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Lifestyle&平和&アフリカ&教育&Others

afriqclass.exblog.jp

2010年 01月 31日 ( 1 )

岡田外務大臣の外交演説

1月29日の鳩山首相の所信表明演説に続き、各官僚による演説が
ありました。アフリカとの関係でいえば、外交演説ということで、是非
ご一読を。以下の外務省サイトに全文が出ています。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/enzetsu/22/eokd_0129.html

総花的といえば、そうなんですが、これまでの政権との違いも出てい
るな、岡田さんらしい言葉使いだな、と思う点は多々あります。アフリカ
に絡む言及も多い方ではありますが、やっぱり「最後」なんですよね。

①ただし、↓うーん。この部分は官僚が書いたっぽい文言だなあ。特に、
「ODA倍増=開発と成長=貿易・投資の協力」というのは、どうなんで
しょうか。グローバル課題の部分で述べられていることとのギャップが
凄まじい・・・。政権が変わろうとも、「官僚が変わらない=注目を集めな
い政策が分からない」ことの証左なのかもしれません。市民社会の頑
張りが不十分ということでもあるのでしょうが。

(各国・地域との関係の強化)
世界経済危機や気候変動はアフリカの人々に大きな影響をもたらし
ています。貧困やエイズ、結核、マラリアなどに苦しむアフリカの人々
への支援は重要です。第4回アフリカ開発会議(TICAD IV)の公約
である「アフリカ向けODA倍増」の実現に向け、必要な事業を着実に
進め、アフリカの開発と成長を後押しすると同時に、貿易・投資の分野
での協力を拡げてまいります。

②↓「同じ人間としての共感」というところは、政府としては珍しい表現。
ですが、「同じ人間じゃない」と考えている人がいるという前提ですね。
NGO入れているのが前進。しかし、しつこいようですが、対アフリカODA
倍増は貿易や投資、MDGsはNGOや国際機関というのは???。

(地球規模の課題に対するリーダーシップの発揮)
(政府開発援助)
 グローバル化が進む国際社会においては、飢餓や病気に苦しみ、
人間としての尊厳を保てないような苦しい生活を営んでいる人々が数
多く存在しているという、厳しい現実があります。同じ人間としての共感
を持って、人間の安全保障の実現に向け、途上国の人づくり、国づくり
を支援してまいります。極度の貧困と飢餓の撲滅、初等教育の完全普
及、ジェンダーの平等の推進、乳幼児の死亡率削減、妊産婦の健康の
改善、HIV/エイズやマラリアなどの蔓延防止、などのミレニアム開発
目標の達成に向けて、国際機関や非政府組織(NGO)とも連携しなが
ら取り組んでまいります。

③次の部分↓、是非よろしくお願いしたいと思います。しかし、「基本的
見直し」とは何でしょうか?これまで、何度も「見直した」といってきた
外務省だけに、市民社会が求める「抜本的見直し」に近い見直しで
あってほしいと思います。そして、そもそも「誰」が見直すのか?が
重要ですね。そこまで踏み込んでほしかった・・・。

 同時に、現在の開発援助について国民の共感が十分には得られてい
ないとの認識の下、政府開発援助(ODA)の在り方について本年夏まで
をめどに基本的見直しを行います。それによって、国民の理解と支持の
下、ODAをより戦略的かつ効果的に実施してまいります。

④常々お話してきた以下の点が、むすびに言及されているのはとって
も嬉しいです。今後ますますグローバルそしてローカルな交流が求め
られる中、外交官だけがいくら頑張っても本当の意味での「絆」をつく
ることはできないのは歴然としているので。しかも、「絆」づくりにおいて
は、それを仕事としてやっている人よりも、純粋な「おもてなし」とか「ま
ごころ」を込めてやっている民間人のほうが、エキスパートだと常々お
もってきました。特に、田舎のお母さん方!例えば↓
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(むすび)
また、外交は政府だけで行うものではありません。COP15では、政府
代表団にNGOのメンバーが加わりました。私は、広い意味での外交を
実現するに当たり、NGO、地方自治体、民間企業・団体、文化交流に
携わる人々の役割に大きく期待しています。
by africa_class | 2010-01-31 12:38 | 【徒然】毎日がアフリカ