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Lifestyle&平和&アフリカ&教育&Others

afriqclass.exblog.jp

2009年 11月 13日 ( 2 )

スーダン総選挙

第196回Brown Bag Lunch Seminar(BBL)のご案内
「スーダン総選挙」
講 師:アブダッラー・アフマド・アブダッラー氏 /
スーダン共和国選挙委員会副委員長
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日 時: 2009年11月19日(木) 講演 12:30-14:00
場所 : FASID 第1研修室(千代田会館5階)
言 語: 英語(通訳なし) 参加費:無料
アブダッラー氏は、1963年にカリフォルニア大学で植物生
理学博士号取得後、ハルツーム大学教授、アッパー・ナイル
大学理事長、農業・食料・天然資源大臣、北部州知事、駐米
大使等を歴任、2009年よりスーダン共和国選挙委員会副
委員長に就任されています。
 今回のBBLセミナーでは、来年4月に予定されるスーダン
総選挙を中心に、スーダンにおける平和構築と復興の取組の
現状についてお話し頂く予定です。
参加ご希望の方は、セミナー当日(19日)の午前中までに、「日
本語」及び「英語」にて、お名前、ご所属先名、Emailアドレス、
電話番号を、bbls(アット)fasid.or.jp までお申込ください。
*なお、昼食は各自持参してください。
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財団法人国際開発高等教育機構(FASID)
国際開発研究センター(IDRI)
〒102-0074 千代田区九段南1-6-17 千代田会館5階
地下鉄九段下駅4番/6番出口徒歩5分
地図: http://www.fasid.or.jp/english/map.html 
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by africa_class | 2009-11-13 20:05 | 【紹介】アフリカ・イベント

