本ブログで、3月25日に紹介したFT(フィナンシャルタイム)
の記事と同じ指摘が、3月27日の毎日新聞の一面に掲載され
ています。
http://afriqclass.exblog.jp/12324409/
実は、海外の新聞では、早くから日本の原発行政、東電の
姿勢についての報道がたくさんなされていたのですが、日本の
メジャーな新聞には、「消防隊が到着」とか「電源回復(しかし、
作業にはつながっていない点は最近やっと注目)」などの情報
がメインに掲載され、東電社長の「想定外」発言を、繰り返し掲
載してきました。
FTの記事でも出てくる、産業技術総合研究所活断層・地震
研究センターの岡本氏の指摘に、少しでも対応していたら・・・
と思います。少なくとも、発電機は高台に置かれ、こんな事態
にはならなかったはずで、監督責任があるはずの国もまたその
責任が問われるべきです。
しかし、東電副社長の「連動し地震による津波は想定していなか
った」「学会として定まったものがなかった」・・・との返事は象徴
的です。「想定してなかったから想定外」・・そりゃ、そうですね。
「想定しないのが問題」という意識がまだないのでしょうか。また
「学会として定まらない」を言い訳にしていますが、学会として
何かが定まるということは、あり得ません。学術界というのは、
結局のところ後付け的なものなのであって、先駆性を求める研
究者は時に「厄介者」扱いを受けるものなのです。
既得権益にあぐらをかきがちな学会も多く、そこに人々の安全
の根拠を求めること事態が本末転倒。
この記事ですが、なぜかネットでは見つからず。仕方ないので
打ち込みます。著作権の問題もあるので、冒頭だけです。
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毎日新聞3月27日(日)
東電「1100年前の教訓」軽視
東京電力福島第一原発の深刻な事故の原因となった大津波を
伴う巨大地震について、09年の経済産業省の審議会で、約11
00年前に起きた地震の解析から再来の可能性を指摘されてい
たことが26日、分かった。東電側は「十分な情報がない」と対策
を先送りし、今回の事故も「想定外の津波」と釈明している。専門
家の指摘を軽んじたことが前例のない事故の引き金になった可
能性があるほか、東電の主張を事実上追認した国の姿勢も問わ
れそうだ。
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