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Lifestyle&平和&アフリカ&教育&Others

afriqclass.exblog.jp

救われた命、未来への希望を支えるための我々の責務。

この間、深い悲しみと強い憤りの中でも、光り輝く言葉の数々に
出会う機会を与えられてきたことに、気づかされています。それは、
遠いアフリカから送られてきたメッセージの中に、そして何より、被
災された人々の言葉の中に。特に、子供や若者たちの言葉に、はっ
とさせられています。
 私たちは、本当に、本当に、たくさんの命を失ってしまいました。
何万にも上る命。この命を弔いながら、助かった命を何とか支えな
ければならないと思います。そして、これから授かる命、未来を担っ
ていく子供たちの命を、決して危険にさらしてはならないと思います。
それが、残された者の、何も失わなかった者の、せめてやれること
ではないのか・・・と日々思って、情報を発信したり、避難施設の準
備に勤しんでいます。全然足りないけれど・・・。
 阪神淡路大震災後の半年間の震災ボランティアの最後にしたこ
と。それは、子どものためのお祭りを開催することでした。そのとき
の想いも、やはり同じでした。「あの」命を救うことはできなかった。
でも、「この」命、そして「これからの」命は、せめて、支えたい・・・と。
 被災地の子どもたちは、とても大人びて、周りに気を使いながら
生活していました。そんな子どもたちを、被災者も、ボランティアも、
誰もかれもが、思う存分遊ばせてあげようじゃないか・・・そう思って
神戸オリックス球場のある公園で開催した「神戸こども祭」。数万人
の人が参加してくれました。当日の子どもたちが見せてくれたあの
笑顔、一笑忘れられないものとなりました。
 あの後、燃え尽き症候群になってしまい、神戸を離れました。その
後、何も記録に残さなかったことは、やはり駄目でしたね。ちゃんと、
記録して、教訓を導いて、次の機会に活かさなければならなかった
というのに。何か残っていないかと思って検索したら、ハマチャン先
生が書いた文章が見つかりました。ハマチャンありがとう。こんな風
に記録していてくれたなんて、知らなかった。
http://medg.jp/mt/2009/08/-vol-213-8.html
医療ガバナンス学会
臨時 vol 213 「小児科医が見た阪神大震災 8」
 勿論、今はまだ、お祭りなんて時期ではありません。支えなけれ
ばならない命があり、原発事故によって危険にさらされている命が
あります。
 でも私たちは最悪の状況の中で、前を見つめようとする子どもたち
や若者たちの声に、もっと、もっと、耳を傾ける必要があるとも思いま
す。そして、そんな若い命を、大人として、危険にさらしてはならない
と思います。
 今回のあまりにも重い代償から、我々が学ばないとしたら、より責
任ある立場の大人たちが何もしないとしたら、それは失われた何万
もの命を無駄にすることを意味します。世界でいわれていることとし
ては、「災害の犠牲の多くは自然によるものではなく、人災である」
があります。丁度、去年の秋に出た国際学会で、研究者が強くいっ
ていたことは、私の実感でもありました。この件についてはまた詳し
く紹介できればと思います。
 未来の世代、赤ちゃん、子どもたち、若者たちのために、彼らとと
もに、やることは山ほどあります。そして、それはきっと今すぐやる
ことばかりではなく、今後ずーーーと、取り組んでいくことになると
思います。
 最後に、今日感動した若者の一言を紹介します。めちゃめくちゃに
なった町を歩いて中学校の卒業式から帰る少年の一言です。
「津波にさらわれる前より絶対いい町にする。高校の3年間で、その
ための仕事をみつけたい」(宮城県南三陸町白坂くん、朝日新聞)
 「前より絶対いい町」・・・そうです。失われたものは戻って来ないか
らこそ、我々は「前よりもよい社会」をつくる責任があるのだと思いま
す。義援金も、寄付も、ボランティアもとっても大事です。でも、「可
哀相」を超えて、「共によりよい社会をつくる」協働の決意もまた、不
可欠だと思います。我々もまた「当事者」なのですから。
 阪神淡路大震災の年、「ボランティア元年」という言葉が使われま
した。今回、外部からのボランティアが入るのが難しい条件が多々
あったのも関係していますが、実は、現場では、被災した若者たち
が、自らボランティアを買って出て活躍しているといいます。「やって
もらうボランティア」から、「自らやるボランティア同士の協働」へ。い
ってみれば、「当事者」元年でしょうか?
 若い人たちに、教えられる毎日です。一緒に、前を向いて歩いて
いかせてください。(時に、いやしょっちゅう追いつけないけど)


by africa_class | 2011-03-30 23:36 | 【311】未来のために
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