3月19日の投稿でも書きましたが、米国の科学国際安全保障研究所
(ISIS)はずっと前にレベル6または7に相当としていた原子力事故
評価尺度(INES)。
http://afriqclass.exblog.jp/12291706/
今日の朝日新聞によると、東京電力福島第一原発の事故は、放出され
た放射能の推定量からみて、国際評価尺度で大事故にあたる「レベル
6」に相当することがわかった・・・とのことです。日本の原子力安全委員
会が、10日後に発表した「スピーディSPEEDI」)(緊急時迅速放射能影
響予測)システムで放射能の広がりを計算した結果に基づくものだとの
こと。
ただし、原子力安全保安院はまだレベル5のままのようです。なお、レ
ベル6は、スリーマイル相当。そして、今回の福島第一原発での放射能
量はスリーマイルを超えているといいます。
以上、いずれも朝日新聞の記事(以下のURL)をご覧ください。
http://www.asahi.com/national/update/0324/TKY201103240465.html
地震発生直後から、各国政府の原子力関係機関は、SPEEDIを
使った予測を行い、それに基づいた退避勧告等を行っていました。なぜ、
10日以上も経ってこれをようやく発表したのか。「予測」のためのものが
なぜ「事後」に出てくるのか・・・なぞは尽きません。
しかし、退避勧告は20キロ、屋内退避は30キロ・・変わっていません。
そして、原発から北西に40キロ離れた福島県飯館村で、土壌1キロ辺り
16万3千のセシウム137という県内で最も高いレベルに。チェルノブイリ
級、しかし避難勧告が出ていません。
「ただちに健康を害さない」・・・そう言い続ける政府。米国政府が半径
80キロ以外への退避を出していたのは、これを想定していたから。
今回の事故に対する原子力「安全」委員会、そして政府の対応は、そ
の瞬間瞬間の放射能量の測定に基づく判断に終始しています。しかし、
人々の生命と健康に関わる今回のような事態に、これは「後追い」の対
応と言わざるを得ません。
上に立つものがすべきことは、「前もった対応」ではないのでしょうか?
「森」を見ずに「木」ばかり見ている・・・。文化なのか、傾向なのか、と思
っていましたが、「確信犯」なのかもと思えてきました。
自分の身は自分で守るしかない事態に入っていると思います。何より
小さなお子さんのことを優先しましょう。なぜ、せめて妊婦と小さなお子さ
んだけでも、80キロ外に出す選択が出来ないのだろうか・・・その想い
で一杯です。
=========先日の投稿===============
米国の科学国際安全保障研究所は、15日にはレベル6または7に相
当と発表しています。(レベル7は、チェルノブイリです)日本政府はレ
ベル4だと言い張っていたのですが、以下の米国の機関の指摘はもっ
ともです。放射線だけをみても仕方ないという指摘です。
(やはり森を見ず、木ばかりを見ています・・・)
htmx.process($el));"
hx-trigger="click"
hx-target="#hx-like-count-post-12319908"
hx-vals='{"url":"https:\/\/afriqclass.exblog.jp\/12319908\/","__csrf_value":"1a2ac8eea1c02e8bab0b654046bf5d1044ae14c96b26e87d436c070bd1a307ec18cba950159707fd5168c4e2e18d23cb21dc4c9a22d786d3bbb49037821178e8"}'
role="button"
class="xbg-like-btn-icon">