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Lifestyle&平和&アフリカ&教育&Others

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報告4:アフリカ報告(ケニアNGO)

最後に、小野珠代さんの報告です。日本のNGO「CanDO」で7ヶ月
インターンした経験の報告をしてくれました。
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 半乾燥地帯だが、温暖化による異常気象のために、干ばつが継続。
農業ができないだけでなく、家畜も安くで売られてしまっている。そこ
で、国際NGOが入って、Food For Workを行っている。労働と交換
で食料を提供するというもの。
 CanDoの活動紹介。学校支援。子どもたちの成長支援。保健。
 小学校教員へHIVエイズ啓蒙のためのトレーニング。環境事業は、
地域に即した農業や生活の提案。土壌保全や害虫駆除などの学習
会を実施。小野さんは、小学校の教室建設担当。
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 保護者と学校とのミーティング。保護者の労働負担が大きいため、
本当にやりたいか、ということを話し合う。右3人がCanDoの現地
スタッフ。真ん中の女性が校長先生。左はしが保護者の代表。保
護者が力をあわせて建てる。
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 CanDoの活動の特徴的な点は、教室を建てることではない。建て
る過程で、保護者たちがいかに能力を向上させて、自らの生活に役
立てるか、という点が重要。保護者同士のコミュニケーションが向上
し、学校運営に保護者の関わりがまし、学校長の独断で学校運営が
なされないようにすることを目指している。建設技術を保護者に教え
るということ。問題をどう認識してどう乗り越えるか、という点について
も学んでもらう。学校に疎遠になりがちな保護者が学校に関わるよい
機会となる。お金がないと買えないものはCanDoが提供するが、
過去に校長が自分の家に持って帰るということが起こったため、保護
者の代表がチェックする。西アフリカでは男女が並んで労働すること
は珍しいと聞くが、ここでは普通。男性が出稼ぎに行っていることも
影響。
 スラムで補修校支援もやっている。参加者が2週間100円ぐらいを
払って運営される。いずれCanDoがいなくてもできるように。
 自分は、教室建設の責任者で、日本人は私一人だった。ケニア
スタッフと一緒に話し合いながら問題解決に取り組んできた。ケニア
人スタッフの人事管理も。ロジ支援も。かなり大きな仕事を沢山やら
せてもらった。アドミンもさせてもらった。

■質疑応答
Q:ケニア人のスタッフはどのような基準で選ばれている?
A:10年前からやっているので色々変化はあるが、面接をして選ぶ
よう。行政官に頼んで、入っている地域から推薦してもらっている。
Q:教室建設の際に、保護者の方がいっぱいいたが、ケニアの人々
は学校運営に高い関心があるのか?
A:現状では興味がない。生活に手一杯で、そんなことをやっている
暇がないと思っている。大きな学校であればあるほど、保護者の手
から離れてしまっているが、この学校は小さく、今までは5、6時間
かかって通っていた地域のため、比較的保護者も教室建設への
意欲が高かった。
Q:話し合いにはどの範囲の人たちが参加したのか?
A:問題が起きたときに召集するが、保護者総会が通常あった。エイ
ズの問題が深刻なので、祖父母が参加するケースも。
Q:やる気がない村人の場合は?
A:作業を中断する。こちらから押しても仕方がないので、向こうが
やる気になって自分たちで人を集めるまで、黙っている。
Q:どのような場所に住んでいた?
A:ナイロビではマンションに。月曜日の朝5時に起きて、片道4時間
のバスに乗り、ワゴン車で1時間かけて奥に行き、事業地に寝泊り。
一泊100円の電気も水もないところで。
by africa_class | 2009-10-20 18:19 | 【紹介】アフリカ・イベント
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