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現場の人びとのニースにマッチしたJICAの援助inアフリカについて仲間に聞いてみました。

じゃあ、「日本の対アフリカ支援で褒めるべきものはないのか?」という声が聞こえてきます。
そして、メディアから「現場の人びとのニーズにマッチした援助はJICAはできないのか?」という質問も。

朝日新聞へのインタビューでも、「それなりに評価されてきた」と述べて、それが掲載されたので、じゃあ「それなりにはどの援助?」ということ・・・でもちゃんと確認(自分の目で)しているわけではなく、列挙するのに躊躇があったので、信頼する元TICAD市民社会フォーラム(TCSF)の仲間たちに同じ質問を投げてみました。

TCSFは、「アフリカの開発はアフリカ民衆が主役」「アフリカ市民社会が政策形成の真ん中に」をビジョンとして、開発コンサルタント、JICA、JBIC、NGO、研究者らと共に2004年に結成した特定非営利活動法人でした。100名を超える会員、有給スタッフ延10名、延30名を超える研究員やインターンに支えられ、多岐にわたる活動を繰り広げ、2008年のTICAD IVにつなげて2009年に活動を閉じました。私は、TCSFの副代表としてがんばっていたわけですが、活動は他団体に引き継ぎちょっと休んでいました。

あの時与野党の国会議員、外務省、JICA、JBICにも、いかにこのことが重要かすごく密度濃くやり取りして、それなりの共感と理解を得ていたのですが、活動を閉鎖してからのフォローアップがあまりに足りなかったのだ、と今反省を込めてふり返っています。勿論、時代状況が変わってきたこともありますが。

なので、今回情報を寄せてくださった人の中にJICAの方のものや、開発コンサル(元)や、研究者のもの、NGOの方のものがあります。すぐに返事くれたので嬉しいかったです。NGOのものは沢山あるので、あえてJICAのものということで聞いたところ・・・。

あ、その前に。これらの情報について、必ず皆さん「JICAの評価は高くないですが」「JICAでは宣伝されていませんが」とおっしゃいます。つまり、「現地の人々のニーズにあった援助」として長年現場に通う専門家の皆さんが評価する援助が、JICAの組織としての評価が低いということ????????????のようで、ここは深めていく必要がありそうです。

といっても、自分で現場いって調査していないので、あくまでも参考ということで、今後検証していければ。

●「アフリカ障害者メインストリーミング(自立生活) コース」もすごく良い事業です。
障害者団体の次世代リーダー向け研修を2002年からほぼ毎年実施しています。
2010年度にはケニア・マラウイ・南アでフォローアップ研修を行いました。
このフォローアップ研修から、当初マラウイでの自立生活センター設立支援事業 をJICAとヒューマンケア協会のパートナー事業として計画され、後 に南アでの プログラムに計画が変更され事業が開始されています。

●「ザンビア大学獣医学部」
1980年代半ばに、日本の無償資金協力による獣医学部の施設建設と、北海道大学獣医学部を中心とする日本の大学からの10年以上にわたる技術支援を受けました。当時は、ザンビアには獣医学部はなかったので、獣医師の多くが外国人でした。同獣医学部設立により、ザンビア人獣医学部教官の育成と学部学生への教育を同時に進め、それらは日本人専門家と欧州等の専門家が行いました。また、それらザンビア人教官の学位取得のため、日本等に留学させました。

現在では、ザンビア大学獣医学部の教官は全員がザンビア人となり、ザンビア農業省や牧場等で働く獣医師は、同獣医学部出身者で占められています。近年は、鳥インフルエンザといった人獣共通感染症対策なども重要になっていますので、獣医師の育成のみならず、これら感染症対策での獣医学部の貢献も評価されています。南部アフリカで獣医学部を有しないナミビア等からの留学生も見られ、他国からも評価されています。

●日本のアフリカ援助の評価、とくにJICAによるプロジェクト援助の評価となるとなかなか難しいですが、私見では、次のものは現地のニーズにも合い、良い効果をもたらしたものといい得るのではないか、と思います。

ケニアのジョモ・ケニヤッタ農工大学の建設と運営 - 農工分野での技術者不足が課題であったケニアで、無償資金協力による支援から始まり、設立から15年後に5番目の総合大学に格上げされ、人材育成の地道な努力が実を結んだ。

