Pecha-Kucha Nightって、知ってる?
前から小耳にはさんではいたのだけれど、場所は六本木ヒルズ横のビル
の地下・・・と聞いて、気が進まず諦めていました。でも、春休みももう
終わるし、連れと子どもはもうすぐドイツから帰ってくるし、抱えていた原
稿は全部出したし、後は本の編集と足りない原稿書きと新学年度の準
備だけ・・・ということで、行ってきました。
それと、卒業したみなさんから、最近「次に何をしたらいいのかわから
ない」、「何かに打ち込みたいけど、それが何かわからない」、「もっと色々
やりたいけど余裕がない」、「やりたいことって、どうやって見つけるんで
すか?」・・・と相談されることが増えているからです。わたし自身はやり
たいことがありすぎて、人生が何個あっても足りない状態なのですが
・・・ん?でもどうしてかな。ちょっと立ち止まって考えてみました。
それで思いついたのは、もしかして皆交友関係が狭いんじゃないか、
ってことでした。つまり、世界が狭い?同じような人とばっかりツルンデ
ない?楽だから?とくに理由もなく?そりゃ、刺激ないよね。それに、
ちょっと自分の守備範囲ではないと思ってきたことや場所にも足を運ん
でみてる?よく考えたら、幸運なことに、私にはありとあらゆるカワッタ
友達がいて、10代のころから、ありとあらゆるカワッタところに出入りし
ていたため、面白そうなことの出会いには事欠かなかった。知人・友人
に自分が興味がありそうな大体のところを伝えておけば、色々機会を
くれるもんじゃないのかな。恥ずかしがらず、なんでもいっておくと、
向こうからチャンスが転がり込んでくることも。
ふり返ってみると、大変だったのは、むしろそれを絞ること。でも、そ
れも一歩ステップを踏めば、やめよう、いやもっと深めようと分かるも
んで、逆にいうと、その一歩を踏み出さないかぎり無理。なんでもいい
から、「一歩」を「一歩ずつ」進めてみてほしいなあ。といって、いつまで
も「つまみ食い」じゃあダメだけどね。
ということで、最近「出不精」になっていたので、ネタ集めも兼ねて、
行ってきました。
が、間違いなく、六本木ヒルズのすぐそば。このビル、見るだけで疲れる。
しかも、この威圧感。なのに、というかだからというか、アフリカ政府の関
係者は、ここでパーティをしたがる。うーん。最近は予算が減ったからか、
どこからの大使館か大使公邸でやることが多いですが。
で、Pecha-Kucha Nightとは、要はペチャクチャナイト。
ペチャクチャ話しましょう・・・ということで、発表したい内容がある人が
各スライド20秒ずつ20枚、つまり8分間話し、Nightに来た人が、
後でビール片手にその人に近づいて質問したり、交流するというもの。
来てるのは、仕事帰りの「大人」ばかり。よかった。六本木というと、
どうしても「子どもの遊び場」という印象が。失礼!発表は、英語か
日本語ということで、外国人が半分ぐらい。最終的に300人ぐらい
来ていたようです。
国連大学の広報部の人たちの新しいウェブメディアの発表。
風船を使ったオートクチュールを作っているアーティストノの発表。
日本のマンホール(!)やメンコにはまっている英国のアニメ作家。
自分の365日を統計ですべて表したドイツ人女性の発表。このスライドは、
1年間で使った「洋式トイレ」「和式トイレ」の数!!!(いちいちトイレに入り
ながらメモとってるんだろうか・・・・)
彼女がナンパされた場所と回数!
もっと見せたいプレゼンあるのですが、とりあえず今日はこの辺で。
それにしても、なんでもありの世界でした。東京でこんなことが毎月行わ
れてるって知らなかったでしょ?でも、日本中であるんです。世界中でも。
東京が発祥の地ですが、どこでも誰でもペチャクチャナイトは開催可能。
いつか、アフリカの村でもやろう、そう思っています。