロサバンナ)」に対する声明を発表しています。【ポルトガル語】http://www.unac.org.mz/index.php
/7-blog/39-pronunciamento-da-unac-sobre-o-programa-prosavana
【日本語】http://farmlandgrab.org/post/view/21204

■Justica Ambiental(JA)
モザンビーク人自身による主体的な環境保護団体として、同国内の様々な環境問題に取り組み、世界的に高く評価されている団体です。特に、「ダム問題」「違法伐採問題」では、身の危険を顧みず重要な役割を果たしてきました。違法伐採問題については、日本のTBSのNEWS23での特集番組に協力しています。「変貌の
モザンビーク~昇龍開発」http://www.tbs.co.jp/houtama/last/071118.html
また、JAは、JICA事業「アフリカ・アジアNGOネットワーキング事業」のため2007年に来日しています→http://www.jica.go.jp/press/archives/jica/2007/071015.html
また、同団体もプロサバンナ事業について声明を発表しています。
【日本語版】http://landgrab-japan.blogspot.jp/2013/01/justica-
ambientalfoe.html

■土地問題
両団体は土地問題にも取り組んでおり、成果の一つとして以下の報告書を発表しています。
Justica Ambiental & UNAC. (2011). Lords of the land - preliminary
analysis of the phenomenon of landgrabbing in Mozambique. Maputo,
Mozambique.
→http://www.open.ac.uk/technology/mozambique/pics/d131619.pdf

■プロサバンナ事業
JICAが2009年より実施する「日本・ブラジル・モザンビーク三角協力による熱帯サバンナ農業開発プログラム」の通称。
http://www.jica.go.jp/project/mozambique/001/activities/index.html

※ 来日するモザンビーク全国農民連盟(UNAC)の声明、モザンビーク研究者の舩田クラーセンさやかさんの朝日新聞「私の視点」はじめ、関連資料を以下のページで読むことができます。
 http://www.arsvi.com/i/2prosavana.htm
[PR]
by africa_class | 2013-02-08 16:05 | 土地争奪・プロサバンナ問題

議員会館学習会2月27日11時~:モザンビーク農民組織代表を迎えて ~アフリカの課題に応えるTICAD V

詳細決定しました。拡散下さい。
(式次第を追加しました)
(事前申込み必要です。下記の通りお申込みの上ご来場下さい)
また終了後すぐ同じ会場で記者会見を開催する予定です。
なお、本件については以下の朝日新聞記事をご参照ください。
→http://afriqclass.exblog.jp/17253760
→http://afriqclass.exblog.jp/i38 (関連投稿)

なお、翌28日(木)18時~20時に東大にてオープンセミナーを開催します。あわせてご参加ください。
http://afriqclass.exblog.jp/17283809/

----------------------------------------------------------
議員会館学習会:モザンビーク農民組織・市民社会代表を迎えて
~アフリカの課題に応えるTICAD Vの実現に向けて~
食料安全保障問題と『農業投資』が引き起こす土地紛争

----------------------------------------------------------
○日時:2013年2月27日(水)11時~12時
○会場:参議院議員会館B104 (入館証70枚まで発行)
○内容:
今年6月、横浜市で「第5回アフリカ開発会議(TICAD V)」を開かれます。
本会合は、1993年の第一回開催以来、日本の対アフリカ関係の大方針を決める上で重要な役割を果たしてきました。一方、昨今は中国、韓国、インドなど、アジアの新興ドナーも「アフリカ・サミット」を開催するようになり、TICADは新たな存在意義の模索を迫られています。
 近年、アフリカ開発において最も大きな注目を集める課題の一つに、「農業投資」と「土地争奪」の問題があります。2007年の世界的な食料価格高騰をきっかけに再び増加に転じたアフリカの飢餓問題。これへの対応策として、アフリカ農業への国際的な投資・支援の必要性が叫ばれていますが、対アフリカ「農業投資」の中には、外国への食料調達を目的に、現地農民から土地を収用してしまうものが含まれており、生計手段を奪われた農民による大きな抗議行動が各地で発生、政情不安の引き金になっているケースもあります。
 そんな中日本も、ブラジルとの協力のもと、モザンビークに対する大規模な農業開発支援(プロサバンナ事業 注1)を実施中ですが、現地の農民組織やNGOが、当事者への十分な説明がないまま計画が進められていることに強い懸念を表明しています(注2・3)。
 国際社会のアフリカ開発に向けた基本姿勢が問われる中、TICADは「アフリカの人びとためのアフリカ開発」の実現に向けて、どのようなリーダーシップを示すべきなのか。
 本セミナーでは、緊急来日したモザンビークの農民団体の代表の声を聞くと共に、農業投資と土地の権利に関する国際的な規範作りの現状について報告します。

