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特定秘密保護法案が衆議院を通過した翌日。日本の子どもたちへの懺悔と決意。

2011年3月11日に東日本大震災が起こって、そしてそのあと原発事故があって、そして事故が及ぼしうる被害を隠そうとした政府があって、それから原発は相も変わらず安全だという神話が出てきて、その度に、日本の子どもたちの皆さんに謝ってきたね。

そして、2013年11月27日。
「特定秘密保護法」という法案が衆議院を通過した翌日、
またしても、日本の子どもたちの皆さんに、謝ることになってしまいました。

まずは、この強行採決の様子を見て下さい。
http://www.youtube.com/watch?v=p4fDVWqPbH8&feature=youtu.be
特定秘密保護法案の衆院・国家安全特別委員会で怒号の中強行採決の瞬間

こんな日が来ることを、
多くの人は予想していなかったといいいます。
でも、私は予想していた。

歴史を学んできたから。
だんだんこの国が、その権力中枢にいる人達が、権力を失う危険性を察知して、「うるさい市民」を黙らせることによって少しでも権力を堅持し続けようとするのを、間近でみてきたから。

自分自身が、そのような圧力に繰り返しあってきたから。このブログの読者であれば、そのことはよく分かるかと思います。この間、ブログに書けないことも沢山起こりました。これからも起こっていくでしょう。でも、人類の歴史においてよりよい社会や世界のために闘ってきた多くの人々、数々の試練を生きているアフリカの女たちが、そんなことで諦めてはいけないことを教えてくれるのです。これを読んでいただければ。
http://afriqclass.exblog.jp/18695532/

だから、繰り返し繰り返しその危険を述べてきたつもりだったし、大学の授業でもあえて「日中戦争における民衆の動員プロセス」を取り上げてきた。

この2年半はその可能性が増していく一方で、たくさんのことをしてきたつもりだった。
でも、全然力が足りなかった。
まったく、全然足りなかった。

世界で勝ち取られていく人びとの平和と民主主義の一歩、一歩。
あたかも日本が以前より「危ない状況」にあるかのように煽り、真逆に走って突き進む日本を、私たちは今確実なものとして、未来の世代に手渡そうとしている。

ナチスを経験したドイツが、別の道を歩み続けているのを知っているから故に、ますます私たちは一体何をやってきたのだ、何をやっているんだ・・・と自問自答する日々です。

ナチスドイツがやったこと、それと同じことをしようとしていることを看破した池田香代子さんの記事を読んで下さい。
http://blog.livedoor.jp/ikedakayoko/archives/51966844.html
「(ドイツの)ワイマール憲法がいつの間にかナチス憲法に変わった」というのは、麻生副総理の世迷い言だ。当時もっとも民主主義的だったこの憲法は、全権委任法の強引な成立で空文化されたのだ。改憲を回避し、からめ手から憲法を骨抜きにする。これが、「ナチスの手口」であり、安倍政権はここから「学んだ」と思えてならない。」

皆さんが大きくなったときに、「なんであの時もっと大人達はやってくれなかったの?」そういう時がくるでしょう。あるいは、もうその時の皆さんは、「国家に飼い慣らされる」状態で、気づきもしないかもしれません。このブログだってあるかどうかわからないけれど、その時のためにも、あるいは次の選挙の時のためにも、11月27日の前後に何が起きたのか、この映像を見て下さい。

http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1683
「アリバイ作りなのか」 秘密保護法・福島公聴会
ourplanet 投稿日時: 月, 11/25/2013 - 19:30
福島の皆さんが、全国の皆さん、そして未来の子どもたちのために、どれだけ身体と言葉を振り絞って、この法案を止めようとしてくれたのか。その言葉の一つ一つを、想いの深さを、その根っこにある深く刻まれた傷に、耳を傾けて下さい。そして、それが東京にいる私たちの「電気」・・・のために生じたことであったことを、そして全国有権者の関心の薄さのためであったことを、心に刻み込みましょう。

福島の桜の聖母短期大学教授二瓶由美子先生の言葉に心の底から同意します。(30分頃から)
「わたしたちも原発事故の加害者です。声を上げてこなかったから」
「学生を守る立場から、子どもたちを守る立場から、この法案に同意できない」
先生は、福島乳幼児妊産婦ニーズ対応プロジェクト立ち上げ時からご協力頂いてきました。大人としての責任を決して、「他人事」にせず、福島に暮らしながら自らを「加害者の一人」として呼び、皆のため献身を続ける先生に、今回も沢山を学ばせて頂いています。

昨日、外務省との「ProSAVANA事業の意見交換会」に出席した学生が、「先生、大人ってどうしてこんなに汚いのですか?」、と。切実な面持ちで。「この社会は、そんな汚い大人ばっかりなのですか?」と。本当にそう思って当然だよね。(このことについては別記事で)。返す言葉がないね。私たちの税金が、どんな人達のどんなことのために、どんな風に使われ、それがさらにどんな風に誤魔化されるために費やされるか。

