はい、さらにご無沙汰しており、さらにご心配をおかけしています。
西アフリカのセキュリティー部門の皆さんとやり合ったわけではなく、
楽しい一日を過ごしました。
コンゴ民主共和国、ブルンジ、コートジボワール、ギニアビサウ、
ジブチの5カ国からの9人の警察・法務局等の幹部のおじさんたち
と「平和」「紛争」が何かを考え、「トランセンド」をやってみました。

グループワークをして、まずは取り上げる「紛争」を一つ決めます。
一グループは、「相続の問題」を取り上げミクロレベルの紛争を
議論しました。もう一つのグループは、コンゴ・ブルンジの人たちが
いたこともあり、「大湖地域の紛争(コンゴ東部紛争)」を取り上げま
した。紛争アクターをまず全部あげて、その中から重要なアクター
を選び、それぞれがアクターになりきってロールプレイします。

この方は「紛争犠牲者」となりました。対する「各国大統領」と「多種
多様の反政府勢力」そして「国際社会」に、トランセンドポイントとし
て何を目指すべきか(単なる紛争終結ではなく)を訴えています。
段々熱が入ってきたところで、トランセンドポイントに到達するため
のアクションプランを描いていきます。

最後は各グループの発表。朝9時半から5時半まで実に8時間、
ほとんど休憩なし(おひるごはん以外)のセミナーとなりましたが、
最後の最期には皆かなり満足してくれました。

特に嬉しかったのは、コンゴ民主共和国の方が、南アフリカの真実
和解委員会のプロセスの意味が、このワークショップを通してトラ
ンセンドを学んだことでようやくストーンと理解できた、とおっしゃって
くださったことです。
皆、「紛争解決」や「和平」をどうしても「どちらか一方の妥協」か
「両方の歩み寄り」による「調停」に留めて考えがちなのですが、
トランセンド(Transcend)」の特徴は、その名のとおり、「それを
越える」ところにあります。ミクロレベルの紛争からメゾ、マクロ、
メガレベルまで使えるメソッドです。
よく知られている事例は、20世紀後半から3度にわたったペルーと
エクアドルの国境紛争の事例です。両国が管理する平和自然公園を
設置して発展させることで、単なる紛争終結や、win-win(両方が美
味しい)的解決を越えた、創造的で未来志向型の協働が生み出され
たそうです。
今年の「アフリカ紛争論」でも少し取り上げましたが、来年度はこれ
をもっと発展させたワークショップをしてみたいと思います。そして、
実生活の中でも、どんどん活用できるよう自分でも努力できればいい
な、と思っています。(簡単ではないけど、続けることに意義があると
信じて)
トランセンド研究会
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