●エチオピアは優良種子プロジェクトです。
農業改良普及員と農家のグループが一緒になって、圧倒的に量的に不足している品質 のよい種子を自分たちで生産し、地域内で流通させたり、または播種量を減らす試み を行うことによって必要な種子を調達しています。農家自身が判断し、選択を広げていく試みにJICAの技術協力が貢献している好事例だとおもいます。
http://www2.jica.go.jp/ja/evaluation/pdf/2012_0800822_2_s.pdf

ザンビア
http://www.pavidia.org.zm/documents/ESAfricaSeminar.pdf

●JICAニジェール緑の推進協力プロジェクトは、現地の人たちには比較的良い評価を受けていたと思います。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/shiryo/hakusyo/01_hakusho/ODA2001/html/topics/tp00006.htm

また、JOCAのマラウイ農民自立支援プロジェクトも現地の評価は高いです。
http://www.joca.or.jp/activites/oversea/malawi/



僕も少し手伝っている、「アフリカ障害者メインストリーミング(自立生活) コース」もすごく良い事業です。
障害者団体の次世代リーダー向け研修を2002年からほぼ毎年実施しています。
2010年度にはケニア・マラウイ・南アでフォローアップ研修を行いました。
このフォローアップ研修から、当初マラウイでの自立生活センター設立支援事業 をJICAとヒューマンケア協会のパートナー事業として計画され、後 に南アでの プログラムに計画が変更され事業が開始されています。
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by africa_class | 2014-01-18 13:52 | 【考】21世紀の国際協力

国際開発学会(6月8日@宇大)「原発事故から2年、TICAD Vの年に問直す開発と発展~投資/援助と農民主権」

何故こういうことになったのか未だに不明なのですが、5月24日~3週間の間に、何故か4つの学会で研究報告をしなければならず(誘われたのを受けていったらそういうことに)、、、。一個ずつ紹介する余裕がある時に紹介していきます。ネタは全部似たもので・・・すみません。

まずは、国際開発学会第14回春季大会の企画セッション。
コーディネイターは、龍谷大学に移られた西川芳昭教授です。
http://kokutvkaigi.mine.utsunomiya-u.ac.jp/jasid14/schedule.html

本企画セッションは公開企画で、一般の方も無料で参加が可能です。
ただ2時間枠で4人発表なので議論の時間が十分取れないため、「続編」を翌日同じ会場にて、10時~正午まで「続編」を開催します(詳細は末尾)。ふるってご参加ください。

311後の日本で考える「開発」と「発展」・・・・是非ご一緒に。

********************
■原発事故から2年、第5回アフリカ開発会議(TICAD V)年に問い直す開発と発展
「アフリカにおける経済成長と内発的発展~グローバル農業投資と農民主権」


【主催】TICAD市民社会フォーラム(TCSF)有志・大会実行委員会
【共催】宇都宮大学国際学部附属多文化公共圏センター 
【協力】JASID「原発震災から開発・発展を考える」研究部会

●報告者 (座長:大林稔)
1.「311以後の東北農業~農民を根なし草にしようとする政策と抵抗する農民」(谷口吉光、秋田県立大学地域連携研究推進センター)
2.“Legal and Ethical Implications of Land Grabbing"(アンドレアス・ニーフ、京都大学)
3.「農業投資と農民主権~種から考える」(西川芳昭、龍谷大学)
4.「農業開発援助と農民主権~モザンビークを中心に」(舩田クラーセンさやか、東京外国語大学)
■コメンテイター 
・熊代輝義(JICA農業農村開発部長)
・西川潤(前国際開発学会会長)

■企画セッションの趣旨と意義
未曾有の被害と苦悩をもたらした東日本大地震、そして原発事故発生から2年が経過した。日本に暮らす我々の間でも、従来の経済成長を目指す「開発」への疑問が深まりつつある中、本国際開発学会においても「原発震災から再考する開発・発展のあり方」部会が設置されるなど、「開発と発展」の見直しが行われつつある。

