今日、授業の冒頭で、外大東北復興支援隊のGW中の活動の報告
をしてもらいました。アフリカのスーダン(かつてはエリトリアも)の
支援等も行っているJENさんの協力を得て、継続的な活動の第一歩
が見えてきたようです。3名は石巻に、1名は気仙沼に、先発隊として
行ってきました。以下、学生たちからの報告です。
それぞれなりの課題が見えて来て、次にどう進むか考える材料が
たくさん出てきましたね。初動の4名は、全員東北出身者。長期的視野
で是非活動を組み立てて行ってくれればと思います。
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1.5月3日~5日:石巻
2.活動報告
■中島産業
中屋敷にある会社。周辺の物資受け入れ所になっている。津波により、一階がすべて浸水。2階は無事。周辺の民家も、同じ状況。そのため、浸水していない2階で暮らす自宅避難者が多い。昼間は住民が泥だしや片付けを行っている。GW中のため、帰省中の子どもが多かったが、普段は中高齢者(50代~)が多い。
現在、この事務所の一回部分を借り、JENがコミュ二ティーカフェ※を計画中。外大もそれに参加予定。
■釜小学校
中屋敷周辺地域にある小学校。JENの方と現在、体育館は避難所として使われている。避難者は129名。うち18歳以下が20名。子どもは少ない。子どもの場合、栄養不足に陥りがち。学校は平常通り始まっている。訪問時は休日だったため、授業はなし。校庭で周辺地域の小学生&中学生が遊んでいたため、キャッチボールをして遊ぶ。子どもたちは、親が忙しいため大人とのかかわりが極めて減っている状態。大人と遊んだり、話したりすることが必要とされている。
■石巻中央公民館
地域にある、中央公民館。分館があるが、現在片付けまで手が回っていない。JENが片付けを担当し、今後コミュ二ティーカフェを作れる場所を開拓したいと考えているため、副館長に許可をとりに行く。この場所も避難所になっている。避難者は130名。うち子どもは、7名。ここでは、社会教育指導員やJunior Leaderが活躍しているため、子どものケアは不要とのこと。
■中屋敷 中島産業 炊き出しの手伝い
コミュ二ティーカフェを行わせていただく中島産業で、炊き出しの手伝い。JEN、大阪から来たアガペの会と協力し、250食の食事を提供。来た住民は、中高年者が多い。
■調整会議(3日、4日)@石巻専修大学
■分科会(3日、4日)@石巻専修大学
6つの分科会に分かれている。メディカル、物資、リラクゼーション、キッズ、心のケアなど。外大チームは、キッズと心のケアの分科会に参加。分科会では、NGOなどが、その日の活動について報告しあう。また、今後の活動で、連携を取れるものがあれば、一緒に活動計画をとる場になっている。
〈キッズの分科会〉
-外大で、本の寄付を募ることを計画中。簡単に読める、マンガや写真集などを集めたい。
〈心のケアの分科会〉
-Recovery for JapanとJENが主に参加している。Recovery for Japanは臨床心理士さんが7名ほどおり、石巻で主に活動している。
3.良かったこと
-地元の人の話から、学ぶことが多かった→援助を必要とする人々がいる
ー現地の人たちの自立につながる活動の必要性を感じた
-いろんな人と知り合えたことで、活動の幅が広がった→移動図書館のバックアップなど
-現地の方と話すことで、石巻が好きになり復興を支えていきたいという気持ちが強くなった
4.反省点
-車が必要
-テントの問題・・・5人用のテントだが、3人が限界、寒かった、(掃除用の)コロコロが必要
-ガスコンロが必要
5.次回の遠征までの課題
-車の確保
-メンバー遠征のための交通費の工面
-宿泊場所の確保
-コミュニティーカフェでできることの企画→まず、リラックスできる場を提供、その中で子どもたちが遊べるものを用意する、大人に対しても、お茶・コーヒーを提供するなどを考えている
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1.気仙沼での事前調査
■気仙沼でのボランティア受け入れ状況について
GW中が外部からのボランティア志願者数のピークということで、現在は600名近くの方々が気仙沼入りしているとのこと。受け入れ側としてはやはり支援は長期的なものでなければならず、今後のボランティア志願者数の減少が予想されるため、復興支援隊が計画しているように今後ある程度(月に1~2日)のペースでまとまった人数(5~10人程度)が気仙沼に来るいうのはとてもありがたいとのことでした。
■気仙沼の現在のニーズについて
気仙沼市内は現在、震災の影響で至る所で液状化や満潮時の浸水が起きています。それらの汚泥撤去活動として「まちのお掃除隊」が組織されています。また、個人宅の汚泥撤去や片付けなども行っています。市内の瓦礫・汚泥撤去が第一の課題であり、それが一段落しないことには市民の皆さんの潜在ニーズは表面化しないのでは、また、その他のニーズを汲み取る余裕がないとのことでした(これには、今後どれほどの人数が気仙沼で活動できるかにもよるそうです)。なので、気仙沼でのボランティア活動は瓦礫撤去→被災地の方に寄り添う支援(子供の遊び相手など)という順で地元の方々と協力して行うか、またはすでに後者のような活動をしている団体に参加させてもらうのが良いのではないでしょうか。
■その他
気仙沼市内の移動は車がないと厳しいです。気仙沼で活動する場合は、夜行バスで行くよりもレンタカーなどを利用した方が良いかと。車中泊に関しては、専用の駐車場が現地で用意されています。テント泊に関しては、土地の確保が出来ないためご遠慮くださいとのこと。ボランティア専用の宿泊施設を利用するか、市内のホテルを利用してください(ホテルは被災者の二次避難場所となっているため、空室が確保できるかは不明)。