少し間が空いたのですが、4月12日(火)に政府(原子力安全・保安院)
が、福島第一原発事故の国際評価尺度(INES)が最も深刻なレベル7
(チェルノブイリ級)であったと発表した件についてです。これに関する考
えについてはすでに、同日夜の以下の投稿に書いていますので、そちら
をご覧ください。http://afriqclass.exblog.jp/12411815/
私が2週間以上前の3月25日時点で「レベル7じゃないか」といわれ
ていると書いたとき、ブログを読んだ人の中に「大げさじゃないか」と思っ
た人が少なからずいました。
これを読んだ人は「まさかね…本当に大げさだ」と思ったようですが、
4月13日の朝日新聞の次のくだりを読んでいただければ、そうではなか
ったことが分かると思います。
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見出し「福島第一「最悪」レベル7、評価見直し後手に」
「・・・安全委の代谷委員は12日の記者会見で、3月23日の時点で、放
射性物質の放出量がレベル7に相当する可能性があると認識していたが
、保安院に対して、暫定評価の見直しを求めなかったことを明らかにした。
発表の遅れについて、代谷氏は、『INESの評価は保安院の役割。レベル
が上がっても事故の対応が変わるわけではない。評価見直しが遅くなった
とは思わない』と話した。
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この文面は二面の下の方に配置されているので、しっかり読まないと気
づかないことですが、書かれている通りとすると、大変なことです。原子力
安全委員会は内閣府についている機関で、保安院はあくまでも一省庁
(経産省)についている下部組織です。あまりに無責任な言い訳で、そん
なことを反省なしに述べている点に、そしてこの情報をただ載せているだ
けの記事に、憤りを禁じ得ません。
しかも、3月23日の時点で認識していたのです。今から3週間近く前で
す。しかし、データのクロスチェックがあるから・・・と3週間、この事実を発
表せず、この非常事態に、3週間もかかってようやく発表に至っています。
その間、安全委も保安院も、「安全」と言い続けてきました。
「レベル7といっても放射性物質の排出量は少ないから大丈夫」的なこ
とが政府や「専門家」によって繰り返し言われていますが、では、なぜもっ
と前に発表しなかったのでしょうか。
この安全委の持つ「データ」については、実は多くの報道関係者は知っ
ていました。私ですら、かなり早い段階で知っていました。どうやってかは、
書けませんが。だから、このブログでアラート情報を出してきました。あえ
てはっきり書きますが、データの存在について知っていた上で書いていた
のが外国の報道機関です。そして、外国の報道機関以上に知っていた上
で書かなかったのが、日本の報道機関です。
その理由を、日本の報道各社はこういうでしょう。「データの裏付けが取れ
なかったから」「国民をいたずらにパニックにさせないため」・・・前者につい
ては、ならばそう書けばいいのです。後者については、余計なお世話では
ないでしょうか?全部の新聞が政府発表と同じことを書き、ある日突然新し
い事実があきらかになる方が、よほどパニックにつながります。
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