でも、こんな濁流のような中で、小さな小さな小石であっても、そこにふんばり、頑張り続ける大人達がいることもまた、皆に伝えておこうと思う。人類の歴史が教えてくれるのは、こういう人達のがんばりが「最後の砦」であったこと、そして次の時代の学びに不可欠な「アンカー(碇)」であったことだから。

これを報道し続けてくれる小さな小さな市民のためのメディアが、Our Planet TVさんや、IWJさんやhttp://www.iwj.co.jp、田中龍作さんやhttp://tanakaryusaku.jp/、その他の皆さんの努力があったことを、知ってほしいと思います。

何より、市民たちが身体をはってこれを止めようとしてきたことを、大手メディアや政治家や政党らが動きが鈍い中、どれだけ沢山の市民たちが連日連夜活動してきたか、を。
http://fukurou.txt-nifty.com/himitsu/cat23621881/index.html

今、世界の国際機関や市民が私たちの将来を危惧して声明を送ってくれています。また紹介します。世界の目からみたら、日本が今突き進む道は、戦後「世界の中で名誉ある地位を得たい」との世界に賞賛されてきた憲法の精神を、かなぐり捨てる行為であり、驚き・嘆かれていることを、これこそが日本の安全保障を弱めていくことを、知ってください。
■国連人権理事会・特別報告者の批判
http://mainichi.jp/select/news/20131123k0000m030094000c.html
フランク・ラ・ルー特別報告者(グアテマラ、表現の自由担当)は22日、日本の特定秘密保護法案について「内部告発者やジャーナリストを脅かすもの」との懸念を表明、日本政府に透明性の確保を要請した。国連人権高等弁務官事務所(本部スイス・ジュネーブ)が報道声明で発表した。「内部告発者や、秘密を報じるジャーナリストを脅かす内容を含んでいる」と法案を批判。
■ヒューマン・ライツ・ウォッチ
http://www.hrw.org/ja/news/2013/11/25

友人との喧嘩を暴力が解決することを当たり前にする社会・・・を私たちは決してあなたたちに手渡してはならないと、心から思います。

====
ごめんね、
日本の子どもたち。
あなたたちの未来のため、
開かれた、風通しのよい、
間違った時には間違ったと認め、
批判を改善に役立てられ、
もっとずっと素晴らしい、
そんな国ではなく、
問題も、過ちも、何一つ口にできない、
暗黒の国家を、
手渡す一歩手前に、
私たち大人たちが、
平気でいて。

あなたたちのためにも、
諦めない。
諦めてはいけない。

一人の日本の大人の約束として。

ふなだくらーせんさやか
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by africa_class | 2013-11-27 18:02 | 【311】未来のために

外語祭でゼミ生たちがアフリカ&東北・福島のお母さんの手紙などを紹介中。是非(日曜日まで)

ゼミ生たちの外語祭の展示・販売は今日から。

東京外国語大学文化祭
外語祭「世界は思いのほか、近い」
http://www.gaigosai.com/

1.アフリカ・ゼミによる学内提示&アフリカ物産販売&イベント
2.東北復興支援隊&福島乳幼児妊産婦ニーズ対応プロジェクトFnnnPの展示&販売
3.野外でのファムカフェのルワンダコーヒー販売


と、盛りだくさんメニュー!
野外では、アフリカコースの学生たちのアフリカ料理・ドリンク販売もあります。

ぜひ、週末は東京外大にお越し下さい。
以下、彼らの宣伝です。

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1.アフリカ・ゼミによる学内提示&アフリカ物産販売&イベント
22日(金)~24日(日)までの3日間326にて教室展示を行います。
========================
今年は「すぐそこ!アフリカ」をテーマに、
日本ではあまりなじみのないアフリカの国々や文化のことをもっと知っていただこうと、写真いっぱいの旅行記やアフリカクイズ、民族衣装の展示や物販など様々な展示を用意したので皆様ぜひ遊びに来てください。

特別企画
23日(土)15:00~はモハメド・アブディン氏の講演会、
24日(日)11:00~と14:00~はenjoy africa folk(http://enjoyafricafolk.osonae.com/eafindex.htm)
によるジャンベ演奏会&レクチャー会を予定しております。

モハメド・アブディン氏は著書『わが盲想』が大人気のスーダン人作家です。講演会は同書に即した内容となっており、彼から見た日本のお話は、とても興味深い内容になっていると思います。

またジャンベ演奏会は前売り券250円・当日券300円を頂いてしまうのですが、プロの演奏を楽しみ、ジャンベレッスンを受けることも出来るので、絶対に後悔はさせません。

詳しくは
https://www.facebook.com/pages/Tufs%E3%82%A2%E3%83%95%E3%83%AA%E3%82%AB%E3%82%BC%E3%83%9F/331332757004219

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2.東北復興支援隊&福島乳幼児妊産婦ニーズ対応プロジェクトFnnnPの展示&販売
http://tegamifukushima.blog.fc2.com/
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お手紙の展示紹介が、東京外国語大学文化祭「外語祭」にて行われます。今年7月に同大学にて行われたものの再展示です。外大東北復興支援隊様のご協力のもと開催されます。
以下、詳細です。

