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Lifestyle&平和&アフリカ&教育&Others

afriqclass.exblog.jp

2012年 09月 24日 ( 2 )

おんなたちへ【抵抗の音楽】(A rose is still a rose by Aretha Franklin)

これもツイットしたのですが、まとめておきます。
かつて若い女だった私の失敗をふりかえって、多分余計なお世話&無駄でしょうが(私も人生をやり直しても同じことをするだろうから)、再録メッセージ&音楽です。

1.他人に愛してもらえれば自分を愛し解放できるか?
 先日、卒業生が遊びに。若い女性(20代後半)の結婚願望について耳にし(彼女のでなく)、依然日本の若い女性は「結婚=ゴール」で、自分の自信なさや不安を他者に補ってもらおうと他力本願中と知る。
 女たちよ、自分の問題を他者が解決できるとの幻想は捨てよう。自分を解放できるのは自分だけ。自分を偽るのを止めよう。かつて若い女性だった私も、「他人に愛してもらえれば、自分を愛せるのに」と思っていた節がある。だから、「愛してもらえないなら、自分も愛せない」気がしてた。(不幸な結婚しかみたことがなかった私は、結婚がゴールとは思ってなかったけど!)
 日本では、結婚の次は、出産が自己承認(解放)の手段だと思う女性も多い。でも、そうやって他者や他者との関係に自分の課題を転嫁し続けることの不健全さで一番苦しむのも結局自分。なので、比べる/他力本願を止め、自分を受け入れ、解放しよう。
 かつて日本では女性は、「なにがしの娘」「なにがしの妻」と呼ばれてきた。そんな風に自己アイデンティティを他人の存在に任せる必要はない。

2.社会の中で女としてどうプロに成長するか?
 卒業生話パート2。働き始めた彼女たちは、「どういう人間(女性)」としてプロの卵として振る舞えば良いのか悩んでる。かつて日本では「かわいこぶりっこ」が求められた。まだその幻想を引きずってる上司も多いよう。が、「かわいいふり」して世界で通用すると思うなかれ。10年後、あなたはもはや「かわいさ」を売ることは出来ない(むしろ気持ち悪い)。10年後になりたい自分像をしっかり持つべき。
 この日本の大企業ですら、もはや「お茶汲み」「エレベーターガール」「受付嬢」に給料を払うことは不可能に。終身雇用制はとっくに崩壊。かつては「お嫁さん候補」として雇っていた女子を雇う余裕がない日本企業の方が多い。そもそも、男性の正社員すら比率的に急速に下がっており、大企業が倒産することも多々。もはや、夫の給料だけで安定した生活が送れる時代ではない。
 民間だけじゃない。控除のカットで主婦切り捨てする一方の国政。急速な労働人口減少に喘ぐ現場…からすると、若い女性たちはプロに育つしかない。自分の未熟さを引き受けつつも、かわいこぶって逃げない。しなやかに、強く成長するしかない。今主婦だとしても、その社会性やマーケティング能力を活かして、身を立てる方法はいくらでもある。今重要なことは、「あきらめない」「自分を信じて」「自分を高め」「社会の中で生きる」こと。
 私の実感では、世界の最前線でやっている企業、社会に根を張って延びている企業のいずれでも、女性は即戦力。そのことに気づいていない日本の企業人事部は、企業を滅びさせるだろう。だから、そんな日本の企業に執着しなくていい。中小でいいし、外資でもいいし、自分で会社を興してもいい。
 今なら、お母さんたちには、是非、地域・国際の政治家になってほしい!!!今すぐでなくてもいいから、地域で経験を積み、勉強もして、この閉塞感漂う、そして子どもの命を蔑にすることを厭わない政治をかえましょう。

