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タグ:中立と公正 ( 1 ) タグの人気記事

新聞の役割についてグループワーク

今、名古屋にいます。授業の後、仕事に没頭して片付けてから、9時
の新幹線に。禁煙席なので、女性も多いけれど、基本おじさんだらけ。
気にせず、夕食のお弁当とビールを楽しむ。隣のおじさんたちはお茶。
最近、こういうこと多い・・・のは、気のせい?
 後期の「社会科学を学ぶ」のテーマは新聞。前期は高校の教科書を
徹底解剖したけれど、後期は新聞について考えてもらった。各人、新聞
を2紙選び、さらに同じテーマの国内・国際記事を選んで、比較分析し
た後、参考文献や資料をもとに、「新聞の役割」について考えてもらった。
2人1組のペアーも、後期ともなればとってもスムーズ。
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なかなか面白い分析が続く。レポート提出後だけに、内容も充実。
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皆の発表を並べて傾向・共通点などを分析。それをさらに黒板に表し
て、私の方から分析・コメントをしてみました。
毎年伝えているけれど、皆に是非考えてもらいたいのは、
「客観」「中立」「偏向」「主観」・・・についてです。
新聞を読む前、皆大体「新聞は客観的で偏向がなく、幅広いことを
多角的に報じるべき・・・と考えます。でも、その場合の「客観」「偏向」は
誰が定めたものだろうか?という疑問が重要。
 欧米の多くの新聞は、それぞれ視点・主張がクリア―です。そのよし
あしはさておき、「新聞=中立であるべき」といえばいうほど、日本社会
のような場所では、「強者」「権力」の情報の垂れ流しにつながりかねな
いことは、歴史が証明したとおり。「小さきもの、弱き者の側に立つ」新聞
があっていいじゃないか、とも思う。
 皆さんに一番考え、目指してもらいたいと思うのは、「impartiality」。
日本語の「中立」はneutralityに近いものだと思うけれど、私がより重要
に思うのは、impartialityの方。つまり、公正さや公平さ。例えば、年上
で身体の大きく威圧的なA君とB君が喧嘩をしていて、C先生が仲介する
とき、「neutral」にやるならA君とB君をまったく同列にしかること。
「impartial」に対応するなら、A君とB君の力の格差を念頭において、対
応する。というイメージかな。生徒同士のけんかとなると、あまり力の格差
がイメージしにくいかも。例えば、職場のハラスメントを考えれば、分かり
すいかも。
 この二つの言葉の差こそ、国連PKOに参加する際の研修で学んだこと。
実際、ほとんどの人がただ聞き流していたポイントだけれど、現場で判断
に迷ったときに、この違いを意識することが非常に役立った。毎年地域基
礎の授業で紹介するポイントだけれど、ポルトガル語・スペイン語の学生
以外に説明したことがなかったことに気づいたんで、説明しておきました。
by africa_class | 2010-12-14 00:55 | 【大学1年生向け】基礎ゼミにかえて