*お手紙の展示紹介@外語祭*
日時:11月23、24日(土、日) 11:00~17:00
場所:東京外国語大学 府中キャンパス
   研究講義棟 307教室
   団体企画「外大東北復興支援隊」内
アクセス:
・西武多摩川線「多摩駅」から徒歩約5分
・京王線「飛田給駅」からバス約10分
(詳細は「GAIGOSAI WEB」へ→http://www.gaigosai.com/access.shtml)
※入場無料。
※スタッフが常駐します。お気軽にお声かけください。
※前回の活動報告はこちら→http://tegamifukushima.blog.fc2.com/blog-entry-32.html

大勢の方々にご来場いただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。

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3.野外でのファムカフェのルワンダコーヒー販売
https://ja-jp.facebook.com/Femmecafe
http://ameblo.jp/femme-cafe/
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タイトルにもある通り、外語祭で私たちファムカフェが出店する「AFRICAFE」のメニューと価格が確定いたしましたのでお知らせいたします!

・ホットコーヒー              …¥200
・カフェモカ 
・スパイスラテ
・ハニージンジャーラテ           …¥250
・大人のカフェオレ(ホットコーヒーカクテル) …¥300
・ルワンダコーヒー(豆・粉)         …¥250

ルワンダコーヒーの味を活かしたカフェモカ、ジンジャーがほんのり香る優しい甘みのハニージンジャーラテはどちらも今年初のメニューです。また、ティーマサラを加えたスパイスラテや、ルワンダコーヒーを漬け込んだ自家製のリキュールを使用した大人のカフェオレは昨年に引き続き今年もご提供いたします。

ドリンクはすべてホットですので、急に寒くなりだした今の時期にまさにぴったりです。
「AFRICAFE」で心も体も温まること間違いなし!
ぜひぜひみなさま11月22日(金)~11月24日(日)は「AFRICAFE」@第91回外語祭にお越しください^^

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がんばれ~学生たち!
そして、是非ご来場を。
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by africa_class | 2013-11-22 10:19 | 【大学】アフリカゼミ(3・4年)

東日本大震災の被災地を訪ねて考える、「勝手な風化」に抗い、「共に食す」ために東北に通う意義。

フィリピン台風の被災者の皆さんにお悔やみ申し上げます。本当に、災害は止まるところがなく、胸が痛みます。子どもたちのことがとくに心配です。今どの団体を応援するかリサーチ中です。

少しご無沙汰しております。実は3月に再発していたPTSDが9月末に増悪化してしまい、厳しい毎日が続いています。我慢強いのが子どもの頃からの唯一の取り柄だった私も、自分の精神力でコントロールできる範囲を超えてしまっているようで、全体的にいつも調子が悪い上に望まない瞬間に症状が頻発するようになってしまい、頭の痛い毎日です。

さて、この間あの学会もこの学会も出張取り止め続きなのですが、なんとか東北の被災地に行ってきました。これは、他大学主催の国際交流基金の平和構築事業の一貫だったのですが、私のPTSDには比べ物にならない負担を抱えてらっしゃる皆さんの声を、今どうしても聞くべきだ・・・と思ったからだったのでした。また、一緒に行く予定だったアフリカの皆さんが、虐殺サバイバーであったり、何度もの災害と戦争を経験した皆さんであったこともありました。お医者さんまで一緒だったので、とにかく行ってみる。ダメだったら帰る・・・ということで皆と出発。

結論から言うと、行って本当に良かったです。
というより、行かなくてはなりませんでした。
身体がよくなったわけではないですが、今行くべきでした。

東日本大地震による震災・津波から2年半。
私は市民活動の方で原発事故の問題(特に乳幼児・妊産婦ご家族)に関わっていることもあり、時間・気力の関係もあり、なかなか震災・津波被災のことまで十分に取り組むことができませんでした。
http://fukushimaneeds.blog50.fc2.com/
福島乳幼児妊産婦ニーズ対応プロジェクトFnnnP

あ、6月に放送された、NHK・Eテレ「ハートネットTV Our Voices “原発被災者からの手紙”」が再放送されることとなりました。是非ご覧ください。お母さんたちの心の底からの叫びに耳を傾けて下さい。手紙の全文は、次のサイトで。http://tegamifukushima.blog.fc2.com/
・本放送:11月27日(水)、28日(木) 20:00~
・再放送:12月4日(水)、5日(木) 13:05~

でも、兵庫県出身で、阪神淡路大震災の時ずっと半年間区役所で寝泊まりしてボランティアした身としては、気になっていたものの、顧問を務める「外大東北復興支援隊」のサポートをしているぐらいで、何もやっていないに等しい。今でもそうなのですが、とにかく2年半以上が経過して、マスコミにも報道されなくなってきて、皆さんどのように暮らしてらっしゃるのだろう、どのような気持ちでいらっしゃるのだろう、私たちは何をすべきなんだろう・・・そういうことを外から来た皆さん、自らも色々な苦しみを経験してきた皆さんと共に耳を傾けたい、と思ったのです。