3.「女を捨て、男性と同一化したプロになる?」
じゃあ、どんな「即戦力女」になるのか?「女を捨てる=男性と同一化すべき?」←ここが肝心なポイント。私の答えはNo! トップダウン式の旧来手法は、下の白けと委縮を買ってきた。変化にも柔軟対応出来ず、今日本の組織硬直に直結し、激動する世界や高齢化が進み縮小経済の社会に対応ができなくなった。一緒に仕事をする人達の個性が活き、チームとして成果が出るようなファシリテーションが出来る人物こそ、今求められてる。単に「空気を読んで終わり」ではなく、まずは結果を導き出すという目的をはっきりさせて、その方向で空気を読んでファシリテーションすればいい。その点において、「目的に向かってファシリテーション」はまだまだ努力が必要だけれど、女性と今の若い男性は向いている。
 ビジョン形成、プロセスメイキング、タイムラインと担当者決定、フォローアップ・・・これらをプロジェクトマネージメントの根幹に据えて、皆を温かく、時に厳しく、励ましていく。フォローが必要な人には声をかける・・・ほら、出来そうでしょ?
 そのためには、マネージメント、組織化能力を向上させよう。家事と子育てと仕事をこなしている人なら、これはかなり有利。でも、やっぱりソーシャルな活動に関わっていないと、自分の持ち場だけしかみえないことに。若い人なら、部活やサークルや大学での勉強の両立程度ではなく、もっとソーシャルな活動もやってみよう。大丈夫。タイムマネージメント能力がアップするから。

4. それでも社会・家族の壁に泣きたくなる夜に
けれど、けれど、そんな有能なあなたに、報いてくれる社会・家族であるかというと、まだまだそこは課題。若いうちは、若いからこそ難しい。年齢があがってくると、専門性はアップするけれど、「女性として」の目線が気にならないわけではない。「女を捨てる」方式をとらないあなたには、余計そうかもしれない。
 そんなあなたには、以下の曲を。

Aretha Franklin "A rose is still a rose."
http://www.dailymotion.com/video/x3r9f0_aretha-franklin-a-rose-is-still-a-r_music
Lauryn Hillの素晴らしい曲。これをこの年齢&体格のアレサ・フランクリンに歌わせたところがミソ。

?Cause a rose is still a rose
Baby girl, you're still a flower
He can't lead you and then take you
Make you and then break you
Darlin', you hold the power

Now believe me when I tell you
That I've been hurt myself
When he tells you that he loves you
And sees nobody else

And now you're so tough tryin' to
Wear tight clothes and things
Tossin' and flossin'
Tryin' to fill the void heartbreak brings
---
See a rose is still a rose
Baby girl, you're still a flower
He can't lead you and then take you
Make you and then break you
Darlin', you hold the power

Let your life be in the sunshine
Not the darkness of your sorrow
You may see you're all today
When you know it'll come tomorrow

Tough to be, but life ain't over
Just because your man is gone
Girl, love yourself and love to love
?Cause without him your life goes on

Without him your life goes on
Without him your life goes on

ほら、バラはやっぱりバラで、
あなたはやっぱり花で、
彼はあなたをリードしたり、奪ったり、命じたり、壊したりはできない。

あなたこそが力をもっている。

そうだね、アレサねーさん。
by africa_class | 2012-09-24 16:23 | 【知る】抵抗の音楽

抵抗の音楽【ミュージック・ボックス1~4】:ボブマーレー、マリア・ベッターニャ、シコ・ブアルキ

抵抗の音楽について何度か書いてきました。ツイットで紹介してきたのですが、少しだけ時間があるのでまとめておきます。

ミュージック・ボックスのようにいくつかの音楽を独断と偏見に基づき紹介しています。是非、一度聴いてみてください。ボブ・マーリーのRedemption Song (Song of Freedom)の詳細については、過去ログを(http://afriqclass.exblog.jp/15724514/ )。特に、歌詞の全文を読んでほしいです。

【おススメ抵抗の音楽1】
抵抗のためには自分を解放する必要が。偽りの自分では、時に肩の力を抜かねば、巨悪に立ち向かうパワーが持続せず。だから→ボブマーリー Redemption Song(Song of Freedom) →http://www.youtube.com/watch?v=6KKhHpYb0yU&feature=fvwrel … 曲を聴いた後、自己解放に効く→「私なんてダイッキライ」とシャワーで叫んでみる。皆天邪鬼なんで逆を。何か愛しくなる?

