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Lifestyle&平和&アフリカ&教育&Others

afriqclass.exblog.jp

2012年 03月 06日 ( 2 )

モザンビークに留学中のゼミ生写真など

モザンビーク北部での調査もなんとか無事終了し、今夜首都のマプート
に帰ります。現在写真を整理中です。
 例の「パリ=ダカール・ラリー」状態の道ですが、ほぼ川になっていま
す・・・が、もっとj酷い道を行ったのですがその時は必死すぎて誰も写
真をとっておらず・・・。
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 そして、モザンビーク国立地方大学(Lurio大学)の農学部に留学中の
イーちゃんに農村で再会。農学部の作業(苗のための土集め)をせっせ
とやっているところです。愛媛大学大学院のミサキちゃんと、ルリオ大学
の女学生ソフィア、そしえレミジア先生と。
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 イーちゃんは明日から10日間、大学のOne Student One family
プロジェクトで、さらに僻地の農村へ移動です。イーちゃん、がんばれ!
(10日後に励ましのメール送ってあげてください)
by africa_class | 2012-03-06 23:46 | 【新設】ゼミ生inアフリカ

岐路に立つアフリカとの関わり:急速に関心を寄せる日本の財界、4月1日から外大にアフリカ・コース誕生!

ツイッターでは書きましたが、無事拠点のペンバまで戻ってきました。
アフリカでも最も貧しい国の一つであるモザンビークの、さらに最も首都
から遠く、産業が発達していないとされる北部の4州を駆け抜けた5日間
でした。
 途中サイクロンが来たり、川が氾濫していたり、車が何度もはまったり
・・・など、ほぼパリ・ダカールラリー状態でしたが、1700キロ踏破して、
つくづく思うのは、モザンビークの変化の速さがもはや私の想像をはる
かに上回るスピードで起こっているということでした。半年前に行ったば
かりの場所に、新しい店が立ち並び、市場や道路の活気は農村まで
届いています。
 元気をなくし、衰退する一方の日本と比べると、なんとも羨ましいほど
のエネルギーです。ただし、残念ながら、この急速な展開が社会のあち
こちに産み落とす問題の大きさも目の当たりにしました。道を歩いてい
る男性、木陰で休んでいる男性のほとんど大部分が、お酒によっぱら
っているのです!これは本当に大きな問題です。
 これについては以前私がやっていたNGO・TICAD市民社会フォーラ
ム(TCSF)の時の仲間がやっているmudef(music design founda
tion)のMDGsブログにも書いたので、以下をご覧ください。
http://mudef.net/mdgsblog/2012/01/18/000419.html
 どこに行っても、中国の存在感は圧倒的で、以前よりもずっとずっと
「中国人」だと思われる確率は増え、中国語であいさつされるところま
で来ています。こちらの政府も各種機関も、「日本は遅い、中国は速
い」を口にすることが多く(前からですが)、その意味が身に染みて感じ
られた旅でもありました。
 「日本は遅い」・・・の理由についてはまた書きます。ただ、もう5年以
上前から言われていたことなのに、本気にしなかったことのツケはこ
こにきて大きく作用していることは間違いないでしょう。もはや、日本で
はなく、アフリカ側に大いなるバーゲニングパワー(交渉力)があり、
何をするにもコストが膨大になりつつあります。アフリカを愛する私と
してはそれでもいいのですが、日本の者としては残念に思うことも多く
あります。
 それに気づいたのか、気づいてないのか、ここ数か月のうちに、私
のところには色々な依頼が舞い込んできます。日本の経済界から講
演を頼まれたり、政府機関の機関紙から特集号での執筆を頼まれた
り・・・一応私のようなクリティカルな人が受ける話ではないと一度は
お断りをしているのですが、ぶっちゃけトークで構わないという依頼
で、ようやく日本の各層の皆さんも危機感を持つようになった証なの
でしょうか?
 かくいう学術界も、教育界も、動きはと~っても鈍いです。むしろ、
企業に出遅れているかもしれません。唯一の例外は、なんと我が大
学!8年間の闘いを経て、ようやく4月1日から、アフリカ地域研究
を専門とする15名の定員のための新しいコースが立ち上がります!
 2名の新任の先生をお迎えし、日本で唯一「アフリカ地域研究」の
看板を掲げるコースが立ち上がるのですが、この道のりは決して平
たんなものではありませんでした。
 母校である大阪外大が大阪大学に吸収された後、日本で唯一の
言語・地域研究拠点となった東京外大だというのに、世界地図の中
で「アフリカ」は空白・・・。くどいようですが、私は「ポルトガル語」の
教員であって、「アフリカ地域教育」は「趣味・ボランティア」でやって
きたのです。
 欧米とアジア中心主義のこの大学で、どうやったらアフリカ教育を
正式なものとして設置できるのか・・・着任してから8年間苦闘しま
したが、答えは見つからないままでした。会議でも、「アフリカなん
て誰が学びたいんだ!」「アフリカを学んで仕事なんてあるもんか」
「アフリカの●語は●語じゃない。部族語だ」・・・そんな偏見との闘い
で、疲れ果てたことも多かったのです。
 答えは、学生の中にありました。つまり、学生の関心の高さ、アフ
リカから学んだ学生の熱意に、先生たちも、大学も、動かされたの
です。
 この前にも書きましたが、日本の多くの物事は、現状の積み重ね
つまりやっている側の論理で進められることが多いのですが、今回
は、「学びの主体である学生」のビジョンとニーズに引っ張られる形
で、物事が動いたのです。
 そして、おそらく日本企業もまた、ニーズにひっぱられて動きはじ
めているのでしょう。ただし、「ブーム」にただ乗っかるつもりでは、
アフリカではすぐ挫折することになるでしょう。学生の皆さんもそうで
す。皆さんたちが、アフリカの人びと、企業、社会とみたい共通の
夢(ビジョン)は何でしょうか?今一度、そこから考えてほしいと思う
今日この頃です。

 いずれにせよ、アフリカコースに合格した皆さん、おめでとう。
 残念ながら、私が皆さんの教育に直接関わることはないですが
(うちの大学はそういうところなんです)、アフリカをこの上なく愛す
る先輩たちが、あなたたちの入学を待ってますよ。
by africa_class | 2012-03-06 01:25 | 【徒然】毎日がアフリカ