「風化」・・・は、阪神淡路の時よりもずっと早いスピードで起きているような気がします。自分の中で勝手な「風化」をしてしまわないために、1年以上ぶりとなりましたが東北に向かいました。

ルワンダ出身NGO代表、マリ出身大学・建築家、モザンビーク大学関係者、アメリカ人医者夫婦・アメリカ人大学・建築家・日本のアートキュレーター・元国連緊急人道援助事務家・文化人類学者・・・・と私という不思議な10名のバスで陸前高田から石巻まで降りる。

今現在の陸前高田の街の風景。
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ここに沢山の命、暮らし、歴史・・・がありました。
それらが詰まった家や建物、賑わい、コミュニティ、それらすべてが流されてしまいました。残っていたものも、すべてが取り払われた今、私たちが「かつて」を感じるには、想像するしか方法がありません。自然だけがこの地を再構築している最中には。

私たちは目を瞑り、弔いながら、失われたものに想いを馳せました。

そして、遮るもものが何もなくなり勢いを増した風に吹かれながら、失われたものの大きさ、重さ、そしてその一つ一つのかけがえのなさに言葉をなくしていました。

何分そこにいたのかわかりません。最後は、私とルワンダのマリ・ルイーズが互いの手を握り合いながら、ただ祈っていた。彼女は、ルワンダの虐殺の時のこと、亡くなった多くの多くの人達、その光景を思い出していたといいます。そして、祈っていた。弔おうと。

彼女のぎゅっと握られた手に、その震えに、私は彼女の小さな身体に覆いかぶさっているあまりにもの多くの命と人と事柄の重みに、ただただ圧倒されながら、ただそばにいて手を握るということしかできない自分に、目の前の原野となってしまったこの場で命を失ってしまった一人一人のことを想像しながら、いつまでもそこに立っていました。

キリスト教徒である彼女と宗教を信仰しない私では、ここは大きなギャップです。悼む方法がない。でも、物心ついてからずっとしてきたように、会ったこともない名も知らぬ一人一人の確かにあった輝きに、お礼を述べるとともに、覚えていようとただ誓っていた。もっと何か方法があったのではないか・・・それは今でも毎日のようにふり返って感じずにはいられないもの。

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東北の沿岸部で私たちが圧倒的なスケールをもって感じたことは、このような大きな大きな喪失と、自然の恐ろしさ・強さ・大きさでした。
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その一方で、「あの日」のままあえて残されているいくつかのもの。
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私たちが、あまりに想像力がなく、あの惨事を勝手に風化させてしまうから、「思い出したくないから取りさってほしい」という地元の人達もいるというのに、残されるものもあるのです。でも、アフリカから来た皆さんの一言え我に帰りました。

「僕は2年前に原爆ドームと博物館に行って、あれほど人生において衝撃を受け、考えたことはなかった。人間のちっぽけさや愚かさ、そして恐ろしさ。原爆ドームを残すことは辛かったと思うけれど、人類のためによく残してくれた」

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暗すぎて写らなかったのですが、最後まで避難を呼びかけた若い女性職員がいた防災センターの骨組は、残されることが決まったそうです。バスの運転手さんも被災地の出身。夜遅くまで、一つでも被災したことの意味を感じられる場所を見せようと、本当に頑張ってくださいました。「何度も連れていくのは辛くないですか?」との質問に、「見てもらいたいのです。知ってもらいたいのです。忘れてほしくないのです」とおっしゃった運転手さん。暗くてその表情は分からなかったのですが、それが使命だと思ってらっしゃる様子が肌で感じられました。翌日に予定になかった石巻の別の被災地にお連れ頂いたのも、彼の提案でした。

「被災地観光」…そのように揶揄する向きもあるでしょう。あるいは、暮らしている人にとって、ちょっと来ては騒ぐだけ騒いでいなくなってしまう「観光者」は迷惑でしょうし、心の傷を深めることになるでしょう。本当に難しいところだと思います。(これについての私の考えは後の方に)

南三陸から南下する際にいくつかのコミュニティに立ち寄ったのですが、高台にあるその建物の下まで見渡す限り何もない状態。建物が根こそぎ流されたことが分かります。津波は、12メートルだったり、16メートルだったり、酷いところは22メートルだったり・・・で、人間や人間の建造物がどうやっても立ち向かえない規模のものだったこそが、その跡地に立つと身に染みてわかります。あんなに海は遠いのに、でも小高い丘まで行くことを躊躇ったら・・・あるいは、すぐに逃げようと思っても小高い丘などどこにもない現実。

小さな子どもを連れていたら、お年寄りを連れていたら・・・。
残された人たちのお話を聞けば聞くほど、そのことの辛さと無念さが心に迫ります。誰のせいでもない。大規模災害だったのだから、あるいは時間が経ったのだから・・・そんな言葉は何の気休めにもならないことが、よく分かります。

