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「暴力を平和に変える空間」LUKASAワークショップの成果展示中@外大「アフリカ平和・紛争論」

今年もルカサワークショップの時期がやってきました。以下、今日の「暴力状態」を展示していますので、是非みにきてください。来週は「平和化状態」に向けてのワーク。どう変わるか楽しみに。重要なキーワードは、ソリューションでなく転換。口ばっかりでなく、手を動かしながら、あらゆるクリエイティビティを発揮して、「交渉」「妥協」を超えた「超越(transcend)」を目指します。

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アフリカ平和・紛争論LUKASAワークショップ展示~暴力空間の平和化の試み」
日時:2013年1月28日(月)~2月6日(水)
場所:東京外国語大学 研究講義棟1階ガレリア
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今年は、アフリカでの資源紛争の事例の他に、尖閣諸島をめぐる領土紛争を念頭に、ワークショップを行いました。

●6-10名1グループに分かれる(6名が本当は一番良い)
●1グループ内に対立する2アクターに分かれる
●第一週目には、資源や領土、権力をめぐり紛争状態を深める。「暴力的空間」と「対立の先鋭化状態」を創り出す
●第二週目には、紛争状態をトランセンド(transcend)の手法を使い、「妥協」を中心とした「解決(resolution)」ではなく「転換(transformation)」を試みる

■LUKASAワークショップの詳細は→
「アフリカx日本x世界:暴力を平和に変える空間」
http://spacepeace.exblog.jp/
2010年度、2011年度の国際交流基金「平和構築」の助成事業です。

■過去の授業の様子やJICAの事業で仏語圏アフリカの治安部門の官民スタッフに対して行ったワークショップの様子はこのブログで
http://afriqclass.exblog.jp/i23/

■作業中の様子
本来は「暴力空間」を創り出すのが、楽しく工作してしまった学生たち…。
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なお、紛争シナリオはMoreへ



■紛争シナリオ1 大海原のARU-SHIMA
歴史的な係争地、植民地支配の歴史、新たに見つかった資源、政府への民衆の不満
(1)アクター:仕舞国(シマコク)と大陸国(タイリクコク)の政府と住民 (巨人国)
(2)ストーリー:
大海原(オオウナバラ)を挟んで、仕舞国と大陸国がある。仕舞国はかつて19世紀末に大陸国を植民地支配し、強固な圧政を敷き、資源や豊富な労働力を搾取する形の低開発状態に置かれてきた。大陸国の住民らは、その支配から逃れるために激しい抵抗運動を繰り広げたが、最終的には仕舞国よりも強い巨人国の軍事占領によって、大陸国は20世紀半ばにようやく独立を果たす。その際、ウヤムヤになったのが、資源が豊富な海域にある或島(アルシマ)の帰属である。
 戦争後、巨人国の助けを得て仕舞国は急速な経済成長を遂げ、大陸国と比しての小ささ(領土・人口)にも拘わらず富裕国としての道を歩み、大陸国に対しては植民地支配への補償として多大な援助を行ってきた。
しかし、この植民地支配への責任については、仕舞国の多くの住民には強く認識されておらず、植民地支配をしてあげ経済発展の基礎を作ったと思い込む住民も多い。一方の大陸国は、このような傲慢な態度に対し、苛立ちを感じながらも、仕舞国の資本や援助の必要もありやり過ごしてきた。
しかし、それから20年後、或島の周辺には、豊富な漁港があるだけでなく、最近天然ガス田が見つかった。この時までには、仕舞国経済は衰退を遂げ、巨大な領域とマーケットを有する大陸国の経済成長で、立場は逆転し、もはや仕舞国の援助を必要としない大陸国は、同島をナショナリズムの象徴として自国への帰属を主張した。一部の住民が島への上陸を試みた。
それに対する仕舞国は、「或島の帰属問題は存在しない」と主張している。落ちる一方の経済状況に不満を持つ住民を多く抱え、かつての「主」だった自分たちを追い抜く存在としての大陸国への不安と不満が爆発寸前であり、一部の住民らは島への上陸を試みた。
双方の艦隊が出動し、にらみ合う中、大陸では仕舞国の製品の焼き打ちやスーパーへの略奪などの行為が発生する。
(3)問い:双方の要求を満たし、解決方法を見出すことのできる「平和の空間」の創作をどうすればよいか?

■紛争シナリオ2 人口爆発とエスニック対立の激化
エスニック対立、人口増加、資源搾取、領土侵犯、
(1)アクター:山村の住民(「山人(やまびと)」)農村の住民(「農人(のびと)」)
(2)ストーリー:
山農(さんのう)地域は、山農川によって分割された、豊かな山麓の山村と、豊かな平地の広がる農村である。双方の村には、幅広い世代の人びとが暮らし、各々の村では田畑を耕し、町もあり、独自の生活を営んでいる。山村では、豊かな山を“聖なる地”として社を祭り大切にし、必要なだけの木材を切り出している。しかし山麓の川に挟まれた立地での農業には限界がある。
農村では、豊かな大地が広がり、多くの農業生産を行っている。
この数年、山村の人口増加が目立ち、農地不足の為に秘かに川を渡り対岸に不法な農地を作る農民が出て来ている。一方、農村側でも川を渡り、対岸の豊かな山の資源を不法に伐採している。近年の不法な双方の領土侵犯に対して、互いに激怒し、戦に突入する可能性が出ている。
(3)問い:双方の要求を満たし、解決方法を見出すことのできる「平和の空間」の創作をどうすればよいか?
by africa_class | 2013-01-28 17:54 | 【学】戦争/紛争/暴力・平和論
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