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モザンビーク平和を求める大規模マーチ、大統領辞任を求めるグラサ(初代大統領とマンデラ夫人)

モザンビークのあちこちで衝突が続いています。
同時に、平和を求め、政府批判をする人びとに対し、脅迫と誘拐、殺害などが起こり始めています。
これに対して、市民は10月31日、大規模なマーチを首都マプートで開催しました。
昨日、ナンプーラ市でもマーチが行われた模様です。

首都マプートで市民が呼びかけた平和マーチの様子。
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皆白いTシャツを着て参加となっていたそうです。
プラカードには、「No to Violence」や「平和がほしい」というものの他、誘拐を非難したり、政府を批判するものも沢山写っています。特に、内務省批判のものなどもありました。

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ポルトガル国営放送の記事(10月31日付)
「モザンビークで何千もの人々が集まり、平和を求め、誘拐に反対するマーチを行う」
Marchas pela paz e contra os raptos reúnem milhares de pessoas em Moçambique
http://www.rtp.pt/noticias/index.php?article=692219&tm=7&layout=121&visual=49
何千という人びとが、政府とアルマンド・ゲブーザ大統領に反対し、マプートとベイラをマーチした。このマーチは、暴力を拒否するモザンビーク社会によって横断的に実施された。「暴力反対」「人種差別反対」「汚職反対」「誘拐反対」と書き込まれた白か赤のTシャツを着た人びとが、エドゥアルド・モンドラーネ(初代FRELIMO書記長)の像の前に集まり、通りを行進し、独立広場に向かって行った。

「汚職まみれの警察に反対、政府に反対、人種差別に反対」と参加者らは声を上げた。
「戦争が始まっているだけでなく、どんどん人びとが誘拐され、人びとはパニック状態に陥っている。リビアより酷い状態だ。我々はどうしてこのような、我々を戦争に導くような国家のリーダーたちに我慢しなければならないのか?そんなことごめんだ。我々は平和を求める」と、このプロテストを主催した団体の一人は述べた。
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このタイミングで、モザンビークの解放闘争を闘い、モザンビーク独立の「母」であり、初代教育大臣、初代大統領Samora Machel夫人、現ネルソンマンデラ元南アフリカ大統領夫人でもあり、国連との仕事も多いGraca Machelさんが、声明を発表し、平和を求め、政府の対応を批判すると同時に、ゲブーザ大統領の辞任を要求しました。(*最後の辞任要求はモザンビーク市民社会からの情報ですが、記事がみつかっていないので保留でお願いします。<11月4日>)

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先述RTP/LUSAの記事にもあるのですが、誘拐は現在「Tsunami」として表現されており、息子が誘拐されて殺されたお母さんは以下のように述べています。(なお、これらの誘拐事件と誘拐事件の放置には、警察の関与が疑われています)

「サモラ(初代大統領)の時代にはこんなことは起こらなかった。シサノ(第二代大統領)の時だって起こらなかった。今、ゲブーザ(現大統領)の時だけに起こっている。彼(ゲブーザ大統領)は、モザンビークを発展させているという。違う。彼はモザンビークを破壊しているのだ」と述べ、「私はあの子(殺害された)の母です。でも今は泣かない。全てのモザンビークの母親たちに、政府とこの国に反対するストライキを行うことをアピールします」と呼びかけた。
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もうこの政権がFRELIMO内部の人びとにすら公に支持されていないことがはっきりしました。
マーチには沢山の同党のメンバーも参加したと聞いています。

ゲブーザ政権はひたすら、今回の問題をRENAMOのせいにしていますが、多くの国民は政府の武力行使のせいだと考えています。(もちろんRENAMOの現在の襲撃を支持する人はいませんが。)日本の援助や投資は、現政権関係者の話しか聞かないので、このようなことが分からないかもしれない(あるいは知らないふりができる)と考えているようですが。

すでに政府軍に攻撃されたRENAMO党首デュラカマの拠点は、「軍事基地」ではなかったことが分かったということでした。政府軍が、最大野党党首が暮していたところを軍事攻撃する理由は何もなかったはずです。

そこのことは和平交渉の担当者に指名された首都にあるコミュニティカレッジの学長do Rosarioも次のように述べています。「勿論、武装した政党はモザンビークにあるべきでないが・・・・サントゥジラ(RENAMO党首の拠点)の占領は、「暴力のエスカレーション」であり、RRENAMOのリーダーが暮していただけで軍事基地というわけでもなかったのに、現在は政府軍が占領している。そして、『モザンビークは宣戦布告されない戦争状態にある」と述べた。」(MOZAMBIQUE 233 - News reports & clippings – 4 November 2013
tinyurl.com/mozamb)

勿論、政府側は、「RENAMOが挑発したから」「RENAMOが市民を殺害しているから」・・・と述べていますが、実際は事の発端は政治的な問題であり、あったとして警察が出てくるべき問題であったのが、突然の政府軍による軍事攻撃による1992年の和平合意の一方的破棄(宣言されない)でした。これを受けての現在のRENAMOの残党の攻撃であることは(市民への攻撃はまったく勿論許されず、非難されるべきです)、モザンビーク国民も世界メディアも御見通し。でないと、マーチで何故政府がワザワザ批判されているのか不明かと。でも、日本では「政府見解」だけで物語られ続けるのでしょうね・・・。

後20日で選挙です。今日から選挙キャンペーンが始まります。
一体どうなるのでしょうか。。。

他にも載せたい情報が沢山届いているのですが、取り急ぎこれを。
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by africa_class | 2013-11-02 08:19 | 【情報提供】モザンビーク
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