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Lifestyle&平和&アフリカ&教育&Others

afriqclass.exblog.jp

2012年 04月 11日 ( 2 )

2012年度、東京外大で7つの経済・社会・政治・国際協力・文化の専門(ドリーム)授業が履修可能に

本年4月、東京外大でアフリカコースが立ち上がったのに伴い、
旧カリキュラムの学生にもアフリカの授業を準備しました。
いずれも、アフリカ研究の第一人者ばかりです。
ドリーム授業をお楽しみください。
 そして、この先生たちの凄いところは「アフリカ地域研究者」
に留まらない点。世界を見るためアフリカを見てる。アフリカを
見るから見えてくる世界、日本・・・を研究のターゲットにしてい
ます。そして人びとの側に徹底的に立とうと試みて、研究され
てこられました。皆さん、語り口が非常に穏やかでかつ専門的
なので、学部生にはその凄さがなかなか分からないかも。
 でも、分からなくても分かる時がきます。どうぞ、深く刺激さ
れてください。
 ちなみに・・・小倉充夫先生は私の指導教官だった先生で、
本当のほんと~に小倉先生が学外でこういう講義をされるの
は珍しいことなのです。珍しいだけでなく、今年度で津田を退
官されるので、おそらく外大が最後の機会になるかもしれま
せん。話は多分、難しい・・・と思いますが、噛みしめるように
聞くと本当に有難いお話ばかりなんで・・・。(私と見かけも、
話ぶりも、教え方も、すべて正反対なので戸惑うかも。でも
魂は同じだと私は勝手に思っています。先生に内緒ね。)
 なお、いずれの先生も学問的には非常に厳しい先生方なの
で、一生懸命勉強するとともに、居眠り・携帯など本当に注意
してください。忙しい時間を皆さんのために無理して割いてくだ
さっていることをどうぞ忘れずに。

■2012年度開講 東京外国語大学専修専門科目■
<<なお授業案内では*がついていませんが、2年生も全授業
の履修ができます>>

■前期:
小倉充夫「アフリカ研究と国際社会学」(金2限224教室)
島田周平「アフリカ学入門:農業問題」(木2限543教室)
坂井真紀子「アフリカ国際協力論」(金3限209教室)
舩田クラーセン「国際関係とアフリカ」(月4限115教室)
■後期:
北川勝彦「アフリカ社会経済論」(集中)
鈴木裕之「アフリカ文化論Ⅱ」(金2限115教室)
島田周平「アフリカ学入門:民族問題」(木2限543教室)
坂井真紀子「アフリカ国際協力論」(金3限209教室)
舩田クラーセン「現代アフリカ平和・紛争論」(月4限115教室)
by africa_class | 2012-04-11 19:05 | 【紹介】アフリカ関連情報

日本のど真ん中で脱原発を叫びつつ、日本の中山間部で地域経済を応援することの重要性

東京に帰ってきました。
桜が満開・・・いえ散りかけていて驚いています。
兵庫の中山間部では、今から桜が咲こうとしています。
先日宿泊した篠山市天空農園では、夜はゼロ度・・・極寒でした。
東京のペースに慣れないまま、兵庫の山々がすでに恋しいです。