米川正子さんと語り合う国際ボランティア

津田では、非常勤で国際ボランティア論なるものを教えている。
「教える」という行為そのものが間違っているテーマだ。そもそも、
「教える」という表現は、どこか腑に落ちない。子どもができたときに、
先輩ママから言われた一言が今でも頭に残っている。
 「生まれた子どもも0歳だけど、あなたも0歳お母さん」
 そう、子どもとともに、お母さんに育てられてきた。
 ということは、学生とともに、私も先生なるものに育てられてきたと
いえる。立場は違えど、「共に学ぶ」・・・そんな気持ちを常にもって
いたい。
 でも、大学では私は「厳しい先生」なのだそう。出欠もばっちりと
るし、レポートはたくさん書かせるし、授業中の私語や携帯を怒るし、
レポートの酷いのは再提出させるし・・・しかも評価はエクセルを使っ
て管理してるので、「情状酌量の余地なし」。その意味で、「共に学
んでいる」ようには見えないかもしれない。われながら、うん。
 しかし、私としては、「共に学びたい」からこそ、学生と真剣勝負。
だから、学生にも真剣勝負してほしいと思う。他に色々な仕事の選
択肢がある中で、あえて大学の仕事をしているのは、若い皆さんが
いつか社会、世界を変える担い手になると信じているから。そして、
今この瞬間、共にできることもたくさんあるから。そういうのに興味な
い人には、私の授業は取らなくていいよ、といつも言っているのだけ
ど、なぜか授業を取ってしまうようだ。となれば、お互い頑張ろう。
 さて、場所は代わって津田塾大学。津田の学生は質問力がすご
い。優等生的な質問など、そもそもしない。変化球を投げつつ、「プラ
イベートなことを聞いてすみません」と断る。相手の目を見て質問を
繰り出す辺りは、是非外大生にも学んでほしいところ。相手が先生
であろうと、ゲストであろうと、基本はコミュニケーション。少人数教育
をモットーとする学風がなせる技か?
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 国連ボランティアとして、カンボジア、リベリア、タンザニア等で、
働いた経験の話から、その後国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)
スタッフとしてアフリカ各地で働き、現在に至るプロセスを話してくれた。
(現在はJICAの平和構築アドバイザーであり、宇都宮大学特任講師)
1.なぜ国際ボランティアをやろうと思ったか?やり続けるのか?
差別を自分も経験して、それを変えたいと思うから。社会的弱者をサポ
ートしたいというのが、根本。
2.危なくないのか?
危ない目にあうこともあるが、必ずそこで生活している人々がいる。メデ
ィア危ないところばかり取り上げるが、実際は多様である。そこで生きて
いる人々の生き方を参考にしている。
3.国際協力、ボランティアをする人は私生活と分けられているか?
「公私混同」いい意味でしている。好きだからやっている。確かに人によ
っては、仕事は仕事。私生活では仕事として割り切って、考えない人
もいる。日本に帰ってくるのは休暇であっても、アフリカのことを日本の
人たちに伝えなければならないと感じてしまう。いいのか悪いのかわか
らないが、区別していない。
4.社会を変えようという意味では、自分の生活も関わっている?
弱者は単にかわいそうではなく、強者側が構造的にそうしている部分
が大きい。その意味で、強者に属しかねない我々が変わるべき部分も
多い。弱者のエンパワーメントも重要であり、片方だけではなく、両方
への働きかけが重要。
5.弱者を助けたいというのがきっかけだということだが、なぜ国内の弱
者ではなく、海外の難民なのか?
日本にも弱者もいるが、海外特にアフリカにいる人たちの状況は本当
にひどい。私が関わってきたコンゴの人々の暮らしは、世界最悪とい
って間違いない。コンゴは天然資源が豊富で、いろんな国が天然資源
を搾取をするために色々な形で入ってきている。これが我慢できない。
今は日本政府やJICAを通して何かできないかと思ってやっている。だ
からといって、日本の問題がどうでも良いわけではない。自分のプライ
オリティはアフリカにある。
6.ボランティアに終わりはあるのか?
人それぞれでは?私自身には終わりはない。自分のやっていることす
べてがボランティアだと思う。仕事のうちにも入ることもあれば、そうじゃ
ないこともある。
7.周囲の家族はどう思っているのか?危険だし、一般企業に就職して
ほしいのでは?
両親は非常に心配していた。最初にカンボジアに行く際に反対はしな
いが、心配していた。明石さんが代表だったし、自衛隊派遣のこともあり、
かなり報道がされていた。危険度についても。私が決めたことなので反
対はしなかった。カンボジアにいる間に、同じボランティアで友人であっ
た中田厚仁さんが殺され、同じ任地の文民警察の高田さんが殺された。
さすがに両親が「帰って来い」と電話してきたが、最後まで選挙を支援
したいといって残った。その後アフリカに行くといったときも、諦めがあっ
て反対はしなかった。
8.ボランティアは誰かのために何かをしたいということだが、海外の見
知らぬ人に対してではなく、自分の知っている親を安心させることの方
が順序として正しいのでは、といわれることも多いが。
人によるのでは?両親を安心させるやり方にも多様性がある。一緒に
生活することも一つだが、遠くにいてもハートは離れてないよというた
めにまめに連絡している。ぼけないために、刺激をあげている。私が生
活をエンジョイしていないとすれば、両親もぼけるが、こちらが刺激が
与えられれば、彼らを活性化できる。私は外国で起きていることを両
親に知らせることによって、彼らの世界観を変えている。実家にはあ
ちこちに世界地図が貼られている。アフリカに関心がなかった両親が、
今では詳しい。二度アフリカに連れて行っているが、コンゴの難民キャ
ンプまで行った。ある種、親の社会見学。必ずしもそれに応える家族
