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先生だって勉強&試験:マクロビに挑む

そうなんです。皆さんの気持ち、ちょっぴり味わってます。
クシ・インターナショナル・マクロビオティックの資格「コンシェルジェ」
を獲得するために、早稲田のとある会社の会議室に一日中缶詰に
なること2日間。そして、久しぶりの「筆記試験!」すべてが新鮮。
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 どうしてこんなことしているかというと、知っている人は知ってるので
すが、我が家の食事は、「玄米&一汁&豆&野菜&魚」で、肉は食
べません(子どもは給食があるのと好きなのでたまに肉は食べます)。
 外国人なら「洋食」というイメージとは異なり、去年1年間でパスタを
茹でたのは2度だけ。毎日、以上のパターンの食事(和食)を繰り返し
ています。こんな食生活を始めてもう15年。食べてるのは、オーガニ
ックのもので、地産地消にこだわるうちに、ついには庭が畑化しつつあ
るのはご存じのとおり。
 この食生活に至ったのは、色々な訳があったのはあったのですが、
自然な流れで、宗教でもなんでもなく、ただ気持ちのいい食生活を模
索していったら、こうなってしまっただけなのです。外食を続けたり、
実家に帰ると、どうしても体調が崩れてくるので、やっぱり「医食同源」
だなあ~としみじみ思っています。
 で、マクロビオティック。初めてであったのは、1991年。ブラジル留
学中に、ブラジル人の友人が「日本食が食べられるよ」と連れて行って
くれた店で。そこは日系人がまったく暮らしていない町だったので、まさ
かと思ってびっくり。「日本食」ではあるものの、見慣れない英語がやた
ら使われている日本食。でも、所謂定食がとっても美味しかった。その
上、店には、「チェ(ゲバラ)」のTシャツを着ている若者や知識人風の人
で溢れていて、異様な雰囲気が。そのときブラジルは長い軍事独裁から
民主化に移行しつつある時期だったとはいえ、こんなTシャツ着ていると
警察に呼び止められることしばしば。なんで「チェ」と「日本食」がくっつ
いてるのか分からない。
 友人に、「マクロビって何?」と聞いたところ、「食を通じて平和を愛す
ることさ」といわれて、余計訳が分からなくなったことを今でも覚えてい
ます。意味不明なのは自分のポルトガル語能力のなさだと諦め、その
後ずっと忘れていたところ、日本にマクロビブームが来て、ようやく意味
がわかりました。
 人が一日3度、365日、つきあわなければならない「食」。
 「食」とは人の生活の真ん中にあって、「どう生きるか」の実践の最前
線。「生きる道」を自分の身体・感覚の一番近いところで営む行為であ
り、自分がコントロールできる部分。
 どんな政治体制であっても、そこだけは「自分の自由」になる。
 一人ひとりが「食」に向き合い、自分の身体に向き合い、それらを通じ
て食べ物、環境、社会、世界に向き合っていくことで、平和を実現しよう
という試み。(・・・と私は理解していますが・・・我流かも。)
 平和や環境保全を声高に叫ぶことに終始したり、暴力で平和を勝ち取
ろうとするのではなく、一人ひとりが己を平和化する実践を営むことで、
平和を実現しようという運動です。<=宗教ではありません。念のため。
 とはいえ、ブラジルの文脈では、まさに暴力(革命)によってよりよい
社会を目指していた「チェ」とミックスで考えられている点が、皮肉という
か、面白いですが。
 一番重要なのは、玄米!!!!なので、多くの人は「玄米=マクロビ」
と思っているようです。平和の話は、おそらく聞いたことないでしょう。
 でも、基本的に学ぶのは、「平和」の部分ではなく、「一物全体」や
「身土不二」、「陰陽」の概念で、また標準食の考え方などでした。
今まで我が家の畑や炊事場、食卓でやってきたこととほとんど同じで
はあったのですが、それらのことに「なるほど」という解説があって、
面白かったです。 
 例えば、我が家では、人参も大根も皮をむかないし、頭の部分や葉っ
ぱは絶対捨てずに食べます。これは、その方がおいしいし、栄養価が
高いからなんですが、「一物全体」という言葉でそれが説明されると、
なんだか目から鱗。我が家では、根っこ類も、乾かして、炒って、お茶
にします。今干しているのは、大根、人参、ルッコラの根っこ。
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 子どものときから人生を通じて平和を色々な角度から考えてきまし
た。特にここ十数年は、学問的な面や教育的側面から考えてきたの
ですが、自分の課題を放り出したまま平和を語るのがなんとも欺瞞
に思えて来て、自分を実験台に色々試しています。
 そんな旅も、「食」に行きついて、なんだか腑に落ちています。
 その意味では、日本のマクロビブームがマドンナの料理人がクシ・
マクロビの継承者の帰国とメディアでの露出によってもたらされたと
しても、OKなんじゃないか・・・と思ったりする今日この頃です。だって
そのおかげで、20年ぶりに「マクロビ」に再会できたから。今度は、
「チェ」なしで。
 しかし、マクロビの食事。そんな特別なものではなく、そもそも日本で
所謂「粗食」と呼ばれるようなもの。試行錯誤を経て、NYにたどり着いて、
そこから全米に広がり(四百万人が実践)、世界に広がり、マドンナに行
きつき、そして日本にファッションとして逆輸入される・・・・ところに、現代
のグローバル化をみる思いです。
http://www.macrobiotic-academy.jp/macro/
http://www.kushiinstitute.org/
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by africa_class | 2010-05-02 00:13 | 【徒然】深大寺日記
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