人気ブログランキング | 話題のタグを見る
ブログトップ

Lifestyle&平和&アフリカ&教育&Others

afriqclass.exblog.jp

グリーンピース・ドイツはレベル7と発表、そして・・・

日本の原子力「安全」保安院のINESはレベル5のままですが、朝日新
聞は昨日実態はレベル6と報道したことは、お伝えした通り。また、米国
の機関がレベル6あるいは7程度としていたことも先週お伝えしました。
 グリーンピースとドイツの新聞もまた、レベル7相当ではないかと述べ
ています。しかし、日本政府は「健康に直ちには影響なし」と繰り返すば
かり。でも、「ただち」とは?「影響」とは?そして、原発から半径20キロ
~30キロに暮らす住民に、昨日「自主避難」が求められましたが、その
根拠は示されないまま。
 「自主」である以上、住民は躊躇します。自分から動けない住民はど
うなるのか。そもそも、もっと放射線量が多く検出されている他の地域
はどうなるのか。風や空気、雨は、定規通りに動くわけはなく、距離と
は外れて、ある特定地域に集中的に蓄積されている現実。それを測定
して、予防につなげるためにあるSPEEDIを持っていながら、住民への
「予防」に活かされていない現実。
 科学がいくら発達しても、技術がいくら最高でも、使う側の政治が、そ
れらを適切に起動させないとしたら、何の意味があるのだろう・・・そうい
う気持ちになっています。そして、「使う側の政治」というのは、単に政治
政党や国会議員のことではなく、「学者」も含む、企業=政治家=官僚
=学者の癒着構造のことをいいます。とはいえ、日本に現在ある原発
のすべては自民党議員との癒着によって出来たものと思われますが、
その後原発の輸出を民主党が積極的にしようとしていたことを見ても、
この癒着構造が解消されたわけではなかったようで。
 そして、「学者」のはしくれの私。ひとごとだという態度はいけません。
が、「御用学者」になったことはないことは、自慢になるかも・・・と考え
る、今日この頃。「誰のための学者」なのか・・・問われています。
 ドイツ紙シュテルンの専門家の意見は、日本政府の繰り返される「安
全に問題なし」という言葉と真っ向から衝突。どちらがどうということで
はなく、どちらも判断材料にすべきでしょう。
 しかし、「自主避難」という呼びかけだったために、屋内退避の人たち
は、「自主的に」戻ってきている・・・そうで、政府のもくろみはまったくも
って、逆効果だったことが分かります。。。
http://www.takamura-tsutomu.com/
現地入りした民主党議員のたかむら勉さんの報告をお読みください。
■Greenpeace■
3月11日~23日の間に検出された放射性物質の量は、レベル7に相
当する量であると、フランスとオーストリアの政府機関が発表したこと
を受け、ドイツのグリーンピースが発表。
http://www.greenpeace.org/international/en/publications/reports/Fukushima--INES-scale-rating/
A new analysis prepared for Greenpeace Germany by nuclear safety expert Dr Helmut Hirsch shows that by March 23 2011, Japan’s nuclear crisis has already released enough radioactivity to be ranked at Level 7 on the International Nuclear Event Scale (INES). This is the scale’s highest level, and equal to the 1986 Chernobyl nuclear disaster.
Hirsch’s assessment, based on data published by the French government's radiation protection agency (IRSN) and the Austrian governments Central Institute for Meteorology and Geodynamics (ZAMG) found that the total amount of radionuclides iodine-131 and caesium-137 released between March 11 and March 23 have been so high that the Fukushima crisis already equates to three INES 7 incidents.

■シュテルン■
http://www.stern.de/panorama/katastrophe-im-atomkraftwerk-fukushima-wir-haben-laengst-den-super-gau-1667775.html
記事の英語訳を読みました。
But it is the opinion of Edmund Lengfelder, director of the Otto Hug Radiation Institute in Munich , where long ago. "For more than a week we have the worst case scenario," he said stern.de. "The Japanese government is playing down the drama of the situation extremely."
ミュンヘンの放射能研究所の専門家によると、1週間以上前から既
に最悪のシナリオに入っている・・・と書いてあります。
According to the radiation experts, the situation is now - in terms of radiation - comparable to the disaster at the Ukrainian nuclear power plant at Chernobyl in 1986. However, because of the area around Fukushima live very many more people, the effects are even worse. "It will be a massive increase in cancer cases, mainly the thyroid, lung and breast," says the radiation expert.
また、放射能量という意味ではチェルノブイリ相当であり、しかし、
福島第一原発には、チェルノブイリ事故当時よりももっと多くの人
が住んでいるため、その影響はより悪い。これは、癌の増加、特に
甲状腺がんや肺がんや乳がんを招くだろう・・・とのことです。
by africa_class | 2011-03-26 22:17 | 【311】原発事故と問題
<< 震災ボランティア関係の情報 アブディン君に赤ちゃん誕生! >>