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Lifestyle&平和&アフリカ&教育&Others

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地域社会に生きる

金曜日は、家族と地域との関わり方を考えた1日だった。
 子どもの持久走大会に、これまで一度も行けなかったので、今年
は半年前から予定を入れないようにスケジュールをブロック。1年
生のときに先生に、「ゆっくり走るのよ~」と言われ、真に受けてゆ
っくり走って、ビリから何番目かになり、それはそれでショックだった
ようで、後の2年の持久走の前になると体調を崩していた子どもが、
「今年は本気で走る!」宣言をした。
 実は、何事もマイペースな息子。「競争」の概念が頭にも身体に
もなく、「本気ってどうやって出すの?」という疑問を持つぐらいに、
のんびりしている。「ほどほどやればいいんじゃない?」という、10
歳にして手抜き人生。かといって、「競争、競争」というのも、私らし
くもない。いつかエンジンがかかることを、若干焦りながら待ってい
たら、ここ数カ月でやっとエンジンがかかってきた。
 ということで、持久走。エンジンがかかりすぎて、2キロを100メー
トル走のスピードで走りだした・・・。さすがに、最後はバテテ3位だ
ったけど、その心意気に感動。(親ばかですね)本人はよほど悔し
かったようで、でも「悔しい」という気持ちすら、今までもったことが
ない子なので、一歩前進だなあと喜んでいます。
 で、大学に急いで出勤し、たまっていた事務的なことを済ませ、
そして図書館に届いている本の山を3つの袋に入れて、今度は神社
に急行。神社では、翌日の「もちつき大会」のための、豚汁作りが
進行中。「子ども会のお母さんたち」の中に分け入って、こんにゃくを
切る。エプロンにさんかくきんすがたの私・・・学生に見せられないな、
と思いつつ。自治会長さんたちが、おもちのためのお米70キロをし
こむのを見ながら、深大寺に住むことにして本当によかったな、とし
みじみ想う。
 がしかし、感慨に浸る間もなく、家に急行。幸い連れは1日都内に
行っているため、集中して仕事ができるはず・・・が、子どもが登場。
お腹をすかせている。そりゃそうか。おにぎりをにぎって・・・5時まで
に送る原稿が・・・。と思っていると、「じゃあサッカー行って来るね。」
サッカーよ、ありがとう。なんとか、5時5分前に、脱稿。
 それにしても、仕事を持つ親にとって、平日に学校の行事や地域の
行事の準備があることは、本当に負担。仕事を途中で休んできた人
や、休暇を取ってきた人、さまざま。しかも、「子ども会」はなぜ「お母
さん」がしなければならないのか・・・・疑問。
 最近、定年後の男性が地域に居場所がなく、ひきこもりがちになるこ
とが、長い目でみて非常に問題であるとされている。その意味で、「こ
ども会」の活動は、小学校やこどもの保護者だけでなく、地域の人た
ちとも関わるきっかけになるので、とっても良いと思うのだけれど・・・。
しかし、「子ども会」を仕切るお母さんたちが、それはあまりwelcome
ではないのかもしれない。
 職場では、男女の性差は関係なくプロとして仕事をしている女性たち
が、いざ地域社会「子ども会」という場では、「お母さんらしく」振る舞わ
ねばならず、対等なパートナーであるはずの「お父さん」を床の間に
飾って、気を使わねばならないというのは、本当に変な話だなあ。幸い、
我が家は、地域ネタは連れの担当なので、そんなに嫌な思いはしない
ですんでいるけれど。
by africa_class | 2010-12-12 08:13 | 【徒然】深大寺日記
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