前回書いた「【原発解剖論1】世界の直接的・構造的暴力に密接
に関わる原発:「原発ゼロの日本」の実現の世界的意味」の続き
なんですが、これを実現するためには当然ながら、永田町や霞が
関で脱原発を叫ぶ・・・必要があるのですが、それだけでも限界が
あります。
 というのも、この不平等構造(構造的暴力)において、原発を押
し付けられてきた「地方」の問題が解消するわけではないからで
す。事実、原発立地村では、原発を許容する傾向が強く、再稼働
の議論の中でも「雇用のため」という主張が繰り返されてきました。
 しかし、原発周辺地域の子供の白血病の発症率が他と比べて
10倍近くにのぼる現実、第二の福島原発にならない保障がない
こと、それでも地方からの若者の流出が止まらないこと・・・を考
えると、原発誘致や継続がその答えというわけでもありません。
 原発廃炉には25年近くかかるといわれており、廃炉は一大産
業でもあり、アメリカやフランスの企業はこれをビジネスチャンス
として大急ぎで廃炉技術の向上とパッケージング、売り込みに余
念がありません。つまり、廃炉だけでも地元経済は急激にダメに
なるわけではなく、雇用は確保できるのです。
 むしろ、廃炉にするのかしないのか不明なまま現在のようにた
だ政策を決定しない方が、地域経済にはダメージを及ぼすので
す。廃炉を決定し、廃炉のために世界の英知を結集しつつ、
54基もあるので、世界一の廃炉技術を蓄積していくことが、日本
の今後の先端技術にとっても、世界にとっても、被爆国として、
福島原発事故を起こした国として、「名誉ある地位」を得られるこ
とになります。
 さて、でも廃炉だけで生きていくのもさみしいものがありますし、
なんといっても25年後を見据える必要があります。何より、右肩
あがりの経済成長戦略が無残な形で終焉してしまった日本にお
いて、どのような未来を描いていくのか・・・特に少子高齢化がは
げしく、集落が崩壊しつつある日本の地方をどうしていくのか・・
はまったなしの課題です。
 官僚も政治家もメディアも不勉強なのか、「原発による地域経済
振興」「工場誘致」をいまだに唱えていますが、すでに日本の各地
では新しい動きがどんどんと出てきています。
 このような動きが抱える大きなハザード(障害)としてあげられる
のが、次の点かと思います。
(1)従来型の開発モデルから脱却できないお役所・制度や政策な
どの在り方
(2)電力会社や農協などの独占
(3)地域の利権構造
(4)新しい住民を受け入れない地元共同体
(5)都会の消費者の消費傾向(大型スーパーや大型ホテルを
好む傾向)
 これらの地方での新しい動きにおいて、まず重要なのは、「邪魔
をしない」というスタンスだと思います。(1)~(3)は実は、ハザード
であって、これらのパワーは地域社会においては相当なもので、
「こうすればもっと上手いくのに」というやり方が、これらの規制のせ
いで妥協や折衷案になってしまし、本来のよさを損ねたり、ビジネス
として成立を難しくさせます。
 例えば、茅葺屋根のままでの建物のキープであるとか、かまどや
囲炉裏、五右衛門風呂を使った宿舎の活用などです。一方で、
景観の保護をきちんとするには規制がゆるゆるなケースもあり、
右肩上がりの経済成長路線で急ごしらえされた法制度がミスマッチ
を起こしていることは明らかです。
 また、小水力発電や休耕田での太陽光発電など、すぐに始められ
ないばかりか、送電線を独占電力企業に頼らざるを得ないため、費
用負担が発生してしまう上におうかがいを立てなければならない・・
という問題があります。
 (4)については、地域社会への入り方は、入ってくる者こそ気を付
けるべきですが、同時に地域社会の方も努力が不可欠です。「これ
までのやり方」ばかりを押し付けては、外からの者だけでなく、中の
若い者(家族の息子や孫)だって流出します。実際、過疎化が進ん
だ理由は、単に少子化や働き口がなかっただけでなく、このような
押しつけが若者に嫌がられた結果でもありました。
 では、都会の者が積極的にできることは何か?
(1)関心を持つこと
(2)法制度を変えるお手伝いをすること
(3)電力会社等の独占を解体すること
(4)訪問して励ますこと
(5)消費し続けること
(6)あれば専門性を提供すること
 と思っています。こんな小さな一歩、二歩を、都会の人たちが地域
で頑張る人たちとともにやっていくことが、最終的には自分、自分の
周り、社会、国、世界を変えていくことにつながっていきます。
 どこから手をつけたら・・・・という皆さんは是非日本のがんばってい
る「田舎」にいってみてください。ちなみに、「がんばっている田舎」は
ロケーションとしてあるわけではなく、そこに「がんばっている人がい
るから」あるのです。
 なので、「田舎でがんばっている人」を探していけば、新しい出会い
は果てしなく広がっていきます。時間があればそういう人たちを紹介
したいと思います。
by africa_class | 2012-04-11 14:58 | 【311】未来のために