さらに、本学会の学会誌『国際開発研究』最新号(Vol.21 No.1/2 2012年11月)では、「開発/発展をめぐる社会学の位相」が特集され、佐藤寛・現学会長によっても「開発と発展」をめぐる議論に立ち戻る重要性が喚起される一方、小倉充夫による巻頭論文では援助研究に留まらない世界的政治経済構造と主体のせめぎ合いから「開発と発展」を考えるべきとの提言がなされている 。また、学会企画として出版された『開発を問い直す』においては、西川潤・前学会長が「開発=成長パラダイムの問い直し」を提起するとともに 、現佐藤会長が、近代化経験を「内発的発展」の視点から振り返ることが日本のみならず途上国にとって重要であることを示唆してきた 。

本年は、1993年から5年に一度開催されてきたアフリカ開発会議(TICAD)の第5回目が横浜市で開催される年にあたる。また、開発援助の風景を大きく変えたミレニアム開発目標MDGsのターゲット年が2015年に迫り、ポストMDGsの議論も平行して行われており、同目標の主要対象地域がアフリカとなっていることからも、TICAD VでもポストMDGsの議論が取り上げられる見込みである。

2000年代より、日本の開発援助は、アジア・南米地域から急速にアフリカ地域へとシフトしているが、アフリカは経済成長が目覚ましい一方、経済格差が広がり貧困者の割合は成長に見合った変化には至っていない現状にある。今、アフリカで何が起こっているのか、それは世界的政治経済構造とどのように関係するのか、地域に暮らす人びとは何を願いどのように生きているのか、構造と主体のせめぎあいの結果社会はどう変化しているのか、このような構造と当事者の変化を受け、開発援助はどのように関わるべきか。

以上の問いは、『国際開発研究』での議論を受けて提起されているだけでなく、冒頭にあげた東日本大震災に伴う原発事故後を生きる日本の我々にとって、アフリカを主要テーマにしつつも「開発と発展」を問い直す上で重要な問いだと考える。

そこで、TICAD Vの翌週に企画される本大会では、原発事故後の日本における開発への問い直しの地平に立ち、経済成長が目覚ましいアフリカの開発と発展を、参加者と共に根底から考える機会としたい。

時間が限られていることもあり、本企画において中心的に取り上げるのは、2007-2008年の食料価格高騰以来アフリカ地域に集中的になされているグローバルな農業投資の問題である。サハラ以南アフリカの圧倒的多数の住民が小規模な農業に従事する中で、このような投資の影響は、地域社会にあらゆる変化を及ぼしつつある。この変化について、世界的政治経済構造を踏まえた上で、内発的発展、とりわけそこに暮らし生きる農民主権の視点から、土地、種、食料について焦点を当て、問題提起・考察する。

なお、冒頭に日本で内発的発展の視点から農民の声を聞いてきた研究者の発表を置くことで、議論を「遠い他者としてのアフリカ」あるいは「我々日本の援助」の問題にとどめず、同時代の世界に生き、形は違うとしても世界的政治経済構造の変化と主体のせめぎあいの中で生きる我々自身の問題として、「開発と発展」の議論をひらいていく試みとしたい。


■「【続編】原発事故か ら2年、第5回ア フリカ開発会議(TICAD V)年に問い直す開発と発展」

*学会時間枠では議論の時間が限られているため、翌朝同じ会場にて「開発」と「発展」について議論を深める機会を設けたいと思います。詳細は 次の通りです。前日したい議論が出来なかった皆さん、別のセッションで参加できなかった皆さんも、是非ご参加ください。

○日時:6月2日(日)午前10時~正午
○場所:宇都宮大学 大学会館(前日と同会場)
○モデレーター:大林稔+西川芳昭
○前日報告・コメンテイター:西川潤、谷口 吉光、舩田クラーセンさやか
○参加自由・申込み不要。直接会場にお越しください。

【主催】TICAD市 民社会フォーラム(TCSF)有志・大会実行委員会
【共催】宇都宮大学 国際学部附属多文化公共圏センター
【協力】JASID「原 発震災から開発・発展を考える」研究部会