ばかりではないと思うが、離れていても私たちは繋がっている。自己
正当化かもしれないが。
9.ボランティアをする中でボランティアを受けている側はどう思っている?
支援されていることをどう思っている?私たちが彼らのためになると思っ
てやることが、彼らの自助努力を削いでいる部分は?
コンゴといっても戦闘地とそうでない地域でも多様。国内避難民になり、
キャンプがあるが、支援しても翌日そばにいる兵士に横取りされることが
多い。援助物資はありがたいが、ターゲットにされるので、援助物資の配
給は止めてほしいというケースもある。逆に、我々は援助物資をもらう権
利があるというケースもある。あるいは、援助物資ではなく家に帰りたい
だけなんだ、というケースも。場所、人、状況によって多様。援助物資をあ
げるのは大切であるが、長期的にあげ続けると自立心を奪ってしまう。
95年からコンゴではずっと人道危機が続き、国際機関が入り込んでお
り、長期的な計画が欠けている。私は、彼らの能力にあわせつつ、短期だ
けでなく、長期的なことも同時にしなければならないと思う。
10.長期支援は何?
農民が多いので農業支援が必要だと思う。それ以外に若者は戦闘地では
軍人になるか天然資源の掘削をするかしかない。若い人たちが技術をもっ
て、産業を活性化できないか・・・と考えている。JICAは職業訓練をしようと
しているが、食べていけないと元の木阿弥なので、食べていけるビジネス
を創れれば。ビジネスというより、経済的インセンティブがなければ、教育・
教育といっても続かない。教育も大事だけれど、経済的インセンティブが
重要。
11.国連の機関で長く働いてきて、国際ボランティアしているなと強く実感
した瞬間、逆にボランティアしているのにそうじゃないと考えたときがあれ
ば。国連ボランティアといっても、国連機関に入ると他の職員と同じ仕事
をする。そういう扱いである。普通に仕事をしている意識が強い。ボランティ
アの人たちだけでいれば、意識も違うが、機関の一員として働くので、ボラ
ンティアを意識することは少なかった。ボランティア同士でもそういう会話を
することは少なかった。日本内と海外では、ボランティアの意味が違う可能
性がある。国連ボランティアといっても生活費いただける。日本人の感覚か
らは少ないが、貧しい国のボランティアは「出稼ぎ」感覚で来ている人も多
かった。ボランティアといっても、多種多様。
12.国連ボランティアでは、職員と同じ仕事ということだが、ボランティアと
いうと無償というイメージがある。短い期間のボランティアでも、3ヶ月もや
ると生活が成り立たないのでは?
日本では学生の際のボランティアは無償。イスラエルでは生活費だけ支給。
国連ボランティアではカンボジアは低かった。危険地域でこの額はどうかと
いうことで、危険手当がついて上がった。額について不満は持っていない。
そこそこの生活ができればよいかな、と思っていた。
13.国際ボランティアの活動としてどのようなものが必要?
紛争中とか紛争後だと人道援助が入り、安定すれば復興や開発が入ると
いうイメージがあるが、紛争直後も援助機関がすぐに入って開発を始める
べき。人道援助から開発援助にうまく引き渡さなければならない・・・という
議論があるが、いつ引き渡すのかという点は様々。今まで援助で暮らして
いた人に今から自分で開発努力をせよというのは、難しい。同時進行でや
る部分が必要ではないか?そうでなければ、人々のためにはならない。た
だ、この部分を話し始めると何のために援助があるのか、援助とはという
話になる。ドナー国の中には援助を国益と絡めて考えている国もある。
14.たとえば募金をするときに、様々な団体が募金活動をしている。しか
し、その団体がどこまで人々を救っているかわからず、募金ができない。
見分け方は?
確かに団体いくつもある。どこを信頼するかは難しい。リーダーシップに
よっても違う。この人はこの考えでやっているのか、という考えに共感した
ら、募金したらいい。考え方が違うな、と気づいたら別の団体にしても良い
。色々下調べをする。
■国連ボランティアのビデオを観て■
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15.英語はどこまで必要か?
現地の人たちには英語ができる人が少ないので、アシスタントを雇って通
訳してもらっていた。タイ国境近くにいて、タイのカンボジア難民キャンプ
ではかなり教育を受けている。難民キャンプ内にはNGOや国際機関が入
っており、ずっとカンボジアにいた人より教育機会が多く、私たちも難民キ
ャンプに行って、英語ができて仕事をしたい人を雇った。元難民とずっとカ
ンボジアで育った人の間では、ギャップもあり、対立がある。元難民をよそ
者と考える人が多く、地元の人も雇い、元難民も雇うという形でバランスを
取ろうとした。
16.現地の国の言葉を勉強するのか?
カンボジアについてはクメール語研修が最初の4週間あった。しかし、しゃ
べるレベルまではいかなかった。全員アシスタント(通訳)を必要とした。カ
ンボジアについては日本政府もかなりお金を出したし、当時世界最大のP
KOということで注目され、1年の任期だったので言語研修はあったが、他
の任地では特になかった。東アフリカだとスワヒリ語を話しているので、言
語習得したければスワヒリ語研修のお金は出してくれた。タンザニアに行
ったとき、スワヒリ語が気に入って、独学した。もう少し勉強したいと思い、
休暇をとってザンジバルのスワヒリ語学校に2週間通った。基本は独学。
日本の青年海外協力隊の人たちはかなりスワヒリ語マスターしていること
が多い。フランス語については、大学でやったがまじめにやらなかった。ル
ワンダに行ってフランス語の先生に教えてもらうほか、UNHCRの語学留学
制度を利用して1ヶ月フランスで学んだ。その後、コンゴでは、フランス語し
か通じなかったので、できるようになった。
by africa_class | 2009-11-13 15:05 | 【大学】国際ボランティア論