陸前高田の「みんなの家」
http://rikuzentakataminnanoie.jimdo.com/
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建築家の伊東豊雄さんらの取り組み。
http://www.wochikochi.jp/topstory/2012/10/minnanoie.php

でも、重要なのは「建築」「建築家」ではなかった。
大災害によって暴力的に、あるいは縦割り行政によって、あるいは人間関係によって壊れてしまった「コミュニティ」を、あちこちの残った色々な太さと色彩の毛糸を手繰り寄せるように、新しい毛糸も足して、編み続けた皆さんの想いと努力があって、「みんなの家」は「『みんな』の『家』」となったのです。

避難所や仮設の生活で「待ち」の状態にいるのは本当に辛いことだった・・・と皆さんおっしゃいます。阪神淡路の時よりもずっと酷い災害ではありましたが、どうしてあのプレハブの仮設住宅が、たいした改良もされないままに、またしても使われているのだろう・・・疑問に思うことは膨大です。そして、どこの被災地でも同じように、「あの人は私より被害はまし」「あの人は私より好い目にあっている」・・・・という互いへのやっかみが再びコミュニティを紡いでいくことを難しくしています。行政の仕切る仮設入居、防潮堤建設や高台引越し等の一つ一つの行政が、人びとの間を分断していきます。

自ら動いていくしかない場面が多いのに、行政の待ったがかかったり、行政から邪魔がはいったりと、ちぐはぐであることが、色々な人から繰り返し指摘がありました。その際たるものが・・・これ。

十数メールを超える、場所によっては22メートルの波が押し寄せた海のそばの土地に、盛り土を積んで12メートルカサを上げて、この上にマンションを建てるというのです・・・。岩手県内では、とにかくこういう工事が、あっちに一つ、こっちに一つ・・・・。凄まじい費用の建設費です。いつ終わるかもわからない。この工事の様子を眺めながら、被災した人たちが言います。「こんな膨大なお金と労力を使う余裕があるんだったら、コミュ二ティがこれ以上分断しないためにいくらでもやれることがあるのに・・・」。
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他方、高台を削って集団に移転する先を確保しようというコミュニティもあります。しかし、「もう遅いよ。若い人たちはもう都会の便利さを知ってしまった。このまま帰ってきて一緒に住んでくれたりはしない。学校にも慣れた頃だろうし。残るのは老人ばかりだ」という声も。
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でも、泣いてばかりいても仕方ない、行政を待っていても仕方ない・・・と女性たちは立ち上がり、自分たちの居場所を外部の専門家らと作り、こんなかわいい台所用のアクリルたわしをせっせと作って下さっています。1つ200円。私が買ったタワシの作家さん。お召しになっているセーターもブローチもすべて手作り。しっかりお化粧もされており、すごく刺激を受けました。外部からこうやって来てくれるのがとても嬉しい、と。
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モザンビークからのお土産。テーマは「家」。「みんなの家」にぴったりです。アフリカでの家族の大切さ。そして、「家族」という際の限りない広がり。「皆が家族」の意味を、改めて共に考えました。
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そして石巻の近くのお寺さんでお話を聞きました。
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海の目の前のこのお寺ですから、このような様子に。
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多くの方がお亡くなりになり、今この集落に残っているのは4名だけだといいます。他の方々は皆山の仮設住宅にいらしゃるといいます。でも、お寺がコミュニティがコミュニティとしてつながっていられる機会を提供しているそうです。お盆、お彼岸の行事の際は、皆さんが戻ってこられる。そして、地域に残る歌のお稽古を通して、定期的に集い、外からお客さんが来られると、皆さん楽しみにしてお料理を持ち寄られるそう。この前、イギリス人のご婦人が滞在した時は、まさにそれで、普段お化粧をされないお母さんたちが、ばっちりお化粧をしてこられたそうです。

すべてが流され破壊された時に、唯一残ったのがこれだったとおっしゃいます。両手がもぎ取られてなお、無事だった仏像に、お寺さんも、地域の人たちも、共に集う意味を深く感じてらっしゃるそうです。
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人は集うことによって力をもらいます。
集うための「場」をつくることは、それだけでもすごく重要なことなのです。そんな「場」を自主的に守っているのが女性たち。その女性たちが別れ際にこういってくれました。

「だから、今度来るときは必ず時間をとって、ご飯を一緒に食べてね」・・・住職のパートナーのマキコさんの一言。みんなの家のミキコさんの一言。「今度来るときは、泊まってってね。皆で鍋を囲んで、ビールを飲みましょう」。石巻のカズコさんは、急なお願いだったのに皆のためにお赤飯を炊いて待ていて下さいました。

共に食す。
アフリカ農村では、家族が家族である所以。
コミュニティがコミュティであることの原点はこれです。

寄り合い、共に食べて飲む。
共に悼み、共に泣き、共に笑う。
マリルイーズさんもそのことの大切さを、福島市内の月一の仮設住宅周りで実践してらっしゃるといっていました。ルワンダの御茶やコーヒーを飲んで、ケーキを共に食べ、ただ話す。