(注)
 小倉充夫「開発社会学の軌跡と地平」(7-9頁)「(前略)開発研究という分野は今日の途上国の、しかも「開発する」という問題に限定される傾向が深まっていったと思われる。挙句の果てに、開発に関する議論の多くが開発援助がらみになっていったのではなかろうか。このことには積極的な面もあろうが、他方で、近代以前の資本主義発展の文脈と関係なく、時に表層的に考察されることが多くなったという印象が強い。(略)いうまでもなく今日の途上国の開発も世界的な社会経済の構造や展開と不可分な関係にある。ところが、Developmentに対応する日本語には開発と発展という二語があるため、かえて開発と発展を切り離して考える傾向が生じたのではないだろうか。」
西川潤「イントロダクション 開発の問い直しはなぜ必要か?」西川潤・下村恭民・高橋基樹・野田真里編著『開発を問い直す―転換する世界と日本の国際協力』(日本評論社、2002年、1-27頁)
佐藤寛「日本の開発経験と内発的発展論」西川潤・下村恭民・高橋基樹・野田真里編著『開発を問い直す―転換する世界と日本の国際協力』(日本評論社、2002年、253-268頁)

事前に、これも是非ご覧いただければ。
■援助・開発関係者が読むべき論考:「開発社会学の軌跡と地平」(小倉充夫)「開発/発展」をめぐって
http://afriqclass.exblog.jp/17202555/
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by africa_class | 2013-04-27 02:10 | 【記録】講演・研究会・原稿

【講演会@TUFS】アフリカ出身UNESCO高官による「貧困ー人権のための挑戦課題」(7月4日6限)

「ブログなんでもっと書いてくれないの~!」という嬉しいお声頂いてい
るのですが、すみません。この間の動きはツイッターでみてくださいま
せ(sayakafc@)。
 今原稿がまたしてもいくつか大詰めで、なかなか長いものを書く気力
がなく、7月半ばになればもうちっと投稿できます。

さて本題。以下、外大と法政大で企画しています。貧困を人権問題と
捉えるかなり面白い講義です。ユネスコ高官を務められたセネガル
出身のサネ氏。是非参加をーー!
(国際関係とアフリカ地域の受講生には特典あり)
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公開講演会 7月4日(水)17時40分~19時10分
Poverty: The Next Human Rights Challenge
〈貧困―人権のための挑戦課題〉
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近代の世界は「人権」を普遍的な価値とし、奴隷制や植民地主義、女性の抑圧などを克服しながら展開してきました。現在、地球上に暮らす 私たちが克服しなくてはならない最大の人権上の課題が、世界の特定の場所にする「貧困」です。貧困とは人権侵害にほかならない、との立場か ら、現代世界の貧困の背景と現状、その克服への道を示し、「グローバルな正義」について考えます。

日時:2012年7月4日(水)17:40~19:10
場所:東京外国語大学研究講義棟115番教室
使用言語:英語
参加費:無料 
事前申込:不要(どなたでも参加できます)
共催:日本アフリカ学会関東支部

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公開セミナー
Racism: Durban and Beyond
〈人種主義―ダーバン会議を超えて〉
=====================================
2001年、国連の主催で、人種主義や排外主義の現状と克服をテーマに「ダーバン会議」が開催されました。そこでは、人種主義の歴史的 な背景としての奴隷貿易・奴隷制や植民地主義の「罪」が論じられました。「ダーバン会議」から10年以上を経た現在、アフリカをはじめとする 世界の各地で、奴隷貿易・奴隷制や植民地主義の歴史をめぐって新たにどのような議論が展開されているのかを紹介しながら、現代世界の人種主義 とその克服について考えます。

日時:2012年7月5 日(木)18:00~20:00
場所:法政大学市ヶ谷キャンパス ボワソナードタワーC会議室
使用言語:英語
参加費:無料 
事前申込:不要(どなたでも参加できます)
お問合せ:aaafrica@aa.tufs.ac.jp
共催:日本アフリカ学会関東支部、科学研究費補助金基盤研究(A)「兵士・労働者・女性の植民地間移動にかんする研究」(代表:永原陽 子)

*Pierre Sané氏プロフィール
1949年セネガル生まれ。アムネスティ・インターナショナル国際事務局・事務局長、ユネスコ人文社会科学局事務局長補等を歴任。パ ン・アフリカ基金の創始者の一人。現在、同志社大学特別招聘教授。
【本基幹研究HP(http://aaafrica.aacore.jp/) でもお知らせしています。】
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by africa_class | 2012-06-29 10:30 | 【紹介】アフリカ・イベント

