人気ブログランキング |
ブログトップ

Lifestyle&平和&アフリカ&教育&Others

afriqclass.exblog.jp

パワフルなアフリカ人女性起業家たち~ビター&スィートのススメ

相変わらずニアサの風邪が治らないまま、マプトでの日々を
過ごしています。こちらの人だったら間違いなく呪術のせいに
しているところですが、ただの疲労の蓄積かと・・・いや、やはり
なんかの呪いとかタタリでしょうか!?
 ここでは少しペースダウンしながら、村でいただいたノミの跡
を掻きながら、アポからアポに渡り歩く毎日です。昨日は、モザ
ンビークのビールのすべての種類を生産しているCerveja
de Mocambique社の社長さんのお宅を訪問してきました。
ビールを飲むためにではなく、実は彼はいくつもの会社を経営
しながら、そして時に大学で教えながら、歴史の研究をしてい
る人なのです!しかも、私が専門とする1970年代のことを
専門にしており、かつ自宅には3万冊の私設アーカイブをお持
ち・・・という私にとってはとっても嬉しい出会いでした。で、昨日
その私設アーカイブの本や資料を見せていただいてきました。
 でも、今日の話は彼の話ではなく、女性たちの話。モザンビ
ーク北部で出会った3人の女性の話です。

■その1:ドゥルセ(モザンビーク島出身、現在シモイオ)
名前はスイート。でも、会えば分かる。印象はビターしかも超が
つくビター!!知り合ったのは1997年。頭にくるくるカーラーを
巻いて、運転手を従えて現れた彼女は当時25歳。しかし、11歳
の子の母!!!当時は、まだアシスタントだった彼女ですが、
あの時からすでに語り口は、「さやかは●●をする」。「さやかは
●●をしたい?」ではなく!勿論、私が彼女に惚れたことは間違い
なく、彼女のウォッチを続けて、あれから14年。今では、モザンビ
ークとジンバブエの国境の街シモイオ市に、レストランを2つ、
バー、ディスコ、パン屋・・・などを持ち(しかも出身はナンプーラ)、
モザンビーク最大の穀物取引の会社の運営も手伝い、そして、
我がモザンビークハニーの創設もお手伝いしている彼女。
あっぱれな、強く逞しくビターで、しかしスイートな女性です。

現在、彼女のところに武者修行のため、こちらの大学に1年間
留学していたミサキ1号がインターンに入っています。マプトから
シモイオまで何千キロを陸路で向かいましたが、さて今は何処?

■その2:名前を忘れた彼女(マプト出身、現在ペンバ)
大学の秘書の仕事をしつつ、サイドビジネスはトラックレンタル業、
などありとあらゆるスモールビジネスを経営。はじまりは、子ども
の頃の店番だったという。彼女が店番をすると売り上げが増えた
ことから、いつかビジネスをしようと思っていた彼女が目を付けた
のが、「髪の毛ビジネス」。例のあれです。
 アフリカへの「嘘毛」最大の供給国がインド。そのインドから大量
に仕入れて、小さなキオスクで売り始めたところ、その価格の安さ
から他の店を駆逐して、どんどん大きくなり、そのお金で、トラック
を一台仕入れて、あとは雪だるま式に。それに飽き足らず、自分で
何か売れるものを見てくるといって、英語もろくにできないのに、タ
イや香港、中国にひとっとび。来年は必ず日本に来ると豪語して
いたところに今回の地震でした。。。
 彼女もやっぱりテーストはビタ^-な感じ。でも、光り輝く目をもっ
た素敵な女性です。

■その3:マリアナ(ナンプーラ)
現在、3州にキャンパスを作ると言う無謀な作業を任せれているの
が、建築家のマリアナ。既に、ナンプーラのOut of nowhere
(何もない森の中)に、大学キャンパスをほぼ完成させ、次のペンバ
そしてさらに奥地のサンガに2つのキャンパスをつくるべく奔走中。
 なのに、遊びも忘れず、ナンプーラのキャンパスには、近くの山
を模写した石のオブジェも置いたりなんかして、センスは抜群。
車の運転も丁寧で、大胆でスピーディな仕事ができるのに、芸の
細かさをもっている、素敵な女性です。歳の頃はおそらく30代後半!
 そんなマリアナに、リシンガでもまた会ったので??と思っていた
ら、なんとこちらで、農園をやるべく土地を買いに来たとのこと。
農学部キャンパスが設置されるところは、リシンガから60キロ北の
「何もないところ」を超えて、おそらくモザンビークで最もへき地。
そこに、数100人の人間が暮らすだけのインフラは何もない。そし
て、農学部というのに、インターンができる農業関係の企業もない。
かといって、政府は何もしない・・・・。
 だとしたら、自分でやればいいじゃないか・・・ということで、農園
を設立し、大学と連携するとのこと。確かに、やるなら確実に儲かる。
数百名が毎日食べるものをつくればいいわけで。でも、誰もそんな
場所でやろうとしない。政府はマイクロクレジットすら出そうとしない。
頼んでも誰もしないから、自分でやるそうな。すごい。すごすぎる。

■共通点
 いずれの女性も30代後半から40代の女性たち。アフリカの他の
国のビジネスウーマンと違って、小さくて細い。また命令だけするタイ
プの女性ではなく、自分でも汗をかく。そして、自分の会社以外に、定
期的な収入が確保できる仕事もしている。
 そして同時に色々なことをやっているのに、細かい点に気が配れる。
かつ、妥協はしないタフネゴシエーターでもある。言ったことは必ず
実現しているところが、また凄い。
 いずれも基本美しいチャーミングな女性たちなのに、特に着飾らず、
無駄なことはしない。そして、ビターであるけど、信頼される女性たち。

最近、起業したいという若い日本の男女が増えて来ていますが、そし
て相談に来られる方も多いのですが、皆のテーストはいずれも、
スイート&グッド。日本人の美徳ではありますが、アフリカでの起業を
考えているのであれば、以上の3名の女性を是非参考にしてください。
ビター&スィートを是非目指していただきたいな、と。




 
by africa_class | 2011-09-06 19:26 | 【促進】社会的起業/企業
<< 福島ニーズ対応プロジェクト人事... ニアサの村での最後の調査完了! >>