肩肘張らなくても、「お隣さん」だと思って、「遠い親戚」だと思って会いに行き続ければ良いのだと私は思います。何より、「被災者」「非被災者」であることは紛れのない事実ですが、「お互い様の人生の中の同じ人間」として。もちろん、岩手でお話しを聞いた際に、「無神経な都会の若者の無神経な言葉」に傷ついたり、がっかりしたり、怒ったりということがあるそうです。でも、それを伝えられるようになってきた。伝えたら本当にすっと分かるようになった・・・ともおっしゃっています。勿論、このようなことは徹底して気を付けなければなりませんが、若い人には若い人なりのチャレンジがあることは、皆良く理解してくださっています。

阪神淡路の時、何千人ものボランティアのコーディネートをしていたのですが、夕方のMTGの際にきまって、「せっかくボランティアに来たのに、被災者にありがとうと言ってもらえなくて残念」という都会の若者が一人はいました。その一言が連発されるようになった時に、私は、神戸市中央区の皆さんと被災した子どもの祭りを主催することにしたのです。勿論、それはバラバラの避難所、仮設に行ってしまい、寄り合いや地域の行事や趣味のサークルができなくなった皆さんが、顔をあわせ力をあわせて活動するための機会を創造するためでした。中止になった「神戸祭」を、震災以来笑わなくなってしまった、大人のふりをするようになってしまった子どものためのものとして開催するためです。でも、隠れた目的の一つには、「ボランティアが被災者の皆さんにありがとうという機会」を設けるためでもありました。

地元に伝わる踊り、音楽、料理。
そんなものを被災者の方々とボランティアが一緒になって子どもたちのために準備する。

「一方的にやってあげる」「一方的にやってもらう」関係ほど心苦しいものはありません。
「お互いさま」こそ、基本なのだと私は思うのです。

しかし、日本は「遠慮」が美徳ともされており、ここを見破るのはなかなか難しいことではあります。負担を強いているのではないかな・・・そういう不安も、復興支援隊にはあったようです。私はそういう気配りはとっても重要だと思います。でも、その一方で、「負担なら行くのを止めよう」というのは、違うのだと思います。

バスの運転手さんも、皆さんも、勿論色々複雑な想いを抱かれていますが、「私たちを忘れないで」とおっしゃいます。その「私たち」には、あの震災で失われた命も含まれていますし、今残って苦闘している皆さんのことも含まれていますし、この災害を出会いへの感謝に転換しようと努力されている方々も含まれます。

また、特に中央・東京にいる我々にとって、われわれが使っている電力のために何が起こったのか、何が起こり続けているか知らないわけにいかないとともに、東北の地震や津波の被災者の皆さんが置かれている状況もまた無関係ではありません。被災者の皆さんが、2年半が経過しても、このような暮らしを余儀なくされているのは、決して災害の規模だけでは説明がつかないからです。

中央部が、勝手に風化させ、終わったことにしてしまっているから。

だからこそ、私たちは通い続けなければならない。そして、そこに暮らす人たちと集い、共に食し、共に触れ合わなければならないし、彼らの話に耳を傾けなければならない。そして耳を傾けたことを発信し続けなければならないし、少しでも状況がよくなるように働きかけをしなければならない・・・そう考えています。

深く長く付き合う交流の輪を、一つでも、二つでも。
大切に。

PTSDになったからこそ、気づいたことでもあるのかもしれません。

東京に帰ってきてやったルカサ・ワークショップ。
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日本に暮らす3人のアフリカ出身者の考える東日本大震災と原発事故、そして現在の日本についてのトークショー(2013年11月4日放送 東京Ch 4)も是非ご視聴下さい。
http:www.iwj.co.jp 会員のみアーカイブ視聴可能
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by africa_class | 2013-11-14 16:38 | 【311】東日本大震災

モザンビーク戦争にNo!と平和を求める署名呼びかけ+研究所所長によるファシスト化批判と大統領退陣要求

毎日メールボックスを開ける度に、モザンビークのニュースを読む度に胸が鋭く痛みます。昨日から全国で(中部以外)スムーズな選挙キャンペーンが開始する一方、とんでもない事態が頻発しています。

でも、それへの民衆と知識人らの抵抗、平和と民主主義のための運動は、モザンビークの歴史を日々塗り替えている状態です。心から彼らの無事と安全を祈り、社会的正義が実現するよう願っています。

今日は、モザンビークの人達から回ってきたいくつかの情報を。

まず、「戦争にNo!平和を求める」署名活動にご協力ください。
https://secure.avaaz.org/po/petition/Diga_nao_a_Guerra/?wHKAYfb
右下のPreencha o seu emailにメルアドを入れてAssineをクリック。次画面で名前(フルネーム英語)と国を選択(Japao)してAssineを再度クリックすれば終わり。モザンビークの人びとの平和のために現大統領が尽力することを要求しています。現在モザンビークを中心に、世界の3千人近くが署名。日本からこんなにモザンビークに心を寄せ、平和を求めている人がいると示すためにも是非!!

