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日本EUシンポジウム終了

ブリュッセルの公園。
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未来の日本・EU関係についてのシンポジウム終わりました。
うーーん、国際社会で一時的に輝かしい地位を占めたこの両国・地域の
今後の協力が、同じく経済的停滞&危機によって地盤沈下しているという
共通点によって深まるのでは?という、ことを考えた一日でした。つまり、
世界の「斜陽地域&国」としての共通性です。喜んでる場合じゃないかも
しれませんが、なかなか面白い発見です。
 それはさておき、そんな状態であっても日本とEUが世界経済や政治に
占める重要な位置というものを無視するわけにはいきません。で、色々な
点で話し合いがなされたわけですが、事前に発言しろと司会から指名され
ていたため、以下のような発言をしました。(でなきゃ、東京でビデオ会議
に参加すれば良かったということで。)
 発言メモを送るようにいわれているので、ここにも貼り付けておきます。
==============================
気候変動は重要なグローバル課題である。しかし、この新しい約束につい
て語る前に、他の古い約束がどうなっているのか、それについてどうする
つもりなのかの議論がまず必要ではないか。その点では、2000年にEU
も日本も参加して行われた国連ミレニアムサミットで合意されたMDGs(ミ
レニアム開発目標)について、今後どのように取り組むのかという問題を無
視したままでよいのか危惧を感じざるを得ない。2015年までに世界の貧
困者の数を半減させるという共通の目標は、アフリカの停滞により達成不
可能となっている。この点について、世界最大のドナーの一つである日本
とEUが、何をどのように共同で取り組むのか問いたい。約束を果たすため
に一緒に努力するのか、否か。
 さきほど日本とEUの共通の価値という話が出た。両者に共通する特徴と
して「約束を守る」という点があげられる。両者が国際社会で信頼を得てき
たのは、まさにこの点においてである。この会議が終わるころには、新しい
約束だけでなく、古い約束を守るために互いに努力することがコンセンサス
として生まれていることを望む。
<*現在のアクションプランには、この課題が十分取り入れられていない。
次のアクションプランにこそ、この課題が取り入れられることを望みたい。>
 では、どのような協力を、という点については、アフリカ、そしてODAに焦
点を当てる。アフリカに焦点を当てる理由は、先に述べたとおり(MDGs達
成における最重点地域)であるが、他にも理由がある。一昨年、EUはアフ
リカとの間でサミットを開催し、新しいEU・アフリカ間パートナーシップを開
始していること。日本では、2008年にTICAD IV(第4回アフリカ開発会議
)が開催され、日本とアフリカとの関係が強まっていること、があげられる。
EUと日本が協働できるであろう具体的ポイント6点を次のように提案する。

<*まずは貧困削減へのより継続的なコミットメントをそれぞれが行うとい
う前提で、協力できそうなポイントのみをあげる。>
(1)互いのODAのやり方を相互に認識し、実証調査研究を行い、効果を向
上させる。
(2)ODAの減少に対して、パブリックサポートを獲得するための方策につい
て協力する。
(3)市民社会との協力の強化(日・欧だけでなく、現地も含む)
(4)中国との対話の促進
(5)BOPとしてではなく、Pro-Poor Businessの視点を奨励する
(6)気候変動の適応の実践における協力
以上の各項目の中身については、別の機会に。

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by africa_class | 2010-02-15 18:28 | 【徒然】毎日がアフリカ
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