特別セミナーw国連常駐調整官(コンゴ共和国)@外大(12日):アフリカにおける経済成長とMDGsの課題

TICAD V(第5回アフリカ開発会議)が来年6月に横浜で開催される
ことになりました。先週末から横浜ではアフリカン・ウィークが始まっ
ており、これから1年はアフリカが大いに話題になる見込みです。
 MDGs(国連ミレニアム開発目標)の最終年限2015年まで後3
年ということもあり、経済成長著しいアフリカの、他方での貧困と格
差、食料危機などの課題にも注目が集まります。
 MDGsの推進機関となっている国連開発計画UNDPでは、毎年
発行している『人間開発報告書』のテーマを今年は「アフリカ」とし、
食料の安全保障に焦点を当てて論じています。
 以上を踏まえ、UNDP主催(JICA・外務省後援)で、6月13日(水)
に公開シンポジウムが開催される予定で、私もパネリストとして参加
いたします。詳細は以下をご覧ください。
■UNDPシンポ「TICAD Vに向けて~アフリカ開発の課題と可能性~」
(6月13日、東京・JICA研究所・要申込み)
http://www.undp.or.jp/newsletter/index.php?id=110

 このシンポのため来日するラミン・マナウ氏(コンゴ共和国国連常
駐調整官・UNDP常駐代表)と、シンポを主催するUNDP駐日代表
の!弓削昭子氏(総裁特別顧問)と西郡俊哉氏(UNDP駐日代表事
務所 広報・市民社会担当官)が東京外国語大学にお越しになり、
アフリカ・ゼミと共同で、特別セミナーを開催することになりました。
学生チームがこの企画のすべての仕切りをやっています。
 詳細は以下の通りです。学生の皆さん、ふるってご参加下さい。

*************************
★アフリカ出身の国連職員、初来校!★
「国連現地トップと語る、アフリカにおける経済成長とMDGsの課題」
コンゴ共和国国連常駐調整官・UNDP常駐代表のラミン・マネウ氏によるレクチャーとディスカッション!
*************************
 外大には国連職員の方が来られることもありますが、その多くが日本出身者で「どうしたら国連職員になれるのか」についてのやり取りが多いように思います。
 アフリカ出身者の開発・経済学の専門家として、長年にわたりアフリカの開発に携わってきたラミン・マナウ氏に、「アフリカの今」「アフリカと世界の課題」についてお話していただきます。特に、経済成長著しいアフリカでMDGsの達成が危ぶまれていることのギャップについての分析を披露していただくとともに、国連だけでなく、アフリカ諸国、日本をはじめとするドナー諸国、企業、市民社会などのマルチアクターは何ができるのか、何をすべきなのかをお聞きしたいと思います。
 今回の特別セミナーは、講義と短い質問タイムだけでは終わりません!学生とラミン・マネウ氏とが自由にディスカッションする時間を多くとりました!こんなにじっくり話せる機会は二度とないかもしれません…。 公式には聞きにくいことや普段からの疑問を、現場に誰よりも詳しいプロと話してみたくはありませんか?

 更に更に!弓削昭子氏(UNDP駐日代表兼総裁特別顧問)と西郡俊哉氏(UNDP駐日代表事務所 広報・市民社会担当官)にも来て下さることが決定しました。この機会をお見逃しなく!

日時:6月12日火曜日5限(16:00~17:30)
場所:東京外国語大学(府中キャンパス)円形食堂
内容:マネウ氏によるレクチャー・学生とのディスカッション
言語:英語(苦手な方も大歓迎です!)

是非ご参加下さい!
_______________________
ラミン・マネウ(Lamin Momodou Manneh)
ガンビア出身。UNDPにて経済アドバイザー、アフリカ開発銀行調査・国家サポート部局にてヤングプロフェッショナルエコノミストを経験。また、ガンビア中央銀行にて調査局マクロ経済部長、そしてガンビア政府の産業開発計画省にてエコノミストを経た後、現在駐コンゴ共和国国連常駐調整官及びUNDP常駐代表として活躍中。
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by africa_class | 2012-06-06 09:28 | 【紹介】アフリカ・イベント