次に、モザンビーク政府にすら引用されるほど一目おかれた研究所であるIESE(モザンビーク社会経済研究所)の所長であるCastel-Brancoがフェースブック上で大統領に宛てて公開書簡を出しています。現在の政治的混乱、武力衝突、政府の作為の無作為によって頻発する誘拐に対する非難声明です。

エコノミストでかつ冷静沈着なカストロ・ブランコとも思えないほどの強い批判です。

問題の本質を突いているかなり重要なテキストです。
11月4日にFB上で公開され、現在この原稿はMedia FAXという独立系FAX新聞に転載され、かなり広く読まれています。(Maputo, Terça-feira, 05.11.13 *Nº5420)
また、どんどんネット上で転載されており、世界を駆け巡っています。

現在の軍事政治的危機をすごいスピードで招いている現状が、ファシズム直前期と同様だと。そして、ヒトラーやムッソリーニやフランコやピノチェトといった軍事独裁者らなぞらえています。そして、モブツのように投資家らの利益のためにこれをしている、と書かれています。

最後に、現大統領に「さようなら。ゆっくり休んで下さい」と締めくくってます・・・・。

今日首都近郊でポルトガル人、Save the Childrenのスタッフのパートナー(アメリカ人)、その他がまたしても誘拐されています。多くは、先日の平和マーチの報復だと考えられています。批判を行う人への次から次へと「ツナミのような誘拐」への現政権の関与が現地では明白な事実として語られています。カステロ・ブランコの叫びのようなこのテキストに、それは象徴されています。

モザンビークの豊かさは人材の多様性です。
FRELIMOにそれは顕著であり、それが底力でした。
しかし、それすら現政権の強権化でドブに捨てられようとしています。
もはや、FRELIMOメンバーだというのは、カステロ・ブランコがいうように、恥ずべきことになってしまいました。自分たちの仲間の批判すらも耳にするのが嫌で弾圧し続けた結果、もはやFRELIMO党員ですら離れていこうといています。それを引き留めるため、「国が危険だ。だから強いリーダーが必要だろう」という空気を創り出そうとしています(これもCBのオブザベーションと同様)。

日本の総理大臣がモザンビークに来年1月に行くと昨日発表されました。
資源ほしさに。日本の企業役員を沢山引き連れて・・・。
現地で起こっていること、何も知らないのでしょうか?

この大統領・政権と手をしっかり結ぶことが、モザンビーク社会にどのような負のインパクトをもたらすのか?世界の中でどのように受け止められるのか?中国を出し抜こうとして、結局自分たちが批判している中国以下になる。なりふり構わぬ、独裁政権万歳、経済利権至上主義。

短期的に資源が手に入ればそれでいいのでしょうか?
それが世界に示したい日本の対外的な姿?
こうなることを何度も警告してきました。
社会正義を無視し、民主主義を無視し、平和を無視し、それでもとにかく利権を貪ることに専念してきた日本政府と企業。

でも、それは日本国内の姿でもあるのです。
「援助は社会の鏡」・・・残念ながら去年11月に述べたことは、その通りであったことを実証してしまいました。

日本の皆さん、企業や政府やJICAの。本当の本当に、それでいいのでしょうか?
すべてはカネとパワーのため。
自分たちの。
人びとを犠牲にする権力者とつるんで。
人びとを犠牲にする。

でも、歴史が証明していることは、民衆はやられっぱなしではないということ。立ち上がりつつある民衆と知識人たちにエールを。

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Por Carlos Nuno Castel-Branco
Carta ao PR

Senhor Presidente, você está fora de controlo. Depois de ter gasto um mandato inteiro a inventar insultos para quem quer que seja que tenha ideias sobre os problemas nacionais, em vez de criar oportunidades para beneficiar da experiência e conhecimentos dessas pessoas, agora você acusou os media de serem culpados da crise política... nacional e mandou atacar as sedes políticas da RENAMO.

A crise político-militar que se está a instalar a grande velocidade faz lembrar as antecâmaras do fascismo. Em situações semelhantes, Hitler e Mussolini, Salazar e Franco, Pinochet e outros ditadores militares latino-americanos, Mobutu e outros ditadores africanos, foram instalados no poder, defendidos pelo grande capital enquanto serviam os interesses desse grande capital, e no fim caíram.

