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12月16日シンポ【相馬からの挑戦 被災地からの復興】

12月に入って急に、福島関連のイベントが立て続けに開催される
予定ですが、これは難民を助ける会の長さんから頂いた案内です。
 最近、福島では、「残る人」「残らない人」の間に、亀裂が生まれつ
つあります。しかし問題は、このように個々人の判断を余儀なくし
ている政府や専門家のあり方です。
 結局は、決めている政府や上層部の人たちではなく、その失敗を
人々が背負わなければならない・・・戦争と同じ構造ですね。そして、
それが最も影響を受ける「場」が、日本では「地域社会ムラ」です。
 我々のもとにも、地域の目が怖くて、避難したくてもできないという
声が寄せられています。
 「地域社会」は、社会関係資本(ソーシャルキャピタル)論で、有用
であるといわれていますが、同時に、「しばり」の点で課題が大きい
ですね。このようにネガティブな作用をどうポジティブに転換していく
か、考えない限り、地域振興・復興などに、若い人たちは関心を寄せ
ず、地域から流出し続けることでしょう。
 我々は、当事者によりそうことをめざし、情報や協力を提供しつつ、
逃げたい人には逃げるための、逃げない人たちには逃げないなら
のサポートをしていきたいと思います。
■福島乳幼児妊産婦ニーズ対応プロジェクト
http://fukushimaneeds.blog50.fc2.com/
 以下、イベント情報。このイベントでの話が、 「残る」のが前提の
話にならないように事前に伝えたいと思います。しかし、「復興」と
いう言葉が辛いですね。
 でも、残ると決断した人たちのがんばりもまた応援すべきこと。
現場の一人一人の言葉に耳を傾けることこそ、「物忘れ」の激しい
この国の我々には不可欠なことです。何も改善されていない、何も
終わっていないのに、この「終わった感」。あっという間に原発輸出
も国会で決議され(史上最悪の成案率だったというのに!)、福島
で頑張るみなさんの声もまた、辛い避難の毎日を送るご家族の声
とともに、とても貴重。この事態の責任を負う消費者・有権者として
は、当然のことでもあります。
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福島県の浜通り北部に位置する相双地区は、福島第一原子力発
電所の事故により甚大な影響を受けた12市町村で構成されます。
その中で唯一、避難区域の指定を受けず、今後の浜通り復興の
中心となると考えられているのが、相馬市です。相馬市は医師で
もある市長、立谷秀清氏の斬新な取り組みでも知られ、被災地主
体の復興のオピニオンリーダー的役割を担っています。
 12月16日、その相馬市長をお迎えして、公開講演会が開催さ
れます。相馬市の自治体としての取り組みについて立谷氏にお話
しいただくとともに、医療や避難民対策、心のケアなどの分野で復
興支援を行う関係者を招き、被災地主体の復興の実践例として
相馬市の取り組みを検討します。皆さまお誘い合わせのうえ、ぜ
ひお越しください。

日時:2011年12月16日(金)18:30 - 20:30
場所:  立教大学池袋キャンパス 11号館地下1階 AB01教室
     (東京都豊島区西池袋3-34-1)
     各線「池袋駅」西口より徒歩約7分
     会場への地図はこちら
http://www.rikkyo.ac.jp/access/ikebukuro/direction/
講師:
基調講演:立谷 秀清 氏 (福島県相馬市長・全国医系市長会会長)
松村 有子 氏(東京大学医科学研究所・特任助教)
吉田 克彦 氏(NPO法人相馬フォロアーチーム)
高城 大吾 (特定非営利活動法人 難民を助ける会 福島担当職員)
司会:長 有紀枝(難民を助ける会理事長、立教大学大学院教授)
主催: 立教大学21世紀社会デザイン研究科、
     立教大学社会デザイン研究所
協力: 特定非営利活動法人 難民を助ける会
参加費:無料
お申込み: 不要です。当日直接会場にお越しください
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by africa_class | 2011-12-10 20:10 | 【311】原発事故と問題
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