国際開発学会(6月2日土@横浜国立大学)で発表します。アフリカ関係の報告も沢山あるので是非どうぞ。

今まで入ることを心理的に避けてきた国際開発学会・・・に去年入り
ました。なぜ避けてきたかというと、市民活動として、日本のアフリカ
政策のアドボカシー活動を行っており、この学会には援助関係者が
山ほどおり、知り合えば知り合うほど、なあなあになったり、市民活
動をやりづらくなると感じていたためです。まあ、時間がなかったし。
 一部思い込みのところもあり、他方これでよかったと思いつつ、ア
フリカのことを学び、学生の前で話す以上、皆が関心事の開発政
策の議論がされる学会に、きちんと参加したほうがいいな・・・と思う
ようになりました。が、すでに3つの学会に入っている以上、どうな
んだろう・・・と思っていたら、今回の震災と事故が起こりました。
 私は、以前から、日本と南の国々とは共通点があると思っていま
した。まだ未整理なんで、思いつき段階ですが。
①日本の社会構造(中央=周辺*国内的南北格差!)
②この間の国家政策の在り方、
③民主主義の定着の課題、
④経済成長中心主義の考え方、
⑤住民・人びとの主体性、主権が中心にないこと、
⑥専門家等の「エリート」と人びとの間の乖離
⑦人間の安全保障よりも国家(政権・構造)の安全保証を優先
 そして、震災後の課題が、アフリカ等の和平後や災害後、ある
いは援助の際の課題に類似した側面を有すると思い至りました。
①現場のニーズに遅れる(人びとから遠い)国家機構
②「当事者」と外部者の想いや手法の乖離や断絶
③新しいものが生まれる好機である一方、旧い構造が強めら
 れる傾向
④女性・ジェンダーの視点の欠落・軽視
⑤中長期的展望の欠如
 さらには、原発事故に伴う現在の状況、福島乳幼児妊産婦ニ
ーズ対応プロジェクトFnnnPの活動による考察を深めるにつけ、
日本が欧州よりもそれ以外と類似する社会なのではないか・・・
という印象を持つようになりました。
 がしかし、学術的にはまだまとまっていません。今の私にはこ
の考えをもっともらしい学術用語で語ることは当面不可能でし
ょう。思考は止むなく続けているものの、早合点してはいけない
とも思っています。
 でも、仲間にめぐまれ、活動とその活動で考えたことを研究者
の皆さんの前で紹介する機会を与えていただきました。
 以下もしよろしければ国際開発学会での報告にお越しくださ
い。あるいは、我々の報告に留まらず、アフリカやその他沢山
面白い報告があると思うので、是非どうぞ。

■国際開発学会
http://www.jasid.org/wp/conference.html
1 開催日:2012年6月2日(土)
2 場所:〒240-8501 横浜市保土ヶ谷区常盤台79-3
横浜国立大学 経済学部 講義棟1号館・2号館、
経営学部講義棟1号館
(http://www.ynu.ac.jp/access/index.html)

■当日プログラムや要旨
http://jasid.org/wp/wp-content/uploads/2010/08/program_jasid_20120517.pdf

■セッション 15: 震災・災害 会場 F 106 教室
(14時45分~16時45分)
福島原発事故後にみられる開発の課題
-福島県内外の未就学児家族の現状から考える-
重田康博(宇都宮大学)
阪本公美子(宇都宮大学)
舩田クラーセンさやか(東京外国語大学)

■シンポジウム
6 月 1 日(金) Friday, 1 June 2012
プレイベント「ポスト MDGs(ミレニアム開発目標)はどうあるべきか」
Special Event (Symposium) “Designing Post-MDGs (Millennium Development Goals)”(In Japanese)
主催:国際開発学会社会連携委員会
日時:2012 年 6 月 1 日(金) 18:30~21:00
会場:横浜開港記念会館講堂 Venue: Port Opening Memorial Hall

6 月 3 日(日) Sunday, 3 June 2012
ポストイベント「西アフリカ内陸半乾燥地での砂漠化対処と生計向上支援のあり方を探る」
Post-event (Symposium) “Discussions on combating desertification and developing livelihood in inland semi-arid area of West Africa.” (In
Japanese)
共主催 総合地球環境学研究所、国際開発学会、緑のサヘル、環境省、JICA、地球・人間環境フォーラム
日時 2012 年 6 月 3 日(日)14:00~16:00
場所 JICA 横浜会議室1(定員54 名)(横浜市中区新港 2-3-1)Venue: JICA Yokohama
参加者予定者:
アフリカの貧困問題や砂漠化対処に関与してきた NGO/NPO、関連組織、省庁、研究者、企業等
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by africa_class | 2012-05-18 19:17 | 【記録】講演・研究会・原稿