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by africa_class | 2013-11-06 23:52 | 【情報提供】モザンビーク

モザンビーク平和を求める大規模マーチ、大統領辞任を求めるグラサ(初代大統領とマンデラ夫人)

モザンビークのあちこちで衝突が続いています。
同時に、平和を求め、政府批判をする人びとに対し、脅迫と誘拐、殺害などが起こり始めています。
これに対して、市民は10月31日、大規模なマーチを首都マプートで開催しました。
昨日、ナンプーラ市でもマーチが行われた模様です。

首都マプートで市民が呼びかけた平和マーチの様子。
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皆白いTシャツを着て参加となっていたそうです。
プラカードには、「No to Violence」や「平和がほしい」というものの他、誘拐を非難したり、政府を批判するものも沢山写っています。特に、内務省批判のものなどもありました。

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ポルトガル国営放送の記事(10月31日付)
「モザンビークで何千もの人々が集まり、平和を求め、誘拐に反対するマーチを行う」
Marchas pela paz e contra os raptos reúnem milhares de pessoas em Moçambique
http://www.rtp.pt/noticias/index.php?article=692219&tm=7&layout=121&visual=49
何千という人びとが、政府とアルマンド・ゲブーザ大統領に反対し、マプートとベイラをマーチした。このマーチは、暴力を拒否するモザンビーク社会によって横断的に実施された。「暴力反対」「人種差別反対」「汚職反対」「誘拐反対」と書き込まれた白か赤のTシャツを着た人びとが、エドゥアルド・モンドラーネ(初代FRELIMO書記長)の像の前に集まり、通りを行進し、独立広場に向かって行った。

「汚職まみれの警察に反対、政府に反対、人種差別に反対」と参加者らは声を上げた。
「戦争が始まっているだけでなく、どんどん人びとが誘拐され、人びとはパニック状態に陥っている。リビアより酷い状態だ。我々はどうしてこのような、我々を戦争に導くような国家のリーダーたちに我慢しなければならないのか?そんなことごめんだ。我々は平和を求める」と、このプロテストを主催した団体の一人は述べた。
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このタイミングで、モザンビークの解放闘争を闘い、モザンビーク独立の「母」であり、初代教育大臣、初代大統領Samora Machel夫人、現ネルソンマンデラ元南アフリカ大統領夫人でもあり、国連との仕事も多いGraca Machelさんが、声明を発表し、平和を求め、政府の対応を批判すると同時に、ゲブーザ大統領の辞任を要求しました。(*最後の辞任要求はモザンビーク市民社会からの情報ですが、記事がみつかっていないので保留でお願いします。<11月4日>)

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先述RTP/LUSAの記事にもあるのですが、誘拐は現在「Tsunami」として表現されており、息子が誘拐されて殺されたお母さんは以下のように述べています。(なお、これらの誘拐事件と誘拐事件の放置には、警察の関与が疑われています)

「サモラ(初代大統領)の時代にはこんなことは起こらなかった。シサノ(第二代大統領)の時だって起こらなかった。今、ゲブーザ(現大統領)の時だけに起こっている。彼(ゲブーザ大統領)は、モザンビークを発展させているという。違う。彼はモザンビークを破壊しているのだ」と述べ、「私はあの子(殺害された)の母です。でも今は泣かない。全てのモザンビークの母親たちに、政府とこの国に反対するストライキを行うことをアピールします」と呼びかけた。
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もうこの政権がFRELIMO内部の人びとにすら公に支持されていないことがはっきりしました。
マーチには沢山の同党のメンバーも参加したと聞いています。

ゲブーザ政権はひたすら、今回の問題をRENAMOのせいにしていますが、多くの国民は政府の武力行使のせいだと考えています。(もちろんRENAMOの現在の襲撃を支持する人はいませんが。)日本の援助や投資は、現政権関係者の話しか聞かないので、このようなことが分からないかもしれない(あるいは知らないふりができる)と考えているようですが。

すでに政府軍に攻撃されたRENAMO党首デュラカマの拠点は、「軍事基地」ではなかったことが分かったということでした。政府軍が、最大野党党首が暮していたところを軍事攻撃する理由は何もなかったはずです。

そこのことは和平交渉の担当者に指名された首都にあるコミュニティカレッジの学長do Rosarioも次のように述べています。「勿論、武装した政党はモザンビークにあるべきでないが・・・・サントゥジラ(RENAMO党首の拠点)の占領は、「暴力のエスカレーション」であり、RRENAMOのリーダーが暮していただけで軍事基地というわけでもなかったのに、現在は政府軍が占領している。そして、『モザンビークは宣戦布告されない戦争状態にある」と述べた。」(MOZAMBIQUE 233 - News reports & clippings – 4 November 2013
tinyurl.com/mozamb)

勿論、政府側は、「RENAMOが挑発したから」「RENAMOが市民を殺害しているから」・・・と述べていますが、実際は事の発端は政治的な問題であり、あったとして警察が出てくるべき問題であったのが、突然の政府軍による軍事攻撃による1992年の和平合意の一方的破棄(宣言されない)でした。これを受けての現在のRENAMOの残党の攻撃であることは(市民への攻撃はまったく勿論許されず、非難されるべきです)、モザンビーク国民も世界メディアも御見通し。でないと、マーチで何故政府がワザワザ批判されているのか不明かと。でも、日本では「政府見解」だけで物語られ続けるのでしょうね・・・。

後20日で選挙です。今日から選挙キャンペーンが始まります。
一体どうなるのでしょうか。。。

他にも載せたい情報が沢山届いているのですが、取り急ぎこれを。
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by africa_class | 2013-11-02 08:19 | 【情報提供】モザンビーク