原発事故における東京都民の責任、そして10日は東京都知事選。候補の原発への姿勢比較。

明日10日午後8時が東京都知事選の最終投票時間です。ご存じの通り
福島原発でつくられた電力のほとんどが東京・首都圏向け。経済的格差
故に、東北の人たちの犠牲によって、私たちは快適なライフスタイルを享
受してきました。
　こんな事故があってなお、「安価な原発がないと、電力は足りず、経済
は成り立たない」という人がいますが、その人たちは、では、何基もの原
子炉のそばに住んでいるのでしょうか？これは、沖縄の基地問題と非常
に似た構造をもっていると、私は考えています。
　「人々の安全保障」をないがしろにした、「国家のための安全保障」。で
も、その「国家」に含まれる人と含まれない人がいる・・・というのが、沖縄
の基地問題だけでなく、今回の原発事故ではっきりしたと思います。
　「国家の論理」への、しなやかで創造的（クリエイティブ）でしぶとい抵抗
こそ、3・１１後に私たち市民一人ひとりが協力して試みるべきことだろう
と思います。そのときには、「人々の論理」がとても重要だと思います。

　さて、市民の権利と義務といえば、投票。今週末は東京都知事選です。
今回の原発事故の遠因は、私たちの生活のあり方と無関心だと思い
ます。東電だけ、政府だけが問題なのではなく、そのような構造を許して
きた私たち自身の問題ではないでしょうか？
　今、皆が節電に努めていますが、その結果、計画停電なるものを回避
できています。つまり、「やればできる」のです。東京都民の生活の送り
方、政治への参加、態度が問われています。ただやみくもに恐れるので
はなく、Take an actionしましょう。特に、まだ投票をしたことない学生
さんや若者に、是非今回こそは参加してほしいと思います。
　ということで、膨大な電力を必要とする東京都民として、知事の立候補
者のエネルギー政策は、今こそ注視すべきポイントです。なぜか、主要
な新聞はやっていないので、以下のサイトを紹介します。アクセスが十
万を超えて、見づらいようですが、是非みてみてください。
■http://www.webdice.jp/dice/detail/2998/
都知事選、誰に投票するかはこれで決まり！さらに原発について聞きました！