あまりに怒りすぎて、連投。
そういえば、福島県内にいる仲間から、次のようなメールを、感謝の
言葉とともにいただきました。
「悔しさ・怒りをを表現する。どうも、福島にいると麻痺してしまいます。
どうしても現実・日々の暮らしに流されます。それでなくても、福島の
人たちは、怒りません。」
当事者そっちのけで、怒りまくってごめんなさい。そのメールの意味
をずっと考えて来ました。上手くいうことができないのですが、きちん
と配慮できなかった視点があったことに気づきました。それは、
■「子どもたちの当事者としての声」■です。
私としたことが・・・。
お母さんたちのサポートにアップアップで、忘れていたわけではなか
ったのですが、対応が出来ていませんでした。色々探していたら、
さきほど投稿した甲状腺内部被ばくのニュースに関連して以下の
TBSの番組が出てきました。動画で見れるようなので是非見てくだ
さい。
ただ、テキストとしても番組としても、子どもたちの当事者性に
十分寄り添った構成にはなっていません。記事のタイトルをみたら
中身といかにマッチしていないか明らかです。なので、彼らの声の
一部を前出ししておきます。すごい、子どもたち!
■「福島の子どもたちがプールにも入れず、マスクをして登下校する状況を安全だと言い張る政府に、私はとても疑問を感じます」(女の子)
■ 「早く(除染)してほしいということ、なんで早くしなかったんですか?」(女の子)
■ 「大人なのに子どもの言葉が伝わらないというのは、子どものころ、ちゃんと勉強してなかったのかと思いました」(男の子)
<<=拍手!!!!子どもたちよ、立ち上がれ!もはや、大人だ
けに任せていたら、皆の未来が奪われてしまうから。海くんと話して
いても、「僕の将来のことだから」といつも口にします。11歳でも、
もうこういう話ができるのです。だから、子どもたちをただ物資や
心のケアでサポートするのではなく、当事者としての権利奪還の
動きについてサポートするということもやっていかねばならないと
思います。
■子ども「甲状腺被ばく」、保護者に説明
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4804166.html
福島第一原発事故の後、県内1000人以上の子どもの甲状腺を調べたところ、45%の子どもから放射線が検出されました。政府は「微量で問題となるレベルでない」としていますが、17日から保護者らに個別の説明会を開いています。
福島第一原発から北西方向にひろがっていく放射性物質。今回の福島第一原発の事故で、どのように放射性物質が拡散したかを「SPEEDI」でシミュレーションしたものです。
政府はこうした試算を踏まえて、3月24日から30日にかけて福島県いわき市と川俣町、飯舘村に住んでいた子ども1149人の甲状腺の被ばく検査を実施。その結果について政府は先月、子どもの健康に影響が出るような値は測定されなかったことを明らかにしましたが、より詳しい説明を求める保護者の声に押される形で、17日から個別の説明会を始めました。(中略。データについてはさきほどの朝日記事を参照してください)
こうした中、17日、福島の子どもたちが東京・千代田区を訪れ今の思いを訴えました。
「福島の子どもたちがプールにも入れず、マスクをして登下校する状況を安全だと言い張る政府に、私はとても疑問を感じます」(女の子)
対するのは、政府の原子力災害対策本部などの役人たちです。
「皆さんは朝から夕方まで学校に通う時間が長いので、まずそこをきれいに(除染)しないといけないと」(政府関係者)
「どうして早くやらなかったのかって聞いたんですけど」(女の子)
「除染の取り組みということですか?ではなくて・・・?」(政府関係者)
かみ合わない子どもたちと政府側のやりとり。
「早く(除染)してほしいということ、なんで早くしなかったんですか?」(女の子)
「我々としては最大限早く取り組んできた」(政府関係者)
政府側は「最大限努力している」と繰り返すばかりでした。
「大人なのに子どもの言葉が伝わらないというのは、子どものころ、ちゃんと勉強してなかったのかと思いました」(男の子)
「一番来て欲しかったのは総理大臣。今度はもっと答えられる人に来てほしいです」(女の子)
最後まで、子どもたちの不安が解消されることはありませんでした。
福島県いわき市などで、子どもたちに対して行われた甲状腺被ばくの検査。482人の子どもから検出された1時間あたり0.1マイクロシーベルト以下の「被ばく」とは、どの程度健康に影響があるのでしょうか。政府の原子力被災者生活支援チームは、こう強調します。
「私どもとしては、問題がある数値が出たという認識はない」(原子力被災者生活支援チーム、17日)
枝野官房長官も・・・。
「リスクが大変低いとはいっても、ご心配であろうと思いますので、それについてのフォローアップはしっかりとやっていく」(枝野幸男 官房長官)
被災者の無用な不安を取り除くためにも、政府の迅速な、そして正確な説明が求められています。(18日17:37)