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Lifestyle&平和&アフリカ&教育&Others

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「教える」ことについて考える

今、ホスト大学関係者のお迎えを待っている間に、各種原稿の
手直し中・・・。しかし、「のらない」。天気が悪いせいかもしれな
い。やっぱり英国。こりゃ、住めませんねえ・・・。(住む気もこれ
っぽっちもないけど)
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 昨日会った誰もが、ここを「脱出」することを考えている。日本人
には限りなく魅力的な響き「ロンドン」も、太陽たっぷりが好きな
人たちには辛いところのよう。
 恩師のChris Alden先生(現LSE教授)は、『アフリカと中国』
プロジェクトで忙しいという。ケーススタディとしてアンゴラとモザ
ンビークを入れているそうで、一緒にやらないか?とのお誘いも。
うーーーん。悩ましい。面白いテーマではあるけれど、そろそろ
自分のキャパを考えながらYes/Noがいえる人間にならないと、
結局自分で自分の首を絞めるだけ・・・。ということで、答えは留
保させてもらった。私も、少しは大人になったなあ。
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 そして、教え子の二人。なんとも対照的な座り方・・・・・・・・。
性格がストレートに出てますねえ。この後、近くの素敵なレスト
ランに招待してもらい、素敵な料理をおごってもらった。教師冥
利につきる!ゼミ生の皆さんも、そんな日をお待ちしております。

 でも、この半年ぐらいは私にとってもいろいろリフレッシングな
毎日だった。実は、今までほとんど言ってこなかったのだけれど、
私はPTSD(心的外傷後ストレス障害)と診断され、長い間心から
笑えないでいた。もちろん、自分ではそんなつもりがなかったの
だけれど。
 この間、何足もの草鞋をはいて、どれも一生懸命、最高の結
果を出すためにがんばってきたけれど、どこか楽しめなかった。
「楽しむ」という行為が、私には許されていないと思っていた。
 それが、あるとき(もちろん色々あったのだが)、フッと抜けて
しまった。というか、もう「犠牲者」として囚われの身でいるのを
辞めよう…そう決心してから、なんだか楽しくなってきた。する
と、どんな仕事も、どんな雑用も、どんな「無駄な時間」も、愛お
しいものに思えてきたから不思議・・・。
 
 大学院一期生の教え子たちと話していて、「ああ、あの時本当
に未熟だったなあ・・・」とふり返っていた。彼らが、かつて私の
「教えた」らしきことに感謝してくれれば、くれるほど、自分の足り
なさをふり返って、限りなく申し訳ない気持ちになってしまった。
 母になったときに先輩ママがいってくれた「子供もゼロ歳。お母
さんもゼロ歳」と同じく、私もまた「先生ゼロ歳」だった。でも、自分
の未熟さと若さから、どこか一生懸命背伸びをしていたように思う。
それもまた人生。でも、教壇から降りて行った場所に広がる、学
生と呼ばれる皆さんの柔軟な感性や創造力から、もっと学ぶべき
ことがあったんじゃないか、とも思う。もったいない!でも、今から
でも遅くない、よね。

 運命や境遇を呪うことは、ある種簡単だった。でも、自分を憐れ
むことで得られたものときたら、これっぽっちもなかった。そこか
ら一歩踏み出したときに、限りなく広がる可能性に、めまいを覚え
るほどだけれど、すがすがしい。PTSDを抱える私が、紛争や平
和の研究を続けられるのか…限りなく不安だった。でも、そんな
私だからこそできることがあるような気が、ようやくしてきた。これ
も、モザンビークのママたちのおかげだと思う。あれほどまでの
暴力を経験してなお、前に進もうというママたちの。そして、若い
皆さんの瑞々しい感性に触れさせてもらっていることに、遠いと
ころにいるからこそ、今日は感謝したい。
 (でも、論文・・・土曜日に出してね!そこは若干「鬼」に戻らせ
てもらって。)
  
by africa_class | 2009-12-14 18:56 | 【徒然】毎日がアフリカ
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