【おススメ抵抗の音楽2】
権力との闘いでイライラしてる貴女におススメ。
出だしにウットリ、でも必ず最後騙されます。
Terez Montcalm "sweet dreams"
http://www.youtube.com/watch?v=ZgCrqqv5TPs
"Everyone is looking for something. Some of them want to use you.....want to abuse you.....Pull your head moving on..........Keep your head moving on......
これも歌詞を全部読んでほしい。不条理に立ち向かうあなたへの応援歌。歌い方が絶対的にオリジナルより歌詞にぴったり。中に入り込んでる。

【おススメ抵抗の音楽3】
今日も闘い疲れた貴女男へ。
ブラジルのMaria Bethânia (カエタノベローゾの妹)。軍政批判の「Cálice(黙っておけの略語)」がタイトル。 http://letras.mus.br/maria-bethania/164682/
Chico Buarqueの歌詞が素晴らしすぎる。直接的な批判ではなく、比喩が沢山多様されながら、権力への批判と抵抗を歌っています。聴き取れない人のために歌詞が載っているサイトを紹介しておきます。De muito gorda a porca já não anda. De muito usada a faca já não corta 「太りすぎてもう歩けないブタ。使われすぎてもう切れないナイフ・・・・」(なんか日本の旧態然としている権力者たちのよう)

 今となっては、MPB (Música Popular Brasileira)は日本では単なる歌謡曲だと思われているかもしれません。でも、MPB創設者たちが生きた60年代は、軍政が始まって音楽が抵抗に使われた時代。そもそも、ブラジルの特にアフロ系の音楽や文化は、「抵抗の精神」が埋め込まれていた。
 私がブラジルに留学した1991年は民主化移行直後でまだ反軍政スピリットがあちこちに。サンパウロの出版社(雑誌)で出稼ぎしてた私の居候先がブラジル音楽を語らせたら止まらない元編集長宅。そこで出会ったのがM.Betanhaだった。二十歳の私の最初の印象は「辛気臭い」…が、なんか骨の髄に響いた。
 当時は、語学力の問題もあったけれど、若すぎて言葉に秘められた抵抗の精神が分からなかった。ながーい権力との闘いを経て、311後の今はより理解が深まった気がする。

【おススメ抵抗の音楽4】
Chico歌はNGだけど(歌わせると少しがっかりする)、寝る前にリラックスして笑いたい人に是非。
Chico BuarqueのAcorda Amor(愛よ目覚めよ)
http://www.youtube.com/watch?v=kMmlXCcRjJc
ノリノリで愛を歌ってるフリしながら、独裁への痛烈皮肉
「私を、私を、私を、ドロボーと呼べ!」
画像を見れば納得します。

世界中の民衆の抵抗に「ズラす」という戦略がある。真正面から対抗しつつも、権力と金にしがみつき続ける既存権力を大勢で「あざ笑い倒す」。「気づいてないん、あんたらだけやで。ハズカシ~」という調子。杉並デモなんかはその典型かと。「エラい人(!)」演じてる野田さんも、下野して「ただの人」になってふりかえってみれば、1年以内にハズカシ~想いをすることでしょう。

「危機が新しいものを生み出すチャンス」としたら、「抑圧と困難は豊かな芸術の土壌を準備する」と思う。危機や困難だけを見て早合点したり、ありきたりの結論(解決)を急がない。歴史は教えるから。苦しいけど、危機・困難と死闘を繰り広げながらも、それを越した先に新しい未来と豊かさがある、と。
by africa_class | 2012-09-24 15:48 | 【知る】抵抗の音楽