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今、福島からの避難者のニーズ調査に栃木県に来てます&宇都宮大学での緊急講演会

昨日から、福島から栃木県に避難中の妊産婦や乳幼児の皆さんの
ニーズ調査のために、宇都宮に来ています。昨日は、宇都宮大学の
先生、看護師さん、ゼミ生で福島出身のケンゴくんと共に避難所を回
ってニーズ調査を行い、今朝はNPOの人にお会いしてニーズへの対
応を調整、今、宇都宮大学で開催されている緊急講演会に参加してい
ます。
 調査に基づく今後の展開については、また内部調整ができたら紹介
します。今書けることは、30キロ圏外に住んでいた乳幼児をお持ち
で避難してきたご家族が、現在の公的な支援の網からは漏れかねな
い状態が発生しているということです。
 さて、講演会です。
■「福島原発で今何が起きているか~マスメディアで流されない真実」
日時:4月17日13時~@宇都宮大学峰キャンパス1121教室
講師:原子力資料情報室共同代表 西尾漠氏
主催:福島原発事故緊急講演実行委員会
 教室には人がいっぱいで座りきれない状態。小さなお子さんをお持ち
のご家族も多数参加しています。特に、大学周辺の住民の皆さんの参
加が多いようです。一般の方々の関心の高さが分かります。
 西尾さんからは、自分たちも長年「反原発」運動をしてきたものの、こ
のような事態がありうる可能性については低くみていたと反省が口にさ
れました。
 そして、現在の事態が、放射能放出量のレベルではチェルノブイリと
比べて低いとしても、1カ月を経ても収束の見込みがたっていないとの
ことから、「チェルノブイリより重大な事故」と考えるということでした。
 その上で、編集されている『反原発新聞』の最新号のコラム「原発『
推進者』の発言から」の記事が紹介されました。そこに非常に面白い
ことが書かれています。
■「つくられた『想定外』」
元原子力安全委員長内田秀雄(東大名誉教授)
「マグニチュード8~8.5位の巨大地震のほかに、直下地震が発生し
ても、原子力発電所は耐えられるのです。外部電源喪失は日本では
心配ないと思いますね。原子力発電所には、50万ボルト等の超高圧
の送電線がありますし、日本の超高圧送電線の信頼性は非常に高い
ので、停電というのは考えられません。
 それから、日本の非常用ディーゼル発電機の性能は、たいへん
優秀なのですよ。」
●現安全委員長は?
現安全委員長班目春樹(東大教授2007年2月16日、静岡地裁
での証言)
(非常用ディーゼル発電機2台が同時に動かないという事態は)想定
しておりません。(中略)設計ができなくなっちゃんですよ。
 非常用ディーゼル発電機2台が動かないという事例が発見された
場合には、多分、保安院にも特別委員会ができて、この問題につい
て真剣に考え出します。事例があったら教えてください」
by africa_class | 2011-04-17 14:33 | 【311】原発事故と問題
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