午前の授業+8時間ぶっ続けのゼミを経て帰宅。
寒いですね・・・ペレットストーブをつけるもののまだ寒い・・・。
夕食をしっかり作る元気もなく、アボガド+うどん+タラマヨの不思議
な夕食を食べ、茨城東海村の原子炉で火災発生とラジオで聴いて、
慌ててネットで新聞を確認してたら、この情報が目に飛び込んできま
した。
ついに来たか・・・警察・行政による反/脱原発運動へのあからさま
な権力行使。今週月曜日の「アフリカ平和・紛争論」の授業で皆が戦
時中の日本民衆の精神的動員の背景に指摘していた「法」+「警察」
+「報道」の利用ですね。これに「教育」がくっつかないように、アラート
しておきます。
つまり、以下の通り山本太郎さんが事情聴取を受けたというニュース
です。しかも、このニュースすごいのは、彼が佐賀県庁に抗議に行った
のを「報道で観ていた京都在住の若者」の告発を受けて、警察が動い
た・・・という話です。一体、日本の司法はどうなっているんでしょうか?
明らかに、政治弾圧です。
かつてわが大学で、もっともっと酷いことが発生しました。
その時、地元の警察は、「大学からの要請がないと何もできない」とい
って、器物損壊の現場を調べることすらしませんでした。誰かが被害届
を出さない限り、何もしないと言い張って、証拠物件を見せても現場にも
来ませんでした。
なのに、テレビで見ていただけの人の一声で動くんですね。
しかし、報道がひどい。以下、皆さんのクリティカルシンキング(批判
的思考)を鍛え、メディアリテラシーを高めるために、まずは自分で
比較してみてください。(著作権の問題もあるので一部削除しています
が肝心のところは削除していません)
【東京新聞】山本太郎さんを聴取 原発抗議で佐賀地検
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011122001002004.html
佐賀県の九州電力玄海原発の再稼働をめぐり、佐賀県庁に侵入し抗議活動をしたとして、建造物侵入や威力業務妨害などの疑いで告発された俳優の山本太郎さん(37)を佐賀地検が事情聴取していたことが20日、分かった。山本さんらによると、聴取は19日。
告発状によると、山本さんは7月11日、反原発団体のメンバーら約150人と佐賀県庁を訪れ、再稼働を認めないよう抗議活動を展開。庁舎に入り古川康知事との面会を求めたが、会えないまま職員に請願書を手渡し立ち去った。
【産経】俳優の山本太郎さんを聴取 原発抗議で佐賀地検
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/111220/crm11122022420023-n1.htm
佐賀県の九州電力玄海原発の再稼働をめぐり、佐賀県庁に侵入し抗議活動をしたとして、建造物侵入や威力業務妨害などの疑いで告発された俳優の山本太郎さん(37)を佐賀地検が事情聴取していたことが20日、分かった。山本さんらによると、聴取は19日。
告発状によると、山本さんは7月11日、反原発団体のメンバーら約150人と佐賀県庁を訪れ、再稼働を認めないよう抗議活動を展開。庁舎に入り古川康知事との面会を求めたが、会えないまま職員に請願書を手渡し立ち去った。報道を見た京都市の行政書士の男性(28)が告発状を提出し、地検が9月に受理していた。
山本さんは20日、東京都内で記者会見し、「政治的な弾圧以外の何ものでもない」と地検の対応を批判した。
【日刊スポーツ】山本太郎「日本の司法は機能していない」
http://www.nikkansports.com/entertainment/news/f-et-tp0-20111220-878947.html
俳優山本太郎20+ 件(37)が20日、東京・有楽町の日本外国特派員協会で会見を開いた。(中略)
11月24日に欧州へ飛び、ドイツ、原発事故が発生したチェルノブイリ、そしてベラルーシを歴訪し、現地の脱原発運動などを取材して14日に帰国。その後も福島県郡山市、愛媛県松山市などを相次いで訪ね、講演などを行ってきた。
そんな中、福島第1原発事故を受け、郡山市在住の小中学生14人とその親が同市に集団疎開を求める仮処分申請をした件で、福島地裁郡山支部から却下の決定が下ったことを、山本は痛烈に批判した。「子どもたちの無用な被爆を避けることが出来たのに、1人の大人としてものすごく情けない判決。日本の司法は機能しておらず、長いものに巻かれるのを目の当たりにした」と怒りをあらわにした。
【スポニチ】原発抗議で佐賀県庁に侵入…山本太郎を佐賀地検が聴取
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2011/12/20/kiji/K20111220002283561.html
告発状によると、山本は、反原発団体のメンバーら約150人と佐賀県庁を訪れ、再稼働を認めないよう抗議活動を展開。庁舎に入り古川康知事との面会を求めたが、会えないまま職員に請願書を手渡し立ち去った。
報道を見た京都市の行政書士の男性(28)が告発状を提出し、地検が9月に受理していた。
山本は20日、東京都内で記者会見し「政治的な弾圧以外の何ものでもない」と地検の対応を批判した。
以上は今夜の報道。以下は一昨日の報道。
【朝日】山本太郎さん「脱原発」講演・デモ行進
http://mytown.asahi.com/kagawa/news.php?k_id=38000001112190001
以上でみてほしいのは、
①各新聞の見出し
②各新聞でカバーした現象
③各新聞で引用したリソース
④各新聞の見出しの在り方
⑤各新聞を読んだ上で山本太郎さん、反原発団体、佐賀県(知事)、
京都の「市民」、警察、原発のイメージの違い
⑥誰の情報に基づいて報道しているか、またそれを明示しているか、
⑦以上の違いはなぜ起こるのか、
という点です。
そして、次に考察してほしいのは、
(1)県庁に県や知事の対応を批判するために面会を求めに行ってはいけないのか?
(2)なぜこの行政書士は告発状を提出したのか?
(3)なぜ地検はこの告発を受理したのか?
(4)なぜ警察は事情聴取をしたのか?
(5)なぜ山本太郎さんはこのことを外国特派員協会で発表したのか?
(6)この件での佐賀県の役割は何か?
(7)この件での国家の役割は何か?
(8)なぜこのタイミングで事情聴取をしたのか?
(9)今原発をめぐる議論で何が起きているのか?
(10)国民投票の署名は関係しているのか?
という点です。
これを一つずつ考え、調べて、答えを出すだけでも、日本国家と社会
の過去と現在が、かなりクリアーに見えてくることと思います。
本来、新聞がやるべき仕事ですが、残念ながらいつも楽しみに読んで
いる東京新聞ですらこの体たらくです。こんな風に警察や権力に迎合
すると、いつか自分たち自身の息の根も同じように止められてしまうと
いう危険を、東京新聞だからこそ自覚してほしいと思います。
反面教師ならぬ、反面教材ばかりが増えていくことに、なんともかな
しい思いです。