○主催:(特活)アフリカ日本協議会(AJF)、日本国際ボランティアセンター(JVC)、(特活)オックスファム・ジャパン
○協力:モザンビーク開発を考える市民の会
○お申し込み先:(特活)アフリカ日本協議会
 電話 03-3834-6902/e-mail info@ajf.gr.jp
 以下をお知らせください。
 1)お名前、2)当日連絡可能な連絡先、3)ご所属
○本件へのお問い合わせ先:(特活)アフリカ日本協議会
電話 03-3834-6902/e-mail info@ajf.gr.jp
○式次第:
・司会&趣旨説明「TICA Vに向けて」
 津山直子(アフリカ日本協議会理事/「動く動かす」代表)
・報告1:「世界的な農業投資と国際規範」
 森下麻衣子
 (オックスファムジャパン アドボカシーオフィサー)
・報告2:「農業投資と日本の援助~プロサバンナ事業」
 吉田昌夫(元アフリカ日本協議会代表/元中部大学教授)
・報告3:「なぜモザンビーク最大の農民連盟はプロサバンナ事業に声明を出したのか?」
 アウグスト・マフィゴ(UNAC代表)
 ヴィセンテ・アドリアーノ(UNACアドボカシー&連携オフィサー)
・質疑&まとめ

*記者会見補足:モザンビーク環境NGO・JAのレネ・マショコが森林伐採問題を話します。

注1)プロサバンナ事業
JICAが2009年より実施する「日本・ブラジル・モザンビーク三角協力による熱帯サバンナ農業開発プログラム」の通称。http://www.jica.go.jp/project/mozambique/001/activities/index.html
(注2)UNAC(全国農民連盟)モザンビーク最大の農民組織による声明
1987年に設立された小農を代表し、その権利を守るための農民組織(http://www.unac.org.mz/)。86,000名以上の個人会員、2,200の協会および共同組合、83つの郡レベルの連盟、州レベルでは7つの連盟と4つの支部を擁す。2012年10月11日に、上記プロサバンナ事業に対する声明を発表。
【原文・ポルトガル語】 www.¬unac.¬org.¬mz/¬index.¬php/¬7-¬blog/¬39-¬pronunciamento-¬da-¬unac-¬sobre-¬o--programa-¬prosavana 【日本語】http://farmlandgrab.org/post/view/21204 (下記全文ご紹介)
(注3)モザンビーク環境団体 Justica Ambiental(JA)による声明
モザンビーク人自身による主体的な環境保護団体として、同国内の様々な環境問題に取り組み、世界的に高く評価されてきた。特に、「ダム問題」「違法伐採問題」では、身の危険を顧みず重要な役割を果たす。違法伐採問題については、日本のテレビ番組にも協力。JICAの招聘で2007年に来日し、TICAD IVに向けた提言を行う。同団体によるプロサバンナ事業に関する声明。
【日本語版】http://landgrab-japan.blogspot.jp/2013/01/justica-ambientalfoe.html

■参考資料:
1.朝日新聞:2013年2月2日朝刊「私の視点」「モザンビーク開発 住民軽視の進め方、見直せ」http://www.asahi.com/shimen/articles/TKY201302010544.html
2.ブラジル大手雑誌de Fato誌2012年11月29日記事「ブラジルのアグリビジネスがアフリカを侵略」
【原文・ポルトガル語】http://www.brasildefato.com.br/node/11330
【日本語訳】http://landgrab-japan.blogspot.jp/2012/12/blog-post.html
3. モザンビーク情報誌MOZAMBIQUE News reports & clippings 209/210 December 2012
【英語】http://www.open.ac.uk/technology/mozambique/pics/d137382.pdf
http://www.open.ac.uk/technology/mozambique/pics/d137380.pdf
【日本語解説】 http://afriqclass.exblog.jp/17017188/
[PR]
by africa_class | 2013-02-08 16:02 | 土地争奪・プロサバンナ問題